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記事一覧 (07/31)【外国為替市場展望:ドル・円相場】ドル・円相場は米連邦債務上限引き上げ問題次第
記事一覧 (07/31)【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】欧州ソブリンリスクに対する警戒感の落ち着き次第
記事一覧 (07/30)【株式市場・この1週間】日経平均株価は6月30日以来の安値水準
記事一覧 (07/30)【株式市況を検証】米連邦債務上限引き上げ問題や米景気先行きに対する警戒感
記事一覧 (07/30)【外国為替市場を検証:ドル・円相場】29日の海外市場で1ドル=76円70銭台に円が上昇
記事一覧 (07/30)【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】29日の海外市場で1ユーロ=110円台に円が上昇
記事一覧 (07/29)【銘柄フラッシュ】三井製糖やアイネスが急伸し東京電力は売買一巡感
記事一覧 (07/29)【株式市場】対ユーロで円高進み一段と好業績銘柄など選別物色
記事一覧 (07/29)【銘柄フラッシュ】アンリツや東光電気が高くソニーは安い
記事一覧 (07/29)【株式市場】円の高どまりなど外部環境さえず好業績銘柄を選別物色
記事一覧 (07/28)【銘柄フラッシュ】コロナや東洋機械金属が好決算の期待で動意増す
記事一覧 (07/28)【株式市場】円相場の高どまりなどで手控えられ7日ぶり1万円割る
記事一覧 (07/28)【銘柄フラッシュ】ソフトバンク・テクノロジーや愛三工業が高い
記事一覧 (07/28)【株式市場】NY株式の大幅安うけ手控えるなか好業績株など個別物色
記事一覧 (07/27)【銘柄フラッシュ】日立電線やゲンキーが高くエステーは上昇率1位保つ
記事一覧 (07/27)【株式市場】好決算銘柄などの物色は活発で朝方を安値に持ち直す
記事一覧 (07/27)【銘柄フラッシュ】エステーや東光電気が高く東京電力は下落率1位
記事一覧 (07/27)【株式市場】円高の進行を懸念するものの好決算銘柄の物色は活発
記事一覧 (07/26)【銘柄フラッシュ】日特建設やメガネトップが急伸しキヤノン活況
記事一覧 (07/26)【株式市場】円の軟化とアジア株の反発を受け全般に持ち直す
2011年07月31日

【外国為替市場展望:ドル・円相場】ドル・円相場は米連邦債務上限引き上げ問題次第

【外国為替市場フューチャー:8月1日〜5日のドル・円相場】

■当面はリスク回避の動きが優勢

 来週(8月1日〜5日)のドル・円相場については、米連邦債務上限引き上げ問題を巡る米議会協議の決着次第だろう。5日発表予定の米7月雇用統計も注目材料となり、当面はリスク回避の動きが優勢となり、円が高止まりする展開が想定される。過去最高値1ドル=76円25銭を突破する可能性も指摘されており、この場合には円売り介入が焦点となるだろう。

 前週(7月25日〜29日)のドル・円相場はドル売り・円買いの展開だった。米連邦債務上限引き上げ問題を巡って議会での与野党協議が難航し、米国債のデフォルト(債務不履行)や格付け引き下げが警戒され、週末29日の海外市場では1ドル=76円70銭台に円が上昇し、3月17日に付けた過去最高値の1ドル=76円25銭に接近した。

 したがって当面は、8月2日を期限とする米連邦債務上限引き上げ問題に関して、米議会での協議決着次第の展開だろう。最終的には債務上限を引き上げざるを得ないとの見方が優勢だが、協議は依然として難航しており、決着がズレ込み、一時的デフォルト(債務不履行)が避けられないとの見方も広がっている。また債務上限引き上げで決着しても、財政赤字削減金額が不十分であれば、格付け引き下げが避けられないとの見方も広がっている。

 さらに低調な経済指標を受けて、米景気先行きに対する警戒感も強まっているだけに、米7月雇用統計が低調な内容になれば、ドル売り・円買いが加速して、円が過去最高値を突破する可能性も指摘されている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:07 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】欧州ソブリンリスクに対する警戒感の落ち着き次第

【外国為替市場フューチャー:8月1日〜5日のドル・円相場】

■イタリアやスペインの国債利回りが上昇傾向

 来週(8月1日〜5日)のユーロ・円相場については、欧州ソブリンリスクに対する警戒感が落ち着くかどうかが焦点だろう。

 前週(7月25日〜29日)のユーロ・円相場は、週前半は概ね1ユーロ=112円台〜113円台のレンジでモミ合う展開だったが、週後半にはリスク回避のユーロ売り・円買いの展開となった。欧州ソブリンリスク拡大に対する根強い警戒感に加えて、欧州の景気減速も懸念されて、週末29日の海外市場では1ユーロ=110円40銭台に円が上昇した。

 欧州ソブリンリスクに関しては、7月21日のユーロ圏緊急首脳会議でギリシャに対する第2次支援策(民間負担も含めて総額約1600億ユーロ)と、欧州金融安定基金(EFSF)の機能拡充を決定したため、当面の警戒感が和らいでいた。しかし、ギリシャ債務問題が根本的に解決したわけではなく、ギリシャ国債の制限的デフォルト(債務不履行)に対する警戒感がくすぶっている。

 さらに独財務相の発言や、格付け会社によるスペイン国債格付け引き下げ方向での見直しなどで、イタリアやスペインの国債利回りが上昇傾向となり、警戒感が再燃しかねない状況である。当面は、欧州ソブリンリスクに対する警戒感が落ち着くかどうかが焦点だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:03 | 市況・概況
2011年07月30日

