☆自動車向けだけでなく貨物輸送データ採集にも使用できる2008年東京国際包装展が10月7日から11日まで国際展示場で行われた。参加企業は国内海外を併せ550社とアジア最大規模であるため、多くの関連企業・業界関係者で会場はあふれ盛況のうちに終了した。
この展示会に国際計測器<7722>(JQ)は、電気サーボモータ式の包装貨物用評価試験システムを出品した。同社はタイヤのバランシングマシーンとして世界的に有名であるが、3年前から新事業として電気サーボモータ式による加振機の開発に取り組んでいた。従来の油圧加振機に比較して、コンパクトであり、環境の面で優れていることから評判がよく、既にトヨタ自動車に納入しているが、本格的な販売は今期からとなる。ところが、電気サーボモータ式の加振機の用途は自動車メーカー向けだけでなく貨物輸送のデータ採集にも使用できることが分かった。そこで、今回の展示会に同社の包装貨物用評価試験システムを開発し、出品することになった。
☆電気サーボモーター式で簡単にデータ採取が可能
現在のデジタル家電のように非常に精密な機器である液晶テレビ、OA機器等を輸送する場合、輸送中に加わる衝撃により、機器が故障する例があり、各メーカーは輸送する際の梱包物に加わる衝撃データを事前に採取する必要に迫られている。データを採取することで、梱包材、梱包の方法、輸送方法の最適化に繋げる。これまではデータの採取には油圧式で行っている。ところが、同社の電気サーボモータ式包装貨物用評価試験システムでは油圧式に比較して簡単に、輸送中に荷物に伝わる振動や、落下による衝撃の詳しいデータを取得できることから、家電メーカー、輸送業者、梱包業者の注目が集まっている。
☆国内だけでなく海外の業者も関心を持つ
振動試験装置、自由落下試験装置、圧縮試験装置、落下衝撃試験装置、水平衝撃試験装置がある。ともに包装貨物試験装置共通制御装置により包装貨物評価試験が可能である。今回出品された装置は、水平衝撃試験装置と自由落下試験装置。まず、水平衝撃試験装置は、トラックの停止時の積載貨物への衝撃、鉄道貨物の連結時の衝撃、パレット積載品の取扱いによる衝撃等、包装貨物が受けるあらゆる水平衝撃を正確に再現できる。しかも小さなスペースで様々な試験体に対して正確な速度で行うことが可能である。一方の自由落下試験装置は、ACサーボモータによって大型貨物試験体を、安定して落下高さまで引き上げた後、独自開発した制御技術を使って、重力加速度以上で落下する。大型重量試験体も安全に試験できる。
先述しているように、同社の試験機には大手家電メーカー、梱包業者、輸送業者の注目が集まっているが、会場を訪れた、ペットボトルメーカー、パチンコメーカー等からも様々な質問が行われた。また、国内だけでなく海外の関連業者も関心を持ったそうである。
業界初の電気サーボモータ式加振機の開発に成功したことで、同社の今後の事業展望は益々明るいものとなった。
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