■公共トイレの利用状況から人流を把握、地域経済にも貢献
クレスコ<4674>(東証プライム)グループで高度なデジタルプラットフォーム技術を駆使してDX(デジタル変革)に貢献する株式会社クレスコ・デジタルテクノロジーズ(東京都港区、5月1日に株式会社クリエイティブジャパンより社名変更)と、業界唯一の不凍型「電磁弁式公衆トイレシステム」を開発・販売している株式会社光合金製作所(北海道小樽市)は、5月20日から、公共トイレのIoT化によりトイレ機器利用状況から人流把握ができる「ソーシャルトイレシステム」を販売開始する(機器利用状況から利用人数を把握する技術については特許申請中)。
■小樽市での導入に続き全国の観光スポットでの導入めざす
このシステムは(1)利用状況の見える化、(2)故障・異常の検知、(3)衛生状態の見える化、といった3つの視点で、リアルタイムに公共トイレの利用状況を分析できるもの。小樽市での導入に続き、人流の把握により、コロナ禍またはコロナ後の地域活性化を図る全国の観光スポットでの導入をめざしていく。
■独自のアルゴリズム(特許申請中)により人流を把握
「ソーシャルトイレシステム」は、公共トイレ内の各便器や手洗器に設置された水流センサーによって、IoTデータを取得する。トイレ利用者のプライバシーを守りながら、精緻な利用回数や水量情報を得ることができる。
通常、トイレの便器や手洗器で水を流す回数は簡単に計測できるが、一人が複数回利用する場合もあるため、便器・手洗器などの機器利用状況から利用者数を特定するには複雑なアルゴリズムが必要となる。クレスコ・デジタルテクノロジーズはそのアルゴリズムを開発し、特許申請を行った。これにより、トイレの利用状況を把握し、スタッフが清掃や用品補給などを適切なタイミングで行えるため、メンテナンスコストの削減にもつながる。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:23
|
新製品&新技術NOW