[政治・経済・調査結果]の記事一覧
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記事一覧 (12/18)トランプ次期大統領就任で日本企業に不安の波、業績影響に「マイナス」28.1%
記事一覧 (12/17)日本のワイン消費は10年間で約1.1倍に拡大、チリワインが3年ぶり輸入第1位
記事一覧 (12/13)【老舗が支える日本経済】2025年、900年の歴史を誇る冠稲荷神社が最古の周年企業に
記事一覧 (12/13)【年賀状じまい、企業の半数が実施済み】2025年の年賀状送付、3社に1社に減少
記事一覧 (12/12)【企業が選んだ2024年の漢字は『変』に決定】変化の激しい一年を乗り越え、新たな挑戦へ
記事一覧 (12/09)接待離れが加速?飲食業倒産が過去最多に、バー・キャバレーの苦境深刻
記事一覧 (12/06)美容室の倒産が過去最多に、新規開店とコスト高が重し
記事一覧 (11/28)【企業の金融経済教育】取り組みは4社に1社にとどまる:社員のニーズ多様化が壁に
記事一覧 (11/14)【103万円の壁】企業9割が「見直し」求める:働き方改革への期待と課題−帝国データバンク調べ
記事一覧 (11/09)【後継者不在が深刻化】日本企業の未来を左右する課題、62.15%が後継者不在
記事一覧 (11/01)【米大統領選2024】note記事分析で浮かぶ両候補の特徴
記事一覧 (10/31)【食品の値上げが2025年も加速】食品価格の高騰に歯止めがかからず、予定品目数が1000突破
記事一覧 (10/26)【アメリカ大統領選アンケート調査】日本企業の43%がハリス氏支持、地政学リスクへの関心高まる
記事一覧 (10/24)2024年夏のゲリラ雷雨7.9万回発生、関東の雷回数4倍増、4人に3人がゲリラ雷雨に遭遇
記事一覧 (10/16)介護業界が危機的な状況に!上半期倒産95件で過去最多、人手不足深刻化
記事一覧 (10/16)企業の半数以上が借入金利上昇、政策金利引き上げの影響を受ける
記事一覧 (10/08)【2024年9月倒産集計】中小企業を中心に倒産拡大、粉飾倒産も急増
記事一覧 (10/07)中古車市場の現状と今後の見通し:新車増産による影響は?−⾞選びドットコム
記事一覧 (10/04)人手不足倒産が過去最多を更新!深刻化する人材不足、賃上げに向けた課題も
記事一覧 (10/02)【焼肉店倒産が前年の倍に急増】2024年9月までに過去最多を記録―帝国データバンク調査
2024年12月18日

トランプ次期大統領就任で日本企業に不安の波、業績影響に「マイナス」28.1%

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■前回調査から「マイナス」影響11.8ポイント上昇、企業心理に暗雲

 2024年11月の米国大統領選でドナルド・トランプ氏が再び当選し、来年1月に大統領就任が決定した。東京商工リサーチの調査によると、トランプ氏の就任が業績に「マイナス」と回答した日本企業は28.1%で、「プラス」の8.6%を19.5ポイント上回った。「分からない」という回答は37.5%で最も多いものの、8月調査時点から減少し、影響を認識し始めた企業が増加している。

■産業別に見える深刻な影響と業績格差

 産業別では10産業すべてで「マイナス」が「プラス」を上回った。特に農・林・漁・鉱業の「マイナス」回答率は43.5%、製造業は34.5%に達し、影響が際立っている。業種別では非鉄金属製造業やゴム製品製造業など製造業が多く、「マイナス」回答が40%を超えた業種が目立った。一方、金融・保険業や運輸業では「プラス」の回答が1割を超え、業績への影響は産業間で差が広がっている。

■政策注目点は「為替」「関税政策」に集中

 トランプ次期政権の政策において、日本企業が最も注目する点は「通貨・為替政策」(52.4%)で、次いで「関税政策」(51.5%)が挙げられた。8月・10月調査では地政学リスクへの関心が高かったが、大統領選後は現実的な経済政策への関心が高まっている。特に関税政策では、中国への追加関税や一律関税導入が注目されており、製造業には軌道修正が求められる可能性が高い。トランプ政権の政策は、日本企業の経営に大きな影響を及ぼすことが予想され、今後の動向が注視される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:05 | 政治・経済・調査結果
2024年12月17日

