[新製品&新技術NOW]の記事一覧
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記事一覧 (10/15)王子ホールディングス、リモートセンシングで林業DXを推進、社有林の森林情報を高精度解析
記事一覧 (10/14)JX金属、レーザー核融合のEX-Fusionに出資、核融合炉材料の開発加速へ
記事一覧 (10/14)パナソニック、「VIXELL」で冷凍寿司の米国空輸実証、マイナス22℃維持を確認
記事一覧 (10/14)Hmcomm、中小企業向け採用DXを強化、生成AIで文書作成80%自動化
記事一覧 (10/13)リコー、推論性能を強化した日本語LLMを開発、GPT―5と同等の水準を達成
記事一覧 (10/11)NEC、仮想GPU対応の「VirtualPCCenter 6.7」販売開始
記事一覧 (10/10)さくらインターネット、STYLYとスマートグラス向けAIで協業、国産クラウド×XRで社会実装へ
記事一覧 (10/10)ニチレイフーズ、クラフトビールに規格外麺活用、山形の味噌も副原料に
記事一覧 (10/10)カルビー×亀田製菓、夢の「ハッピーターン味」ポテトチップス誕生、甘じょっぱコラボで50周年記念
記事一覧 (10/10)ENEOS、西日本ジェイアールバス、日野自動車、万博シャトルバスで合成燃料100%運行を達成
記事一覧 (10/09)建設技術研究所、3次元設計支援システムver.2を運用開始、橋梁・樋門設計の効率化・高度化へ
記事一覧 (10/09)アスカネットのASKA3D、きらぼし銀行のデジタル拠点に導入、空中ディスプレイ×アバター接客
記事一覧 (10/09)ライオン、生成AI「LION LLM」開発を始動、AWSの支援で分散学習環境を内製
記事一覧 (10/09)楽天グループ、「ラクマ」でAI出品サポート開始、画像解析で商品情報を自動提案
記事一覧 (10/09)BBDイニシアティブグループのブルーテック、「AIファイルボックス」提供開始、社内ファイルをRAG化
記事一覧 (10/09)日立、量子コンピュータ制御技術を刷新、配線簡素化と信頼性99%超を両立
記事一覧 (10/09)住友ゴム、「e.ENASAVE」をトヨタ「e−Palette」に供給、次世代EV向け新型タイヤ採用
記事一覧 (10/09)SAAFホールディングス、3D現況測量サービス「Euclid」提供開始、現場作業を大幅効率化
記事一覧 (10/09)旭化成、新規添加剤「ソナノス」有償サンプル提供開始、2027年のGMP製造品提供を目指す
記事一覧 (10/08)JR九州、使用停止レールを再エネに活用、佐土原駅で国内初の太陽光発電実証
2025年10月15日

王子ホールディングス、リモートセンシングで林業DXを推進、社有林の森林情報を高精度解析

■岐阜県の社有林で実証成功、大径木や堅果類の分布も一括可視化

 王子ホールディングス<3861>(東証プライム)は10月14日、ヤマハ発動機、信州大学発ベンチャーの精密林業計測と共同で、王子グループの国内社有林におけるリモートセンシングを活用した森林情報取得・解析の取り組みを開始したと発表した。林業現場における人手不足や高齢化、安全性確保などの課題に対応し、効率的で持続可能な森林管理を目指す「林業DX」の一環として実施される。従来の現地調査では難しかった単木単位での詳細な森林データを取得することで、森林資源の管理精度向上と作業の安全性向上を図る。

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 実証実験では、ヤマハ発動機が産業用無人ヘリによる広域レーザー計測を担い、得られたデータを精密林業計測が解析する。既に岐阜県内の社有林にて実験を実施済みで、樹種、樹高、直径、材積、位置情報といったデータの一括可視化に成功した。さらに、地形や水系に応じた樹種分布の把握、大径木の抽出、野生動物の餌となる堅果類の分布把握など、多面的な活用が期待されている。こうした技術により、現地調査の省力化や作業中の事故防止、野生動物との接触リスク軽減など、安全性向上にも貢献する見込みだ。

 また、将来的には森林が吸収・固定する二酸化炭素量の算出や「J−クレジット」制度への活用も視野に入れており、カーボンニュートラル社会の実現にも資する可能性がある。王子グループは国内外で約63.5万haの社有林を保有しており、これは東京都の面積の約3倍に相当する。今後もこうした技術を通じて森林情報の蓄積を進め、森林の多面的機能をモニタリングしつつ、森林管理の高度化を図っていく方針である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:23 | 新製品&新技術NOW
2025年10月14日

