
売上高92億4400万円(前年同期比5.5%増)、経常利益4億6400万円(同1.0%増)、純利益2億7800万円(同2.9%増)と増収増益となった。
同社は、接着剤付ラベル、ステッカー、ネームプレート等特殊印刷品の企画・製造・販売を行っている企業であり、製品取り扱い点数は約4万点、1日の取り扱い品目は2000点と多い。現在では携帯電話機、デジタルカメラなどのデジタル機器向け外構部品や付属機器までに製品範囲を拡大している。
しかし、国内の印刷需要が引き続き減少傾向にあり、厳しい経営環境が続いている。そこで、顧客の生産計画の変更やデュータイムの短縮に対応できるように得意先ラインに直接納入する体制を構築するなど、顧客の要求に柔軟に対応している。また、国内での新規顧客開拓に努めるとともに、中国での生産、営業活動の拡大に積極的に取り組んでいる。
03年に中国の深圳市に生産委託工場を設置し、07年2月にその子会社として燦光電子(深圳)有限公司を設立したが、より重要性が高まってきたことから、燦光電子を今第3四半期より連結子会社とするなど、海外での生産が順調に伸びてきている。
通期連結業績予想は、売上高125億円(前期比6.0%増)、経常利益5億6000万円(同5.0%増)、純利益3億3500万円(同0.2%減)を見込んでいる。
国内の事業基盤を固めるとともに、顧客の海外進出に伴い、現地に工場を設立するなど、顧客の要望に応える形で業績の拡大に努めている。