[市況・概況]の記事一覧
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記事一覧 (07/20)【銘柄フラッシュ】山水電気やルックなどプロ向き銘柄がランク上位
記事一覧 (07/20)【株式市場】大幅高のまま様子見となり今夜のNY株を注視
記事一覧 (07/20)【銘柄フラッシュ】増額のMonotaRO急伸しダイユーエイトはS高
記事一覧 (07/20)【株式市場】NY株の202ドル高を受け「空運」以外すべて高い
記事一覧 (07/19)【銘柄フラッシュ】日本配合飼料やユニデンが急伸しヤマダ電機は高値更新
記事一覧 (07/19)【株式市場】円高への懸念あり電機・精密など安いなか家電量販株など堅調
記事一覧 (07/19)【銘柄フラッシュ】デサントなど「なでしこジャパン」と「稲わら」関連株が高い
記事一覧 (07/19)【株式市場】NY安など受け模様ながめの中で家電量販店などは堅調
記事一覧 (07/17)【相場展望】スピード調整継続の余地だが、4〜6月期決算発表前に期待先行の動きも
記事一覧 (07/17)【外国為替市場展望:ドル・円相場】ドル・円相場は経済指標や企業業績が焦点
記事一覧 (07/17)【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】欧州ソブリンリスクの落ち着きが焦点
記事一覧 (07/16)【株式市況を検証】欧州ソブリンリスクを警戒して日経平均株価は4週ぶり下落
記事一覧 (07/16)【株式市場・この1週間】週末の日経平均株価の終値は9974円47銭、1万円大台割れだが底堅さ
記事一覧 (07/16)【外国為替市場を検証:ドル・円相場】一時1ドル=78円40銭台に円が上昇
記事一覧 (07/16)【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】ユーロが急落、一時1ユーロ=109円台に円が上昇
記事一覧 (07/15)【銘柄フラッシュ】佐鳥電機やカメイが急伸しマンダム高値更新
記事一覧 (07/15)【株式市場】3連休中の円高など警戒し手控える中で家電量販株など高い
記事一覧 (07/15)【銘柄フラッシュ】コジマなど家電量販株が軒並み高く東京電力も堅調
記事一覧 (07/15)【株式市場】家電エコポイント復活などに期待し小売り・電気機器など高い
記事一覧 (07/14)【銘柄フラッシュ】ポケットカードやカカクコムが高くホンダ終盤急浮上
2011年07月20日

【銘柄フラッシュ】山水電気やルックなどプロ向き銘柄がランク上位

 20日後場は、デンソー<6902>(東1)が公正取引委員会の立ち入り検査と伝えられ一転、軟調相場に転換したものの、フシを割るような下げにはならず0.6%安。東証1部の売買代金は「1兆円」を割り、代金上位銘柄は1位から4位まで前引けと同じまま、1位は東京電力<9501>(東1)の6.3%高、2位はファナック<6954>(東1)の3.8%高、3位がソフトバンク<9984>(東1)の2.6%高、など。

 東証1部の値上がり率1位も前引けと同じ株価ひとケタの山水電気<6793>(東1)となり7月末の時価総額を気にする向きがあるようで3円から4円になり33%高、2位もルック<8029>(東1)となり好業績の期待とともに仕手色の強さを利用した背水の騰勢第2波攻勢とかで28.5%高、3位もダイユーエイト<2662>(東1)となり福島地盤のホームセンターで復興需要の期待大とされ100円ストップ高の連日急伸16.3%高。

 トピー工業<7231>(東1)は13時30分の業績予想発表を好感し後場急伸7.4%高、プリマハム<2281>(東1)は業績好調の観測で7.2%高、MonotaRO<3064>(東1)は大幅な増額修正を好感し6.0%高。

 日本ケミコン<6997>(東1)は業績好調の観測で5.9%高、石塚硝子<5204>(東1)は13時の業績予想発表を好感し後場急反応の5.9%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:30 | 市況・概況

【株式市場】大幅高のまま様子見となり今夜のNY株を注視

■売買代金は「1兆円」に届かず

110720大引け 20日後場の東京株式市場は、大幅高のまま全般様子見。前場の大幅高を受け、やや利食いが増える展開となり、値上り銘柄数が減少。日経平均も何度か1万円を割る場面をみせ、売買代金は1兆円に未達。ただ、電機・精密、自動車、機械などの輸出株は総じて堅調なまま値を保ち、東京電力<9501>(東1)は政府の「新・工程表」への期待感から出来高・売買代金とも1位で一段高の6.3%高。東証1部の値上がり銘柄数は947銘柄(約57%)だった。

 日経平均は大幅反発となり7月11日以来の1万円台を回復。後場は、寄りあとと14時30分前後にかけて1万円を割り込んだものの、終値は1万5円90銭(116円18銭高)。本日の高値は前場の1万42円75銭(153円03銭高)だった。

 東証1部の出来高概算は15億3902万株、売買代金は1兆円に届かず9834億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は947(前引けは1178)銘柄、値下がり銘柄数は547(前引けは311)銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、精密機器、保険、鉱業、ゴム製品、証券・商品先物、電気機器、銀行、その他金融、情報・通信、機械、石油・石炭、ガラス・土石、不動産、輸送用機器、など。
 一方、値下がり業種は、空運、倉庫・運輸、その他製品、金属製品、水産・農林、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:45 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】増額のMonotaRO急伸しダイユーエイトはS高

