[市況・概況]の記事一覧
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記事一覧 (08/18)【銘柄フラッシュ】グリーなど連日高値の一方で自動車株の安値更新が目立つ
記事一覧 (08/18)【株式市場】米国の景気後退を懸念し自動車株など安く4日ぶり9000円割る
記事一覧 (08/18)【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エル急伸しグリーやディー・エヌ・エー連日高値
記事一覧 (08/18)【株式市場】円の高止まりなど気にし模様ながめのなか自動車株など軟調
記事一覧 (08/17)【銘柄フラッシュ】仕手株が値上がり率上位に並びグリーは連日高値
記事一覧 (08/17)【株式市場】円の高止まりなど警戒し思惑材料株などを個別物色
記事一覧 (08/17)【銘柄フラッシュ】ルックや飛島建設が高くディー・エヌ・エーは連日高値
記事一覧 (08/17)【株式市場】欧州の景気鈍化懸念や円の高どまりを気にし材料株など個別物色
記事一覧 (08/16)【銘柄フラッシュ】日本信号が一段高となりディー・エヌ・エーは高値更新
記事一覧 (08/16)【株式市場】円相場の高止まりに懸念が強く材料株や好決算銘柄を物色
記事一覧 (08/16)【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エル続騰しお盆休み突いて仕手株も高い
記事一覧 (08/16)【株式市場】NY株213ドル高の半面で円高懸念が強く一進一退
記事一覧 (08/15)【銘柄フラッシュ】任天堂や宇徳が高くエス・バイ・エルはストップ高
記事一覧 (08/15)【株式市場】1ユーロ110円台の円安傾向を好感し次第に値上り銘柄が増加
記事一覧 (08/15)【銘柄フラッシュ】井筒屋や任天堂が高くエス・バイ・エルはストップ高
記事一覧 (08/15)【株式市場】NY株の続伸を好感し好決算銘柄や材料株の物色が旺盛
記事一覧 (08/14)【相場展望】世界的株安連鎖は一旦は歯止め、テクニカル面でのリバウンドへ
記事一覧 (08/14)【外国為替市場展望:ドル・円相場】米景気先行き警戒感と円売り市場介入の警戒感交錯
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記事一覧 (08/13)【株式市況を検証】日経平均株価、TOPIXともに3週連続の下落
2011年08月18日

【銘柄フラッシュ】グリーなど連日高値の一方で自動車株の安値更新が目立つ

 18日後場は、今夜発表の米国のCPI(消費者物価指数・7月分)などを控えて米国景気の鈍化懸念が強まり、前場で安値を更新したホンダ<7267>(東1)に続き、日産自動車<7201>(東1)トヨタ自動車<7203>(東1)マツダ<7261>(東1)が安値を更新、自動車株の下げが顕著。

 半面、ゲーム課金の世界には不景気なしとかで、グリー<3632>(東1)が東証1部の売買代金1位の活況で連日高値の2.7%高、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は売買代金2位で連日高値の2.9%高。内需消費関連のファーストリテイリング<9983>(東1)は代金9位で高値更新の3.3%高。楽天<4755>(JQS)は2日連続高値の1.2%高。

 東証1部の値上がり率1位はフィデック<8423>(東1)となり前引けの2位からアップし業績回復ピッチ早まるとの見方あり浮動株比率も低いと一段高の15.9%高、2位はGMOインターネット<9449>(東1)となりアンドロイド系の端末向けゲーム配信を手がかりに6.1%高、3位にはレオパレス21<8848>(東1)が入りTOB(公開買い付け)で急伸したエス・バイ・エル<1919>(東1)を連想とかで14時前から尻上がりの6.1%高、4位の沢井製薬<4555>(東1)はモルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を8800円から9400円に引き上げたと伝えられ5.4%高。

 ソフトバンク・テクノロジー<4726>(東1)は楽天の連日高値を受け電子商取引サイト運営代行事業が注目されたとかで突飛高の5.4%高、カカクコム<2371>(東1)は輸出株を避けたIT関連株物色の中で順番が回ってきたとかで4.6%高、デジタルハーツ<3620>(東1)もIT関連株物色の中でお鉢が回ってきたとかで4.4%高。

 パイオニア<6773>(東1)はシティグループ証券の投資判断引き上げが伝えられて4.2%高、ウェザーニューズ<4825>(東1)は「地デジ」で空いた電波枠の獲得に熱心とかで高値更新3.9%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:21 | 市況・概況

【株式市場】米国の景気後退を懸念し自動車株など安く4日ぶり9000円割る

■東証1部銘柄は約25%が高い

110818大引け 18日後場の東京株式市場は、全般弱含みでジリ安。米国でCPI(米消費者物価指数)などの発表が迫り、景気減速懸念から主力株を中心に模様ながめ気分を強めた。前場で安値を更新したホンダ<7267>(東1)などに続き、後場は日産自動車<7201>(東1)トヨタ自動車<7203>(東1)マツダ<7261>(東1)が安値を更新するなど、自動車株の下げが顕著。東証1部の値上がり銘柄数は417銘柄(約25%)だった。

