
それによれば売上高は前年同期比9.8%増の169億1300万円、営業利益は同46.4%増の12億3100万円、経常利益は同45.7%増の12億2800万円、最終利益は同45.1%増の7億100万円を達成した。
既に今月15日に今2Q業績予想の上方修正を発表済みであるが、決算発表で修正数値が証明され、改めて同社の業績推移の好調さを印象付ける形となった。
同社は建設用資材・部材を取り扱う専門商社であるが、建設需要が低迷する市況下で、確実な営業力の強化と、各種耐震関連資材など、取り扱い製品の多様化を進めた結果、売上の伸長につながった。
また利益面においては仕入価格や鋼材などのコスト上昇を、販売価格に適正な形で転嫁を進めたことにより、売上総利益率は前年同期の21.9%から23.1%に上昇、販管費についても積極的な経費削減に努め、販管比率は前年同期の16.5%%から15.8%まで低下し、結果として全ての利益段階で大幅な増益につながった。
通期も建設市況の低迷は避けられないものの、上期に引き続き営業力強化と適正価格での販売を推し進めることで売上高で前期比8.1%増、営業利益は同4.2%増を見込む。
本日終値(500円)換算での配当利回りは5.2%と高配当であり(2部銘柄平均配当利回りは2.98%)、インカム銘柄としての魅力は高い。PERも6倍弱と現行水準でも割高感は感じられず、キャピタル双方の追及も不可能ではない。