
部門別状況は以下の通り
「近海部門」は、近海船市況が高値圏で推移、石炭等バラ積貨物輸送では運賃水準が上昇し高収益を確保、また、鋼材、雑貨、木材製品等の定期船貨物も安定した輸送量を確保した。連結売上高は54億26百万円(同9.7%増)。
「内航部門」は、鉄鋼メーカー向け石灰石専用船を新造大型化した結果、輸送量は前年同期を上回り、製紙会社向け紙輸送専用船は安定した輸送量を確保、また、内航ロールオンロールオフ船定期航路も新規貨物獲得を強化した。連結売上高は47億25百万円(前年同期比36.9%増)。なお、従来フェリー部門に分類していた東京/苫小牧航路は4月1日より内航部門に移管。
「フェリー部門」は、コンスタントな輸送量を維持しているが、八戸/苫小牧航路の旅客フェリーで、利用者の利便優先の運航ダイヤに改正したことで輸送量が増加した。東京/苫小牧航路の移管分が減少し連結売上高は20億18百万円(同22.2%減)。
なお、内航・フェリー両部門合計の連結売上高は67億43百万円(前年同期比11.6%増)であった。
第2四半期並びに通期見通しは、当初見通しを据え置いた。通期連結業績は売上高480億円(前期比4.8%増)、営業利益38億円(同1.5%減)、経常利益36億円(同2.6%増)、当期純利益21億円(同6.7%減)の見込み。