日本のワイン消費は10年間で約1.1倍に拡大、チリワインが3年ぶり輸入第1位

■40年間で見ると、日本のワイン消費量は約6倍に拡大

 日本のワイン消費市場は10年間で約1.1倍に成長し、着実に拡大している。キリンホールディングス<2503>(東証プライム)グループのメルシャンの発表によると、2022年のワイン消費数量は前年からほぼ横ばいの99%となったが、2012年と比較すると約110%と成長を示した。40年間で見ると、日本のワイン消費量は約6倍に拡大しており、1997年から98年の第6次ワインブームや、2012年以降の第7次ワインブームがその背景にある。特に「日本ワイン」として人気を集める日本産ブドウ100%使用の製品が注目されている。

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■スパークリングワイン市場、10年間で130%の成長

 輸入ワイン市場では、チリ産ワインが3年ぶりに輸入数量1位となった。2023年は原料価格の高騰や酒税改定により、市場全体が前年比約90%に減少する中でも、チリワインが約30%のシェアを占め、フランス、イタリア、スペインなど欧州産ワインの合計が約60%の構成比となった。一方でスパークリングワイン市場においては、フランスが引き続きシェア40%でトップを維持し、シャンパン人気も相まって市場を牽引している。スパークリングワインの輸入数量は2023年に減少したものの、10年間で約130%の成長を見せている。

 国内ワイナリーの成長も目覚ましい。国税庁の調査によると、2023年1月時点の国内ワイナリー数は468場で、前年から15場増加した。地域別では山梨県が最も多く、長野県、北海道、山形県が続いている。こうした動向からも、日本ワイン市場の今後の成長に期待が寄せられている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:40 | 政治・経済・調査結果
2024年12月13日

【老舗が支える日本経済】2025年、900年の歴史を誇る冠稲荷神社が最古の周年企業に

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■日本を支える老舗企業:2025年は創業100年を迎える企業が2000社

 東京商工リサーチの調査によると、2025年、日本最古の周年企業として注目されるのが群馬県の冠稲荷神社である。1125年創業とされ、900周年を迎える。次いで、800周年を祝う京都の「長刀鉾保存会」が祇園祭の伝統を担い続けている。また、100周年を迎える2,000社には三菱食品、中外製薬、NHK、野村ホールディングスなど、日本を代表する企業が含まれる。

 1925年創業の企業は、日本の近代化と民主主義が進展した時代に誕生した。この年は普通選挙法の公布や山手線の環状線運転開始が実現し、日本が大きく変化する中での創業となった。創業100年以上の企業は、戦争、震災、経済危機といった苦難を乗り越えながら、現代まで存続している。

 400周年を迎える企業には、石川の「福光屋」、栃木の「青源味噌」など7社がある。300周年には愛知の「竹本油脂」、200周年には東京の「伊勢半」などが名を連ねる。一方、戦後生まれの50周年企業にはローソン、モンベルといった現代を象徴する企業が含まれる。

 地域別では、関東が50周年企業で8,929社、100周年企業で679社と最多を誇る。産業別では、製造業が100周年企業で最も多く、構成比24%を占める。これに卸売業や小売業が続き、ものづくり企業の強さが際立つ。

 2025年には創業100年以上の企業が全国で46,601社に達する。これらの老舗企業は、事業承継や経済的な課題を克服し、名実ともに「老舗」の名を保持している。干支「巳年」は再生を象徴する年であり、日本経済が復活し新たな未来を切り開くことが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:56 | 政治・経済・調査結果

【年賀状じまい、企業の半数が実施済み】2025年の年賀状送付、3社に1社に減少

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■郵便料金値上げが後押し、企業の年賀状廃止が加速

 日本の正月の風物詩である年賀状は、近年「年賀状じまい」が進んでいる。2025年分の年賀状は2024年12月15日から受付が始まるが、帝国データバンクが行った調査によると、約半数の企業がすでに年賀状の送付を取りやめている。本調査は2024年12月6日から10日にかけてインターネットで実施され、有効回答企業数は1,339社である。

 調査によれば、「すでに年賀状じまい」をした企業は49.4%で、約6社に1社が2024年1月分の送付を最後に終了を決めている。さらに、2025年1月分を送付予定の企業は全体の34.4%で、3社に1社にとどまる。一方で、「年賀状じまいをしない」とした企業は26.4%、「もとから送る習慣がない」企業は9.6%であった。

 年賀状じまいの背景には、コスト削減や事務負担の軽減、さらに環境保護などのSDGsへの配慮が挙げられる。また、2024年10月に年賀はがきが22円値上がりし、1枚85円となったことも影響している。他社や業界内の動向を鑑みて取りやめる企業も多く、効率を重視する傾向が強まっている。

