フライトシステムコンサルティング<3753>(東マ)の2009年3月期第1四半期連結決算は、売上高619百万円(前年同期比0.03%減)、営業損失171百万円、経常損失176百万円、当期損失175百万円となった。
同社片山社長は第1四半期業績説明会で第1四半期の環境と売上高微減ながら利益面で前期を下回ったことについて「景気減速の影響で、一部IT投資を慎重にしている企業があるのを実感した。売上高は、事業の性質上第1四半期で完了する事業が少ない。A自治体案件の増加案件が増加、第4四半期に偏重しがち。第1四半期は、売上高を求めるより、むしろ案件受注のための提案活動期間だ」「利益面でも積極的提案活動費、社員の入社(13人)など販管費が先行する。好調な採用の結果人員が増えたが今後外注費圧縮が見込め、利益率大幅改善を期待できる」と説明した。また、足元の第2四半期については、「受注状況が改善しつつあり、社員は8月に入ってフル稼働の状況にある」と語った。
第1四半期中の事業セグメント別受注高及び受注残高を前年同期比でみると、@システムコンサルティング事業、受注高433百万円(前年同期比53.1%増)、受注残高223百万円(前年同期比27.7%増)、Aシステムインテグレーション事業、受注高121百万円(同27.2%減)、受注残高68百万円(同103.3%増)、B放送・映像システム開発・製造・販売事業、100百万円(同62.7%減)、受注残高206百万円(同38.2%減)、C放送・映像システム保守事業、受注高175百万円(同5.0%増)、受注残高7百万円(同32.1%増)となった。
同社グループで最も高収益部門「システムコンサルティング事業」及び最も安定収益部門「放送・映像システム保守事業」の受注が堅調に推移している。
今期連結通期業績は、売上高3,600百万円(前期比2.4%増)、営業利益150百万円(同523.1%増)、経常利益100百万円(前期損失)、当期純利益36百万円(前期損失)と前期計上した特損が消えることもあり黒字化を予定している。
【直近のトピックス】 佐賀県は、同社グループと共同研究していたプッシュ型情報配信について予算化し、唐津市内の中心商店街、唐津城、旧高取邸などの観光地で無線インターネット網を張り巡らす実験を正式に開始した。
実験は、インターネット環境を街の中に整え、観光や商業などの情報を観光客並びに市民に提供することで、街にどんな影響を与えるか調べるもの。
今後は、同市観光協会を通じ観光客に「Ipod touch]5台貸し出し実験を予定しているが、調査結果を参考に市が唐津商工会議所などと更なる活用法を検討する。
>>フライトシステムコンサルティングのIR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:03
|
IR企業情報