【株式市場・この1週間】日経平均株価は6月30日以来の安値水準

■株式市況を振り返って(7月25日〜29日の株式市場の動き)

★週末7月29日の日経平均株価の終値は9833円03銭

今週はこう動いた 7月25日は、日経平均株価が前週末(22日)比82円10銭(0.81%)安で4営業日ぶりに反落、TOPIXが前週末比6.90ポイント(0.79%)安で2営業日ぶりに反落した。前週末22日の米国株式市場では、米連邦債務上限引き上げ問題に対する警戒感や、米キャタピラーの4〜6月期決算が市場予想を下回ったことに対する失望感などで、ダウ工業株30種平均株価が前日比43ドル25セント下落した。この流れを受けて、日経平均株価は前週末比51円29銭安と売り先行でスタートした。前週末まで3営業日続伸した反動で利益確定売りが出やすく、外国為替市場で円が1ドル=78円台前半で高止まりしていることも弱材料だった。売り一巡後は下げ渋る展開だったが、午後に入ると、中国・上海株式市場が高速鉄道事故などで軟調だったことも弱材料となり、下落幅を広げた。結局この日の安値圏で取引を終了した。セクター別には、輸出関連や中国関連を中心に主力株が総じて軟調だった。米連邦債務上限引き上げ問題に対する警戒感で様子見ムードが強く、東証1部市場の売買代金は9596億円と低水準だった。

 26日は、日経平均株価が前日比47円71銭(0.48%)高で反発、TOPIXが前日比4.29ポイント(0.50%)高で反発した。前日の米国株式市場では、米連邦債務上限引き上げ問題に対する警戒感などでダウ工業株30種平均株価が前日比88ドル36セント下落したが、日経平均株価は前日比28円47銭高と買い先行でスタートした。オバマ米大統領の演説に対する期待感や、企業業績に対する期待感が高まった。オバマ米大統領の演説を受けて、外国為替市場のドル・円相場で1ドル=77円台に円が上昇したため、日経平均株価が一時的に前日比マイナス圏に転じる場面もあったが、午後に入るとアジアの主要株式市場が堅調だったことや、外国為替市場のユーロ・円相場で1ユーロ=113円台に円が下落したことが安心感につながり、株価指数先物取引が主導する形で、上昇幅を前日比80円24銭高まで広げる場面もあった。セクター別には、業績見通しを上方修正した銘柄が個別物色された。総合商社の上昇も目立った。

 27日は、日経平均株価が前日比50円53銭(0.50%)安で反落、TOPIXが前日比7.09ポイント(0.81%)安で反落した。前日の米国株式市場では、米連邦債務上限引き上げ問題の協議難航で警戒感が強まり、ダウ工業株30種平均株価が前日比91ドル50セント下落した。これを受けて日経平均株価は前日比49円38銭安と売り先行でスタートした。外国為替市場のドル・円相場で1ドル=77円台に円が上昇したことも弱材料となり、寄り付き直後には前日比88円35銭安の1万9円37銭まで下落する場面もあった。売り一巡後は次第に下落幅を縮小した。取引時間中に好決算を発表した主力銘柄が上昇したこともあり、企業業績に対する期待感が下支え要因となった。日経平均株価は結局、この日の高値圏で取引を終了して1万円大台を維持した。しかし様子見ムードの強い展開で日中値幅は44円13銭にとどまり、東証1部市場の値下がり銘柄数は1276(全体の76%)に達した。セクター別には家電量販店の下落が目立った。

 28日は、日経平均株価が前日比145円84銭(1.45%)安で大幅に続落、TOPIXが前日比10.74ポイント(1.25%)安で大幅に続落した。前日の米国株式市場では、米連邦債務上限引き上げ問題に対する警戒感に加えて、米6月耐久財受注が市場予想を下回ったことや、地区連銀経済報告(ベージュブック)の悪化などで景気先行きに対する警戒感が広がり、ダウ工業株30種平均株価が前日比198ドル75セント安と大幅に下落した。これを受けて日経平均株価は前日比110円22銭安と売り先行でスタートした。午前は寄り付き近辺の水準で膠着感を強めたが、午後に入ると株価指数先物取引が主導する形で、前日比193円34銭安の9853円85銭まで下落する場面があった。外国為替市場で円高方向に振れたことや、アジアの主要株式市場が軟調だったことも弱材料だった。その後は下落幅をやや縮小して取引を終了したが、終値で7営業日ぶりに1万円大台を割り込んだ。また、下値支持線とされていた25日移動平均線や200日移動平均線も割り込んだ。東証1部市場の値下がり銘柄数は1288(全体の77%)だった。セクター別には、好業績期待で買われてきた内需関連や中小型株の下落が目立った。

 29日は、日経平均株価が前日比68円32銭(0.69%)安で3営業日続落、TOPIXが前日比7.00ポイント(0.82%)安で3営業日続落した。前日の米国株式市場では、新規失業保険申請件数が市場予想を上回る改善となったことを好感する場面もあったが、米連邦債務上限引き上げ問題に対する警戒感が強まり、ダウ工業株30種平均株価は前日比62ドル44セント下落した。これを受けて日経平均株価は前日比34円53銭安と売り先行でスタートした。その後は、米連邦債務上限引き上げ問題で米議会採決が予定されたため、前日終値付近で膠着感を強めた。午後に入ると米議会採決見送りとの報道で為替が円高方向に振れたため、日経平均株価は株価指数先物取引が主導する形で前日比77円01銭安まで下落幅を広げた。アジアの主要株式市場の下落も弱材料となり、結局この日の安値圏で取引を終了した。終値は9833円03銭で、6月30日(9816円09銭)以来の安値水準だった。東証1部市場の値下がり銘柄数は1266銘柄(全体の76%)だった。セクター別には、前日大引け後に4〜6月期決算を発表した主力銘柄や、SNS関連の下落が目立った。

