原材料を中心としたばら貨物が主力の櫻島埠頭<9353>(大2)は本日、09年3月期通期業績の上方修正を発表した。それによれば、売上高は石炭、コークス及びイルメナイト等の主要貨物の取扱数量の増加で荷役業務が伸長し、前回予想に比し4.1%上方修正したほか、営業利益が増収効果で73.3%、経常利益が64.7%、それぞれ前回予想より、大幅に上方修正した。
その結果、通期売上高は前期比6.1%増の51億円、営業利益が同57.6%増の2億6000万円、経常利益は同60.9%増の2億8000万円、最終利益は投資有価証券評価損計上で、同42.5%減の1億円となる見通し。特に営業・経常利益は前回の減益予想から一転、増収見込みなった点は大きい。特に最大の売上を占めるばら貨物の売上伸長率が大きく、来期への期待につながる。
【株価診断】 値段のつかない日も多く、直近株価は今月6日終値の154円。ただ今回の上方修正は営業・経常ベースで前回の減益予想から増益予想となったポイントは大きく、今期予想PERが約23倍と割高感もないことから、年初来高値200円を目指せるか、期待が持たれる。今のうちに3月末権利確定の配当取りをしておくのも悪くないか。

















































