それによれば連結売上高は、小中部で4校、高校部で1校、個別指導部で2校の新設開校を行ったものの、小中部において集客が計画通り進展しなかったことが影響し、前期比5.2%減の11,657百万円に留まった。
一方、損益面においては、全社的な経費削減を進めた結果、営業利益は305百万円(前期比15.3%増)、経常利益は238百万円(同20.2%増)を達成、最終利益も賞与引当金戻入益104百万円を特別利益に計上した結果、前期の赤字から59百万円の黒字転換に成功した。
今期は、前期より導入している自立型人間育成プログラム“リーチング”等の新教育商材の開発・導入を強化するほか、少子化の進む環境下において、的確な教室展開によるサービス提供エリアの拡大、個別指導教室や英会話教室の運営を強化することで様々な教育ニーズに応える環境を提供し、生徒数の増加に繋げていく方針。
その結果、今連結売上高は前期比1%増、営業利益は同0.1%増、最終利益は同153.6%増を見込む。尚、今期は前期比3円増の4.75円の期末配当を実施する予定。
【株価診断】 3月12日に年初来安値となる160円まで下げたが、底値感からその後持ち直し、本日終値は前日比2円高の192円。この1ヶ月程は200円が一つのフシとなった小幅な値動きに留まっている。
既に今月9日、前期末決算の業績予想修正を発表しており、株価には織り込み済みであることから、本日の発表が株価に与える影響は大きくないと思われるが、それでも今期末増配予想で、配当利回りは本日終値換算で2.47%あり、その辺りが好感材料となるか。今期予想PERは10倍強の割安株であり、下値を拾う妙味はある。

















