 20日前場は、NY株の大幅反発202ドル高を受け、ここ敬遠されていた輸出関連株から出直り急となり、ファナック<6954>(東1)が7日ぶりに年初来の高値に進み東証1部の売買代金2位で3.8%高。ソフトバンク<9984>(東1)は米アップルの好決算を受けスマートフォン好調との連想で売買代金3位の2.9%高。売買代金1位は東京電力<9501>(東1)となり福島第1原発の新・工程表を好感とされて東証1部の出来高・売買代金とも1位の2.7%高。

 東証1部の値上がり率1位は株価ひとケタの山水電気<6793>(東1)となり7月末の時価総額が上場維持に重要と注目の向きあるようで3円から4円になり33%高、2位はルック<8029>(東1)となり仕手性強く6月中間決算に期待し騰勢第2波を仕掛けた様相と16.7%高、3位のダイユーエイト<2662>(東1)は福島地盤のホームセンターで復興需要大とされストップ高の連日急伸16.3%高。

 MonotaRO<3064>(東1)は増額修正を好感し9.0%高、プリマハム<2281>(東1)は業績好調観測で8.3%高、エー・アンド・デイ<7745>(東1)は中国・ロシア受け好調との見方ありPBR割安とされて6.4%高。

 レナウン<3606>(東1)はルックと一緒に手がけられるとかで5.3%高、ホソカワミクロン<6277>(東1)は在阪銘柄で関西でも電力節約となり2次電池関連株と見直され急反発の5.1%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:27 | 市況・概況

【株式市場】NY株の202ドル高を受け「空運」以外すべて高い

■東証1部は約70%が値上り

 20日前場の東京株式市場は、大幅高で全般底上げ。NY株式の大幅反発202ドル高を受け、33業種別指数で安い業種は空運のみ。ここ敬遠されてきた輸出関連株にも買い直す動きが広がった。東京電力<9501>(東1)は政府の「新・工程表」への期待感から出来高・売買代金とも1位となり2.7%高。東証1部の値上がり銘柄数は1178銘柄(約70%)だった。

 日経平均は大幅反発。7月11日以来の1万円台を回復して始まり、朝方1万42円75銭(153円03銭高)まで上げたあとも高水準を維持。前引けは1万22円60銭(132円88銭高)。

 東証1部の出来高概算は6億9730万株、売買代金は4264億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は1178銘柄、値下がり銘柄数は311銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、精密機器、電力・ガス、ゴム製品、保険、銀行、その他金融、電気機器、不動産、機械、石油・石炭、輸送用機器、情報・通信、など。一方、値下がり業種は、空運、のみだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:44 | 市況・概況
2011年07月19日

【銘柄フラッシュ】日本配合飼料やユニデンが急伸しヤマダ電機は高値更新

 19日後場は、引き続きビックカメラ<3048>(東1)が5万円台に乗ったまま推移し4日連続の高値更新で3.6%高、ヤマダ電機<9831>(東1)も5日ぶりに高値を更新したまま堅調で1.6%高など、家電量販株が節電特需と今週末の「地デジ」完全移行を材料に売買活発。東証1部の出来高1位はみずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)で2.3%安、2位は東京電力<9501>(東1)となり0.4%高、3位は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)の2.5%安。

 東証1部の値上がり率1位は日本配合飼料<2056>(東1)となり低位株妙味に「稲わら」の放射性物質汚染を受け家畜飼料の需要増の思惑ありと一段高で10.7%高、2位のユニデン<6815>(東1)は「地デジ」完全移行前の簡易チューナー需要がいわれて一段高の8.0%高、3位は前場1位のカメイ<8037>(東1)となり宮城県を地盤とする燃料商社で復興関連の小型軽量株とされて一段強含み7.9%高。

 ヤマタネ<9305>(東1)は「稲わら」からの連想でササニシキなどのコメ不足懸念とコメ先物取引の創設に期待と6.9%高、ダイセキ環境ソリューション<1712>(東1)は放射性物質に汚染された田畑などの土壌処理を材料に6.3%高。

 ダイユーエイト<2662>(東1)は福島地盤のホームセンターで収益上ブレ期待ありと高値を更新5.9%高、極東貿易<8093>(東1)は東京都の火力発電所建設を材料に高値更新5.5%高。ダイニック<3551>(東1)は壁装材などが特需関連でチャート妙味ありとして5.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:24 | 市況・概況

【株式市場】円高への懸念あり電機・精密など安いなか家電量販株など堅調

■東証1部は40%が高い

110719大引け 19日後場の東京株式市場は、引き続き軟調。円相場が強含みで定着し、21日に予定される欧州首脳会談を理由に手控える様子。電機・精密、機械、鉄鋼、自動車などが軟調。半面、家電量販店のほか空運・陸運、不動産、建設などは堅調。東証1部の値上がり銘柄数は675銘柄(約40%)だった。

 日経平均は反落。後場は中盤にかけて約45円安の9930円前後まで戻したものの、終盤は再び軟化し、大引けは9889円72銭(84円75銭安)。

 東証1部の出来高概算は14億9946万株、売買代金は1兆290億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は675(前引けは562)銘柄、値下がり銘柄数は841(前引けは875)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、情報・通信、卸売り、繊維製品、陸運、不動産、建設、非鉄金属、など。
 一方、値下がり率上位は、証券・商品先物、その他製品、電力・ガス、電気機器、食料品、銀行、鉄鋼、ガラス・土石、海運、保険、精密機器、輸送用機器、水産・農林、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:37 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】デサントなど「なでしこジャパン」と「稲わら」関連株が高い