 日経平均は続落。後場は断続的に下値を切り下げる動きとなり、14時40分過ぎに8931円25銭(126円01銭安)まで下げ、大引けは8943円76銭(113円50銭安)。終値での9000円割れは、8月12日以来4日ぶり。

 東証1部の出来高概算は17億3937万株、売買代金は1兆1715億円。1部上場1669銘柄のうち、値上がり銘柄数は417(前引けは631)銘柄、値下がり銘柄数は1122(前引けは872)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは11業種)が値上りし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、医薬品、陸運、小売り、パルプ・紙、サービス、石油・石炭、情報・通信。
 一方、値下がり率上位は、機械、精密機器、ガラス・土石、輸送用機器、電気機器、不動産、鉱業、非鉄金属、化学、その他金融、保険、鉄鋼、金属製品、ゴム製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:30 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エル急伸しグリーやディー・エヌ・エー連日高値

 18日前場は、円相場の高止まりや米NASDAQ指数の続落11.97ポイント安などを受けて輸出関連株を敬遠する雰囲気。ホンダ<7267>(東1)スズキ<7269>(東1)が安値を更新し、各々1.2%安、1.4%安。

 半面、携帯ゲーム好調のグリー<3632>(東1)は東証1部の売買代金1位で連日高値の2.3%高、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は売買代金2位で連日高値の3.6%高。ファーストリテイリング<9983>(東1)は急反発で高値更新の4.0%高。

 東証1部の値上がり率1位はエス・バイ・エル<1919>(東1)となりヤマダ電機<9831>(東1)によるTOB(公開買い付け)を引き続き材料に急反発の11.7%高、2位のフィデック<8423>(東1)は業績回復ピッチ早いとの見方あり浮動株比率も低く9.4%高、3位のサカイオーベックス<3408>(東1)は業績予想の再増額期待があるとかで7.3%高、4位の兼松日産農林<7961>(東1)は収益回復傾向をとらえて一部の資金グループが注力とされ7.1%高。

 沢井製薬<4555>(東1)はモルガン・スタンレーMUFG証券の積極判断が伝えられ4.6%高、デンヨー<6517>(東1)は国交省と水資源機構の災害時給水迅速化対策に思惑ありとされ4.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:07 | 市況・概況

【株式市場】円の高止まりなど気にし模様ながめのなか自動車株など軟調

■東証1部銘柄は約38%が高い

 18日前場の東京株式市場は、軟調もみあい。円相場が依然1ドル76円台なかばで高止まり傾向を続け、NY株式はダウ平均が4ドル高の小反発にとどまりNASDAQ指数は11.97ポイント安の続落とあって、主力株は模様ながめ。ホンダ<7267>(東1)スズキ<7269>(東1)が安値を更新。東証1部の値上がり銘柄数は631銘柄(約38%)だった。

 日経平均は小幅続落。10時過ぎに8994円26銭(63円ちょうど安)まで下げ、前引けは9019円52銭(37円74銭安)。

 東証1部の出来高概算は6億8223万株、売買代金は4435億円。1部上場1669銘柄のうち、値上がり銘柄数は631銘柄、値下がり銘柄数は872銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種が値上りし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、パルプ・紙、医薬品、情報・通信、陸運、サービス、海運、倉庫・運輸、石油・石炭、小売り、など。
 一方、値下がり率上位は、工業、精密機器、輸送用機器、電気機器、機械、ガラス・土石、化学、不動産、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:33 | 市況・概況
2011年08月17日

【銘柄フラッシュ】仕手株が値上がり率上位に並びグリーは連日高値

 17日後場は、円相場が対ユーロで110円台の前半に強含んだこともあり、欧米の景気鈍化や円高の影響の小さい銘柄などの物色が引き続き活発。前場は一服基調だったグリー<3632>(東1)が持ち直して次第高となり高値更新4.2%高、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)はグリーの鈍化と交代するように高値を更新したあとも値を保ち2.4%高、後場はミクシィ<2121>(東マ)も上値を追い出直りピッチを加速し7.2%高。

 東証1部の値上がり率上位には、お盆休みのためか、仕手色の強い銘柄が前引けに続きズラリ並び、1位はルック<8029>(東1)のまま収益拡大基調に米ヘッジファンドの大量保有、需給妙味などの思惑材料をハヤして高値更新13.7%高、2位にはダイニチ工業<5951>(東1)が入り3位のコロナ<5909>(東1)と業態・本社所在地とも同じと交互ツレ高になり12.9%高、コロナは12.5%高、4位のレナウン<3606>(東1)は前場の2位から後退したもののルックの大株主で宣伝広告強化が伝えられ水準を一段上げて10.7%高。

