■コスト構造改革進む、営業利益黒字化し成長路線復帰へ! 大幸薬品<4574>(東1)の前期(11年3月期)は、医薬品事業の売上が国内、海外とも前年度を下回ったことに加え、感染管理事業で新型インフルエンザ流行の衰えなど需要急減となり、それに伴い流通在庫滞留、さらに多額の返品が重るなど同部門の売上高がマイナスとなり、連結売上高が前年度の52.4%とほぼ半減、損失を計上した。
■「糖衣A」TVCM1.4倍、店頭プロモーションを強化「クレベリン」 今期は、感染管理事業の回復、コスト構造改革により、営業利益確保の達成を目指しており、営業面では医薬品事業のシェアアップ目指し、内外での販売戦略の見直しによる販売力強化に取り組んでいる。
医薬品事業では、国内戦略としては、販売量の伸び率が年々高まっている「セイロガン糖衣A」のTVCM放映量を1.4倍に増し、止瀉薬市場でのシェア向上に結び付ける。海外戦略としては、中国市場での「正露丸」販売の回復と華東・華北、東北地域で「セイロガン糖衣A」販売開始へ向け、新規販路の開拓に取り組む。
感染管理事業は、収益力回復へ「クレベリン」販売強化に重点を置く。前期下期に実施した(11月〜1月の3ヶ月)店頭プロモーション強化の結果は、「クレべリンゲル」店頭販売個数は、「ゲル60グラム107%、「同150グラム21%、「クレベリン スプレー」5%それぞれ前年度実績を上回り、店頭プロモーション強化の重要性が浮上したが、今期はTVCMにシンクロした「クレベリン」の店頭展開の更なる強化、他社とのアライアンスを推進する。
また、「クレベリン発生機 リスパス」の販売強化を図る。また、営業管理面においては、在庫管理を徹底させる。海外戦略では、アジア地域の台湾・香港・シンガポール・マレーシアなどのマーケットを中心にテスト販売も含めた販売を行い、成長への布石として販路開拓と製品普及推進に取り組む。
■コスト構造改革実施、利益体質と財務基盤の強化を図る 内部管理面では、既存事業へのリソース集中で新規開発を抑える、年功序列の撤廃など人事制度改革の実施、在庫水準のコントロールなど、コスト構造改革を重点政策とする、10年11月から開始した同改革をさらに進め、利益体質への転換・財務基盤の強化を図り営業利益黒字化の実現に取り組んでいる。
今12年3月期連結業績見込みは、毎期シェアアップを続け、前期27%と3割目前の「セイロガン糖衣A」を中心に医薬品事業での伸長と、コスト構造改革での成果により、売上高5,500百万円(前期比19.1%増)、営業利益84百万円(前期1,242百万円損失)、経常利益84百万円(同1,192百万円損失)当期純利益10百万円(同2,228百万円損失)と黒字転換し、来期13年3月期で成長路線復帰を確実なものとする。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:17
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