 19日前場は、ヤマダ電機<9831>(東1)が5売買日ぶりに高値を更新し前引けは1.5%高、ビックカメラ<3048>(東1)は4日連続の高値更新で2.9%高など、家電量販店株が節電特需や24日の「地デジ」移行前の駆け込み需要を材料に堅調。東証1部の売買代金1位は東京電力<9501>(東1)となり0.2%高、2〜4位は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などメガバンク3行が並び新味なし。

 「なでしこジャパン」の女子サッカーW杯初優勝を材料にデサント<8114>(東1)が年初来の高値に進み前引けは5.0%高、国内プロリーグの冠スポンサー「プレナスなでしこリーグ」のプレナス<9945>(東1)は戻り高値に進み1.0%高。

 東証1部の値上がり率1位はカメイ<8037>(東1)となり宮城県が地盤の燃料商社で復興関連の小型軽量株と6.4%高、2位のダイセキ環境ソリューション<1712>(東1)は「稲わら」の放射性物質汚染と牛肉の問題を受け6.3%高、3位の東洋炭素<5310>(東1)は前週末の決算発表での増配を好感し急反発の5.8%高。

 日本配合飼料<2056>(東1)は100円台の低位株妙味に「稲わら」の放射性物質汚染を受け家畜飼料の需要増の思惑ありと4.9%高、ユニデン<6815>(東1)は「地デジ」移行前の簡易チューナー需要がいわれて4.8%高。東海理化<6995>(東1)トヨタ自動車<7203>(東1)の電子手形導入によるコスト低減期待と43.9%高だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:12 | 市況・概況

【株式市場】NY安など受け模様ながめの中で家電量販店などは堅調

■東証1部は34%が高い

 19日前場の東京株式市場は、全般軟調。NY株の一時157ドル安に加え、対ユーロで円が強含みのため、輸出関連株を中心に模様ながめ。電機・精密、鉄鋼、自動車などが軟調。なかで、大手商社、家電量販店などは堅調。東証1部の値上がり銘柄数は562銘柄(約34%)だった。

 日経平均は反落。11時前に9900円94銭(73円53銭安)まで下げ、前引けは9903円58銭(70円89銭安)。

 東証1部の出来高概算は7億1425万株、売買代金は4568億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は562銘柄、値下がり銘柄数は875銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、繊維製品、卸売り、陸運、情報・通信、など。
 一方、値下がり率上位は、電力・ガス、証券・商品先物、その他製品、電気機器、銀行、精密機器、保険、ガラス・土石、食料品、鉄鋼、海運、輸送用機器、その他金融、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:37 | 市況・概況
2011年07月17日

【相場展望】スピード調整継続の余地だが、4〜6月期決算発表前に期待先行の動きも

【株式市場フューチャー:7月18日〜22日の株式市場見通し】

■上値を目指す可能性が高い

来週の相場展望 来週(7月18日〜22日)(18日の日本市場は休場)の株式市場では、短期的な過熱感に対するスピード調整の余地を残しているが、底堅い展開を想定する。米国株式市場の状況次第では、4〜6月期決算発表や業績見通しの上方修正を期待先行で織り込む動きもみられそうだ。

 3連休明け19日の日本株式市場は、前日18日の米国株式市場や外国為替市場次第だが、米国では主要企業の4〜6月期決算発表で、市場予想を上回る好決算が相次いでいる。経済指標には低調なものもあり、強弱材料が交錯する形だが、米国景気の先行きに対する過度な警戒感は和らぎ始めている。

 また欧州ソブリンリスクの拡大に対する警戒感も、前週末にイタリア議会で緊縮財政案が承認され、欧州主要金融機関91行に対するストレステストの結果も、不合格が8行と市場予想の範囲内にとどまった。ストレステストは前提シナリオの面で信認回復には不十分という指摘も多いが、イベントを通過したことで一定の安心感につながるだろう。外国為替市場で円高進行に一服感が強まれば、日本株式市場によって下支え要因となる。

 テクニカル面で見ると日経平均株価は、200日移動平均線(15日現在で9901円56銭)が下値支持線として意識されており、当面の下値圧力は小さいだろう。また、25日移動平均線との乖離率はプラス2.25%と、前週末8日時点のプラス5.05%から縮小し、過熱感は和らいでいる。ただし、騰落レシオ(25日移動平均)は129.8%と依然として高水準だけに、短期的なスピード調整も必要だろう。

 米国の主要企業の決算発表では、19日の米アップル、20日の米インテルが、日本のハイテク関連や半導体関連への影響も大きいだけに、注目材料となるだろう。国内主要企業の業績に関しても、4〜6月期および7〜9月期の回復が想定以上の模様であり、電力制約の影響などに注意が必要だが、期初時点では慎重な見通しを公表している企業が多いだけに、通期見通し上方修正の可能性は高いだろう。このため、7月下旬から本格化する4〜6月期決算発表の前に、上方修正を期待先行で織り込む動きも見られるだろう。