JX金属、レーザー核融合のEX-Fusionに出資、核融合炉材料の開発加速へ

■EX-FusionのシリーズAエクステンションで株式取得

 JX金属<5016>(東証プライム)は10月14日、レーザー核融合発電の社会実装を目指すスタートアップ、株式会社EX-Fusionが実施したシリーズAエクステンションラウンドにおいて、同社が発行する株式の取得を発表した。EX-Fusionは大阪大学発の技術系スタートアップであり、光制御技術や高出力レーザー技術などを活用したレーザー方式による核融合炉の開発を進めている。すでにレーザー照射の精密制御など複数の技術検証に成功しており、同分野での先駆的存在と評価されている。

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 JX金属はこれまで同社と協業し、レーザーアプリケーション用材料「YAGセラミックス」の技術開発を推進してきた。核融合炉においては、重水素などを用いた燃料をレーザーで加熱・爆縮させてエネルギーを得る必要があり、照射レーザーの性能が社会実装の成否を左右する。そのため、YAGセラミックスには高出力・高耐久性・繰り返し安定性といった特性が求められるが、同社はスパッタリングターゲット製造で培った材料粉末技術や焼結技術を応用し、レーザー核融合向け高性能材料の供給体制を確立している。

 今回の出資により、両社の技術連携は一段と深化する見通しで、今後は核融合炉周辺の先端材料開発でも協業の可能性を検討していく方針だ。JX金属は、持続可能な社会の実現に向けた革新的素材の開発を重点課題と位置付けており、パートナー企業との共創を通じて再生可能エネルギー分野での存在感を高めていくとしている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:10 | 新製品&新技術NOW

パナソニック、「VIXELL」で冷凍寿司の米国空輸実証、マイナス22℃維持を確認

■10日間の空輸で温度変化なし、コールドチェーン構築を後押し

 パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)グループのパナソニック株式会社は10月14日、真空断熱保冷容器「VIXELL(ビクセル)」を活用した冷凍寿司の米国空輸実証が成功したと発表した。特殊冷凍技術を手がけるデイブレイク株式会社が実施した検証に対し、同社はVIXELLを提供し、保冷輸送時の温度管理と品質維持を確認した。これにより、空輸における高品質冷凍食品の温度管理ソリューションとしてVIXELLの有効性が立証され、冷凍寿司をはじめとする日本発食品の国際コールドチェーン構築に寄与する可能性が示された。

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 デイブレイクは冷凍寿司の海外展開を進め、2025年3月には日本から米国への海上輸送に成功していた。空輸は輸送期間が短い一方で、貨物の積み下ろしや機内環境による温度変動リスクが大きく、品質維持が難題とされていた。過去の検証では設定どおりの温度管理を実現できない事例もあり、同社は安定した品質保持を目指し、パナソニックの温度管理技術との連携を開始した。パナソニックは医薬品輸送で培った技術を応用し、冷凍寿司の繊細な温度制御を支援する体制を整備。デイブレイクの輸送ノウハウと組み合わせることで、高品質な空輸モデルの確立を図った。

 今回の実証は2025年8月29日に日本を出発し、9月9日に米国で受け取りまでの約10日間実施。輸送された5つのVIXELLボックスすべてがマイナス22℃以下を維持していたことが温度ロガーデータで確認された。結果として、空輸でも冷凍寿司の品質維持が十分に可能であることが証明された。両社はこの成果を踏まえ、冷凍食品の国際流通における温度管理の新たな標準化を目指す。パナソニックは引き続きデイブレイクと連携し、日本食の魅力を世界に届ける高品質な物流インフラ構築に貢献する方針である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:51 | 新製品&新技術NOW

Hmcomm、中小企業向け採用DXを強化、生成AIで文書作成80%自動化

■採用関連文書と分析業務の省力化進む、自社検証で高い再現性確認

 Hmcomm(エイチエムコム)<265A>(東証グロース)は10月10日、大規模言語モデル(LLM)を活用した中小企業向け採用BPaaS(Business Process as a Service)型ソリューションの提供を開始したと発表した。同ソリューションは「メタメタプロンプト」とAIエージェント基盤を組み合わせ、採用活動における文書作成や分析業務の約80%を自動化する。国内中小企業の採用DXを再現可能なモデルとして普及を図る。