■伝統を守るか効率を重視するか、揺れる企業間の年賀状文化

 企業からは「メールやSNSでの挨拶が主流になった」「儀礼的なやり取りに手間や費用を掛ける必要がない」といった声が寄せられた。一方で、「年賀状は日本文化として代替できない」とする意見もあり、伝統を重んじる企業も存在する。親密な取引先とは年賀状交換を継続するケースも見られた。

 年賀状じまいが進む中で、新年の挨拶に対する価値観は多様化している。直接会う機会やオンラインでの挨拶にシフトする企業が増える一方で、伝統を維持する企業もある。こうした中で、日本の年賀状文化は新たな形を模索する時期に差し掛かっているといえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:21 | 政治・経済・調査結果
2024年12月12日

【企業が選んだ2024年の漢字は『変』に決定】変化の激しい一年を乗り越え、新たな挑戦へ

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■今年の漢字『変』、二年連続でトップ

 帝国データバンクの調査の結果、2024年の漢字として選ばれたのは昨年に続き『変』である。これは、国内外での政権交代や物価高、急速な環境変化の中で、企業が変化を前向きに受け入れたことを反映している。化学品製造業や医薬品小売業からも、「変わらなければ埋没してしまう」といった声が寄せられた。

■困難に耐える姿を象徴する『耐』『忍』が続く

 2位と3位には『耐』と『忍』がランクインした。これは、人手不足や物価高といった課題に直面した企業の忍耐強い姿勢を反映している。建設業では「現状維持が精一杯」、飲食料品卸売業では「価格転嫁が難しく我慢の一年だった」との声が多く聞かれた。

■新たな挑戦を表す『新』と忙しい一年を象徴する『忙』

 4位には『新』がランクインし、新商品、新事業、新拠点などの挑戦が注目された。金融業では「経済回復を追い風に多くの挑戦ができた」というポジティブな声が挙がった。また、同率で『忙』もランクインし、業務多忙の一年だったことを象徴している。

■2025年への展望、企業の柔軟な対応が鍵

 2024年は、変化や困難に耐えつつ、新たな挑戦に取り組む企業の姿が浮かび上がる一年だった。この柔軟な姿勢は、来る2025年においても重要であり、さらなる適応力と挑戦をもって前進する企業の姿が期待される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:23 | 政治・経済・調査結果
2024年12月09日

接待離れが加速?飲食業倒産が過去最多に、バー・キャバレーの苦境深刻

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■小規模店を中心に経営難が深刻化、年末年始の繁忙期も厳しい状況

 東京商工リサーチの調査によると、2024年1月から11月にかけての飲食業倒産件数が908件に達し、年間最多を記録した2023年の893件を既に上回った。この倒産件数は前年同期比11.0%増であり、特に人件費、食材費、光熱費といった経営コストの高騰が、小規模飲食店を中心に影響している。インバウンド需要の回復や賃金上昇といったポジティブな要素がある中で、物価高に見合う売上増を実現できない店が増加している。

 業種別では、専門料理店の倒産が224件と最多であり、前年比10.8%増を記録。また、食堂・レストラン(204件)やバー、キャバレー、ナイトクラブ(80件)が続き、特にバー、キャバレー、ナイトクラブは前年同期比66.6%増と最も高い増加率を示した。接待文化や飲み会の変化が影響していると考えられる。

 倒産形態では、再建を諦めた破産が全体の94.7%(860件)を占める。資本金1千万円未満の小規模事業者が全体の9割を占める中、人手不足や物価高の影響が直撃している。従業員確保の難航や値上げによる客離れが課題となっており、コロナ禍後の経済回復が十分に機能していないことが浮き彫りとなっている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:40 | 政治・経済・調査結果
2024年12月06日

美容室の倒産が過去最多に、新規開店とコスト高が重し

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■コロナ禍からの回復途上、新たな危機に直面

 東京商工リサーチの調べによると、美容室の倒産が2024年1〜11月で107件に達し、過去最多を更新した。コロナ禍の一時的な支援策終了後、円安によるコスト増と新規出店ラッシュが経営を圧迫。物価高や人手不足も重なり、特に小規模店舗が多く影響を受けた。前年同期比37.1%増のペースは、美容業界の厳しい現状を浮き彫りにしている。