 世界的なリスク回避姿勢に対する警戒感は根強いが、全体としては弱材料が出尽くし、過度な警戒感が後退して地合いは改善している。短期的なスピード調整の動きが一巡すれば、好業績銘柄の物色や出遅れ感の強いセクターの買い戻しで、相場全体が押し上げられて上値を目指す可能性が高いだろう。

■注目スケジュール

 来週の注目スケジュールとしては、国内では、19日の全国百貨店売上高、20日の5月景気動向指数CI確報値、コンビニエンスストア売上高、21日の6月おおよび11年上半期貿易統計、22日のスーパーマーケット売上高などがあるだろう。なお18日は「海の日」で休場となる。

 海外では、18日の5月対米証券投資、米7月住宅建設業者指数、19日の豪中銀理事会議事録、独7月景気期待指数、米6月住宅着工件数、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、北米6月半導体BBレシオ、カナダ中銀金利発表、ブラジル中銀金融政策決定会合(20日まで)、20日の独6月生産者物価指数、米6月中古住宅販売、米住宅ローン借り換え申請指数、ブラジル中銀金融政策決定会合(最終日)、21日のユーロ圏5月経常収支、ユーロ圏7月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、ECB理事会(金利発表なし)、米5月住宅価格指数、米6月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米7月フィラデルフィア地区連銀業況指数、米新規失業保険申請件数、22日のユーロ圏5月鉱工業受注、独7月IFO業況指数などがあるだろう。

 米主要企業の決算発表としては、18日のIBM、19日のバンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、アップル、20日のインテル、21日のマイクロソフトなどがあるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:18 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ドル・円相場】ドル・円相場は経済指標や企業業績が焦点

【外国為替市場フューチャー:7月18日〜22日のドル・円相場の見通し】

■1ドル=78円〜80円近辺の展開を想定

 来週(7月18日〜22日)(18日の東京市場は休場)のドル・円相場については、1ドル=78円〜80円近辺の展開を想定するが、米連邦債務の上限引き上げを巡る協議の進展状況、米経済指標、主要企業の業績などが焦点となるだろう。

 前週(7月11日〜15日)のドル・円相場はドルが売られる展開となり、一時1ドル=78円40銭台まで円が上昇した。欧州ソブリンリスク拡大に対する警戒感、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の議会証言、米連邦債務の上限引き上げを巡る協議の難航、格付け会社による米国債の格付け引き下げ見通しなどで、ドル売り・円買いが優勢になった。

 欧州ソブリンリスクに関しては、前週末にイタリア議会で緊縮財政案が承認され、欧州主要金融機関91行に対するストレステストの結果も、不合格が8行と市場予想の範囲内にとどまった。ストレステストは前提シナリオの面で信認回復には不十分という指摘も多いが、イベントを通過したことで過度な警戒感は後退するだろう。米連邦債務の上限引き上げ問題に関しては、協議が難航しているが、最終的には引き上げざるを得ないとの見方が大勢である。量的緩和策第3弾(QE3)観測はやや後退した形であり、米長期金利上昇につながる可能性があるだろう。経済指標に関しては低調なものもあり、強弱材料が交錯する形だが、主要企業の4〜6月期決算発表では市場予想を上回る好決算が相次いでいる。企業業績を睨みながら、ドル買い戻しの動きが強まる可能性もあるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:14 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】欧州ソブリンリスクの落ち着きが焦点

【外国為替市場フューチャー:7月18日〜22日のユーロ・円相場の見通し】

■欧州ソブリンリスクを巡って強弱感が交錯する展開

 来週(7月18日〜22日)(18日の東京市場は休場)のユーロ・円相場については、引き続き欧州ソブリンリスクを巡って強弱感が交錯する展開を想定する。イタリアなどのソブリンリスクが落ち着くかどうかが焦点だろう。

 前週(7月11日〜15日)のユーロ・円相場はユーロが急落し、一時1ユーロ=109円台に円が上昇した。格付け会社による格付け引き下げが相次ぐ中で、債務規模の大きいイタリアへの波及など、欧州ソブリンリスク拡大に対する警戒感が強まった。

 11日のユーロ圏財務相会合では、EFSFの機能強化や規模拡大で基本合意したものの、ギリシャへの第2次金融支援について結論を持ち越した。ギリシャ債務の一部デフォルト(債務不履行)容認との報道も、ユーロ売りにつながった。さらに、格付け会社による格付け引き下げが相次ぐ中で、イタリアやスペインの国債利回りが上昇するなど、欧州ソブリンリスクの拡大に対する警戒感が強まった。しかし前週末には、イタリア議会で緊縮財政案が承認され、欧州銀行監督機構(EBA)が発表した域内主要金融機関91行に対するストレステストの結果も、不合格が8行(スペインの5行、ギリシャの2行、オーストリアの1行)と、市場予想の範囲内にとどまった。根本的な解決というわけではないが、イベントを通過したことで過度な警戒感は後退する可能性が高く、一旦はユーロ買い戻し優勢の展開も想定されるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:13 | 市況・概況
2011年07月16日

【株式市況を検証】欧州ソブリンリスクを警戒して日経平均株価は4週ぶり下落

【株式市場フラッシュ:7月11日〜15日の週の日本株式市場】

■スピード調整の範囲

株式市場フラッシュ 7月11日〜15日の週の日本株式市場では、日経平均株価(225種)、TOPIXともに、週間ベースで見ると4週ぶりの下落となった。

 米国の景気先行きや金融政策に対する不透明感、中国のインフレ加速と景気への悪影響に対する懸念に加えて、この週は特に、ギリシャ債務問題でのデフォルト(債務不履行)の可能性、イタリアやスペインの国債利回り上昇などで、欧州ソブリンリスク拡大に対する警戒感が強まった。

