■大幅減収減益ではあるが黒字を確保
合成樹脂の専門商社である
プラマテルズ<2714>(JQ)は、29日の引け後に10年3月期第1四半期連結業績を発表した。
売上高94億9200万円(前年同期比35.7%減)、営業利益6200万円(同75.5%減)、経常利益4600万円(同80.4%減)、純利益2700万円(同79.3%減)と大幅減収減益ではあるが黒字を確保。
合成樹脂原料の基礎原材料であるエチレンの4月から6月までの生産量は、169万8800トン(同2.2%減)。しかし、アジア向けのエチレン輸出は増加しており、日本国内における需要が収縮していることが顕著となっている。
同社の地域別売上高、営業利益を見ると、日本国内の売上高は84億3500万円(同35.6%減)、営業利益6300万円(同73.5%減)、アジアの売上高は10億5600万円(同36.2%減)、営業利益△200万円と国内、アジア共に大幅減。
同社では、当初より国内市場の収縮は見込んでおり、国内の減少をアジアでカバーするための体制作りを開始している。
同日、現地進出日系企業向けを主とした合成樹脂原料・製品等の販売を目的に大連に子会社を設立することを発表している。前期の決算説明会で、同社代表取締役社長菅原正弘氏は、「これまで、天津、上海、香港、シンガポールに現地法人を設立する一方で、コンパウンド工場を大連、ベトナムに建設し、順調に販路を広げてきました。しかし、更に取引を拡大するには、人民元で販売する販社が必要です。そのためには、8号令販社の認可を中国政府から取得する必要がありますが、その前段階として、深せん業務サービスセンターを1月に設立しました。」と語っているように、今回の大連の子会社設立もその流れに沿った動きと思われる。
自己資本比率は29.9%と前期末より、0.7ポイント改善。また、現金及び預金は28億3000万円と前期末より4億3600万円増加している。
リーマンショックの影響は大きいが、既に今後需要が拡大すると思われる中国市場をターゲットに積極的に動く一方で、不況の中でも確実に黒字を確保する堅実な経営方針は、高配当と共に評価される。
>>プラマテルズにIR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 04:59
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