■業界競争と経営の課題

 美容業界は新規開業が相次ぎ、2023年度末の施設数は過去最多を記録。だが、店舗間の激しい競争が顧客の奪い合いを招き、価格競争が収益を圧迫している。さらに、美容師の離職率が高く、人材確保のための費用も増大。技術力や価格設定での差別化が難しく、経営の継続が困難な店舗が多い。

■倒産の傾向と影響

 倒産の9割は「販売不振」に起因し、主に負債額1,000万円以上5,000万円未満の小規模店舗が中心であった。再建型倒産は少なく、多くが事業の消滅に至った。従業員数5人未満の店舗が約9割を占め、規模の小ささが経営の脆弱性につながっている。美容業界はコスト増や競争激化に直面し、今後の経営安定化が課題となる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:00 | 政治・経済・調査結果
2024年11月28日

【企業の金融経済教育】取り組みは4社に1社にとどまる:社員のニーズ多様化が壁に

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■金融経済教育、企業の認知と実践にギャップ

 金融経済教育に関する帝国データバンクの調査によると、日本企業の62.1%が金融経済教育の内容を認識しているものの、実際に取り組んでいる企業は4社に1社にとどまることが明らかになった。企業の認知度は高いが、具体的な行動には至っていない現状が浮き彫りとなった。

■従業員1000人超の企業で取り組み意欲高く、小規模企業は消極的

 従業員数による取り組み意欲に大きな差が見られ、従業員1000人を超える企業では50.6%が前向きな姿勢を示している一方、5人以下の小規模企業では取り組みに消極的であることが分かった。企業規模によって金融経済教育への対応に温度差が生じている。

 企業が金融経済教育を進める上での主な課題は、社員のニーズの多様性(39.5%)、教育を行う人材の不足(38.5%)、教育を行う時間の確保の難しさ(34.2%)であることが判明した。これらの要因により、体系的な金融経済教育の実施が阻害されている状況が明らかになった。

■金融リテラシー向上へ、官民連携の必要性が浮き彫り

 政府は「貯蓄から投資へ」の方針のもと、金融経済教育の重要性を強調している。持続可能で安定した経済社会の実現に向けて、政府・民間企業・金融機関が協力し、実践的な金融教育プログラムをより一層提供することが求められている。金融リテラシーの向上は、個人の経済的自立と社会全体の発展につながる重要な取り組みであると位置付けられている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:43 | 政治・経済・調査結果
2024年11月14日

【103万円の壁】企業9割が「見直し」求める:働き方改革への期待と課題−帝国データバンク調べ

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■パートタイマーの働き方を変え、経済活性化に繋がるか?

 帝国データバンクは、2024年11月8日から12日にかけて、1,691社を対象に「103万円の壁」引き上げに関するアンケート調査を実施した。国民民主党が掲げる年収「103万円の壁」を178万円に引き上げる案について、企業の意見を集約したものである。

 調査結果によると、「103万円の壁」引き上げに「賛成」と回答した企業は67.8%、「反対」は3.9%であった。さらに、制度自体の「撤廃すべき」との回答が21.9%となり、合計で約9割の企業が現行制度の見直しを求める結果となった。

 賛成意見として、飲食店からは「働き控えが解消される」との声が、運輸・倉庫業からは「最低賃金の引き上げに伴う制度見直しは避けられない」との指摘があった。また不動産業界からは「減税効果による消費活動の活性化」を期待する声が聞かれた。

 一方で、情報サービス業界からは「社会保険料の106万円・130万円の壁も存在するため、所得税のみの見直しでは不十分」との指摘もあった。また、制度撤廃を求める企業からは、「働いた分に応じて応分の税を徴収する仕組みが最も公平」との意見も出されており、税制度全体の見直しを求める声も強い。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:05 | 政治・経済・調査結果
2024年11月09日

【後継者不在が深刻化】日本企業の未来を左右する課題、62.15%が後継者不在

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■特に60代以上の企業で後継者不在が顕著、倒産リスクも

 東京商工リサーチ(TSR)が発表した2024年「後継者不在率」調査結果によると、後継者不在率は62.15%で、前年(61.09%)から1.06ポイント上昇した。不在率の上昇は、廃業を念頭に置いた「積極的不在」だけでなく、事業承継を考慮しない若年起業家の増加や承継による代表者の若返りなどさまざま要素が絡み合う。

 代表者が50代で71.8%、60代でも47.8%と半数近い企業で後継者不在が明らかになった。業歴を重ねた企業の代表者が高齢の場合、後継者不在を背景に倒産や突発的な廃業、債務不履行に繋がる恐れもある。円滑な事業承継を1、2年で成し遂げることは難しく、高齢代表者へのフォローの重要性が増している。

