
セグメント別業績では、主力のソフトウェア開発で、製造系、通信系のシステム開発の受注が堅調であったものの、一部案件の開発計画が見送りとなったことから売上高27億9400万円と0.3%の減収となったが、営業利益は各プロジェクトの生産性向上により4億7300万円と4.4%の増益となった。
システム運用は、金融系、通信系のサーバ構築およびシステム運用管理の受注が増加したことから、売上高は20億8600万円と9.5%の増収、営業利益は3億3300万円と8.7%の増益であった。
ネットワークソリューションは、金融系のネットワーク構築・運用サービスの受注が増加し、売上高9億5500万円と20.1%の増収、営業利益1億4900万円は9.6%の増益と好調であった。
その他の事業は、自社製パッケージソフト「チケット for Windows」の販売、LSIの設計などの電子デバイス関連の受注が堅調に推移したが、関係子会社の清算およびASPサービス「サロンキーパーコーマ」の機能強化に伴う開発費の増加、発売時期の遅れなどが影響し、売上高2億4800万円と16.4%の減収となったものの営業損益は前年の9000万円の損失から2900万円の利益となった。
前期に連結子会社を清算したことから、今期より単体の業績予想となるが、企業の情報化投資も増加傾向を持続するものと思われることから、売上高64億700万円(前期比5.3%増)、経常利益5億500万円(同2.4%減)、純利益2億9600万円(同20.9%増)を見込んでいる。