■ホスティング事業が好調で2ケタ増収を達成
インターネットデータセンターの
さくらインターネット<3778>(東マ)の前09年3月期業績が発表された。
売上高71億600万円(前々期比14.5%増)、営業利益3億9200万円(同172.6%増)、経常利益3億4900万円(同310.1%増)、純利益3億7400万円(前々期△6億1900万円)と2ケタ増収大幅増益で最終黒字転換となった。
事業環境は、企業のIT環境のアウトソーシング需要やIT資産のオフバランス化需要の高まりにより、市場全体としての需要は堅調であるが、競合各社によるデータセンターの新設・増床や提供サービスの同質化等により、競争は一段と厳しくなっている。
同社は、そのような事業環境で、コストパフォーマンスに優れた新規サービスの投入や、既存プランのブラッシュアップを継続的に実施してきた。その結果、専用サーバサービスやレンタルサーバサービス等のホスティング事業が好調で2ケタ増収を達成。
利益面については、データセンターの統廃合による業務効率の向上、有利子負債の圧縮による支払利息の減少、特別損失の大幅減少等により、大幅増益。
サービス別の売上高は、ハウジングサービス28億7200万円(同21.7%増)、専用サーバサービス22億1400万円(同21.2%増)、レンタルサーバサービス9億4300万円(同31.5%増)、その他のサービス10億7600万円(同17.2%減)。
その他のサービスを除き大幅な増収となっているが、その他のサービスの減収要因は、インターネット接続事業を売却した影響である。
自己資本比率は9ポイント改善し、26.2%と健全化が進んでいる。キャッシュ・フローを見ると、営業キャッシュ・フロー10億3100万円、投資キャッシュ・フロー△7億3000万円、財務キャッシュ・フロー△8億300万円であり、期末の現金及び現金同等物残高は8億2200万円となっている。
今期は、顧客に応じた新サービスの投入、価格競争力を維持した既存サービスの機能強化、業務提携などを活用した販路拡大を実施し、収益基盤の強化を目指す方針。
今期業績予想は、売上高77億円(前期比8.3%増)、営業利益4億円(同1.9%増)、経常利益3億8000万円(同8.8%増)、純利益3億2000万円(同14.5%減)を見込む。
最終利益が2ケタの減益となるのは、法人税の影響であり、業績は堅調に推移するものと思われる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 03:30
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