アイシン<7259>(東証プライム)は5月18日、西尾ダイカスト工場で溶解炉1台から排出されるCO2の全量(3t‐CO2/日)を対象に、分離・回収する小型・高効率装置の実証実験を開始したと発表した。資源循環システムの実証規模を拡大し、回収性能の検証を進める。

同実証で用いるCO2分離・回収技術は、吸収液を使った化学吸収方式。溶解炉で発生したCO2を「吸収塔」で吸収液に取り込み、「放散塔」でCO2を取り出して高純度のCO2として回収する。回収したCO2は、メタン燃料やコンクリート原料などに再利用し、資源循環の実現をめざす。
同装置は、独自設計の回収機構と最適化した吸収液により小型化を図った。さらに、溶解炉の排熱をCO2回収に必要な加熱源として活用する熱回収システムを併設し、稼働エネルギーを低減する。2023年から進めてきた0.024t‐CO2/日の循環評価から、今回は3t‐CO2/日へ規模を拡大する次のステップとなる。NEDO事業を通じ、多様なCO2排出源や利活用先を想定した開発・実証も推進している。



















































