朝日工業<5456>(JQ)は7日、10年3月期第1四半期(4−6月)連結業績と、09年4−9月期業績予想の修正と配当予想の修正を発表した。1Qの売上高は前年同期比40.9%減の103憶8900万円だったが、営業利益は362.2%増の9憶4300万円、経常利益は277.2%増の9憶3500万円、純利益は569.3%増の5憶4100万円で、減収増益だった。主力の鉄鋼建設資材事業では、販売数量が従来予想を上回ったものの販売価格が予想を下回ったことで売上は前年同期比47.8%減の64憶6500万円となったが、鉄スクラップ価格の下げによる原料コストの低減や製造コストダウン効果などで、営業利益は423%増の11憶3900万円となった。農業資材事業では種苗で大玉トマト「アニモ」が伸びたものの、7月からの価格改定を控えて肥料が落ちこみ、売上は28.2%減の33憶3900万円、営業利益は53.2%減の1憶4100万円だった。環境サービス事業の営業損益は6300万円の赤字(前年同期は6400万円の赤字)、その他事業の営業利益は89.1%増の3900万円だった。09年4−9月期は、環境サービス部門の収益が予想を下回る見込みとなったものの、鉄鋼資材事業で鉄スクラップ価格下げによる原料コスト低減、製造コスト低減などで利益の上振れの見込みとなったことから、売上高は従来予想を14億円下回る196億円(前年同期比―41.0%)に下方修正したが、営業利益は2憶5000万円上回る13億円(+279.8%)、経常利益は3億円上回る13億円(+218.9%)、純利益は2億円上回る6憶5000万円(+536.7%)に上方修正した。通期予想は精査中として据え置いたが、業績予想の修正が必要となった場合、速やかに公表するとしている。
配当については、09年9月末の配当は従来2500円としていたが、3000円に上方修正した。しかし、10年3月末の配当は従来の4000円を3500円に修正しており、年間配当は6500円で従来予想と同額となる。
















































