寿司ロボットの鈴茂器工<6405>(JQ)の08年3月期第1四半期業績は、売上高13億4600万円(前年同期比18.4%増)、経常利益8600万円(同17.2倍)、純利益5100万円(同25.5倍)と2ケタ増収大幅増益と順調なスタートを切ったといえる。寿司ロボットのパイオニアで寿司の大衆化に貢献し、シェアは50%以上を占めている。また、シャリ弁ロボット、おむすびロボットなども製造している。主要顧客は、寿司店、病院、給食センター、居酒屋、惣菜店、スーパーマーケット、ファーストフード店など。バブル崩壊以降、節約型生活が浸透し、弁当、おにぎりやファーストフード店で昼食を済ませる傾向が多くなってきたことから、米飯加工機の需要は高まってきている。また、恵方巻きブーム、寿司の国際化も追い風となっている。
通期業績予想は、売上高52億円(前期比3.5%増)、経常利益3億9000万円(同22.0%増)、純利益2億1800万円(同35.2%増)、1株当り純利益43円95銭を見込む。
昨年6月には米国にも営業所を設け、海外の売上高を全売上高の20%まで伸ばす計画の第1歩を踏み出すなど、国内外での積極的な営業活動を推進している。








































