川崎近海汽船<9179>(東2)の第3四半期業績は純益が前年同期比1.5倍になるなど大幅な増収増益で通期業績好調を裏付け、市況が軟調な中にあって同社の株価は堅調で2月1日終値9円高の444円の戻り歩調となった。部門別業績は、近海部門は不定期船部門で、輸送量は増加傾向で市況は高水準で推移し、定期船部門は往航のタイ向け鋼材輸送量が好調な反面、復航の合板輸送が、港頭在庫の増加、新規住宅着工率の低下が響き輸送量は減少したが、ばら積貨物輸送を積極的に取り込み連結売上高は147億65百万円と前年同期比17.1%の増収となった。
内航部門は不定期船部門では、粗鋼生産が高水準で推移するなか昨年10月には大型石灰石専用船「美津川丸」の竣工で輸送力増に寄与、定期船部門では、紙専用船は長期契約により安定した輸送量を確保した。国内定期航路でも船舶の入替えを実施、常陸那珂航路に「ほっかいどう丸」を投入船腹の効率化を図り、同部門の連結売上高は110億34百万円と前年同期比2.0%の増収となった。
「フェリー部門」は八戸/苫小牧航路を一昨年12月、1日4便体制に増便し、営業活動を活性化した結果、輸送量が大幅に増加し、さらに小牧発の運航ダイヤの一部変更で八戸到着を2時間早めるなど顧客の利便性の向上、東京/苫小牧航路で昨年10月から「げんかい」を投入と苫小牧発の時間帯を延長し輸送量の増加を図った結果、同部門の連結売上高は87億12百万円と前年同期に比べて59.8%の増収となった。
グループ全体の同期連結業績は売上高34,580百万円(前年同期比19.4%増)、営業利益3,165百万円(同32.5%増)、経常利益2,950百万円(同31.3%増)、当期純利益1,977百万円(同53.3%増)となった。
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