共和電業(6853・東証1部)は、1949年にわが国で初めての国産化を実現したひずみゲージをコアスキルとした応力測定の総合機器メーカーでありリーディングカンパニーである。
リーディングカンパニーと言われる条件は、技術開発等においてパイオニアであり、かつたゆまぬ技術の向上に努め、製品等に対する信頼が極めて高く、安定した供給体制を持ち、その結果、多くの需要先から支持を得て高いシエアを誇ることと、受け止められる。
まず、「ひずみ」とは、力の加わった時に現れる「ねじれ、ゆがみ、ちぢれ」などの形の変化である。「地殻のひずみ」によって地震の発生することはよく知られている。住宅の外壁にひび割れが入っていれば見つけることができるが、物体の内部のひび割れを見つけることはほとんど不可能に近い。先ごろ、アメリカで橋の崩落事故が起きたが、これは橋げた等の内部にひび割れができていたためだ。そのひび割れを早く見つけることができれば対策が取れる。同社の技術は、物体に力を加えることで、発生する「応力」を測定することで物体内部の小さなひずみ、ひび割れを見つける特殊なもの。
昭和26年に、わが国初の実船船体応力測定に同社のひずみゲージが採用された。まさにパイオニアである。そして、この造船への採用を皮切りに産業界でのひずみゲージ利用が本格化、製造業における材料費削減等の合理化に大いに貢献。日本のモノ作りを支えた。
このため、需要先は非常に広い。このため、需要先は非常に広く、主要大学の研究室をはじめ、警察・防衛・原子力関係の官公庁や、民間企業では自動車・建設・重工業・宇宙航空関連などの大手に納入されている。その製品数は非常に多く、多品種少量生産が同社の強みとなっている。業界シエアは40%程度と大手で、特に、エネルギー関連においては原子力関連の計測では、世界最高の摂氏950度までが可能という記録を持っている。
製造業の合理化等を中心に使われてきたひずみゲージ製品は、現在では、安心・安全への関心の高まりとともに、環境・防災や医療・福祉など、より身近な分野における役割がクローズアップされつつある。
業績は堅調だ。07年12月期は、売上高は横ばいの143億円だが、営業利益は11.9%増の13億3000万円、経常利益4.7%増の12億4000万円、配当は年8円の継続を見込む。とくに、注目されることは営業利益率が前期の8.2%から今期は9.3%と向上し、リーディングカンパニーの目安とされる営業利益率10%が射程圏となり、まさに名実ともにリーディングカンパニー実現である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:38
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