 外国為替市場では、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の議会証言での量的緩和策第3弾(QE3)に関する発言、格付け会社による米国債格付け引き下げ方向での見直しなどもあり、リスク回避の動きが優勢となって一時1ドル=78円40銭台、1ユーロ=109円50銭台まで円が急上昇した。このため日本株式市場では、輸出関連セクターへの買いが手控えられた。

 さらに、週末15日には欧州の主要金融機関91行に対するストレステスト(健全性審査)の結果発表を控えていたことや、日本市場の3連休(16日〜18日)も控えていたため、全体として様子見ムードが強く、売買代金も低水準だった。

 また、25日移動平均線との乖離拡大、高水準の騰落レシオ(25日移動平均)など、テクニカル面での短期的な過熱感が警戒されて、利益確定売りが出やすい状況だったことも背景にあるだろう。

 ただし日経平均株価は、13日と14日の取引時間中に一時9900円台を割り込んだが、いずれも終値では9900円台を維持し、底堅さを意識させている。200日移動平均線(15日現在9901円56銭)も、下値支持線として意識されているようだ。

 企業業績に関しては、4〜6月期決算発表が始まった米国では、米グーグルなど市場予想を上回る好業績が相次いでいる。国内でも、業績見通しを上方修正する主要企業が目立ち始め、安心感につながっている。

 この週の下落は、短期的な過熱感に対するスピード調整の範囲とも解釈できるだろう。

 日経平均株価の終値ベースで1週間の騰落状況を見ると、7月11日は前週末(8日)比68円20銭(0.67%)安と反落、12日は前日比143円61銭(1.42%)安と大幅続落、13日は前日比37円22銭(0.38%)高と3営業日ぶりに反発、14日は前日比27円02銭(0.27%)安と小幅反落、15日は前日比38円35銭(0.39%)高と小幅反発した。日中の値幅は7月11日が51円53銭、12日が63円33銭、13日が92円34銭、14日が114円49銭、15日が66円22銭だった。

 日経平均株価の週末7月15日の終値は9974円47銭で、前週末(8日)比163円26銭(1.61%)下落し、週間ベースで4週ぶりに下落に転じた。取引時間中ベースの週間高値は11日の1万109円30銭、週間安値は14日の9884円00銭、1週間の取引時間中の値幅は225円30銭だった。

 TOPIXの週間騰落状況を見ると、週末7月15日の終値は859.36となり、前週末(8日)に比べて14.98ポイント(1.71%)下落し、週間ベースでは4週ぶりに下落に転じた。取引時間中ベースの週間高値は11日の873.01、週間安値は13日の853.37だった。週末15日時点の終値ベースでのNT倍率は11.61倍で、前週末8日時点の11.59倍に対して0.02ポイント上昇した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:30 | 市況・概況

【株式市場・この1週間】週末の日経平均株価の終値は9974円47銭、1万円大台割れだが底堅さ

■株式市況を振り返って(7月11日〜15日の株式市場の動き)

今週はこう動いた 7月11日の日経平均株価は前週末(8日)比68円20銭(0.67%)安で反落、TOPIXは前週末比4.18ポイント(0.47%)安で反落した。前週末8日の米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価は前週末比68円72銭安と売り先行でスタートした。米6月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加が市場予想を下回ったことで米景気先行きに対する不透明感が強まり、中国の6月消費者物価指数が高い伸び率だったため悪影響が警戒された。外国為替市場の対ユーロ相場で円高方向だったことや、短期的な過熱感が強く利益確定売りが出やすい状況だったこともあり、様子見ムードを強めた。寄り付きの売り一巡後には下げ渋る動きとなり底堅さも意識させたが、午後に入ると、この日の安値圏膠着感を強めた。セクター別では、小売りなど内需関連の一角が上昇する一方で、半導体関連や欧州関連の下落が目立った。東証1部市場の売買代金は1兆119億円と低水準だった。

 12日の日経平均株価は前日比143円61銭(1.42%)安で大幅に続落、TOPIXは前日比12.97ポイント(1.49%)安で大幅に続落した。前日の米国株式市場が大幅下落したことを受けて、日経平均株価は前日比126円21銭安と売り先行でスタートした。イタリアやスペインの国債利回りが急上昇したため、欧州ソブリンリスクの拡大が警戒され、外国為替市場で円高が進行したことも嫌気された。日経平均株価は一時前日比161円72銭安まで下落幅を広げる場面があった。午後に入ると、一段と売り込む動きは見られなかったが、手控えムードが強くこの日の安値圏で推移した。結局、終値ベースでは今月5日以来5営業日ぶりに1万円大台を割り込んだ。東証業種別株価指数は全33業種が下落し、ほぼ全面安だった。なお日銀が6月2日以来となるETF購入を221億円分実施した。