 レナウン・ルックに注力する資金グループは当初ルックをカチ上げて余力を増して手を広げたとかで、本命がどちらかは「一般参加者」には不透明な様子。コロナ・ダイニチ工業を手がける手筋も2銘柄とも仕上げるかどうかは不透明な様子。
 
 値上がり率5位から13位までは、佐田建設<1826>(東1)の10.1%高、世紀東急工業<1898>(東1)の7.6%高など、株価2ケタから100円台の建設・港湾土木・橋梁株が並び、お盆休みの閑散相場とはいえ年末のモチつき相場よりすごい顔ぶれとの見方も。

 トリドール<3397>(東1)は生活防衛関連株で欧米の景気減速の影響も少ない好業績株と高値更新3.4%高、アンリツ<6754>(東1)は米グーグルによるモトローラ買収でスマートフォン関連需要に期待と高値更新1.7%高、スカパーJSATホールディングス<9412>(東1)も内向き消費関連で欧米の景気減速の影響が少ないと高値更新0.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:19 | 市況・概況

【株式市場】円の高止まりなど警戒し思惑材料株などを個別物色

■東証1部銘柄は約45%が高い

110817大引け 17日後場の東京株式市場は、引き続き一進一退。円相場が強含み、対ユーロで110円台の前半に進み、ユーロ圏の4〜6月期のGDP鈍化などを懸念する向きがあった。自動車、機械、精密株などが軟調で、大手商社も軟調。半面、お盆休み終盤で余計な売り物が出ないとの見方からか、値上がり率上位には仕手イメージ株が並び、思惑材料株の物色は活発。東証1部の値上がり銘柄数は744銘柄(約45%)だった。

 日経平均は反落。後場は持ち直す場面をみせて一進一退となり、大引けは9057円26銭(50円17銭安)。

 東証1部の出来高概算は16億1088万株、売買代金は1兆212億円。1部上場1669銘柄のうち、値上がり銘柄数は744(前引けは445)銘柄、値下がり銘柄数は766(前引けは1042)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けは6業種)が値上りし、値上がり率上位の業種は、海運、パルプ・紙、電力・ガス、建設、証券・商品先物、保険、その他製品、銀行、水産・農林、その他金融、など。
 一方、値下がり率上位は、鉱業、輸送用機器、石油・石炭、機械、精密機器、非鉄金属、電気機器、不動産、卸売り、ガラス・土石、医薬品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:37 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ルックや飛島建設が高くディー・エヌ・エーは連日高値

 17日前場は、ユーロ圏の4〜6月期のGDP鈍化やNY株の反落、円相場の高どまりが気にされ、ホンダ<7267>(東1)が3.4%安となりパナソニック<6752>(東1)も0.6%安など、主力株の重さが目立つ相場。なかで、思惑材料株や内需系の好業績株を物色。ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は連日高値更新の0.7%高、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)は0.8%高。

 東証1部の値上がり率上位には仕手イメージの強い銘柄がズラリ並び、1位のルック<8029>(東1)は収益拡大基調に米ヘッジファンドの大量保有、需給妙味などの思惑材料をハヤして高値更新10.3%高、2位のレナウン<3606>(東1)はルックの大株主で宣伝広告強化が伝えられ8.6%高、3位の飛島建設<1805>(東1)はJPモルガン証券の大手建設株への積極評価を手がかりに株価2ケタの手軽さと8.3%高、4位のコロナ<5909>(東1)は復興関連の好業績で浮動株比率の低さなどがいわれて高値更新7.9%高、5位のイチカワ<3513>(東1)はPBR0.2倍の激安放置がいわれて6.5%高。

 福田組<1899>(東1)は政局の流動化の兆しとともに動意づくと5.6%高、ダイニチ工業<5951>(東1)は業態・本社所在地ともコロナと同じだからとツレ高したとかで高値更新5.5%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:08 | 市況・概況

【株式市場】欧州の景気鈍化懸念や円の高どまりを気にし材料株など個別物色

■東証1部銘柄は約27%が高い

 17日前場の東京株式市場は、全般に一進一退。NY株の反落に加えて円相場の高どまりが気にされ、ユーロ圏の4〜6月期のGDP鈍化、オバマ大統領の支持率低下を懸念する向きもあった。自動車、機械などが軟調で、資源エネルギー株も冴えない。このためか、思惑材料株の物色が活発で好決算銘柄も個別にしっかり。東証1部の値上がり銘柄数は445銘柄(約27%)だった。

 日経平均は反落。10時30分にかけて9003円70銭(103円73銭安)まで下げ、前引けは9015円54銭(91円89銭安)。

 東証1部の出来高概算は6億9062万株、売買代金は4242億円。1部上場1669銘柄のうち、値上がり銘柄数は445銘柄、値下がり銘柄数は1042銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種が値上りし、値上がり率上位の業種は、海運、パルプ・紙、その他製品、建設、証券・商品先物、空運。
 一方、値下がり率上位は、鉱業、輸送用機器、石油・石炭、不動産、機械、非鉄金属、電気機器、ガラス・土石、精密機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:33 | 市況・概況
2011年08月16日

