アグレックス<4799>(東1)は23日、08年3月期第3四半期連結業績を発表した。
売上高189億4600万円(前年同期比15.3%増)、経常利益15億3900万円(同2.28倍)、純利益8億1500万円(同2.60倍)と2ケタ増収大幅増益となった。
金融業向けシステム開発需要やアウトソーシング・ニーズが高水準で推移しているものの、SE技術者の人材不足が続いていて、下請取引の厳正化やオフショア活用の進展などの影響もあり、予断を許さないビジネス環境となっている。
そのような状況下で、同社は、金融業界を中心とした業務適正化需要やシステム更新需要などを着実に吸収したことに加え、各サービスの業務効率化を推進したことにより、売上、利益共に大幅に伸びている。
サービス別売上高は、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)は107億300万円(同11.4%増)、ソフトウェアソリューション(SS)16億8000万円(同19.4%増)、システムインテグレーション(SI)65億2800万円(同21.9%増)と好調であった。
通期連結業績予想は売上高255億円(前期比10.7%増)、経常利益19億5000万円(同49.5%増)、純利益10億5000万円(同57.0%増)と中間発表時の数字を変更していないが、例年の第4四半期の業績から判断すると上方修正の可能性がかなり高い。
また同日、取締役会で発行済み株式総数の2.8%に当たる30万株を上限とする自己株式の取得を決議したと発表。取得期間は、1月25日から3月31日、取得価額の総額は4億円を上限とするとしている。
業績好調、自社株買いと株価上昇材料はそろったといえる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:27
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