 後継者不在率は、調査を開始した2019年が55.61%、2020年が57.53%、2021年が58.62%、2022年が59.90%、2023年が61.09%と右肩上がりで推移してきた。代表者年齢が60代の企業の後継者不在率は47.88%、70代で31.64%、80歳以上で23.96%と、深刻な状況を示している。

■中小企業の事業承継・M&Aはブーム的側面も

 親族や社内に後継者(候補)がいない場合、事業譲渡やM&Aも事業存続に向けた有力な選択肢になる。こうした状況を背景に、官民挙げた事業承継やM&Aプラットフォーム構築の取り組みが進み、第三者への承継は以前よりハードルが下がっている。しかし、第三者承継やM&Aはブーム的な側面もあり、透明性や手続きの妥当性が問題視されるケースも散見される。

 事業承継の取り組みには、後継者不在と真剣に向き合う姿勢が求められる。多様なデータや意見をぶつけ合いながら、企業の特性に寄り添ったソリューションを考え出すことが必要だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:13 | 政治・経済・調査結果
2024年11月01日

【米大統領選2024】note記事分析で浮かぶ両候補の特徴

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■トランプ氏関連記事、ハリス氏の2倍超、note投稿7635件を分析

 note<5243>(東証グロース)は11月1日、2024年11月5日投開票の米大統領選に向け、note投稿記事7635件の分析を実施したと発表。集計期間は2024年9月1日から10月30日で、「アメリカ大統領選」「ハリス」「トランプ」をキーワードとした。トランプ氏に関する記事はハリス氏の2倍超となり、特に9月10日のテレビ討論会後、トランプ氏による誤情報拡散の影響で投稿が増加した。

 論調分析では、9月10日のテレビ討論会後にハリス氏への評価が急上昇した一方、トランプ氏は下落を記録。しかし9月15日のトランプ氏暗殺未遂事件を境に、ハリス氏の評価は徐々に低下傾向となった。さらに9月22日以降、全米トラック労組の動向や親イスラエル発言、USスチール買収計画の判断先送りなどの要因により、トランプ氏の評価は緩やかな上昇に転じた。

■トランプ氏は実行力評価、一方で政治的分断に懸念

 トランプ氏に対する評価では、リーダーシップや実行力、経済政策への期待、多様な支持基盤の獲得、外交・安全保障政策での強硬姿勢がポジティブな評価を得ている。一方で、政治的分断や法的問題、暴力的脅威、政策への懸念、言動の問題、国際関係への悪影響などがネガティブ要因として挙げられている。

■ハリス氏、多様性象徴も経験不足に不安の声

 ハリス氏については、テレビ討論会での優勢(63%支持)や初の女性・有色人種候補としての歴史的意義、著名人からの幅広い支持、具体的な政策提案がポジティブに評価されている。しかし10月4日の選挙集会でのプロンプター故障によるアドリブ力の低さも指摘され、政策の一貫性欠如や経験不足への懸念、メディア対応の課題、支持基盤の不安定さなどが課題として浮かび上がった。

■中国・ウクライナ問題、外交政策への高い注目度

 政策論点については、「経済・財政」関連の記事が最多を占め、続いて「中国・インド太平洋」「ウクライナ・ロシア・NATO」と外交安全保障に関する話題が上位となった。両候補の政策提案や対応能力が注目される中、経済政策と外交安全保障政策が最大の争点として浮き彫りとなっている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:02 | 政治・経済・調査結果
2024年10月31日

【食品の値上げが2025年も加速】食品価格の高騰に歯止めがかからず、予定品目数が1000突破

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■原材料高と物流費上昇が主因、食品値上げの波、収束見えず

 帝国データバンクの調査(定期調査:「食品主要195社」価格改定動向調査)によると、2024年11月の食品値上げは282品目となり、前年同月比102.9%増と11カ月ぶりに前年を上回った。2024年通年の値上げ品目数は1万3000品目以下で前年比6割減となる見込みだが、2025年の値上げ予定は既に1033品目を超え、前年同期を大幅に上回っている。

■加工食品が最多、菓子類も値上げ継続、カカオ豆高騰が追い打ち

 2024年11月の食品値上げは、前年の139品目から282品目へと大幅に増加した。正月用品やふりかけ製品、チョコレート製品など、多岐にわたる食品分野での値上げが品目数を押し上げ、平均値上げ率は16%となった。2024年通年の値上げ品目数は1万2458品目、平均値上げ率は17%となっている。