【銘柄フラッシュ】日本信号が一段高となりディー・エヌ・エーは高値更新

 16日後場は、次第に材料株物色の色彩が濃くなる展開。NY株は213ドル高3日続伸となったものの、円相場の高どまり懸念も強く、トヨタ自動車<7203>(東1)は前引けの前日比変わらずから大引けは2円安の0.07%安。半面、円相場などの影響が少ない好業績株としてディー・エヌ・エー<2432>(東1)が後場寄り後に8月4日以来の高値更新となり、東証1部の売買代金2位で3.3%高。同業のグリー<3632>(東1)は朝方5日連続の高値更新となったものの、2400円の大台達成感からか軟化し4.0%安。

 東証1部の値上がり率1位はアイロムホールディングス<2372>(東1)となり前場の3位からランクアップし後発薬品の増産相次ぐと伝えられ治験業務の拡大に期待が強まり15.2%高、2位にはコロナ<5909>(東1)が入り特定の注力筋がお盆休みの「雑音の少ない相場」を利用して値幅稼ぎとされ高値更新10.4%高、3位はエス・バイ・エル<1919>(東1)で昨日に続きTOB(公開買い付け)を材料に続伸だが伸び悩み10.2%高、4位のルック<8029>(東1)は米ヘッジファンドの大量保有が伝わり高値更新も後場は他の仕手系株に物色シフトとされ伸び悩み6.9%高。

 日本信号<6741>(東1)は軽量株妙味を発揮し野村證券の積極判断を材料に一段高となり急反発の6.6%高。コーエーテクモホールディングス<3635>(東1)は今3月期のSNSゲームの営業利益が前期比7割増えそうと日本経済新聞で伝えられ5.9%高。

 アンリツ<6754>(東1)は総務省の高速通信の周波数帯拡大方針を材料に4.9%高。タダノ<6395>(東1)はPBR割安で逆日歩妙味ありと4.6%高になった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:24 | 市況・概況

【株式市場】円相場の高止まりに懸念が強く材料株や好決算銘柄を物色

■東証1部銘柄は56%が値上がり

110816大引け 16日後場の東京株式市場は、堅調もみあい。円相場の高止まりを気にする様子があり、NY株の213ドル高を受けた買いは朝方で一巡の雰囲気。好決算銘柄や材料株の物色は活発だった。電機・精密、機械などは堅調だった半面、自動車株は高安混在となり、医薬品、食料品などは軟調。東証1部の値上がり銘柄数は932銘柄(約56%)だった。

 日経平均は小幅続伸。後場は9100円(13円59銭高)前後で一進一退となり、終値は9107円43銭(21円02銭高)。前場は一時9150円31銭(63円90銭高)まで上げた。

 東証1部の出来高概算は16億7375万株、売買代金は1兆696億円。また、1部上場1669銘柄のうち、値上がり銘柄数は932(前引けは1039)銘柄、値下がり銘柄数は569(前引けは415)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、化学、不動産、機械、精密機器、卸売り、非鉄金属、電気機器、陸運、繊維製品、建設、ガラス・土石、輸送用機器、など。
 一方、値下がり率上位は、海運、電力・ガス、その他製品、空運、小売り、水産・農林、証券・商品先物、医薬品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:37 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エル続騰しお盆休み突いて仕手株も高い

 16日前場は、NY株の213ドル高3日続伸を受け、東証1部1669銘柄中1039銘柄(約62%)が高かったものの、円高の懸念も強く、ファナック<6954>(東1)は10時過ぎに一時小安くなる場面をみせて0.6%高、ホンダ<7267>(東1)は1円安の0.04%安。

 東証1部の売買代金1位はグリー<3632>(東1)となり、6日ぶりに反落し1.5%安。為替などの影響の少ない好業績株として昨日まで4日続けて年初来の高値を更新してきたが、本日は同業の先輩銘柄ディー・エヌ・エー<2432>(東1)が代金2位で4.7%高となり、出遅れ銘柄に乗り換える動き。

 東証1部の値上がり率1位は株価ひとケタの山水電気<6793>(東1)となり2円から3円になって50%高、2位はエス・バイ・エル<1919>(東1)となり昨日に続きヤマダ電機<9831>(東1)によるTOB(公開買い付け)を材料に大幅続伸19.3%高、3位のアイロムホールディングス<2372>(東1)は後発薬品の増産が相次ぐと伝えられ治験業務の拡大に期待が強まり13.2%高、4位のルック<8029>(東1)は「雑音の少ない相場」を利用して注力筋が値幅稼ぎに打って出たとの見方で高値更新10.5%高。

 日産東京販売ホールディングス<8291>(東1)も注力筋がいるとの見方で再編により収益力アップとの期待などあり連日急伸7.4%高、ダイセキ環境ソリューション<1712>(東1)は放射性物質の高汚染地域の政府直轄処理を材料に7.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:17 | 市況・概況

