大和小田急建設<1834>(東1)は、前週末比変らずの252円で寄ったあと下値もみ合いを続けているが、7月20日につけた年初来安値230円水準から底上げ余地がありそうだ。前週末大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示に合せて、今期第2四半期(2Q)累計業績の上方修正を発表、経常利益が期初の減益予想から増益転換したことが下げ過ぎ訂正をサポートすると期待されるからだ。同社株は、前期も1Q決算開示時に前期2Q業績を上方修正して320円高値まで100円高しており、連想も高まってこよう。■経常利益は期初の減益予想が増益転換
同社の2Q業績は、売り上げを期初予想より28億円引き下げたが、逆に経常利益を5億1000万円、純利益を1億3000万円それぞれ引き上げ、経常利益は、8億1000万円(前年同期比2%増)と増益転換して連続増益達成、純利益も3億6000万円(同38%減)と減益転換率を縮める。売り上げは、景気低迷の影響で期初予想を下回るが、経常利益は、採算性を重視した選別受注、原価低減活動や徹底した経費節減に取り組んだことが寄与して増益転換した。純利益は、資産の効率化を目的に一部所有固定資産を見直し損失を見込んだことから上方修正幅が小幅となった。
同社は、公共事業が大幅に減少し民間設備投資も伸び悩む厳しい経営環境下で「第1次3カ年計画」を推進し、営業力、コスト競争力、技術開発力、提案力などを強化、受注機会の創出を図っているが、同時発表の今期1Q決算も、経常利益が4億2600万円(前年同期は7700万円の赤字)と大きく黒字転換して期初の2Q予想値を1億2600万円も上ぶれて着地、V字回復した。
3月通期業績は、不透明な経済環境が続くとして期初予想を変更せず、純利益は、8億3000万円(前期比40%減)と前期の過去最高からの減益転換を見込んでいる。ただ、同社は、前期も1Q決算開示時の昨年7月の前期2Q業績の上方修正に続いて業績を合計3回も上方修正、純利益は過去最高となっただけに、ここでも再現期待が底流する。
■PERは6倍台、PBRは0.5倍と超割安
株価は、今期業績の減益転換予想が響いて年初来安値230円まで調整し底固めを続けているが、PERは6倍台、PBRは0.5倍と大きく評価不足となっている。昨年7月の1回目の業績増額で320円高値まで100円高した再現思惑を高めよう。
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