日立建機<6305>(東証プライム)は9月19日、リジッドダンプトラックEH4000AC−3をフルモデルチェンジし、EH4000AC−5を開発したと発表、2025年の販売開始を目指している。この新型車両は、公称積載質量242tという業界最大級の積載量を実現し、車体の耐久性を向上させた。日立建機が油圧ショベルの製造で培った製缶技術を活用し、鉱山現場の生産性向上に貢献することを目指していく。

EH4000AC−5は、先進的なACドライブシステムや強化されたブレーキシステム、トロリー受電やフル電動式への対応などを特徴としている。さらに、操作性と快適性を向上させた運転環境を提供し、鉱山作業者にとっての負担を軽減している。これにより、過酷な作業環境でも安定した性能を発揮できる。
また、EH4000AC−5は遠隔監視システム「ConSite Mine」に対応しており、ダンプトラックの状態をリアルタイムで把握し、ダウンタイムの低減に寄与する。日立建機は9月24日から米国ラスベガスで開催されるMINExpoで、この新型車両を初めて展示する予定である。