■「商社+α」ノア、新体制が打出した、成長路線へ中期計画
ノア<3383>(名セ)の新社長に就任(7/1付)した渡邊豊社長は8月28日、同社の中期経営計画(09/7〜12/6)骨子を発表した。
説明によると、同社が得意とする「技術をもった商社」としてのビジネスモデル(「半導体装置メーカー」→「ノア=商社+α」→「半導体メーカー」)である販売プラットフォーム(=PF)を土台として、新たに2つの事業領域、「太陽電池関連事業」並びに「LED&有機EL関連事業」を今期からスタートさせ3本柱による事業展開を目指す。
中計3カ年計画では、半導体事業で培ったネットワークに新規経営陣の人脈によるアンテナ力を生かし、いいものをいち早く囲い込み、新事業領域でも販売PFとしてユーザー・ベンダー双方から信頼されるものに仕上げることを目指し、2012年6月期には売上高6,608百万円(09年6月期実績2,805百万円)、営業利益355百万円(同損失154百万円)の数値目標に取り組む。
■製品のフルラインナップでワンストップを実現 半導体関連事業では、海外の新規仕入先・直接販売業者を取り込み拡大する一方、ターゲットを確実な需要がある研究開発用途の検査装置に絞り特化する。半導体の数値目標は3年後売上高(12年6月期)3,117百万円(09/6期実績比41.3%増)
新事業の一つ「太陽電池」関連事業は、セル生産市場が13年には5.8兆円(07年度9,000億円)へと順調な成長が見込め、また、日本の太陽電池市場が停滞するといわれる12年以降も世界の総出荷量は、07年度3,733MW(メガワット)が9,350MWへ大きく増加すると見られ、アジアではモジュールメーカー500社の成長を背景に、モジュール工程(セルを配置・配線してパネルにする工程)の国内企業製品の海外ユーザー、特に需要の多いアジア市場へ販売し、アジア市場の伸びに沿った成長を期待している。また同社では、モジュール工程、輸入するセル工程ともに製品競争力の高いものをフルラインナップの製品群で提供するワンストップの実現を目指す。同事業3年後の数値目標は売上高2,451百万円(09/6期実績532百万円)。
新規事業二つ目「LED&有機EL」関連事業は、競争力の高い製品を数多く獲得し、製造・部品装置をLED後発市場である国内マーケットへ投入し、高いマーケットシェアの確保を目指す。
現在照明機器だけでも年間40〜60%の成長が続くと見られ、市場規模は12年に1,000億円を超えると予測されている。取扱製品は当面、照明機器、装置部品だが、順次検査・製造装置分野への拡大を図る。この事業の3年後の数値目標は売上高1,040百万円(09/6期実績66百万円)。
なお、海外展開へ向け台湾に「アジアパシフィック」の設立を準備しており、世界最先端の太陽電池技術(セル配線装置・鉛フリー・低銀ハンダ・ハンダ塗布装置)である日本技術の輸出営業を既に開始している。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:18
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