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 同社は、AIへの指示文(プロンプト)を自動生成する多層構造の「メタメタプロンプト」技術を開発した。専門知識を要さず高度なAI活用を実現し、帰納的メタプロンプティングにより自己改善型システムとして精度を高める。3カ月の自社実証では、文書作成業務を80%、分析業務を85%削減し、ブランディング記事作成時間も75%短縮するなど顕著な成果を確認。1名の担当者による12ページの採用LPを1カ月で公開した。

 日本には約357万社の中小企業が存在し、多くが採用リソース不足に悩む。Hmcommは同領域のDX化需要に対応し、音声認識AIとの融合で面談自動化など模倣困難な統合ソリューションを提供する。2025年8月にリリースした音声対話型AIエージェント「Terry2」を活用し、候補者と自然な対話を行いながら応答データを分析・最適化。日本語・英語・中国語・韓国語など多言語対応により、面談工数を最大50%削減することを目指している。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:30 | 新製品&新技術NOW
2025年10月13日

リコー、推論性能を強化した日本語LLMを開発、GPT―5と同等の水準を達成

■金融・製造・医療分野への展開視野に「使えるAI」提供を推進

 リコー<7752>(東証プライム)は10月10日、推論性能を強化した700億パラメータの日本語大規模言語モデル(LLM)を開発したと発表した。同社が提供するオンプレミス導入型の「金融業務特化型LLM」では、有価証券報告書などの金融データを用いて専門知識を追加学習させ、多段推論能力(Chain―of―Thoughts)を搭載した。これにより、融資稟議など専門性の高い業務の自動化や支援が可能となり、米OpenAI社のGPT―5と同等レベルの性能を確認したという。今後は製造業や医療など他分野にも応用を拡大し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する方針である。

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 同モデルの性能は、日本語対話評価「Japanese MT―Bench」、タスク複合評価「ELYZA―tasks―100」、日本語金融特化評価「japanese―lm―fin―harness」などで検証された。結果として、リコーのLLMはいずれのベンチマークにおいてもGPT―5とほぼ同等のスコアを示し、金融特化分野では他のオープンソースモデルを上回った。融資審査に特化した独自評価でも高得点を記録しており、企業信用分析や財務評価などのタスク遂行能力を高く示した。評価にはGPT―4.1を審査モデル(llm―as―a―judge)として採用している。

 リコーは今回のモデルを、東京科学大学や産業技術総合研究所などが開発した「Llama―3.3―Swallow―70B」を基盤として構築した。独自データによるインストラクション・チューニングや、複数モデルを統合する「モデルマージ」、指示追従能力を抽出する「Chat Vector」技術を組み合わせ、高精度化と省リソース化を両立させた。オンプレミス環境で企業独自データを追加学習できる点が特徴であり、クラウド依存を避けた安全な運用が可能という。同社は1980年代からAI研究を継続し、画像認識や自然言語処理、音声対話などを統合したAIエージェントの開発も進めている。リコーグループは世界約200の国・地域で事業を展開し、DXとワークプレイス変革を通じて「はたらく」の未来を支える方針を掲げている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:00 | 新製品&新技術NOW
2025年10月11日

NEC、仮想GPU対応の「VirtualPCCenter 6.7」販売開始

■ビデオ会議も快適に、グラフィック処理性能を大幅向上

 NEC<6701>(東証プライム)は10月10日、仮想GPU対応を強化したデスクトップ仮想化ソリューション「VirtualPCCenter 6.7」の販売を開始した。場所や時間にとらわれないハイブリッドワークの拡大により、安全性と高性能を両立する仮想デスクトップ環境への需要が高まっており、同製品はそのニーズに応える形で提供される。

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 新バージョンでは、物理GPUを仮想的に分割して複数の仮想PCに割り当てる仮想GPU技術を導入。これによりCPU負荷の軽減やビデオ会議などグラフィック処理の快適性が向上する。実際に、ビデオ会議時のCPU使用率を50%以上削減できるといい、コストパフォーマンスの高いVDI環境の構築が可能となる。また、最新OS「Windows Server 2025」への対応も実現し、柔軟なシステム設計に寄与する。

 NECは同ソリューションを含め、DX推進に向けた戦略を「BluStellar」モデルとして体系化し、テクノロジーとコンサルティングを融合したEnd to Endの支援を展開している。今回の製品強化もその一環として、企業の働き方改革と経営課題の解決を後押しするとしている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:11 | 新製品&新技術NOW
2025年10月10日