【株式市場】NY株213ドル高の半面で円高懸念が強く一進一退

■東証1部銘柄は62%が値上がり

 16日前場の東京株式市場は、総じて堅調。NY株の213ドル高3日続伸を好感した半面、円相場の高止まりを手控え要因とする様子もあり、買い一巡後は全般一進一退。機械株や自動車部品株が強かったほか、好決算銘柄や材料の物色が活発。東証1部の値上がり銘柄数は1039銘柄(約62%)だった。

 日経平均は小幅続伸。10時にかけて9150円31銭(63円90銭高)まで上げ、前引けは9116円33銭(29円92銭高)。

 東証1部の出来高概算は7億8961万株で、お盆の盛期にもかかわらず、いつものレベルを維持。売買代金は4737億円。また、1部上場1669銘柄のうち、値上がり銘柄数は1039銘柄、値下がり銘柄数は415銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種が値上りし、値上がり率上位の業種は、不動産、ゴム製品、機械、卸売り、化学、建設、繊維製品、その他金融、電気機器、陸運、ガラス・土石、など。
 一方、値下がり率上位は、その他製品、食料品、水産・農林、空運、電力・ガス、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:38 | 市況・概況
2011年08月15日

【銘柄フラッシュ】任天堂や宇徳が高くエス・バイ・エルはストップ高

 15日後場は、円相場が対ユーロで110円台の円安に振れ、香港・上海株式も堅調だったため、買い安心感が拡大。ただ、NY株の乱高下の教訓からか、売買代金2位にグリー<3632>(東1)が入り高値更新の4.3%高。3位のトヨタ自動車<7203>(東1)を上回る超絶人気。代金5位のファーストリテイリング<9983>(東1)も内需系の業績好調株とのとらえ方などで高値更新1.7%高。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続きエス・バイ・エル<1919>(東1)となりヤマダ電機<9831>(東1)によるTOB(公開買い付け)を材料に30円ストップ高の51.7%高、2位には宇徳<9358>(東1)が入り地元・横浜港発の震災復興業務拡大との見方で月初の好決算を見直す相場とされ高値更新の14.1%高、3位は日産東京販売ホールディングス<8291>(東1)となり低PBRなどの見直しとされ前場の7.4%高から一段高の11.6%高。

 任天堂<7974>(大1)はNY株高のほか東証による大阪証券取引所<8697>(JQS)へのTOB(公開買い付け)観測を受けて「東証1部」「大証1部」統合効果などに期待あり東証で11.5%高、大証で9.8%高。東京精密<7729>(東1)は四半期決算での業績予想増額を材料に8.4%高、コナカ<7494>(東1)も四半期決算での黒字転換を材料に7.4%高。

 極東貿易<8093>(東1)東芝<6502>(東1)などのプラント商社のイメージあり福島第1原発で東芝製の装置の試運転迫ると伝えられ6.6%高、ラサ工業<4022>(東1)は四半期大幅増益を好感し6.6%高。三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)も四半期大幅増益を好感し5.5%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:31 | 市況・概況

【株式市場】1ユーロ110円台の円安傾向を好感し次第に値上り銘柄が増加

■東証1部銘柄は68%が値上り

110815大引け 15日後場の東京株式市場は、強もみあいを継続。円相場が対ユーロで110円台の円安に振れ、香港・上海株式も堅調だったため、自動車、機械、電機・精密、海運、大手商社などを幅広く買い直す動きとなり、値上り銘柄数は時間とともに増加した。東証1部の値上がり銘柄数は1130銘柄(約68%)だった。

 日経平均は反発。後場寄り後は9040円(76円28銭高)をはさんで一進一退のあと上値を追い、大引けは9086円41銭(122円69銭高)。朝方は9117円11銭(153円39銭高)まで上げた。

 東証1部の出来高概算は14億9522万株、売買代金は1兆374億円。1部上場1669銘柄のうち、値上がり銘柄数は1130(前引けは934)銘柄、値下がり銘柄数は393(前引けは543)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは25業種)が値上がりし、安い業種は、「電力・ガス」のみ。値上がり率上位の業種は、その他製品、その他金融、輸送用機器、ゴム製品、精密機器、金属製品、海運、不動産、鉱業、電気機器、繊維製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:42 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】井筒屋や任天堂が高くエス・バイ・エルはストップ高

 15日前場は、NY株の続伸を受けて買い安心感が戻り、好決算銘柄や材料株の物色が旺盛。エス・バイ・エル<1919>(東1)ヤマダ電機<9831>(東1)による公開買付け(TOB)をストレートに好感し、30円ストップ高の88円は値上がり率51.7%で1位のまま東証1部の出来高5位。買収する側のヤマダ電機も堅調で2%高。