 なお29日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が前日比96ドル87セント(0.79%)下落、S&P500株価指数が前日比8.39ポイント(0.65%)下落、ナスダック総合株価指数が前日比9.87ポイント(0.36%)下落した。ダウ工業株30種平均株価は6営業日続落で、6営業日合計の下落幅は581ドル17セント(4.56%)となった。米連邦債務上限引き上げ問題を巡る米議会での協議が難航しているうえに、4〜6月期GDP(国内総生産)が前期比年率1.3%増にとどまり、市場予想を下回ったため景気先行きに対する警戒感が強まった。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:57 | 市況・概況

【株式市況を検証】米連邦債務上限引き上げ問題や米景気先行きに対する警戒感

【株式市場フラッシュ:7月25日〜29日の週の日本株式市場】

■日経平均株価、TOPIXともに2週ぶりに下落

株式市場フラッシュ 7月25日〜29日の週の日本株式市場では、日経平均株価(225種)、TOPIXともに、週間ベースで見ると2週ぶりに下落に転じた。国内主要企業の4〜6月期決算発表が本格化し、国内要因としては企業業績への期待感が高まったが、米連邦債務上限引き上げ問題を巡る米議会での協議難航や、外国為替市場での円高進行など、海外要因の悪化が日本株式市場に影響した1週間だった。

 米連邦債務上限引き上げ問題に関しては、米議会での与野党協議が難航し、米国債のデフォルト(債務不履行)や格付け引き下げに対する警戒感が強まった。また米4〜6月期GDP(国内総生産)が市場予想を下回るなど、低調な経済指標が相次ぎ、米景気先行きに対する警戒感も強まった。このため米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が22日から29日まで6営業日続落し、6営業日合計の下落幅は581ドル17セント(4.56%)となった。

 欧州ソブリンリスクに関しては、7月21日のユーロ圏緊急首脳会議の合意を受けて一旦は警戒感が和らいだが、欧州金融安定基金(EFSF)の機能拡充がリスク拡大の抑止効果につながらないとの見方が広がり、イタリアやスペインへの波及に対する警戒感が再燃した。また中国では、利上げによる景気減速懸念に加えて、高速鉄道事故などで上海株式市場が軟調だった。

 外国為替市場ではリスク回避の動きが強まり、対ドル、対ユーロともに円高が進行した。週末29日の海外市場では、ドル・円相場で1ドル=76円70銭台に円が上昇し、3月17日に付けた過去最高値1ドル=76円25銭に迫った。ユーロ・円相場でも、1ユーロ=110円40銭台に円が上昇した。

 またテクニカル面で見ると、東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は週末29日時点で105.7%に低下し、短期的な過熱感が解消した。しかし日経平均株価の日足チャートを見ると、週末29日の終値9833円03銭が、25日移動平均線(29日時点で9938円11銭)、および200日移動平均線(29日時点で9924円13銭)を下回り、調整局面入りを意識させている。

 物色面では、4〜6月期業績が想定以上となり、通期見通しも上方修正した銘柄への個別物色が見られたが、市場全体の地合い悪化に押される銘柄も目立った。為替の円高進行で輸出関連が軟調だったうえに、家電量販店などの小売セクター、SNSなどのインターネット関連への物色も一巡感を強めた。

 日経平均株価の終値ベースで1週間の騰落状況を見ると、7月25日は前週末(22日)比82円10銭(0.81%)安と4営業日ぶりに反落、26日は前日比47円71銭(0.48%)高と反発、27日は前日比50円53銭(0.50%)安と反落、28日は前日比145円84銭(1.45%)安と大幅に続落、29日は前日比68円32銭(0.69%)安と3営業日続落した。日中値幅は25日が51円92銭、26日が86円26銭、27日が44円13銭、28日が92円13銭、29日が89円88銭だった。

 日経平均株価の週末29日の終値は9833円03銭で、前週末(22日)比299円08銭(2.95%)下落し、週間ベースで2週ぶりの下落となった。取引時間中ベースの週間高値は26日の1万130円25銭、週間安値は29日の9824円22銭、1週間の取引時間中の値幅は305円91銭だった。なお月間ベースで見ると7月末(29日)の終値は、6月末(30日)の終値9816円09銭に対して16円94銭(0.18%)上昇した。2カ月連続の上昇だった。

 TOPIXの週間騰落状況を見ると、週末29日の終値は841.37となり、前週末(22日)に比べて27.44ポイント(3.15%)下落した。週間ベースでは2週ぶりの下落となった。取引時間中ベースの週間高値は26日の869.84、週間安値は29日の841.37だった。週末29日時点の終値ベースでのNT倍率は11.69倍で、前週末22日時点の11.66倍に対して0.03ポイント上昇した。なお月間ベースで見ると7月末(29日)の終値は、6月末(30日)の終値849.22に対して7.85ポイント(0.92%)下落した。2カ月ぶりの下落だった。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:50 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ドル・円相場】29日の海外市場で1ドル=76円70銭台に円が上昇