さくらインターネット、STYLYとスマートグラス向けAIで協業、国産クラウド×XRで社会実装へ

■AIと空間コンピューティングの融合で次世代インターフェース創出へ

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)は10月10日、STYLYとスマートグラス向けAIソリューション基盤の構築を目的としたフィジカルAI領域での基本合意を締結したと発表した。両社は、国産クラウド基盤とXR(クロスリアリティ)技術を掛け合わせ、現実世界の情報をAIが処理し、人の体験や行動に直接作用する「フィジカルAI」技術の社会実装を目指す。今回の協業は、データの国内処理と保持、セキュリティ確保を重視した国産インフラの強化にも貢献する。

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 さくらインターネットは、生成AI向けクラウド「高火力」やビジネス基盤「さくらのAI」などのデジタルインフラを提供し、産業・研究分野での実績を持つ。一方STYLYは、XR技術と空間コンピューティングに強みを持ち、都市や地域における空間プロデュースを通じて街づくりに貢献してきた。両社はそれぞれの強みを生かし、スマートグラス向けの新たなユーザー体験を設計・実現する。

 検討内容としては、エージェント技術の活用、空間コンピューティングを活用したUI/UX設計、スマートグラスに最適化したAIソリューションの研究開発などが挙げられる。加えて、教育・エンタメ・リテール分野における具体的なユースケース創出も視野に入れる。両社は「フィジカルAI」時代の基盤構築を日本発で進める考えで一致しており、空間とテクノロジーが融合した次世代インターフェースの可能性が注目される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:22 | 新製品&新技術NOW

ニチレイフーズ、クラフトビールに規格外麺活用、山形の味噌も副原料に

■地産地消型アップサイクル商品「#2101 Men」誕生

 ニチレイ<2871>(東証プライム)グループのニチレイフーズは10月9日、クラフトビール「#2101 Men 〜Make Noodles Delicious Again!〜」の発売を発表した。同商品は、山形工場で発生する「規格外麺」と山形県産大豆のみそを副原料とし、天童市のクラフトビール醸造所「Brewlab.108」、山二醤油醸造と共同開発したアップサイクル商品である。10月19日よりオンライン販売を開始し、イベントやSDGs関連の催しでも提供される。

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 同商品は、同社が取り組む食品ロス削減の新たな試みとして位置付けられる。従来、規格外麺は飼料や肥料としてリサイクルされてきたが、本プロジェクトではビールに新たな付加価値を与えることでアップサイクルを実現。副原料として加えた味噌が風味を引き立て、ヴァイツェンスタイルのクラフトビールとして商品化された。山形の地場資源を活用することにより、持続可能な地域貢献も目指している。

 山形工場は、地元住民と連携した自然保全活動や、県内の水力発電由来電力の活用など環境に配慮した取り組みを推進しており、令和6年度には「山形県環境保全推進賞」を受賞している。今回のクラフトビールは、地域資源と企業の技術を融合させた象徴的な製品であり、今後も同様のアップサイクル商品を展開予定とされる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:32 | 新製品&新技術NOW

カルビー×亀田製菓、夢の「ハッピーターン味」ポテトチップス誕生、甘じょっぱコラボで50周年記念

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■10月13日よりコンビニ先行販売、20日から一般販売開始

 カルビー<2229>(東証プライム)は10月13日、亀田製菓<2220>(東証プライム)との協働プロジェクト第1弾として『ポテトチップス ハッピーターン味』を全国のコンビニエンスストアで期間限定発売すると発表した。甘じょっぱい「ハッピーターン」特有の味わいを再現した商品で、一般店舗では同月20日から数量限定販売する。両社の人気ブランドによるコラボレーションは、カテゴリーを超えた新たな「お菓子のワクワク感」を創出する狙いで企画された。

 今回の取り組みは、2025年に50周年を迎えるカルビーの「ポテトチップス」と、来年50周年を迎える亀田製菓「ハッピーターン」の節目を記念するもの。両社は約1年にわたり共同で開発を進め、米菓らしい香ばしさをライスパウダーで表現しながら、「ハッピーターン」の“魔法の粉”の甘じょっぱさをポテトチップス上で忠実に再現した。パッケージには「ターン王子」などのキャラクターを採用し、ひと目でコラボ商品と分かるデザインとした。

