
売上高は218億38百万円(前年同期比17.3%増)、営業利益は15億63百万円(同30.1%減)、経常利益は14億69百万円(同33.4%減)、純利益は9億95百万円(同26.6%減)と増収減益の結果となった。
主力の高純度薬品事業において、フロン・表面処理部門、半導体・液晶部門および電池部門などの売上高が増加したことで全体の売上高も増収となったが、損益面においては原材料の高騰や研究開発費の増加、消却負担増で全ての段階で減益を余儀なくされた。
通期については国内外の情報通信産業を中心に顧客ニーズにもとづいた多種多様なフッ化物製品の供給を行うことで引き続き、売上高は前期比8.5増を見込む。一方で今期は研究開発費負担が重く、損益面では全ての段階で減益を見込んでいる。
株価自体は昨年12月後半から上昇トレンドに入り、同月19日には4桁の大台を突破、その後も上値追いが続き、昨日終値は1770円。今月23日は1955円まで値を飛ばしており、2000円の大台を試す展開となっている。それでも昨日終値での今期予想PERは19倍と、1部銘柄のほぼ平均で特に割高水準ではない。ここは押し目買い好機か。
>>リチウムイオン電池関連銘柄一覧(同社関連)