【外国為替市場フラッシュ:7月25日〜29日の週】

■米連邦債務上限引き上げ問題で警戒感強まりドル安展開

 7月25日〜29日の週の外国為替市場で、ドル・円相場はリスク回避のドル売り・円買いの展開となった。米連邦債務上限引き上げ問題を巡って議会での与野党協議が難航し、米国債のデフォルト(債務不履行)や格付け引き下げが警戒され、ドルが主要通貨に対してほぼ全面安となった。週末29日の海外市場では1ドル=76円70銭台に円が上昇し、3月17日に付けた過去最高値の1ドル=76円25銭に接近した。

 ドル・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末22日は、東京市場では1ドル=78円40銭台〜70銭台でモミ合い、海外市場では米連邦債務上限引き上げ問題に対する警戒感で、一時1ドル=78円20銭台に円が上昇し、その後は様子見ムードが強まり1ドル=78円台半ばでモミ合う展開となった。

 この流れを受けて25日は、早朝時間のシドニー市場で1ドル=78円10銭台に円が上昇し、東京市場では1ドル=78円50銭台に円が下落した後、1ドル=78円20銭台に円が上昇した。25日の海外市場では、米連邦債務上限引き上げ問題が懸念されて、1ドル=78円10銭台〜40銭台で推移した。リスク回避のドル売り・円買いがやや優勢だった。

 26日の東京市場では、オバマ米大統領の演説を受けて一時1ドル=77円90銭近辺に円が上昇し、直後に一転して1ドル=78円70銭台に円が急落する動きも見られたが、概ね1ドル=78円00銭台〜20銭台で推移した。26日の海外市場では、米連邦債務上限引き上げ問題の協議難航に対する警戒感と、円売り介入に対する警戒感が交錯して小動きだったが、ドル売りがやや優勢で1ドル=77円80銭台に円が上昇した。

 27日の東京市場では、1ドル=78円00銭近辺でスタートしたが、その後ドル全面安の展開となり1ドル=77円60銭近辺に円が上昇した。27日の海外市場では、米連邦債務上限引き上げ問題に対する警戒感に加えて、米6月耐久財受注が市場予想を下回ったため景気先行きに対する警戒感が広がり、1ドル=77円50銭台に円が上昇した。その後ドル買い戻しがやや優勢となり、1ドル=78円00銭近辺に円が下落した。

 28日の東京市場では、1ドル=77円90銭台でモミ合った後、リスク回避の動きで1ドル=77円60銭台に円が上昇した。28日の海外市場では、1ドル=77円60銭台〜90銭台で小動きだった。米新規失業保険申請件数が改善したが、市場への影響は限定的だった。

 29日の東京市場では、1ドル=77円60銭台〜80銭台で推移した後、米連邦債務上限引き上げ問題に関して、米議会での採決見送りの報道が伝わると、1ドル=77円40銭台に円が上昇した。その後は1ドル=77円50銭台〜60銭台でモミ合う展開だった。29日の海外市場では、1ドル=77円台半ばでスタートしたが、その後1ドル=76円70銭台に円が上昇した。米連邦債務上限引き上げ問題を巡る米議会での協議が難航しているうえに、米4〜6月期GDP(国内総生産)が前期比年率1.3%増にとどまり、市場予想を下回ったため景気先行きに対する警戒感が強まった。

 ドル・円相場については、米連邦債務上限引き上げ問題を巡る米議会での協議難航、米国債のデフォルトと格付け引き下げ懸念に加えて、低調な経済指標を受けて米景気先行きに対する警戒感も強まったため、ドル安・円高方向で円が過去最高値に接近する1週間となった。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:39 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】29日の海外市場で1ユーロ=110円台に円が上昇

【外国為替市場フラッシュ:7月25日〜29日の週】

■欧州ソブリンリスクに対する警戒感

 7月25日〜29日の週の外国為替市場で、ユーロ・円相場は、週前半は概ね1ユーロ=112円台〜113円台のレンジでモミ合う展開だったが、週後半にリスク回避のユーロ売り・円買いの展開となった。欧州ソブリンリスク拡大に対する根強い警戒感に加えて、欧州の景気減速も懸念され、週末29日の海外市場では1ユーロ=110円40銭台に円が上昇した。米連邦債務上限引き上げ問題に対する警戒感も、リスク回避の円買いにつながった。

 ユーロ・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末22日はユーロの買い戻しが一巡し、東京市場では1ユーロ=113円台前半、海外市場では1ユーロ=112円台半ばに円が上昇してモミ合う展開だった。

 この流れを受けて25日の東京市場では、1ユーロ=112円台でモミ合う展開だった。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがギリシャ国債の格付けを引き下げたが影響は限定的だった。25日の海外市場でも、概ね1ユーロ=112円台でモミ合う展開だった。26日の東京市場では、ユーロの買い戻しが優勢になり、一時1ユーロ=113円50銭台に円が下落した。また26日の海外市場では、1ユーロ=112円90銭台〜113円20銭台で小動きだったが、ユーロ買い・円売りがやや優勢だった。

 27日の東京市場では、1ユーロ=112円台前半に円が上昇した。ショイブレ独財務相が欧州金融安定基金(EFSF)による国債購入に慎重な姿勢を示したとの報道で、欧州ソブリンリスクが意識されてユーロ売りが優勢になった。この流れを受けて27日の海外市場では、1ユーロ=111円90銭台に円が上昇した。28日の東京市場では、1ユーロ=111円50銭台に円が上昇した。さらに28日の海外市場では、一時1ユーロ=110円80銭台に円が上昇した。イタリア国債の低調な入札結果に加えて、ユーロ圏7月景況感指数の低下で景気減速懸念も強まり、ユーロ売りの展開となった。その後は1ユーロ=111円20銭台〜40銭台にユーロが買い戻された。