 さらにカルビーのアンテナショップ「カルビープラス」では、10月20日から『揚げたてポテトチップス ハッピーターン味』(税込490円)と『揚げたてポテトチップス ソフトクリームと食べる、ハッピーターン味』(税込600円)を販売する。ソフトクリームにも「ハッピーターン」の味を再現した粉を使用し、好みに応じて混ぜたり添えたりして楽しめる構成とした。両社は今後もお菓子業界を横断した新たな価値創造に取り組むとしている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:25 | 新製品&新技術NOW

ENEOS、西日本ジェイアールバス、日野自動車、万博シャトルバスで合成燃料100%運行を達成

■大阪・関西万博、国内初の合成燃料100%営業運行実現

 ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)傘下のENEOS、西日本ジェイアールバス、日野自動車<7205>(東証プライム)は10月9日、2025年の大阪・関西万博において運行する駅シャトルバスに、合成燃料100%の軽油を使用することに成功したと発表した。供給された合成燃料は、再生可能エネルギー由来の水素と二酸化炭素から製造されたもので、国内で営業車両に同燃料を用いた運行は初の試みとなる。万博開幕当初は低濃度の合成燃料からスタートし、段階的に濃度を引き上げて100%達成に至った。

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 この取り組みは、大阪・関西万博が掲げる「EXPO2025グリーンビジョン」の実現に寄与するもので、未来のエネルギー社会を来場者に体験してもらう機会ともなった。3社は燃料、車両、運行の各分野で連携し、総走行距離約2万5000キロメートルの運行を通じ、さまざまな濃度の合成燃料による走行性能や供給安定性を検証してきた。

 ENEOSは、カーボンニュートラル社会に向けた次世代燃料の一選択肢として、合成燃料の技術開発・実証研究を進めており、今回の成果はその一環に位置づけられる。今後も実用化に向けた連携を深化させ、持続可能な燃料の普及と社会実装を加速させる構えである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:58 | 新製品&新技術NOW
2025年10月09日

建設技術研究所、3次元設計支援システムver.2を運用開始、橋梁・樋門設計の効率化・高度化へ

■初期段階から3次元モデル活用、国交省の義務化に対応

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は10月9日、3次元設計支援システムの最新版「ver.2」の社内運用開始を発表した。従来から社内で使用してきた「ver.1」に新機能を追加し、設計業務のさらなる効率化・高品質化を実現するもので、国土交通省によるBIM/CIM義務化への対応や、構造物設計の初期段階からの3次元モデル活用を促進する。

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 新システムでは、橋台設計の支援機能や、樋門・樋管の3次元配筋モデリングおよび2次元配筋図の作成機能を新たに搭載。3次元データを中心に、図面や構造計算、数量計算書と連携し、クラウド保存されたデータを再利用する設計プロセスを実現した。これにより構造物配置の視認性向上や設計作業の大幅な時間短縮(約6割削減)などの成果が得られている。

 今後は適用対象となる構造物の種類拡大を進める計画で、社内におけるナレッジ蓄積や技術伝承の観点からも同システムの活用が期待される。設計業務の標準化とDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、建設業界の生産性向上に寄与する取り組みとなる見込みである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:49 | 新製品&新技術NOW

アスカネットのASKA3D、きらぼし銀行のデジタル拠点に導入、空中ディスプレイ×アバター接客

■相模原に開設された「きらぼし Digital ラボ」に空中ディスプレイを活用

 アスカネット<2438>(東証グロース)は10月9日、同社の空中ディスプレイ技術「ASKA3D」が、きらぼし銀行の新拠点「きらぼし Digital ラボ SAGAMIHARA」に採用されたと発表した。同行は同日、神奈川県相模原市の相模原南口ビル1階に同施設を開設し、最新のデジタル体験拠点として運用を開始した。

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 同施設は「デジタル体験の提供」「ブランド情報の発信」「地域交流の促進」をコンセプトに設計されており、来場者への接客にはASKA3Dを用いたアバターシステムが導入されている。空中に映像を浮かび上がらせる同技術により、非接触かつ印象的なインターフェースを実現し、顧客に新たな体験価値を提供することが目的である。筐体の製作はツガワが担当した。

 ASKA3Dプレートは、特殊なパネルを通過させて映像の実像を空中に結像させる特許技術であり、従来のホログラムとは異なる方式を採用する。視覚・触覚・聴覚などの複合的なインタラクションが可能で、非接触操作や案内端末としての活用が広がっている。同施設への導入を通じて、空中ディスプレイの実用化と社会実装がさらに加速することが期待される。

