タカショー<7590>(JQ)が8日、今09年1月期第3四半期決算を発表した。それによれば3Q売上高は11,031百万円(前年同期比2.2%増)、営業利益619百万円(同16.9減)、経常利益592百万円(同8.9%減)、最終利益386百万円(同13.5%減)となった。
売上高については、プロユース部門が昨年より引き続き、改正建築基準法の施行による住宅着工数の落ち込み、その後の景気不安から派生した落ち込みの影響により、上期厳しい展開を余儀なくされたが、ホームユース部門においては、梅雨明け以降、猛暑日が続いたことにより日除け商品が売上を伸ばし売上増に寄与、全体として増収につながった。
利益面においては、売上高は増加したものの、海外調達製品を販売先に直接納品することで売上総利益率が低下、人件費の増加ならびに昨年10月に完成した本社新社屋の減価償却費用等の固定費用の増加で営業減益を余儀なくされた。また外貨建て債権の時価評価において為替差損が嵩んだこと等で経常・最終段階でも減益となった。ただし前通期利益よりは何れの段階でも増益となっているほか、3Q営業利益の進捗率は84%強、最終利益の進捗率は約102%と好調な推移は示している。
通期はホームユース部門においてホームセンター以外の販路拡大を図るほか、物流コストの軽減で売上高は前期比9.4%増、営業利益は同22.8%増、最終利益は同31.1%増を見込む。
今期は3.5円の増配(年間13.5円)を実施する予定であることから配当利回りは8日終値(310円)換算で4.35%。株価下落による利回り上昇ではなく、増配による利回り上昇である点が希少性の高い銘柄と言える。加えて来年1月20日権利確定で株主優待の実施も控え、インカム銘柄としての魅力は高い。緩やかながらも株価が上昇基調にあるだけに、早急に押し目買いを狙いたいところ。


















