 29日の東京市場では、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによるスペイン国債格付け引き下げ方向見直しや、米連邦債務上限引き上げ問題を巡る米議会での採決見送りで、リスク回避の動きが強まり、1ユーロ=110円70銭近辺に円が上昇した。さらに29日の海外市場では、1ユーロ=110円40銭台に円が上昇した。欧州ソブリンリスクの再燃懸念や欧州景気減速懸念でユーロ売りの展開となった。

 ユーロ・円相場については、7月21日のユーロ圏緊急首脳会議でギリシャに対する第2次支援策(民間負担も含めて総額約1600億ユーロ)と、欧州金融安定基金(EFSF)の機能拡充を決定したため、欧州ソブリンリスクに対する当面の警戒感が和らいでいた。しかし、ギリシャ国債の制限的デフォルト(債務不履行)に対する警戒感がくすぶっていることに加えて、イタリアやスペインの国債利回りが再び上昇傾向となっているため、警戒感が再燃しかねない状況である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:36 | 市況・概況
2011年07月29日

【銘柄フラッシュ】三井製糖やアイネスが急伸し東京電力は売買一巡感

 29日後場は、円相場が1ユーロ110円台に入る円高進行となったため、一段と4〜6月の決算などの好調な銘柄を選別物色。三井製糖<2109>(東1)が14時30分の四半期決算と自己株の取得発表を好感し急騰、大引けは15.8%高で値上がり率1位に躍進。

 東証1部の売買代金上位20銘柄の中で高い銘柄は2銘柄。JT<2914>(東1)は代金2位となり、未定だった業績予想の発表を好感し年初来の高値3.7%高、アンリツ<6754>(東1)は代金17位に入り、増額修正を好感し13.7%高。

 東京電力<9501>(東1)は出来高が3位に後退し、売買代金は1位をキープしたものの反落6.0%安。

 東証1部の値上がり率1位は三井製糖<2109>(東1)となり14時30分の決算発表後またたく間にランク入りし高値引けの15.8%高、2位はアンリツ<6754>(東1)で昨日の増額修正を好感し13.7%高、3位はゴールドクレスト<8871>(東1)となり昨日の業績予想増額を好感し11.0%高、4位の東光電気<6921>(東1)も昨日発表の四半期決算を好感し10.9%高。

 アイネス<9742>(東1)は14時の四半期決算発表を好感し急騰9.7%高、日新製鋼<5407>(東1)も14時の四半期決算発表を好感し急伸8.8%高、三菱製鋼<5632>(東1)は昨日の発表を好感したまま一段高の8.3%高。

 東急リバブル<8879>(東1)は四半期赤字だが通期は底堅いとされ5.2%高、大建工業<7905>(東1)は中間期の予想増額を好感し通期の純利益減額については株屋は2〜3歩先を見る程度が一番儲かるとかで4.9%高。カカクコム<2371>(東1)はドイツ証券の投資評価開始が伝えられ高値更新5.0%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:18 | 市況・概況

【株式市場】対ユーロで円高進み一段と好業績銘柄など選別物色

■東証1部銘柄は18%が高い

110729大引け 29日後場の東京株式市場は、対ユーロで110円台に入る円高を受け、一段と好決算銘柄や材料株を選別物色する動きを強めた。14時30分に四半期決算と自己株の取得を発表した三井製糖<2109>(東1)が急騰し、大引けで値上がり率1位に登場。半面、輸出関連の主力株は総じて模様ながめ。東京電力<9501>(東1)は出来高が3位に後退し軟調。東証1部の値上がり銘柄数は304銘柄(約18%)だった。

 日経平均は小反落。後場は軟調もみあいとなり、14時30分にかけて9824円34銭(77円01銭安)まで下げ、大引けは9833円03銭(68円32銭安)。

 東証1部の出来高概算は19億4772万株、売買代金は1兆2651億円。1部上場1670銘柄のうち、値上がり銘柄数は304(前引けは513)銘柄、値下がり銘柄数は1266(前引けは970)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は鉱業、鉄鋼、不動産、食料品、石油・石炭、水産・農林、精密機器、陸運。
 一方、値下がり率上位は、その他製品、電力・ガス、空運、保険、電気機器、非鉄金属、ゴム製品、銀行、ガラス・土石、海運、機械、医薬品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:35 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】アンリツや東光電気が高くソニーは安い

 29日前場は、円相場が1ドル77円台、1ユーロ111円台で高止まったため、4〜6月の決算発表がヤマ場のなか、好業績銘柄を選別物色。業績予想の増額修正も発表のアンリツ<6754>(東1)は10.4%高で東証1部の値上がり率1位、未定だった業績予想を出したJT<2914>(東1)は日経225採用銘柄で唯一年初来の高値。

 半面、赤字だったソニー<6758>(東1)は6月22日以来の2000円割れとなり2.5%安、大幅減益の住友電気工業<5802>(東1)は3.3%安。一方、東京電力<9501>(東1)は出来高・売買代金とも3位に後退し0.9%安。

 東証1部の値上がり率1位はアンリツ<6754>(東1)となり増額修正を好感し10.4%高、2位の東光電気<6921>(東1)も昨日発表の第1四半期決算を好感し9.9%高、3位の日本CMK<6958>(東1)は未定だった業績予想の発表を好感し9.9%高。

 ゴールドクレスト<8871>(東1)は四半期好決算で業績予想を増額し9.7%高、日本冶金工業<5480>(東1)も増額修正を好感し6.5%高、ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)は事業の一部売却を材料に4.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:56 | 市況・概況