 13日の日経平均株価は前日比37円22銭(0.38%)高で3営業日ぶりに反発、TOPIXは前日比3.34ポイント(0.39%)高で3営業日ぶりに反発した。前日の米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価は前日比34円81銭安と売り先行でスタートした。欧州ソブリンリスク拡大に対する警戒感が強いうえに、外国為替市場で日本時間早朝に一時1ドル=78円40銭台まで円が上昇したことも嫌気された。しかし、寄り付きの売り一巡後は前日比プラス圏に浮上し、その後は小高い水準でモミ合う展開となった。前日の日銀によるETF購入が心理的な下支え要因となり、為替が早朝に比べてやや円安方向に振れたことや、中国の4〜6月期実質GDP(国内総生産)が前年同期比プラス9.5%と市場予想を上回り、中国・上海株式市場が上昇したことも安心感につながった。セクター別には、原油など商品市況の上昇で資源関連の上昇が目立った。

 14日の日経平均株価は前日比27円02銭(0.27%)安で反落、TOPIXは前日比3.65ポイント(0.42%)安で反落した。前日の米国株式市場は、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長が議会証言で追加金融緩和策の可能性に言及したことや、中国の4〜6月期実質GDP成長率が市場予想を上回ったことを好感して上昇したが、日経平均株価は前日比33円96銭安と売り先行でスタートした。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが米国債格付けを引き下げ方向で見直すと発表し、外国為替市場で1ドル=78円台と円高方向に進んだことが嫌気された。ただし売り一巡後には200日移動平均線が意識されて下げ渋る展開となった。午後に入ると外国為替市場で1ドル=79円台半ばに円が急落する場面があり、これに合わせて日経平均株価も前日比プラス圏に転じる場面もあったが、為替が再び1ドル=78円台に上昇したため、結局は前日比小幅安の水準で取引を終了した。セクター別には、好業績のインターネット・SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)関連や、生産体制再編の思惑で自動車関連の上昇が目立った。

 15日の日経平均株価は前日比38円35銭(0.39%)高で小幅反発、TOPIXは前日比2.48ポイント(0.29%)高で小幅反発した。前日の米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価は前日比16円53銭安と売り先行でスタートした。しかし寄り付きの売り一巡後は前日比プラス圏に浮上した。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズが米国債格付けを引き下げ方向でクレジットウォッチに指定したと発表したが、外国為替市場の反応は限定的で、円高の動きが一服したため安心感につながった。その後は手掛かり材料難で上値の重い展開となり、欧州の主要金融機関に対するストレステストの結果発表や、日本市場の3連休(16日〜18日)を控えて様子見ムードを強め、小幅高水準でモミ合う展開だった。午後に入ると前日比マイナス圏に転じる場面もあったが、売り込む動きは見られず、大引けにかけて再び上昇幅を広げ、この日の高値圏で取引を終了した。セクター別には、家電エコポイント制度の復活検討報道を材料視して、家電量販店やLED照明関連の上昇が目立った。東証1部市場の売買代金は9759億円と低水準で、約1カ月ぶりの1兆円割れとなった。

 なお15日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が前日比42ドル61セント(0.34%)上昇、S&P500株価指数が前日比7.27ポイント(0.56%)上昇、ナスダック総合株価指数が前日比27.13ポイント(0.98%)上昇した。市場予想を上回る企業業績を好感した。ただし7月米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が市場予想を下回ったことや、欧州ソブリンリスク、米連邦債務の上限引き上げを巡る協議の難航などに対する警戒感もあり、強弱材料が交錯した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:27 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ドル・円相場】一時1ドル=78円40銭台に円が上昇

【外国為替市場フラッシュ=7月11日〜15日の週のドル・円相場】

■ドル売り・円買いが優勢

 7月11日〜15日の週の外国為替市場で、ドル・円相場はドルが売られる展開となり、一時1ドル=78円40銭台に円が上昇した。欧州ソブリンリスク拡大に対する警戒感、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の議会証言などで、ドル売り・円買いが優勢になった。

 ドル・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末8日の海外市場では、米6月雇用統計が低調だったため1ドル=80円50銭近辺に円が上昇した。ドル売り一巡後は1ドル=80円60銭近辺でモミ合う展開だった。この流れを受けて週初11日の東京市場では、1ドル=80円50銭台〜70銭台で小動きだった。11日の海外市場では、イタリアの国債利回りが上昇するなど欧州ソブリンリスクの拡大が警戒され、米連邦債務上限引き上げを巡る協議が難航したことでリスク回避の動きが強まり、1ドル=80円10銭台に円が上昇した。日本時間早朝には一時1ドル=79円40銭台に円が上昇した。

 12日の東京市場では、1ドル=80円00銭台〜30銭台で推移した後、ユーロが売られる動きが波及して1ドル=79円70銭台に円が上昇した。日銀金融政策決定会合で政策金利据え置きが決定されたが、市場は反応薄だった。12日の海外市場でも、欧州ソブリンリスクに対する警戒感でユーロが急落する流れが波及し、一時1ドル=79円10銭台に円が上昇し、その後一旦は1ドル=79円台後半にドルが買い戻された。

 13日の早朝には、一時1ドル=78円40銭台に円が上昇した。しかし短期筋によるドル売り仕掛けとみられ、その後はドルが買い戻された。13日の東京市場では、バーナンキ米FRB議長の議会証言を控えて様子見ムードが強まり、1ドル=79円30銭台〜50銭台でモミ合う展開だった。13日の海外市場では、1ドル=79円台前半でモミ合った後、バーナンキ米FRB議長が下院での議会証言で、追加金融緩和の可能性に言及したためドル売り・円買いが優勢となり、1ドル=78円90銭近辺に円が上昇した。

