■しかし、第2四半期業績予想に対する進捗率は経常利益157.2%、純利益227.5%
鉄鋼関連の大手商社である
神鋼商事<8075>(東1)は、31日に10年3月期第1四半期連結業績を発表した。
売上高は1608億9800万円(前年同期比36.7%減)、営業利益10億3900万円(同57.8%減)、経常利益7億8600万円(同64.8%減)、純利益4億5500万円(同67.2%減)と減収減益であった。
事業の種類別セグメントの業績を見ると、鉄鋼セグメントは自動車業界向けの在庫調整等により取扱いが減少し、鋼板、チタン・ステンレス製品の取扱も減少した。売上高は489億2700万円(同38.2%減)、営業利益1億8900万円(同83.3%減)。
鉄鋼原料セグメントは、神戸製鋼所向けの輸入鉄鋼原料の取扱いは前年同期に比較して増加したが、冷鉄源が電炉メーカの大幅減産により、鉄スクラップの取扱い減少したうえに市況が下落した。石炭、合金鉄、スラグ、コークス・ブリーズも粗鋼生産の減少や在庫調整の影響により取扱高が減少した。売上高は645億9100万円(同22.3%減)となったが、経費削減に努めたことから営業利益は4億8200万円(同31.5%増)と増益を確保。
非鉄金属セグメントでは、銅製品は自動車業界及び半導体業界の需要急減により銅板条の取扱いが大幅に減少した。アルミ製品も空調、印刷版向け等のアルミ板条の取扱いが減少。更に非鉄原料も銅屑、アルミ再生塊の取扱いが減少した。売上高は269億5500万円(同54.0%減)、営業利益は1億1000万円(同63.4%減)。
機械・情報セグメントの機械製品については、設備投資の低迷により大型機器、プラント向けを中心に取扱いが減少した。また、情報産業関連商品も、電子・デジタル家電業界の減産の影響を受け、ハードディスク関連装置やタッチパネルの取扱いが減少した。売上高は101億4400万円(同48.1%減)、営業利益は2400万円(同92.0%減)と利益面での大幅減少が目立つ。
溶材セグメントでは、造船、化工機業界向けの需要は堅調であった。しかし、海外プラント関連需要が減少傾向にあり、更に建設機械、自動車、建築業界向け需要が減少したことにより溶接材料、生産材料共に取扱いが減少した。売上高は101億2500万円(同25.8%減)、営業利益2億200万円(同35.4%減)。
今期業績予想に関して、景気の先行きは引き続き厳しい状況が続くものと予想し、同社では現時点では4月28日発表の第2四半期・通期業績予想を変更しないとしている。
しかし、第2四半期連結業績予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高48.8%、営業利益69.3%、経常利益157.2%、純利益227.5%と利益面で高進捗となっている。特に経常・純利益はすでに計画値を大幅に上回っていることから、第2四半期の上方修正も期待できる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:27
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