 値上げの主要因は「原材料高」が92.7%と最多を占め、特にチョコレートやコーヒー、大豆などの原材料価格上昇が影響した。また、トラックドライバーの時間外労働規制による「物流費」上昇や、プラ包装容器などの「包装・資材」費用増加も値上げを後押しした。

 食品分野別では「加工食品」が124品目と最多で、全体の4割超を占めた。「菓子」は91品目で、カカオ豆の価格高騰の影響を受け、2022年の集計開始以降35カ月連続で値上げが続いている。

 2025年の展望では、物流費や包装資材費の上昇が継続し、小麦粉の値上げによるパンや洋菓子への影響も予想される。最低賃金の引き上げに伴う人件費上昇も加わり、値下げや価格据え置きの好材料に乏しい中、2025年も値上げの継続が見込まれ、品目数は2024年を上回る可能性が高まっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:23 | 政治・経済・調査結果
2024年10月26日

【アメリカ大統領選アンケート調査】日本企業の43%がハリス氏支持、地政学リスクへの関心高まる

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■次期米大統領選、企業の関心は為替から中国問題へシフト

 東京商工リサーチが実施した2024年10月の企業向けアメリカ大統領選アンケート調査において、日本企業の43.5%がハリス候補を支持し、トランプ候補の15.0%を大きく上回る結果となった。

■全産業でハリス氏優勢、中小企業もトランプ氏を大きく引き離す

 産業別分析では、全10産業においてハリス候補が優位を示し、特に金融・保険業で50.0%、卸売業で49.5%、製造業で48.5%と高い支持率を記録した。一方、トランプ候補は農・林・漁・鉱業で26.1%と最も高い支持を得ている。

 企業規模別では、大企業でハリス候補47.5%、中小企業で43.1%と、いずれも高い支持率を示した。トランプ候補は大企業で9.9%、中小企業で15.5%にとどまっている。

 次期大統領の政策における注目点では、「台湾有事を含めた中国との関係性」が65.4%でトップとなり、「ウクライナ情勢を含めたロシアとの関係性」が52.5%で続いた。前回調査でトップだった「通貨・為替政策」は49.2%まで低下し、企業の関心が地政学リスクへシフトしている。

 支持候補別の政策関心では、ハリス支持企業は「保護主義政策・貿易協定の在り方」に、トランプ支持企業は「移民政策の在り方」により高い関心を示している。両候補の政策の違いが、企業のサプライチェーン構築や投資判断に影響を与える可能性が高い。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:36 | 政治・経済・調査結果
2024年10月24日

2024年夏のゲリラ雷雨7.9万回発生、関東の雷回数4倍増、4人に3人がゲリラ雷雨に遭遇

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■東京・埼玉で雷回数が昨年比約4倍に急増

 ウェザーニューズ<4825>(東証プライム)は10月23日、2024年夏のゲリラ雷雨の発生回数と調査結果を発表した。全国での発生回数は7万8945回で、昨年比約0.8倍、例年比約1.2倍となった。発生のピークは8月下旬で、記録的な猛暑と高気圧縁辺の湿った空気の影響を受けた。特に関東地方では、東京都で昨年比3.9倍、埼玉県で昨年比4.1倍と雷回数が大幅に増加した。

 ゲリラ雷雨まとめ調査では、全国1万6100人から回答を得た。4人に3人がゲリラ雷雨に遭遇し、そのうち半数以上が何らかの被害を受けた。被害の内容は「交通機関への影響」が最多で29.6%、次いで「道路冠水」が24.0%となった。

 命の危機を感じた人は14.8%で、その78.0%が「近くへの落雷」を理由に挙げた。想定外の出費があった人は22.6%で、平均出費額は2,716円と昨年より増加した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:14 | 政治・経済・調査結果
2024年10月16日

介護業界が危機的な状況に!上半期倒産95件で過去最多、人手不足深刻化

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■人手不足とコスト増が経営を圧迫、小・零細事業者の行き詰まりが顕著に

 東京商工リサーチが発表した2024年度上半期(4−9月)の介護事業者倒産が95件と過去最多を記録した。業種別では「訪問介護」が46件と最多で、ヘルパー不足の長期化や高齢化の進行、コロナ禍の影響による業績悪化、運営コストの上昇が主な要因となっている。また、2024年度の介護報酬改定で基本報酬が引き下げられたことも、事業継続を断念する要因となった可能性がある。

