
売上高852億7800万円(前年同期比42.7%増)、経常利益158億1900万円(同109.7%増)、純利益86億7900万円(同111.8%増)と利益倍増となる好決算だった。
通期予想に対する進捗率は、売上高74.7%、経常利益96.5%、純利益は101.8%とすでに通期計画を上回る水準で着地している。
不動産開発事業では、都心デザインマンションで培った企画力やデザイン力を、ハイクオリティ郊外ファミリーマンションに活かし、販売戸数や着工戸数が軒並み減少する環境下においても、開発事業を順次安定して開始してきたことが業績に結びついた。
個別分譲の具体的な進捗状況として、リヴィエ マーレ(神奈川県川崎市、総戸数207戸)、プラティーク ヴェール(千葉県流山市、同128戸)の2物件が完売したほか、来期以降引渡し予定のテラッツァ・ルーチェ(埼玉県川口市、同63戸)、ブリリア マーレ有明(東京都江東区、1081戸、3社共同事業)、ガレリア・サーラ(千葉県市川市、総戸数250戸)の販売も順調に推移している。新規プロジェクトのガレリア ヴェール(茨城県つくば市、同410戸)、プラーサ・ヴェール(千葉県四街道市、同524戸)に関しては、販売前の状態でありながら多くの反響があるという。
また、資産活性化事業についても、プロジェクトの引渡しを滞りなく予定通り完了している。
通期連結業績予想は、売上高1141億9800万円(前期比42.0%増)、経常利益163億9700万円(同75.7%増)、純利益85億2600万円(同74.0%増)の見通し。
概ね計画通りに推移しているとして従来予想を据え置いているが、残りの期間も物件の引渡しが順調に行われる予定にしており、進捗率から見ても利益上振れの公算が高まってきた。
昼休み中の発表を受けて好業績が改めて確認されたことから、大量の買い物を集め、後場は買い気配でのスタート。現在も寄らずのストップ高水準8万400円での買い気配となっている。(前場終値は600円高の7万1000円)