
アーバネットコーポレーション<3242>(JQS)は1月22日、昨年秋の台風15号・19号による未曽有の災害を受け、自社開発の投資用ワンルームマンションに暴風雨などの台風対策を取り入れて標準仕様とする「アーバネット防災プログラム」(ワンルームマンション台風対策)を発表した(写真は服部信治社長)。
同社が供給済みのマンションで、昨年の台風15号・19号による被害は、ほとんど軽微なものにとどまり、ベランダで隣戸を隔てる「隔壁版」にゆがみが生じた事案が1件、共有部分の外扉の開閉に支障が出た事案が1件、にとどまったという。電気室や機械室を地下に設置した建物は1棟もないとのことだった。
それでも、「投資用ワンルームマンションでは区分所有者が実際に住んでいないという物件の性質上、全体的な防災対策に遅れが見られている」(服部信治社長)、とし、ガラス・サッシの耐風圧性能の強化や網戸の飛散脱落対策などの「強風対策」をはじめ、「豪雨対策」「停電対策」などを実施する。これから企画・開発するマンションで標準仕様化することとした。
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