 東証1部の値上がり率1位はエス・バイ・エル<1919>(東1)の51.7%高、2位の井筒屋<8260>(東1)は8月中間期好調とされ9.3%高、3位には任天堂<7974>(大1)が入りNY株高のほか東証による大阪証券取引所<8697>(JQS)へのTOB(公開買い付け)観測を受けて「東証1部」「大証1部」統合効果などに期待あり東証で7.6%高、大証で7.3%高、4位は日産東京販売ホールディングス<8291>(東1)となり低PBRなどの見直しとされ7.4%高。

 東京精密<7729>(東1)は業績・配当予想の増額を好感し7.2%高、タクマ<6013>(東1)はがれき処理法の成立を受けゴミ処理プラントに期待とされ5.8%高、津田駒工業<6217>(東1)は第3四半期の8月締め好調とされて5.2%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:17 | 市況・概況

【株式市場】NY株の続伸を好感し好決算銘柄や材料株の物色が旺盛

■東証1部銘柄は56%が値上り

 15日前場の東京株式市場は、全般強もみあい。前週末のNY株が乱高下を経て続伸となったため、買い直す動きが活発化。朝方の買い一巡後は、好決算銘柄や材料の出た銘柄を物色する動きが旺盛。東証1部の値上がり銘柄数は934銘柄(約56%)だった。

 日経平均は反発。朝方9117円11銭(153円39銭高)まで上げたあとは小動きとなり、前引けは9041円90銭(78円18銭高)。

 東証1部の出来高概算は6億5330万株、売買代金は4435億円。1部上場1669銘柄のうち、値上がり銘柄数は934銘柄、値下がり銘柄数は543銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、輸送用機器、ゴム製品、精密機器、鉱業、その他金融、電気機器、金属製品、繊維製品、など。
 一方、値下がり率上位は、電力・ガス、パルプ・紙、銀行、空運、陸運、石油・石炭、海運、情報・通信、保険、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:46 | 市況・概況
2011年08月14日

【相場展望】世界的株安連鎖は一旦は歯止め、テクニカル面でのリバウンドへ

【株式市場フューチャー:8月15日〜19日の株式市場見通し】

■海外要因を睨みながら神経質な展開も株安連鎖は一旦歯止め

来週の相場展望 来週(8月15日〜19日)の株式市場は、引き続き米国株式市場と外国為替市場の動向を睨みながら、海外要因で神経質な展開となりそうだ。世界的な景気先行きやソブリンリスクに対する警戒感は強い。しかし前週末には、米国をはじめ世界の株式市場が落ち着きを見せ始めている。不安が払拭されたわけではないが、世界的な株安連鎖の動きに一旦は歯止めがかかり、日本の株式市場ではテクニカル面でのリバウンドも期待されるだろう。

 前週末12日の米国株式市場でダウ工業株30種平均株価は前日比125ドル71セント(1.13%)高と続伸した。米8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は悪化したが、米7月小売売上高が2カ月連続で増加したことや、欧州4カ国の株式市場で空売り規制が実施されたことで安心感が広がり、買い戻しが優勢になった。このため週初15日の日本株式市場は堅調なスタートが想定される。

 その後は、引き続き米国株式市場と外国為替市場の動向を睨みながら、海外要因で神経質な展開となるため、米経済指標などに注意が必要となるだろう。11年4〜6月期決算発表がほぼ一巡したため、やや手掛かり材料難となるうえに、外国為替市場で円が高止まりしていることも弱材料だろう。

 ただし前週末には、米新規失業保険申請件数や米7月小売売上高が改善し、米国株式市場では過度な警戒感が和らいだ。米国をはじめ世界の株式市場が落ち着きを見せ始めているだけに、一旦は下げ止まり感を強める展開となるだろう。

 テクニカル面で見ると、東証1部市場の騰落レシオ(25日移動平均)は前週末12日時点で66.8%に低下し、売られ過ぎゾーンに達している。さらに、日経平均株価の前週末12日時点での移動平均線に対するマイナス乖離率を見ると、25日移動平均線に対しては7.93%、75日移動平均線に対しては7.32%、200日移動平均線に対しては9.58%に達し、いずれもマイナス乖離率が拡大している。したがってテクニカル面でのリバウンドも期待される状況だろう。

 物色面では、SNSゲーム関連など好業績の内需関連の一角への物色が継続して相場を支えるのか、年初来安値圏まで売り込まれた自動車や電機などハイテク・輸出関連株への買い戻しが相場を押し上げるのか、今後の相場展開や物色シフトを考えるうえでも注目されるだろう。