■ASKA3D公式サイト=https://aska3d.com/ja/
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:37 | 新製品&新技術NOW

ライオン、生成AI「LION LLM」開発を始動、AWSの支援で分散学習環境を内製

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■AWS協力のもと独自AI基盤構築、社内知見活用へ

 ライオン<4912>(東証プライム)は10月8日、アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)の協力のもと、自社独自の生成AIモデル「LION LLM」の開発を開始したと発表した。中期経営計画「Vision2030 2nd STAGE」で掲げる『ものづくりDX』の中核施策として、研究開発データを活用し、社内知見に特化した大規模言語モデル(LLM)の内製に乗り出した。長年蓄積された暗黙知の継承と可視化を目的に、検索時間の短縮や知識統合の高度化を図る。

 同社は2025年4月よりAWSの生成AI実用化推進プログラムに参加し、技術支援やコスト支援を受けつつ、分散学習基盤を構築。Qwen 2.5−7Bをベースモデルとし、NIVIDIAのMegatron−LMとAWS ParallelClusterを組み合わせて効率的な学習環境を整えた。投入データは研究報告書や品質評価資料など数十年分に及び、回答の網羅性と精度の高さが初期フェーズで社内から評価されている。

 今後は、扱いにくい形式のデータ構造化や品質向上に向けた取り組みを加速させるとともに、経産省・NEDO主導の国産生成AIモデルの活用も視野に入れる。ナレッジ検索ツールとの統合により、高度な質問や複雑な業務にも対応可能とし、ものづくりDXの深化と競争力強化を目指す。AWSジャパンも同社の取り組みを日本製造業におけるデジタル変革のロールモデルと評価しており、今後も支援を継続する方針である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:00 | 新製品&新技術NOW

楽天グループ、「ラクマ」でAI出品サポート開始、画像解析で商品情報を自動提案

■商品画像からカテゴリ・説明文をAIが自動生成、アプリ版で段階的に提供

 楽天グループ<4755>(東証プライム)は10月9日、フリマアプリ「楽天ラクマ」において、AI技術を活用した出品サポート機能の提供を開始したと発表した。出品者が登録した商品画像をAIが自動で解析し、適切なカテゴリや商品名、説明文を提案することで、出品作業の負担軽減を図る。楽天が保有する数千万件の商品データに加え、コメ兵ホールディングス<2780>(東証スタンダード)傘下のブランドリユース大手コメ兵が蓄積した年間240万点分のデータも活用し、ラグジュアリーブランドを含む高精度な商品提案が可能となった。

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 同機能では、ユーザーが商品画像をアップロードするだけで、AIがカテゴリ・商品名・説明文候補を自動生成し、入力補助として反映する。対応カテゴリは「レディース」「メンズ」「コスメ/美容」などで、今後の拡大も予定されている。利用はアプリ版限定で、iOS 16.0以上およびAndroid 9.0以上に対応する。ウェブ版では利用できず、段階的に提供が進められる。

 「楽天ラクマ」は2018年に「フリル」との統合により誕生し、循環型社会の実現を掲げるプラットフォームとして成長を続けてきた。今回のAI出品サポート機能は、情報入力の煩雑さというユーザーの課題を解決し、個人・事業者問わず出品の利便性を高めるものとなる。今後も利便性と付加価値の高いEC体験を追求し、より高度な循環経済の構築を目指す方針である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:10 | 新製品&新技術NOW

BBDイニシアティブグループのブルーテック、「AIファイルボックス」提供開始、社内ファイルをRAG化

■「AIエージェント×」の第1弾オプション、ビジネスチャット連携で定着促進

 BBDイニシアティブ<5259>(東証グロース)は10月9日、戦略子会社であるセールステックカンパニーのブルーテックが、AIソリューション「AIエージェント×(クロス)」におけるオプションサービス第1弾として、「AIファイルボックス」の提供を開始すると発表した。BBDイニシアティブが展開する「Knowledge Suite+」に連携し、社内規定や見積書など企業固有のファイルをアップロードするだけで、検索拡張生成(RAG)を活用したオリジナルAIエージェントを簡単に構築可能とするサービスである。

 同サービスは、専門知識がなくても数分で目的別AIエージェントが作成できる点に加え、ビジネスチャット内でグループ活用できる仕組みを備え、AI活用の障壁を下げる工夫が施されている。また、アクセス権限管理機能が標準搭載されており、部署限定ファイルの共有や異動後のアクセス制御など高度な情報管理も可能となる。実際の活用例としては、見積り事例の検索や休暇申請の方法把握など、多岐にわたる業務支援が挙げられている。

