楽天グループ<4755>(東証プライム)は9月22日、旅行予約サービス「楽天トラベル」において、利用者に最適な宿泊施設を提案するAIエージェント「楽天トラベルAIホテル探索」の提供を開始した。国内最大規模の登録宿泊施設数を誇る「楽天トラベル」のデータベースを活用し、クチコミ、宿泊プラン、予約トレンドなどの情報をAIが解析することで、旅行者の要望に沿った宿泊先選びを支援する。サービスはスマートフォン向けサイトから無料で利用でき、自然言語処理を通じた会話形式で条件入力が可能となっている。

同サービスでは、従来の検索条件に含まれない抽象的な希望や特殊な要望も対話を通じて把握できるのが特長である。AIは利用者のニーズを最大限くみ取り、写真、価格、クチコミ評価などの情報とともに、最大30軒の候補を提示する。さらに、一覧画面では地図上での表示や条件の細分化も可能で、検索結果から容易に比較・再検討を行うことができる。また、追加候補を提示する「サーチサジェスト」機能も備え、初心者から熟練者まで幅広く利用しやすい仕組みを提供している。
楽天グループは、利用者や宿泊施設からのフィードバックを反映し、今後も利便性の向上を図る方針を示した。将来的には、同AIエージェントを旅行全般に拡張し、一人ひとりのユーザーに最適化されたサポートを提供することを目指している。今回の導入は、旅行予約におけるデジタル体験の進化を示す動きであり、宿泊施設の選択肢拡大や顧客満足度の向上につながる可能性がある。
■「楽天トラベル」URL:https://travel.rakuten.co.jp/















