【株式市場】円の高どまりなど外部環境さえず好業績銘柄を選別物色

■東証1部銘柄の約31%が高い

 29日前場の東京株式市場は、円の高どまりとNY株の続落を受け、輸出関連の主力株中心に模様ながめ。4〜6月決算の発表がヤマ場を迎え、好業績銘柄を選別物色する動きとなった。純利益が大幅赤字のソニー<6758>(東1)などは安く、未定だった業績予想を発表のJT<2914>(東1)は日経225種銘柄で唯一年初来の高値。東証1部の値上がり銘柄数は513銘柄(約31%)だった。

 日経平均は小反落。朝方9854円93銭(46円42銭安)まで下げたあとは一進一退になり、前引けは9893円71銭(7円64銭安)。

 東証1部の出来高概算は7億6273万株、売買代金は5013億円。1部上場1670銘柄のうち、値上がり銘柄数は513銘柄、値下がり銘柄数は970銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、食料品、鉱業、鉱業、石油・石炭、不動産、その他金融、水産・農林、パルプ・紙、証券・商品先物、倉庫・運輸、など。
 一方、値下がり率上位は、その他製品、空運、ゴム製品、電気機器、海運、精密機器、非鉄金属、電力・ガス、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:33 | 市況・概況
2011年07月28日

【銘柄フラッシュ】コロナや東洋機械金属が好決算の期待で動意増す

 28日後場は、円相場の高止まりや中国株安を受けて日経平均が一時193円34銭安の9853円85銭まで下落するなか、4〜6月期決算を発表した東海ゴム工業<5191>(東1)が急伸し前日比で堅調相場に転じ3.0%高など、好決算銘柄を選別物色。パナソニック<6752>(東1)はグループ化した三洋電機の重複事業の売却報道を好感し0.5%高ながら値を保ち、材料の出た銘柄の物色も活発。

 東証1部の出来高・売買代金1位は昨日に続き東京電力<9501>(東1)となり、前場381円(50円安)まで下げて7月7日以来の400円割れとなったものの、売買交錯の末5日ぶりに反発4.9%高、需給拮抗しガップリ四つ相場の印象。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続きソフトバンク・テクノロジー<4726>(東1)となり昨日の決算発表を好感し8.8%高、2位も前引けに続き東京日産販売ホールディングス<8291>(東1)となり26日の信用規制を受け「1次規制は買い」のジンクスに乗れと連騰8.7%高、3位も前引けと同じ愛三工業<7283>(東1)となり昨日の業績予想の発表を見直す形で急反発の6.9%高。

 コロナ<5909>(東1)は本日の決算発表を先取る様子でジリジリ上昇5.7%高。東洋機械金属<6210>(大1)も本日の決算発表に期待を強め大証で値上がり率1位の4.3%高となり東証では5.2%高の6位。

  インターネットイニシアティブ<3774>(東1)は東京電力のデータセンター売却観測に関連して期待と思惑ありとされ4.4%高、ハマキョウレックス<9037>(東1)は14時40分の決算発表で急伸し3.8%高、サカイ引越センター<9039>(東1)は14時20分の決算発表を受け急伸し3.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:37 | 市況・概況

【株式市場】円相場の高どまりなどで手控えられ7日ぶり1万円割る

■東京電力は波乱の末反発

110728大引け 28日後場の東京株式市場は、引き続き軟調もみ合い。円相場の高どまりに加え、香港株は反落し上海株は続落と伝えられ、一段と手控えムードが広がった。民主党の馬渕前国交相が代表選に出馬と伝えられたことで、次の補正予算編成への影響を懸念する様子もあった。引き続き大手商社、精密機器、自動車など、輸出関連の主力銘柄を中心に軟調。なかで、好決算を発表した銘柄を選別物色する動きは活発。東京電力<9501>(東1)は前場乱高下となり、一時7月7日以来の400円割れに陥ったものの、大引けは4.9%高で5日ぶりの反発となり出来高・売買代金とも1位。東証1部の値上がり銘柄数は278銘柄(約17%)だった。

 日経平均は続落。後場は9853円85銭(193円34銭安)まで下げ、大引けは9901円35銭(145円84銭安)。終値としては7月19日以来7売買日ぶりの1万円割れとなった。

 東証1部の出来高概算は17億9526万株、売買代金は1兆1799億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は278(前引けは199)銘柄、値下がり銘柄数は1288(前引けは1362)銘柄。

 また、東証33業種別指数で高い業種は1業種(前引けは2業種)にとどまり、電力・ガスのみ。値下がり率の低い業種は、ゴム製品、その他製品、食料品、空運、精密機器、医薬品、建設、電気機器、など。値下がり率上位の業種は、鉄鋼、石油・石炭、鉱業、保険、輸送用機器、非鉄金属、ガラス・土石、情報・通信、陸運、証券・商品先物、小売り、サービス、倉庫・運輸、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:47 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ソフトバンク・テクノロジーや愛三工業が高い

 28日前場は、NY株の198ドル大幅安を受け、昨日活況高のキヤノン<7751>(東1)が反落1.7%安。好決算を発表したファナック<6954>(東1)も伸びきれず軟化し0.3%安。東京電力<9501>(東1)は波乱となり、一時7月7日以来の400円割れになる381円(50円安)のあと切り返し、出来高・売買代金とも1位で0.5%高の433円(2円高)。

 四半期決算や業績予想を昨日発表した大物銘柄では、日産自動車<7201>(東1)が0.6%安、日立建機<6305>(東1)は4.6%高、東海旅客鉄道<9022>(東1)が0.7%高。