 提供価格は、初期導入支援付きの「ファストパス」が10万円、月額費用は5万円(30ID含む)に設定されている。ブルーテックはこれまで、営業支援を目的としたSFA/CRMの開発・提供を続けており、生成AI技術を活用した新たなソリューションの展開として、今後は「アタックリストメーカー」や「商談アシスト」など、企業の営業活動を支援するAIエージェントシリーズの拡充も予定している。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:19 | 新製品&新技術NOW

日立、量子コンピュータ制御技術を刷新、配線簡素化と信頼性99%超を両立

■デジタル制御と連続駆動で量子誤り訂正に対応

 日立製作所<6501>(東証プライム)は10月8日、シリコン量子コンピュータの大規模化と安定動作を同時に可能にする2つの新制御技術を開発したと発表した。これまでの課題であった配線の複雑化と量子ビットの不安定性に対し、量子チップ近傍で高精度な信号を生成する「デジタル制御コンベアベルト・シャトリング方式」と、外部ノイズに強い連続駆動による制御技術を導入。これにより、量子ビットの忠実度は従来の95%から99%以上へと大幅に向上し、実用化に不可欠な高い信頼性と拡張性を両立した。

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 この新技術の中核は、少数の信号線で制御信号を送るシンプルな構造により、大規模化に伴う配線の制約を緩和する点にある。さらに、常時マイクロ波を照射しその位相を制御することで、量子ビットの状態を安定的に保持したまま高精度な演算が可能となった。量子力学シミュレーションでは99.9%のシャトリング忠実度が見込まれ、量子誤り訂正技術を備えた実チップでの社会実装に向けて技術的な水準を満たしている。これらの成果は国際会議でも発表予定で、世界的な研究開発動向においても重要な位置付けとなる。

 同社は今後、理化学研究所などと連携し、クラウドを通じた量子コンピュータ公開や産学官連携による国際標準化の推進を図る。創薬や材料開発、金融など応用分野の広がりを見据え、量子技術の社会実装を加速する構えである。同研究はムーンショット型研究開発事業の支援を受け、複数の国内研究機関との共同成果として得られたもので、持続可能な社会基盤の構築と産業変革に貢献することが期待される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:55 | 新製品&新技術NOW

住友ゴム、「e.ENASAVE」をトヨタ「e−Palette」に供給、次世代EV向け新型タイヤ採用

■ドライから浅雪まで対応、「e−Palette」の多目的運行を支える

 住友ゴム工業<5110>(東証プライム)は10月8日、同社のオールシーズンタイヤ「DUNLOP e. ENASAVE(イー エナセーブ)」が、トヨタ自動車<7203>(東証プライム)の次世代バッテリーEV「e−Palette」の国内向け新車装着用タイヤとして採用されたことを発表した。対象タイヤのサイズは235/60R17 117/115N LTで、9月15日に発売された同車に納入が開始されている。

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 「e−Palette」は、広い車内空間と大きな窓による開放感を活かし、店舗やサービス空間など移動手段を超えた多目的用途に対応可能なモビリティである。都市景観に調和する高いデザイン性も備え、移動体験に新たな価値を提供する。同車の多様な利用シーンに対応すべく、「e. ENASAVE」はドライおよびウエット路面での制動性能、操縦安定性に加え、浅雪路における性能も確保されており、天候を問わず安全かつ快適な走行を支援する。

 加えて、同タイヤは新パターンと新トレッドゴムの採用により、グリップ力と静粛性、低燃費性、耐摩耗性、乗り心地などを高次元でバランスさせている。さらに、住友ゴム独自の黒色デザイン技術「Nano Black」をブランドロゴに使用し、視認性と高級感を向上させている点も特徴である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:53 | 新製品&新技術NOW

SAAFホールディングス、3D現況測量サービス「Euclid」提供開始、現場作業を大幅効率化

■高解像度パノラマと点群で3次元データを即時生成

 SAAFホールディングス<1447>(東証グロース)は10月8日、グループ会社のサムシングが3D現況測量サービス「Euclid(ユークリッド)」を新たに提供開始したと発表した。建築計画や土地取引における現況測量の分野で、慢性的な人手不足や情報連携不足、作業の熟練依存といった課題を解消すべく、最新の高精度カメラとクラウド技術を組み合わせた同サービスを開発した。これにより、測量業務の工期短縮や効率化が実現され、申込から納品まで最短5日で対応可能となる。

