特殊潤滑油、ホットメルトなどの化学品メーカーである松村石油研究所(MORESCO)<5018>(東2)は本日、09年2月期決算発表を行った。それによれば連結売上高は、下期、特に11月以降に、主要販売先である自動車業界、鉄鋼、エレクトロニクス業界等の在庫調整や生産調整の影響を受け受注が低迷、13,659 百万円と前期比0.8%の減収となった。ホットメルト、流動パラフィンは堅調に推移したものの、主力の特殊潤滑油が前期比10%以上の落ち込みを余儀なくされた影響が大きかった。
また損益面においては減収に伴い、営業利益は前期比65.8%減の295百万円、経常利益は前期比56.8%減の400 百万円、最終利益は投資有価証券評価損の計上から、前期比66.2%減の185 百万円に留まった。
今期も国内・海外とも引き続き厳しい市況が続くと見込まれることから、売上高は前期比10.7%減、営業利益は同49.2%減、最終利益も同35.1%減を見込む。
なお、本日、同社は今年9月1日付けで正式商号を現在の松村石油研究所からMORESCOに変更することを発表。またダイカスト用離型剤の国内トップメーカーである渇ヤ野(本社:神戸市西区)と、同社が製造・販売するダイカスト用離型剤およびプランジャー潤滑剤について製造委託(OEM)契約を締結すること、さらに同社のダイカスト用離型剤等の製造・販売事業の譲り受けを検討することに関し基本合意書を締結したことを合わせて発表した。
今回のOEM契約により、固定費削減効果が期待されるほか、花野のダイカスト用離型剤等の事業を譲り受けた場合には、製品ラインアップの充実化、研究開発・生産・販売効率の向上が期待され、また同じ神戸市に本社を置く企業ということで、ダイカスト用の潤滑剤関連製品において、シナジー効果を発揮出来るものと判断し、今回の締結に至った。
今後、同社の業績にどの程度貢献出来るか、注目である。
【株価診断】 本日終値は前日比18円高の300円。4月に入り、300円が一つのフシ目となっている。
今回の発表は好悪入り乱れた内容であり、同社の株価に与える影響は結果としては小さいか。今期予想PERも約116倍と割高感があり、当面は様子見といったところ。


















