 14日の東京市場では、一時1ドル=78円40銭台に円が上昇した。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが米国債格付けを引き下げ方向で見直すとしたことや、米国の金融緩和が長期化するとの観測が広がり、ドル売りが優勢になった。午後2時30分頃に大口のドル買い・円売りで1ドル=79円台半ばに円が急落する場面があり、市場介入観測も流れたが、その後は1ドル=79円近辺でモミ合う展開だった。14日の海外市場では、米バーナンキFRB議長が上院での議会証言で「現段階では追加措置を取る準備をしていない」と発言したため、量的緩和策第3弾(QE3)観測が後退し、ドル買い戻しがやや優勢となって1ドル=79円台前半でモミ合う展開だった。

 15日の東京市場では、1ドル=79円台前半の小幅レンジで推移した。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズが米国債格付けを引き下げ方向でクレジットウォッチに指定したと発表し、早朝に一時1ドル=78円90銭近辺に円が上昇する場面があったが、反応は一時的だった。15日の海外市場では、概ね1ドル=79円台前半の小幅レンジでモミ合う展開だった。経済指標の強弱感が交錯した。

 ドル・円相場についてはドル安・円高方向の1週間だった。イタリアやスペインの国債利回りが上昇して、欧州ソブリンリスク拡大に対する警戒感が強まった。さらに、バーナンキ米FRB議長の議会証言、米連邦債務上限引き上げを巡る協議の難航、米格付け会社による米国債格付け引き下げ方向見直しなども材料視して、ドル売り・円買いが優勢になった。当面の焦点は、米主要経済指標や米主要企業の4〜6月期決算内容だろう。欧州の主要金融機関91行を対象としたストレステスト(健全性審査)の結果については、不合格が8行にとどまった。前提条件などの点で信認回復には不十分という指摘は多いが、イベント通過で一定の安心感につながるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:24 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】ユーロが急落、一時1ユーロ=109円台に円が上昇

【外国為替市場フラッシュ=7月11日〜15日の週のユーロ・円相場】

■欧州ソブリンリスク拡大に対する警戒感が強まる

 7月11日〜15日の週の外国為替市場で、ユーロ・円相場はユーロが急落し、一時1ユーロ=109円台に円が上昇した。格付け会社による格付け引き下げが相次ぐ中で、債務規模の大きいイタリアへの波及など、欧州ソブリンリスク拡大に対する警戒感が強まった。

 ユーロ・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末8日の海外市場では欧州ソブリンリスクが意識され、一時1ユーロ=114円60銭台に円が上昇し、その後は1ユーロ=115円近辺でモミ合う展開だった。この流れを受けて週初11日の東京市場では、1ユーロ=114円10銭台に円が上昇した。ギリシャ債務の一部デフォルト(債務不履行)容認との報道で、リスク回避の動きが強まった。11日の海外市場では、1ユーロ=112円30銭台までユーロが急落した。イタリアの国債利回りが急上昇し、イタリアの銀行株が下落するなど、欧州ソブリンリスクのイタリアへの波及が警戒された。

 12日の東京市場では、ユーロ圏財務相会合の声明で欧州金融安定基金(EFSF)の規模拡大が示されたことで、一旦は1ユーロ=112円90銭近辺に円が下落した。しかし、ラガルドIMF専務理事の「ギリシャへの第2次支援を協議する段階ではない」との発言で、欧州ソブリンリスクへの警戒感が一段と強まり1ユーロ=110円40銭台に円が上昇した。12日の海外市場でもリスク回避の動きが続き、一時1ユーロ=109円50銭台まで円が上昇した。その後は、15日に緊急EU首脳会議を開催すると伝わったことでユーロ買い戻しが優勢となり、一旦は1ユーロ=111円近辺に円が下落した。しかし、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがアイルランドの長期国債格付けを引き下げたため、再びユーロ売りの展開となって1ユーロ=110円台前半に円が上昇した。

 13日の東京市場では、早朝の時間帯に1ユーロ=109円台後半に円が上昇したが、その後は1ユーロ=111円台前半でモミ合う展開となった。ユーロ売りの材料出尽くしとなりユーロ買い戻しが優勢だった。13日の海外市場では、1ユーロ=112円近辺に円が下落した。イタリア議会で緊縮財政案が可決される見通しとなり、警戒感が和らいだ。ただし、米格付け会社フィッチがギリシャ国債の格付けを引き下げたため、ユーロ買い戻しが伸び悩んだ。

 14日の東京市場では、ドル・円相場での一時的な円の急落が波及して、一時1ユーロ=112円台後半に円が下落したが、その後は1ユーロ=112円近辺でモミ合う展開だった。14日の海外市場では、イタリア議会上院が緊縮財政案を承認したためユーロ買い戻しが優勢になり、一旦は1ユーロ=112円台後半に円が下落したが、その後は米国の量的緩和策第3弾(QE3)観測後退によるドル買いが波及し、1ユーロ=111円台後半に円が上昇した。

 15日の東京市場では、1ユーロ=112円を挟む小幅レンジで推移した。欧州の主要金融機関に対するストレステストの結果発表を控えて様子見ムードも強めた。15日の海外市場では、1ユーロ=111円台後半の小幅レンジでモミ合う展開だった。欧州の主要金融機関を対象としたストレステストの結果は、不合格が8行とほぼ想定水準となり、市場の反応は限定的だった。

