
現在、都心部の地価が上昇している。吉祥寺駅から徒歩30分の南町で坪170万円だったのが230万円、小金井では100万円が130万円まで上昇している。また、戸建住宅も4000万円で販売していたものが6000万円でも売れる状況となっている。1棟5000万円から6000万円の販売価格帯であればそのうちの60数%は土地代であることから、地価の上昇は販売価格に大きな影響を与えることになる。
首都圏で工務店を含めた戸建建築業者は、約1000社、そのうちの30社ほどが年商100億円を超えていて、設計、施工、メンテナンスまで行っている。これまで10社が上場している。創建ホームズもその中の一社であるが、販売価格帯は9000万円から1億5000万円と高額、
三栄建築設計<3228>(名証セントレックス)は4000万円から5000万円、飯田産業、アーネストワンは3000万円クラスを主に手掛けている。
そんな中、三栄建築設計が、現在手掛けている福生の宅地開発は全戸数265戸、価格帯は2980万円から3200万円。2階建てで床面積135uの英国風のレンガ造りとなっている。街全体を
CSP(セントラル警備保障)<9740>(東1)が常駐警備し、セキュリティ面でも配慮している。現在8月までに59戸の販売を計画しているが、既に55戸が契約済みと人気が高い。価格は約3000万円と同社が手掛ける物件としては低価格であるが、全てがオリジナルなもので、これまで通り1戸として同じ建物を建てない方針。費用と周囲の環境、土地の面積、方位を十分に検討したうえで、ベストの選択を心がけている。
東京、埼玉、神奈川県が営業エリアであり、市川、浦和、横浜に支店を開設している。近く多摩にも支店をオープンする予定。販売計画としては、本店も含めた各拠点で年間200棟の計1000棟を3年後の目標としている。ちなみに、今期は464棟である。
また、不動産賃貸事業も展開している。現在、全国29箇所に560部屋を管理している。投資利回りは13.5%。地方の県庁所在地をターゲットに優良物件を年間12億円から13億円の予算で購入する計画。今期は、福島県の物件を買う予定。
07年8月期業績予想は、売上高195億2400万円(前期比27.4%増)、経常利益17億5900万円(同17.6%増)、純利益9億1400万円(同14.3%増)、1株当り純利益3万8692円と最高益更新を見込んでいる。
家造りが好きな人達が集まったプロ集団であり、こだわりの家造りで住まう人の夢を実現している。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:49
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