 来週の注目スケジュールとして、国内では15日の11年4〜6月期GDP(国内総生産)1次速報値、18日の5月景気動向指数改定値、7月貿易統計などがあるだろう。

 海外では米8月ニューヨーク州連銀製造業業況指数、米8月住宅建設業者指数、ロックハート米アトランタ地区連銀総裁の講演、16日の豪中銀理事会議事録、独第2四半期GDP速報値、ユーロ圏6月貿易収支、ユーロ圏第2四半期GDP速報値、独仏首脳会談、米7月輸出入物価、米7月住宅着工件数、米7月鉱工業生産、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、17日のユーロ圏6月経常収支、ユーロ圏7月消費者物価指数改定値、米7月卸売物価指数、米住宅ローン借り換え申請指数、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁の講演、18日の米7月消費者物価指数、米7月実質所得、米7月中古住宅販売、米7月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米8月フィラデルフィア地区連銀業況指数、米新規失業保険申請件数、北米7月半導体BBレシオ、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁の講演、19日の独7月生産者物価指数などがあるだろう。なお15日は韓国(光復節)とインド(独立記念日)が休場となる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:02 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ドル・円相場】米景気先行き警戒感と円売り市場介入の警戒感交錯

【外国為替市場フューチャー:8月15日〜19日のドル・円相場】

■欧州ソブリンリスクの落ち着きも焦点

 来週(8月15日〜19日)のドル・円相場については、米景気先行きに対する警戒感と円売り市場介入への警戒感が交錯し、米経済指標の動向や欧州ソブリンリスクの動向を睨みながらの展開だろう。

 前週(8月8日〜12日)のドル・円相場は、リスク回避の動きと円売り市場介入への警戒感が交錯する形で、概ね1ドル=76円台半ば〜77円台後半でモミ合う展開だった。一時1ドル=76円30銭近辺に円が上昇して戦後最高値水準に迫るなど、米景気二番底や欧州ソブリンリスク拡大に対する警戒感でドル売り・円買い圧力は強い。しかし一方では、円売り市場介入への警戒感も強く、どちらか一方向に動きにくい状況となっている。

 米連邦債務上限引き上げ問題が決着し、米国の一時的なデフォルト(債務不履行)は回避されたが、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によって米国債格付けが引き下げられた。米景気に関しても、前週末には警戒感がやや和らいだものの、二番底に対する警戒感が払拭されたわけではない。米FOMC(連邦公開市場委員会)声明では、ゼロ金利政策を13年半ばまで継続する方針が示されたが、当面は量的緩和策第3弾(QE3)の可能性は小さいとの見方が優勢である。

 また欧州ソブリンリスクがフランスまで波及拡大しており、リスク回避のドル売り・円買い圧力は依然として強い。しかし一方では、円売り市場介入に対する警戒感も強いだけに、当面は米経済指標の動向と、欧州ソブリンリスクに対する警戒感の落ち着きが焦点だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:00 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】欧州ソブリンリスクに対する警戒感の落ち着きが焦点

【外国為替市場フューチャー:8月15日〜19日のユーロ・円相場】

■引き続きリスク回避のユーロ売り・円買い圧力が強い

 来週(8月15日〜19日)のユーロ・円相場については、引き続きリスク回避のユーロ売り・円買い圧力が強く、フランスまで波及した欧州ソブリンリスクに対する警戒感の落ち着きが焦点だろう。このため16日開催予定の独仏首脳会談が注目されている。

 前週(8月8日〜12日)のユーロ・円相場は、概ね1ユーロ=108円台〜110円台で推移した。イタリアとスペインの国債利回り上昇に加えて、週半ばには、フランス国債格付け引き下げ観測で銀行株が急落するなど、欧州ソブリンリスクの波及拡大に対する警戒感が強まり、リスク回避でユーロ売り優勢の展開だった。

 ECB(欧州中央銀行)によるイタリアとスペインの国債購入開始、12日の欧州4カ国での銀行株に対する空売り規制により、ソブリンリスクに対する当面の過度な警戒感は和らいだ形である。

 しかし、ギリシャ国債の制限的デフォルト(債務不履行)に対する警戒感、イタリアとスペインの国債利回り上昇に対する警戒感、フランスへのソブリンリスク波及拡大に対する警戒感はくすぶり続けるだろう。米国やユーロ圏の景気先行き見通しに対する警戒感も強いだけに、リスク回避のユーロ売り・円買い圧力は依然として強い。当面は16日開催予定の独仏首脳会談で、不安を払拭するだけの内容を打ち出せるかどうかが焦点だろう。

■注目スケジュール

 来週の注目スケジュールとして、国内では15日の11年4〜6月期GDP(国内総生産)1次速報値、18日の5月景気動向指数改定値、7月貿易統計などがあるだろう。

 海外では米8月ニューヨーク州連銀製造業業況指数、米8月住宅建設業者指数、ロックハート米アトランタ地区連銀総裁の講演、16日の豪中銀理事会議事録、独第2四半期GDP速報値、ユーロ圏6月貿易収支、ユーロ圏第2四半期GDP速報値、独仏首脳会談、米7月輸出入物価、米7月住宅着工件数、米7月鉱工業生産、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、17日のユーロ圏6月経常収支、ユーロ圏7月消費者物価指数改定値、米7月卸売物価指数、米住宅ローン借り換え申請指数、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁の講演、18日の米7月消費者物価指数、米7月実質所得、米7月中古住宅販売、米7月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米8月フィラデルフィア地区連銀業況指数、米新規失業保険申請件数、北米7月半導体BBレシオ、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁の講演、19日の独7月生産者物価指数などがあるだろう。なお15日は韓国(光復節)とインド(独立記念日)が休場となる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:58 | 市況・概況
2011年08月13日