■訪問介護を中心に中小零細事業者が打撃、年間170件超えも

 倒産の原因別では、販売不振(売上不振)が67件(構成比70.5%)と最も多く、形態別では破産が91件(同95.7%)を占めた。資本金1,000万円未満が83件(同87.3%)、従業員10人未満が81件(同85.2%)、負債総額1億円未満が77件(同81.0%)と、小・零細事業者の倒産が目立つ。2024年の介護事業者の倒産は9月までに132件に達し、このペースで推移すると年間170件を超える見込みである。

 高齢化社会において介護事業者の重要性は増しているが、賃上げに乗り遅れた事業者は人材確保が困難になっている。また、介護報酬が公定価格のため価格転嫁が難しく、経営改善が進んでいない。小・零細事業者が多い業界特性を考慮すると、国などによる効率化や人材獲得の支援が不可欠である。支援が不十分な場合、倒産増がさらに加速する可能性が高く、業界全体の危機的状況が続いている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:48 | 政治・経済・調査結果

企業の半数以上が借入金利上昇、政策金利引き上げの影響を受ける

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■金融引き締めで企業の資金調達環境悪化、借入金利上昇率58.8%に

 東京商工リサーチ(TSR)は10月16日、「金融政策に関するアンケート」調査結果を発表した。7月31日に日本銀行が政策金利を0.25%引き上げたことを受け、10月1〜8日に実施された企業アンケートによると、過去1年間で借入金利が上昇したと回答した企業は46.3%に達した。この数値は、4月の前回調査から28.6ポイント上昇しており、企業の資金調達に大きな影響を与えていることがわかった。

 さらに、メインバンクから今後半年間の金利上昇を伝えられた、もしくは可能性を示唆された企業は58.8%に達し、こちらも前回調査より28.0ポイントの急上昇を見せた。企業の多くが金利上昇を受け入れる姿勢を示しているが、0.5%の上昇となると、受け入れる割合は22.9%まで低下する一方で、他行への借入を検討する企業が増加している。

 これらの調査結果から、金利の急激な上昇が設備投資や賃上げなどの企業活動に悪影響を及ぼす懸念が浮上している。また、稼ぐ力を十分に発揮できない金融機関をメインバンクとする企業は、競争力低下のリスクが高まっている。調査は全国5,385社を対象に行われ、資本金1億円以上の大企業と1億円未満の中小企業の両方が含まれている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:52 | 政治・経済・調査結果
2024年10月08日

【2024年9月倒産集計】中小企業を中心に倒産拡大、粉飾倒産も急増

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■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加

 帝国データバンクの調査によると、倒産件数が2024年9月に741件に達し、前年同月比で9.1%増加した。これにより、29カ月連続で前年同月を上回る結果となり、9月としては2014年以来10年ぶりに700件を超えた。負債総額は1311億8700万円で、前年同月の6951億1000万円と比較して81.1%減少している。業種別では、サービス業が最も多く209件となり、過去最多を記録した。

■サービス業・小売業を中心に、小規模企業の倒産が加速

 業種別に見ると、7業種中6業種で前年同月を上回り、サービス業の件数は9月として2008年を超え、記録的な水準に達した。小売業や建設業も増加しており、特に飲食店の倒産件数が顕著に増えている。一方で、運輸・通信業は減少傾向にあり、特に道路貨物運送の件数が減少した。倒産の主な理由としては、販売不振が622件を占めており、過去3番目の高水準となった。

 倒産態様においては、清算型倒産が全体の97.2%を占め、特に破産件数が増加している。負債額の規模では、5000万円未満の倒産が最も多く、特に小規模企業の倒産が目立っている。また、業歴別では新興企業の倒産件数が211件に達し、12カ月連続で200件を上回った。

 地域別では、9地域中7地域で前年同月を上回り、特に関東地方での増加が顕著である。今後の見通しでは、粉飾倒産が急増する傾向があり、年間最多件数を更新する可能性が高い。これにより、金融機関の審査が厳しくなることが予想され、企業の倒産件数は引き続き増加する見通しである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:24 | 政治・経済・調査結果
2024年10月07日

中古車市場の現状と今後の見通し:新車増産による影響は?−⾞選びドットコム

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■8月中古車市場は前月比で大幅減少、軽自動車の減少が目立つ

