■不動産管理運営事業の管理戸数は増加
6月16日に
アールエイジ<3248>(東マ)は、今09年10月期第2四半期決算説明会を開催した。
11日に第2四半期連結業績は発表済み。売上高19億4500万円(前年同期比18.5%減)、営業利益2億7800万円(同28.7%減)、経常利益2億5100万円(同32.1%減)、純利益1億3500万円(同32.8%減)と減収減益であったが、対計画比では、売上高2.3%増、営業利益22.5%増、経常利益25.8%増、純利益20.9%増と当初計画を大幅に上回る利益を確保している。
同社は、不動産管理運営事業をメインに、土地の仕入れ・企画・開発・販売を行う不動産開発販売事業、不動産仲介コンサル事業の3事業を展開している。
コア事業である不動産管理運営事業はストック型であるため、年々管理戸数は増加している。4月末現在で管理室数は4461室(同214室増)で、その内の1909室がサブリース、2552室は集金管理。自社所有は268室(同38室増)、駐車場は3662台(同259台増)。
不動産開発販売事業では、土地を仕入れて開発し、販売している。しかし、その後、サブリース・管理契約受託も行うため、管理戸数は年々増加していて、収益基盤は強固なものとなっている。
不動産仲介コンサル事業では、5店舗と1事業部(東京2、千葉4)を拠点に、サブリース、集金管理物件のリーシングを行っている。常に、ユーザー、オーナーとの日々の会話を重視し、現場の声を事業に反映するように心掛けている。
キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フロー2300万円、投資キャッシュ・フロー△1億8100万円、財務キャッシュ・フロー1億3000万円で、現金及び現金同等物の期末残高は5億9200万円。自己資本比率は24.9%と前年同期より、0.7ポイント改善しているが、4年前の05年10月期と比較すると10.6ポイントと大幅に改善している。
通期連結業績予想は、売上高41億400万円(前期比1.8%増)、営業利益4億7900万円(同12.4%減)、経常利益4億2000万円(同18.9%減)、純利益2億3500万円(同18.1%減)と増収減益を見込む。配当は期末1250円を予定。
リーマンショックで、多くの不動産関連企業が四苦八苦している中でも、同社はコア事業である不動産管理事業を着実に成長させているところが強み。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:39
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