低価格帯の靴販売で知られるヒラキ<3059>(東2)が8日、09年3月期決算を発表した。それによれば専門店売上、卸販売の売上は好調に推移したものの、主力の通販事業における売上高減少が影響し、全体の連結売上高は前期比0.8%減の245億3百万円に留まった。
また損益面については、主力の通販事業において売上高と広告宣伝費のバランスを考慮した事業運営を進めたことが奏功し、前年同期と比較して増益となったものの、一方の主力である総合店事業において、商品値下げによる利益率の低下と、在庫処理の拡大から大幅な減益を余儀なくされたこと、専門店事業の赤字幅が拡大したことから、結果として全体の営業利益は、前期比23.1%減の4億1千2百万円、経常利益は同18.9%減の3億3千2百万円、最終利益は既存店の一部閉鎖による減損損失を計上したことから、同36.7%減の1億4百万円に留まった。
今期は同社の強みである価格優位性をいっそう強化するため、生産コスト低減を目指した大量発注力の強化や、開発から販売までの一貫体制の強化を図る。また受注・出荷体制や、販売・営業体制の見直しを進めることで効率の向上、サービス強化を目指す。
一方で、顧客の活性化と新規顧客の獲得を目指すために、主力の通販事業において、カタログの強化に加えWEBシステムへの投資を進めるほか、総合店事業においては、集客につながる生活必需品の価格強化を行うことで来店客数の増加を目指す。なお、11年ぶりとなる新規出店(仮称:姫路店)を予定しており、売上増への貢献が期待される。
以上の要因により、10年3月期の連結売上高246億円(前年同期比0.4%増)、営業利益は4億2千万円(前年同期比1.9%増)、経常利益は3億4千万円(前年同期比2.4%増)、最終利益は1億1千万円(前年同期比5.0%増)を見込む。
【株価診断】 8日終値は前日比4円安の390円、年初来安値が383円であり、底値圏での推移が続いている。今回の決算発表はある程度織り込み済みであり、今後の値動きに与える影響は大きくはないと予想されるが、今期は増収増益予想であるうえ、今期予想PERは17倍強と割高感はない。配当利回りも5%を超える高配当であり、株主優待も実施。インカム銘柄としての魅力は高い。底値圏である今のうちに下値を拾う妙味はあろう。


















