 ファブリカコミュニケーションズ<4193>(東証スタンダード)の完全子会社ファブリカコミュニケーションズ(本社所在地:愛知県名古屋市中区)が運営する中古⾞情報サイト「⾞選びドットコム」から、自動車市場の2024年8月統計レポートが発表された。新車と中古車の登録台数は前月比、前年比ともに減少しているが、一方でトヨタ自動車<7203>(東証プライム)の増産計画により今後の動向に変化が見られる可能性がある。輸送費の高騰も影響し、中古車の輸出台数が減少しているが、相場が大きく崩れるかは依然不透明である。

 新車登録台数は前年比96.5%に減少。特に台風10号の影響により九州地方の新車ディーラーが営業停止に追い込まれたことが主な要因とされている。中古車市場でも、軽自動車の登録台数が大きく減少し、前年同月比95.1%と低調な結果となった。国内ブランドの6銘柄が前年実績を下回り、市場全体の勢いは鈍化している。

 輸送費の高騰により、中古車の輸出台数も減少しているが、この影響は主に低価格帯の車両に限定されている。国内市場においては、大手メーカーの増産が中古車供給量の増加につながる可能性があるものの、AA市場の需要は依然として高く、相場が下がるかどうかは慎重に見守る必要がある。

 「車選びドットコム」のデータによると、8月の軽自動車や軽バンの販売台数は増加しており、特に軽自動車が全体の34.5%を占めている。車種別では、セレナ(日産)が1位、エブリイ(スズキ)が2位に浮上し、プリウス(トヨタ)は3位に後退した。

■⾞選びドットコム https://www.kurumaerabi.com/
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:32 | 政治・経済・調査結果
2024年10月04日

人手不足倒産が過去最多を更新!深刻化する人材不足、賃上げに向けた課題も

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■2024年度上半期163件で過去最多更新

 人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの調査によると、2024年度上半期(4−9月)の人手不足倒産は163件に達し、年度として過去最多を記録した2023年度をさらに上回るペースで増加している。従業員の退職や採用難、人件費高騰などが主な原因である。就業者数の増加や有効求人倍率の上昇に歯止めがかかるなど、統計上は人手不足が落ち着いたようにみえるが、実態は深刻さを増している。

■建設・物流業を中心に急増、小規模事業者への影響大

 業種別では、建設業が55件、物流業が19件と高水準が続き、両業種で全体の45.4%を占めている。これらの業種は「2024年問題」の対象となっており、約7割の企業が人手不足を感じている。また、飲食店では前年同期の2件から9件へと大幅に増加した。全業種を通じて、従業員数10名未満の小規模事業者が多くを占めている点も特徴的である。

 人手不足倒産の背景には、賃上げ機運の高まりによる労働市場の流動化がある。特に、労働条件が厳しい小規模事業者を中心に影響が大きい。企業の人手不足感は高止まりしており、今後も人手不足倒産は高水準で推移すると予測されている。

 一方で、改善の兆しもみられる。人材の確保・定着に不可欠な賃上げ原資の確保に向けて、価格転嫁が徐々に進んでいる。特に物流業では、2022年12月時点で全体と20ポイント近く差があったが、その差は縮まりつつある。今後は、価格転嫁の改善による賃上げと労働環境の改善が、人手不足解消の鍵を握るだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:57 | 政治・経済・調査結果
2024年10月02日

【焼肉店倒産が前年の倍に急増】2024年9月までに過去最多を記録―帝国データバンク調査

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■小規模店が大手チェーンとの競争で苦境に立つ、値上げの限界とコスト負担の増加

 帝国データバンクの調査によると、2024年1月から9月にかけて、焼肉店の倒産が前年の2倍に増加し、過去最多の39件に達した。特に小規模な個人経営の店舗が経営破綻に追い込まれており、実際の市場退出数はさらに多いと見られる。倒産の主な要因として、輸入牛肉や野菜の価格高騰が挙げられる。円安による牛肉の価格上昇が続く中、2024年の牛肉原価は2020年比で1.7倍に達している。加えて、キャベツなどの野菜も同1.3倍に上昇し、店舗の経営を圧迫している。

 価格高騰に対して、焼肉店の多くは価格転嫁が難しく、客離れを避けるために値上げができない状況が続いている。特に、大手チェーン店が大量仕入れや低コスト運営で価格を抑えられる一方、小規模店はコスト競争に耐え切れず、倒産が相次いでいる。また、電気・ガス代や人件費などの運営コストがさらに負担となり、2024年の年間倒産件数は50件を超える可能性も高まっている。

 今後も輸入牛肉の価格が高止まりする見通しであり、コスト上昇に苦しむ中小零細店の経営環境はさらに厳しくなると予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:29 | 政治・経済・調査結果