
売上高は23,516百万円(前年同期比25.6%増)、営業利益は1,048百万円(同91.2%増)、経常利益は1,017百万円(同76.3%増)、最終利益は269百万円(20.2%減)となった。
主力事業であるPDP用光学フィルター製品においては、クリスマスやボーナス時期等のイベント等への期待から需要は堅調に推移したこともあり増収に寄与。またメカテクノロジー・その他部門の産業機械事業については、より高付加価値を生み出す特殊なPDP用光学フィルター製造装置の開発に取組み、フラットパネルディスプレイ部門の作業効率の改善に貢献、全体の売上増にも寄与した。
損益面においては増収に伴い、営業・経常増益を達成したが、固定資産除却損を計上した結果、最終減益となった。
通期では主力得意先である電機メーカーの生産縮小、円高進行に伴い収益環境に厳しさを増してきているものの、主力のPDP用光学フィルター製品の需要は手堅く推移しており、売上高で前期比15%増、営業利益で同46.1%増、最終利益で同19.9%増を見込む。また来期に向けてグローバル展開を進めている太陽光発電関連事業にいても、業容の拡大に向け積極的な拡販活動を行うことで、次世代の収益源につなげていきたい方針。
>>太陽電池関連銘柄一覧
【株価診断】 好調な業績推移であるにも関わらず、株価は下値を切り下げる展開が続き、本日終値は483円。年初から約11%下落している。しかし今期予想PERは約17倍と特に割高感はなく、本日の好決算を受けて短期的に500円に戻す可能性が出てきたと言えよう。