 東証1部の値上がり率1位はソフトバンク・テクノロジー<4726>(東1)となり昨日の決算発表を好感し8.4%高、2位は東京日産販売ホールディングス<8291>(東1)となり25日の好決算と26日の信用規制を受け「1次規制は買い」のジンクスありと連騰8.0%高、3位の愛三工業<7283>(東1)は業績予想の発表を好感し5.4%高、4位の富士通ゼネラル<6755>(東1)は決算好調で5.2%高。

 タダノ<6395>(東1)は7月29日の決算発表に期待あり高架鉄道用クレーンの中国向け輸出にも期待とかで3.9%高、ニチハ<7943>(東1)は8月3日の決算発表に期待とされ3.5%高。任天堂<7974>(大1)は昨日までの安値更新4日続落から反発1.9%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:11 | 市況・概況

【株式市場】NY株式の大幅安うけ手控えるなか好業績株など個別物色

■東京電力は一時400円割る

 28日前場の東京株式市場は、全般下落。NY株式の198ドル大幅安、円相場の高どまりを受け、精密機器、自動車など、輸出関連の主力銘柄を中心に軟調。好業績の銘柄や材料株を個別物色する相場になった。東京電力<9501>(東1)は需給相場の乱高下となり、一時7月7日以来の400円割れになる381円(50円安)のあと切り返し433円(2円高)で出来高・売買代金とも1位。東証1部の値上がり銘柄数は199銘柄(約12%)だった。

 日経平均は続落。取引時間中としては7月21日以来の1万円割れとなり、朝方9913円54銭(133円65銭安)まで下げ、前引けは9935円07銭(112円12銭安)。

 東証1部の出来高概算は7億4764万株、売買代金は4783億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は199銘柄、値下がり銘柄数は1362銘柄。

 また、東証33業種別指数で高い業種は2業種にとどまり、電力・ガス、その他製品のみ。一方、値下がり率上位は、石油・石炭、鉱業、ガラス・土石、鉄鋼、保険、輸送用機器、銀行、情報・通信、小売り、卸売り、サービス、不動産、繊維製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:33 | 市況・概況
2011年07月27日

【銘柄フラッシュ】日立電線やゲンキーが高くエステーは上昇率1位保つ

 27日後場は、「円」高どまりの原因である米国の連邦債務枠を巡る推移を見定めたい様子となり、東証1部の売買代金上位30銘柄の中で、値上がりは前引けと同様4銘柄。ただ、13時に増額修正を発表したネットワンシステムズ<7518>(東1)が急反応をみせるなど、好業績銘柄の物色は活発。売買代金1位は引き続き東京電力<9501>(東1)となり、出来高も1位のまま下落率は15.8%で値下がり率も1位。

 東証1部の値上がり率1位は前引けと同じエステー<4951>(東1)となり家庭用の携帯型の放射線測定器の発売を材料に前場ストップ高のあとも高値圏で頑強14.9%高、2位も前場と同じくシステナ<2317>(東1)となり東京電力のデータセンター売却が好機との見方あり四半期決算の発表を8月3日に予定と10.0%高、3位は日立電線<5812>(東1)となり13時の決算発表を好感し急伸のあと7.5%高。

 ゲンキー<2772>(東1)は今朝の四半期決算発表を次第に見直す形でジリ高の相場となり6.8%高、パナソニック電工SUNX<6860>(東1)は昨日の決算発表に前場は反応薄だったが後場は次第高となり6.2%高。

 メガネトップ<7541>(東1)は昨日昼の業績予想増額に続き野村證券の目標株価引き上げが伝えられ5.9%高、伊藤忠テクノソリューションズ<4739>(東1)はメリルリンチ日本証券の積極判断に続きネットワンシステムズの好決算・急反応が連想を招いたとされ5.5%高。

 東光電気<6921>(東1)は政府の「エネルギー・環境会議」でスマートメーター普及が伝えられ5.3%高、タツタ電線<5809>(東1)は需給妙味やチャート妙味が伝えられ5.0%高。

 角川グループホールディングス<9477>(東1)は需給妙味に業績上ブレ期待があるようで高値更新4.9%高、株式分割と四半期決算を好感し3.5%高、三菱食品<7451>(東1)は後場ジリ高で高値更新となり2.8%高だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:15 | 市況・概況

【株式市場】好決算銘柄などの物色は活発で朝方を安値に持ち直す

■値上がり率1位は東京電力

110727大引け 27日後場の東京株式市場は、軟調なまま一進一退。円相場が1ドル77円台で高止まりとなり、米国の連邦債務枠を巡る協議の推移を見定めたい様子。ただ、前場に続き好決算銘柄などの物色は活発で、業種別では円高メリットの食品、運輸などが堅調。東京電力<9501>(東1)はデータセンターなどの資産売却観測を嫌い、東証1部の出来高・売買代金とも1位で15.8%安となり、値下がり率も1位。東証1部の値上がり銘柄数は280銘柄(約17%)だった。

 日経平均は反落。ただ、朝方の安値1万9円37銭(88円35銭安)からは前後場を通じて徐々に持ち直す動きをみせ、大引けは1万47円19銭(50円53銭安)。

 東証1部の出来高概算は17億216万株、売買代金は1兆1632億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は280(前引けは194)銘柄、値下がり銘柄数は1276(前引けは1333)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは3業種)が値上がりし、値上がりした業種は、食料品、その他金融、非鉄金属、倉庫・運輸。
 一方、値下がり率上位の業種は、電力・ガス、空運、証券・商品先物、ガラス・土石、建設、その他製品、保険、海運、輸送用機器、銀行、鉱業、陸運、小売り、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:31 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】エステーや東光電気が高く東京電力は下落率1位