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 「Euclid」は、16Kの超高解像度パノラマ画像と点群データを同時生成し、ウェブ上で三次元の測量データを提供する。現地での事前準備や確認作業が不要となり、WEBブラウザを通じて任意の距離や面積、斜度の測定が可能となる。従来の平面図に代わり、視覚的に豊富な情報を提供することで、設計・検査・維持管理など多様な用途に活用され、業務精度の向上とリモート作業の推進にも寄与する。

 さらに同サービスでは、(1)クラウドを活用した工程分離による業務時間の短縮、(2)レーザー距離計と写真測量を併用した1mm単位の高精度測量、(3)PCやスマートフォンからの常時アクセスといった特長を備える。測量に使用する高精度カメラはジオサインが提供する「4DKanKan Meta」を採用し、生成されたデータからのBIMモデル・図面作成は、地盤ネットホールディングスとの業務提携に基づく共同事業として展開される。今後も同社グループは技術とノウハウを融合させ、社会課題の解決と価値創造に取り組む方針である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:50 | 新製品&新技術NOW

旭化成、新規添加剤「ソナノス」有償サンプル提供開始、2027年のGMP製造品提供を目指す

■ヒアルロン酸ナノゲル基盤の新素材でDDS分野を強化、封入効率と安全性を両立

 旭化成<3407>(東証プライム)は10月8日、新規医薬品添加剤「ソナノス(Sonanos)」の品質保証付き有償サンプル提供を開始したと発表した。ヒアルロン酸ナノゲルを基盤とする同製品は、薬物と混合するだけで疎水性相互作用によりタンパク質やペプチドなど多様な成分を封入でき、ドラッグデリバリーシステム(DDS)用途に適した基剤として活用できる。旭化成は2027年をめどにGMP準拠品の提供を目指しており、供給契約対応体制を整備した。

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 同社は2020年以降、製薬企業を中心に60件超の無償サンプル提供を実施し、実用化に向けたフィージビリティスタディを進めてきた。今回の有償提供により、非臨床試験・臨床試験への応用を見据えた品質保証体制を構築する。製品は「徐放化グレード ソナノスPG」と「可溶化グレード ソナノスDS」の2種で展開し、より高濃度の成分封入が可能な設計へ改良された。スピンアウトベンチャーのDiveRadGel株式会社では、がんワクチン用途に適した「ワクチングレード ソナノスDV」を開発しており、既にGMP製造を開始している。

 さらに、同社は2025年11月に米国テキサス州サンアントニオで開催される医薬品製剤学会「AAPS 2025 PharmSci 360」に出展し、「ソナノス」や結晶セルロース製品「セオラス」「セルフィア」を紹介する予定である。セミナーでは旭化成ヘルスケアマテリアル事業部の中川慶之氏が講演し、「注射剤の徐放化および溶解性向上に寄与する次世代添加剤」として技術データを発表する。旭化成は「ソナノス」の採用により、難製剤化医薬品の開発促進や注射剤の投与回数削減を支援し、患者のQOL向上に貢献する方針を示している。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:44 | 新製品&新技術NOW
2025年10月08日

JR九州、使用停止レールを再エネに活用、佐土原駅で国内初の太陽光発電実証

■国交省の補助金採択、再生エネ活用で駅構内の電力をグリーン化

 JR九州(九州旅客鉄道)<9142>(東証プライム)は10月8日、ウエストホールディングス(WEST)<1407>(東証スタンダード)と連携し、日豊本線佐土原駅構内の使用停止レールを活用した太陽光発電システムの運用を開始したと発表した。同システムはWESTが開発した「レールPV」と呼ばれる技術で、駅照明などの電力を再生可能エネルギーに転換する国内初の試みとなる。

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 今回の実証実験は、使われなくなった鉄道施設に再エネ機能を付加することで新たな価値を創出することを目的とする。国土交通省の「令和6年度鉄道技術開発補助金(鉄道脱炭素施設等実装調査)」に採択されており、レール上への太陽光モジュールの設置状況や発電能力などの技術検証も実施される予定である。

 発電設備は佐土原駅1番線に設置され、出力は4.97kW、年間発電量は約6500kWhを見込む。これは年間5トンのCO2排出削減効果に相当する。JR九州とWESTは今後も鉄道インフラを活用した脱炭素社会の実現に向け、協力を進めていく方針である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:49 | 新製品&新技術NOW