「新成長戦略の実現を推進・加速するために新成長戦略実現会議を開催することが閣議決定された。本会議は民間有識者の意見も聴取しつつ、官邸主導で新成長戦略に基づく具体的な取組み、つまり新成長戦略の執行、実行を各省に指示することになる。独自にプロジェクトチームを組んで行う場合もあり得る」。
会議は菅総理を議長として、副議長には仙谷内閣官房長官、荒井国家戦略担当大臣兼内閣府特命担当大臣、直嶋正行経済産業大臣が就任し、野田佳彦財務大臣と、内閣総理大臣が指名する大臣が委員をつとめる。そのほか、白川方明日本銀行総裁、伊藤元重東京大学大学院経済学研究科教授、岡村正日本商工会議所会頭、河野栄子DIC株式会社社外取締役、古賀伸明日本労働組合連合会会長、小宮山宏三菱総合研究所理事長、桜井正光経済同友会代表幹事、清家篤慶應義塾大学塾長、宮本太郎北海道大学大学院法学研究科教授、米倉弘昌日本経済団体連合会会長ら、民間の有識者を構成員とした。初回会合は9月9日木曜日に開催する予定。
これだけのメンバーを揃え、特に経済3団体のトップを委員に委嘱して、菅首相がもし代表選に破れ退陣したらどうするのであろうか。構想を語るのはいいが、本格的な始動は代表選後に出来なかったのだろうか。いくら成長戦略が大事だといっても、自分の首がかかっている最中、次期政権がどうなるかわからない時に、このような重大な会議を立ち上げるのは"無謀"だとの声も関係者から聞こえる。いや、一方でこれは菅首相の一流の代表選に向けてのパフォーマンスだとの見方も出ており、首相の立場を最大限に利用して、既成事実を積み上げて、戦局を有利にしようとの"参謀"仙谷長官の入知恵だという。
また、仙谷長官は今後の予算編成について、次のようにスケジュールを述べた。
予算編成過程の透明化、見え化を進めて、国民の声を予算編成に反映させる試みとして、9月下旬を目途に特別枠要望についてパブリックコメントを実施する。あわせて「パブリックコメントの結果等を参考としつつ要望事項に関して政策の優先順位付けを行う場として10月を目途に評価会議(仮称)を設置する。以上のような取組みは従来の予算編成になかった新機軸である。国民に開かれた官邸主導、政治主導による予算編成を実現していくために、政府与党一体となって取り組んでいきたい。
いずれにしても、官邸始め政府全体が代表選に翻弄されて、自信無さげに『バタバタ』しているようである。
