 27日前場は、円高への警戒感から、東証1部の売買代金上位30銘柄の中で値上がりは4銘柄。売買代金1位の東京電力<9501>(東1)は出来高も1位でデータセンター売却観測を要因に8.8%安となり値下がり率も東証1部の1位。

 東証1部の値上がり率1位はエステー<4951>(東1)となり放射線測定器の家庭用携帯型の発売を材料に一時ストップ高となり前引けは15.0%高、2位のシステナ<2317>(東1)は四半期決算の発表を8月3日に予定とされ9.5%高、3位のルック<8029>(東1)は仕手材料株の本命として物色が絞り込まれる動きとされ高値更新8.9%高。

 東光電気<6921>(東1)は政府の「エネルギー・環境会議」でスマート電力メーター普及が伝えられ6.1%高、大崎電気工業<6644>(東1)も物色活発で3.7%高。

 エムスリー<2413>(東1)は株式分割と四半期決算を好感し3.5%高、タツタ電線<5809>(東1)は需給妙味やチャート妙味が伝えられ3.4%高、イーグル工業<6486>(東1)は8月1日に四半期決算を発表とされて高値更新2.7%高になった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:10 | 市況・概況

【株式市場】円高の進行を懸念するものの好決算銘柄の物色は活発

■東京電力は値下がり率1位

 27日前場の東京株式市場は、円高の進行を懸念する相場となり、全般は軟調。ただ、好決算銘柄などの選別物色は活発で、東証1部の売買代金は昨日前場の4000億円台より増えて5000億円台。材料株の物色も活発。東証1部の値上がり銘柄数は194銘柄(約12%)だった。東京電力<9501>(東1)はデータセンターなどの資産売却観測を嫌い、値下がり率は8.8%で1位となり出来高・売買代金とも1位。

 日経平均は反落。朝方1万9円37銭(88円35銭安)まで下げたあとは小動きになり、前引けは1万41円01銭(56円71銭安)。

 東証1部の出来高概算は7億7161万株、売買代金は5086億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は194銘柄、値下がり銘柄数は1333銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種が値上がりし、値上がりした業種は、食料品、水産・農林、その他金融。
 一方、値下がり率上位の業種は、電力・ガス、保険、その他製品、建設、証券・商品先物、輸送用機器、ガラス・土石、鉄鋼、機械、ゴム製品、不動産、銀行、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:31 | 市況・概況
2011年07月26日

【銘柄フラッシュ】日特建設やメガネトップが急伸しキヤノン活況

 26日後場は円安基調に転じ、1ドル78円台・1ユーロ113円台。また、高速鉄道の事故などを理由に下げた中国株は反発基調。日産自動車<7201>(東1)がジリ高の1.5%高となるなど自動車株の戻りが目立ち、川崎重工業<7012>(東1)もジリジリ1.3%高。増額を受け前場活況のキヤノン<7751>(東1)もジリ高の2.6%高。

 東証1部の売買代金1位は昨日に続き東京電力<9501>(東1)となったものの出来高は2位に後退し4.3%安続落。売買代金2位は前場に続きキヤノンで、3位は三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)の1.2%高。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続き日産東京販売ホールディングス<8291>(東1)となり未定だった業績予想の発表を好感し31.1%高、2位にはメガネトップ<7541>(東1)が躍進し前引け後に発表した業績予想の増額を好感し12.6%高、3位は前引けと同じ日本カーボン<5302>(東1)で増額修正を好感8.6%高、4位は宮地エンジニアリンググループ<3431>(東1)で円高を懸念する中で仕手色の強い100円台ソコソコの低位株妙味と8.0%高。

 スタジオアリス<2305>(東1)は四半期決算好調で5.7%高、日特建設<1929>(東1)は14時に香港企業との提携発表を材料に急動意5.7%高、帝国繊維<3302>(東1)は14時の業績予想の増額を好感し急動意5.3%高。ハードオフコーポレーション<2674>(東1)は14時の四半期決算発表を好感し5.1%高。

 ウェザーニューズ<4825>(東1)は高値更新3.3%高、コナミ<9766>(東1)も高値更新3.3%高、富士通ゼネラル<6755>(東1)も高値更新2.2%高となった。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:20 | 市況・概況

【株式市場】円の軟化とアジア株の反発を受け全般に持ち直す

■東証1部は56%が高い

110726大引け 26日後場の東京株式市場は、持ち直して堅調。上海・香港株式が反発した上、前場1ドル77円台に進んだ円相場は78円台に軟化し、対ユーロでも113円台に軟化。自動車、精密機器などが堅調さを増し、大手商社、鉄鋼株なども値動きを強めた。東京電力<9501>(東1)は昨日に続き東証1部の売買代金1位だったものの、出来高は2位に後退し続落4.3%安。東証1部の値上がり銘柄数は939銘柄(約56%)だった。

 日経平均は反発。後場は1万100円台に持ち直し、1万130円25銭(80円24銭高)まで上げ、大引けは1万97円72銭(47円71銭高)。

 東証1部の出来高概算は16億4113万株、売買代金は1兆831億円。1部上場1672銘柄のうち、値上がり銘柄数は939(前引けは806)銘柄、値下がり銘柄数は543(前引けは616)銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、卸売り、鉄鋼、保険、非鉄金属、その他金融、ガラス・土石、陸運、食料品、銀行、証券・商品先物、化学、化学、情報・通信、精密機器、など。
 一方、値下がり率上位は、その他製品、電力・ガス、ゴム製品、不動産、石油・石炭、医薬品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:33 | 市況・概況