【株式市況を検証】日経平均株価、TOPIXともに3週連続の下落

【株式市場フラッシュ:8月8日〜12日の週の日本株式市場】

■不安定な海外要因を睨みながら神経質な展開

株式市場フラッシュ 8月8日〜12日の週の日本株式市場では、日経平均株価(225種)、TOPIXともに、週間ベースで3週連続の下落となった。米景気の二番底、米国債格付け引き下げによるドル信認低下、欧州ソブリンリスクの拡大、中国の利上げ観測と景気減速などに対する警戒感で、リスク回避の動きが強まり、米国や欧州を中心に、世界の株式市場が不安定な動きとなった。外国為替市場で円が戦後最高値水準に迫ったこともあり、日本の株式市場も神経質な展開となった。

 週初には、前週末のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による米国債格付け引き下げが金融市場の混乱につながるとの警戒感が強まった。週半ばには、フランス国債格付け引き下げの見方が広がり警戒感が強まった。そして米国株式市場でダウ工業株30種平均株価は、8日が前週末比634ドル76セント下落、9日が前日比429ドル92セント上昇、10日が前日比519ドル83セント下落、11日が前日比423ドル37セント上昇と乱高下し、不安定な展開となった。

 しかし、9日の米FOMC(連邦公開市場委員会)声明では、ゼロ金利政策を13年半ばまで継続する方針が示された。経済指標面では、11日発表の米新規失業保険申請件数や12日発表の米7月小売売上高が改善し、過度な警戒感が和らいだ。欧州ソブリンリスクに関しては、12日に欧州4カ国で銀行株に対する空売り規制が実施され、安心感につながった。中国の利上げ観測に関しては、9日発表の7月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったが、政治的配慮で追加利上げ先送りとの見方が広がった。このため、週後半には欧米の株式市場がやや落ち着き、世界的な株安連鎖に一旦は歯止めかかった形である。しかし、依然として警戒感はくすぶるだろう。

 外国為替市場では、リスク回避の動きと円売り市場介入に対する警戒感が交錯した。ドル・円相場は概ね1ドル=76円台半ば〜77円台後半、ユーロ・円相場は概ね1ユーロ=108円台〜110円台で推移し、円の高止まり状況が続いた。ドル・円相場では一時1ドル=76円30銭近辺に円が上昇し、戦後最高値水準に迫った。

 国内要因としては、主要企業の11年4〜6月期決算発表がほぼ一巡し、やや手掛かり材料難となった。企業業績に対する期待感は強く、好業績のSNSゲーム関連など内需関連の一角が物色されたが、一方では外国為替市場での円の高止まりに対する警戒感が強く、自動車や電機など輸出関連の一角が軟調だった。外国人投資家の売りが継続したとの見方もある。

 またテクニカル面で見ると、東証1部市場の騰落レシオ(25日移動平均)は週末12日時点で66.8%に低下した。さらに日経平均株価の日足チャートで12日時点の移動平均線に対するマイナス乖離率を見ると、25日移動平均線に対して7.93%、75日移動平均線に対して7.32%、200日移動平均線に対して9.58%に達している。

 日経平均株価の終値ベースで1週間の騰落状況を見ると、週初の8月8日は前週末(5日)比202円32銭(2.17%)安と大幅続落、9日は前日比153円08銭(1.68%)安と大幅に3営業日続落、10日は前日比94円26銭(1.06%)高と4営業日ぶり反発、11日は前日比56円80銭(0.62%)安と反落、12日は前日比18円22銭(0.20%)安と小幅に続落した。日中の値幅は8日が157円80銭、9日が293円18銭、10日が122円97銭、11日が150円91銭、12日が143円38銭だった。

 日経平均株価の週末8月12日の終値は8963円72銭となり、前週末(5日)比336円16銭(3.61%)下落した。9000円台を割り込み、週間ベースで3週連続の下落となった。なお取引時間中ベースの週間高値は8日の9215円09銭、週間安値は9日の8656円79銭、1週間の取引時間中の値幅は558円30銭だった。

 TOPIXの週間騰落状況を見ると、週末8月12日の終値は768.19となり、前週末(5日)に比べて32.77ポイント(4.09%)下落した。週間ベースでは3週連続の下落となった。取引時間中ベースの週間高値は8日の791.94、週間安値は9日の744.46だった。週末12日時点の終値ベースでのNT倍率は11.67倍となり、前週末5日時点の11.61倍に対して0.06ポイント上昇した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:56 | 市況・概況