
不要パソコンなど情報機器のリユースならびにパソコンのレンタルは、不況下におけるコスト削減の手段として企業からも注目を浴びていることから、同社の取扱数量は増加している。
そのような中、東京テクニカルセンター(東京都大田区平和島5丁目11番1号)は、関東一円を対象とした中古情報機器の再生やレンタルPCの都内最大級(460坪)のメンテナンス拠点として、97年6月より運営しており、中古情報機器の取扱数量が09年5月期は、20万4000台(08年5月期18万1700台、前期比12.2%増)となっている。今後はWindows7発売に伴い、企業が保有するPCのリプレースも増加すると予測され、入荷数量も拡大する見込み。
そのため、東京テクニカルセンターの作業面積の拡大、更なる作業効率の向上と情報セキュリティレベルの強化を目的として移設することを決議した。
移設地は、大田区東海1丁目3番6号のAMB大田ディストリビューションセンター1階で、延 床 面 積 合計:3146.28平方メートル、そのうちの事務所部分は240.62平方メートル、倉庫部分2905.66平方メートルとなっている。移動開始は11月9日を予定。
業績への影響は、現在使用中の設備の一部除却、回復工事および移動等に要する移転費用などが発生する見込み。これらの当期業績への影響については、現在精査中であり、変更が生じる場合には、速やかに開示するとしている。
ともかく、Windows7の発売に伴い、中古PCの入庫が増加するための措置である。入庫が増えるということは、販売台数が増えることであり、同社にとっては喜ばしい話である。
今期の発表済みの業績予想には、リボーンPCの売上高を見込んでいないうえに、Windows7の発売に伴い中古PCの入庫増が期待できることから、業績の上振れは必至といえる。
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