■老舗メーカーと最先端テクノが融合
フライトシステムコンサルティング<3753>(東マ)と
セーラー万年筆<7992>(東2)は、電子文具事業(アドバンスト・ステーショナリー・サービス事業)で業務提携を行うと発表し、提携第一弾として、セーラー万年筆が昨年開発した「音声ペン」に代表されるペン型スマートデバイスを活用したシニア層向けサービスを今春から開始する。
■強み活かし、シニア向けサービスに取組む 今回の業務提携の狙いについて両社は、事業環境は「昨今、スマートフォン等のデジタルモバイル端末の普及で、従来文具を介さないで様々な作業が可能な時代になった。また同時に、従来文具の単機能に特化した「使い易さ」も見直され、デジタル端末とアナログ文具の間を埋める新しい文具の必要性が高まっている。」と見ており、こうしたニーズへの対応が急務との認識で一致した結果、「両社が持つ強みを活かし、従来の『こだわりの文具』に『デジタル』を融合し、(1)通信機能(2)知能(3)コミュニケーション支援機能を付加することで利便性の飛躍的な向上、それら文具を活用した革新的なサービスの提供を可能にしニーズに応え、文具市場の活性化に役立てたい。」という。
両社が最初に立ち上げる事業は、現在全国で1,000万世帯あると言われている高齢単身または夫婦の現状に注目し、2つのサービス(「タッチdeリモコン」、「おしゃべり写真サービス」)を立ち上げ、高齢者世代とデジタル世代とのIT格差を超えたコミュニケーションを可能にする電子文具サービスを共同で開発する。まずはシニア層に強いブランド力を持つセーラーのペン型スマートデバイスに、フライトのノウハウを注入する事で、ペンがTVリモコンになったり、又は写真が喋ったりするサービスを開始する。またペン型デバイスの普及にあわせ、テレビに限らず家電製品全般向けのリモコンとして普及を目指す。
■海外市場向けサービス視野に、新領域参入へ協業を加速 業務提携後の今後の施策について両社では、異世代間のコミュニケーションを「紙」と「ペン」で実現し活性化させるサービスの提供に取組み、またこのペン型スマートデバイスを活用した各種高齢者向けサービスを土台に、若年層向け、海外市場向けサービスも広く視野に入れ協業を加速させる。
従来の業界の流れからすると、文具メーカーが単独でデジタルを取り入れるケースはあり、またデジタルに精通しているメーカーがデジタル世代向けに高機能なデバイスを提供することは行なわれてきている。しかし今回は、老舗文具メーカーと最先端テクノロジーの会社が融合する事で、従来にはない発想による真の新しい電子文具が生まれるものと期待される。
更にこれから加速される高齢化社会向けという着眼点、またシニア世代にも使い勝手の良い身近なペン型のデバイスを用いアナログ文具では実現できなかった領域に参入することは、文具業界としてはとても新しい試みになる。両社の今後の動向に大いに期待できる。
【具体的開発テーマについて】・タッチdeリモコン(ペン型のテレビ用リモートコントローラー)は、7月に地上デジタル放送が全面解禁されるのに合わせ、専用の番組表をペンでタッチするだけで、簡単に番組選択や音量調整、ビデオ録画などの操作できるリモコンで、シニア顧客層向けの、直感的でバリアフリーのインターフェイスとなるサービスの開発。
・おしゃべり写真サービス(音声付き写真送付サービス)は、離れて暮らす家族へ写真と音声でのメッセージを宅配するサービス。シニア世代にとってはデジタル写真データやデジタル音源の管理は苦手だが、音声ペンを持っていれば、写真をタッチすることでメッセージが聞けるというシンプルな仕組みの開発。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:34
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