ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>(大へ)は13日、09年12月期第2四半期(1−6月)連結決算を発表した。2Qの売上高は前年同期比9.8%減の50億8900万円だったが、営業利益は12.7%増の10億3100万円、経常利益は56.2%増の12億7400万円、純利益は1億5700万円(前年同期は3億3000万円の赤字)だった。主力のオンライン事業は売上47億7700万円(前年同期比+27.1%)、営業利益15億6200万円(+181.2%)と業績をけん引した。最終損益はGRAVITY CO.Ltd子会社化に伴う負ののれん償却もあり黒字化した。オンライン事業では、日本国内のオンラインゲームの中で最大の会員数の「ラグナロクオンライン」が好調に推移したほか、自社コンテンツ以外のディストリビューションタイトルのサービスも開始、また定額課金に加えアイテム課金も導入、タイトルごとに収益性を精査し、経費の抑制も図った。前期に実施したGRAVITY CO.Ltd子会社化の効果も出始めており、「今後、新しい収益の柱を創出すべく新規タイトルの準備や海外収益拡大の強化を進める」としている。
受託開発を行っているゲーム開発事業は前年同期に大型物件があった反動で前年同期比90%減の1億5500万円、営業利益が800万円(前年同期は7億9900万円)と大幅減収減益となった。コンシューマ事業は発売タイトルが少なく、売上1億5700万円(−55%)、営業損益は2億6100万円の赤字(前年同期は1億3000万円の赤字)となったが、着実に収益を獲得すべく、今後新規発売主力タイトルなどの企画・制作を行っているとしている。
業績予想は米NASDAQ市場に上場している同社子会社のGRAVITY CO.Ltdが業績予想を開示しない方針としていることもあり、同社も開示しない。












