 ユーロ・円相場については、ギリシャ債務問題に関する当面の危機が回避され、11日のユーロ圏財務相会合ではEFSFの機能強化や規模拡大で基本合意した。しかしギリシャへの第2次金融支援について結論を持ち越し、さらに格付け会社による格付け引き下げが相次ぐ中で、イタリアやスペインの国債利回りが上昇するなど、欧州ソブリンリスクの拡大に対する警戒感を強めた。当面は、イタリアの債務問題に対する警戒感が落ち着くかどうかが焦点だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:22 | 市況・概況
2011年07月15日

【銘柄フラッシュ】佐鳥電機やカメイが急伸しマンダム高値更新

 15日後場は、土・日を含めた3連休中の円高再燃などに警戒感があり、東証1部の売買代金が1兆円未達の薄商い。輸出関連株を避け内需系材料株を物色する動きが活発。東証1部の売買代金1位は東京電力<9501>(東1)となり「窒素封入」完了など材料に信用売りの動向も思惑視され終盤再騰の続伸2.6%高。2位は三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)で上値切り上げ型のもみ合いとなり0.8%高。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続き株価ひとケタのNISグループ<8571>(東1)となり8円から9円になって12.5%高、2位も前引けと同様MonotaRO<3064>(東1)となり復興資材などのネット販売好調で月次も大幅伸長と高値更新10.5%高、3位は佐鳥電機<7420>(東1)となり昨日発表の5月決算を好感し一段高の7.9%高、4位にはカメイ<8037>(東1)が入りPBR激安感に加え世界遺産「平泉」関連とかで7.7%高。

 ベスト電器<8175>(東1)は前場に家電エコポイント復活を材料に高値更新も後場は他の家電量販株と同様に一服商状となり7.0%高。一方、岩崎電気<6924>(東1)はLED照明機器のイメージで後場上値を試す強さ継続で6.3%高。

 フタバ産業<7241>(東1)トヨタ自動車<7203>(東1)の国内生産体制の見直しで思惑を強め戻り高値更新の5.5%高、ユニプレス<5949>(東1)は三菱UFJモルガン・スタンレー証券の積極評価を材料に一段ジリ高で年初来の高値5.2%高。

 ユニデン<6815>(東1)はアナログ放送の終了を控え地デジチューナー繁忙と伝えられ後場一段高で高値更新4.2%高、マンダム<4917>(東1)は冷房節約で汗ふきシートなど好調とされて高値更新3.2%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:32 | 市況・概況

【株式市場】3連休中の円高など警戒し手控える中で家電量販株など高い

■東証1部の値上り銘柄は55%

110715大引け 15日後場の東京株式市場は、全般に模様ながめ。3連休中の円高再燃に警戒感があり、欧州の主要銀行の「ストレステスト」も見極めたい様子となり、材料株物色が中心。内需株の出遅れとJR各社はじめ陸運株が堅調で、家電エコポイントの復活方針などを受け家電量販株やLED照明関連株も活況。東京電力<9501>(東1)は出来高・売買代金とも1位で堅調続伸。東証1部の値上がり銘柄数は916銘柄(約55%)。

 日経平均は反発。後場は14時過ぎに9930円(約6円安)まで軟化する場面をみせたあと盛り返し、大引けは9974円47銭(38円35銭高)。

 東証1部の出来高概算は14億7291万株、売買代金は1兆円に届かず9759億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は916(前引けは836)銘柄、値下がり銘柄数は595(前引けは618)銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(前引けは20種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、陸運、石油・石炭、建設、機械、証券・証券先物、水産・農林、医薬品、電気機器、非鉄金属、精密機器、など。
 一方、値下がり率上位は、鉱業、その他製品、海運、空運、卸売り、輸送用機器、パルプ・紙、その他金融、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:44 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】コジマなど家電量販株が軒並み高く東京電力も堅調

 15日前場は、家電エコポイントの復活方針などが伝えられたため、コジマ<7513>(東1)上新電機<8173>(東1)ケーズホールディングス<8282>(東1)が年初来の高値を更新し、ビックカメラ<3048>(東1)も連日高値。

 東証1部の売買代金1位は東京電力<9501>(東1)となり「窒素封入」完了と伝えられ続伸0.7%高、出来高は2位。代金2位はディー・エヌ・エー<2432>(東1)の3.0%安、3位は三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)の0.4%高。


 東証1部の値上がり率1位は株価ひとケタのNISグループ<8571>(東1)となり12.5%高、2位のMonotaRO<3064>(東1)は復興資材などのネット販売好調で6月の月次32.8%増を引き続き好感し高値更新9.3%高、3位はベスト電器<8175>(東1)となり家電エコポイントの復活に期待を強め7.4%高。

 イハラケミカル工業<4989>(東1)はPBR割安で戻り高値後の浅い一服はチャート妙味そそるとの見方で4.3%高、エディオン<2730>(東1)もPBR割安で家電エコポイント関連と戻り高値更新4.2%高。

 佐鳥電機<7420>(東1)は昨日発表の5月決算を好感し3.9%高、ユニプレス<5949>(東1)は三菱UFJモルガン・スタンレー証券の積極評価を材料に年初来の高値3.7%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:19 | 市況・概況

【株式市場】家電エコポイント復活などに期待し小売り・電気機器など高い

■東証1部の値上り銘柄は50%

 15日前場の東京株式市場は、全般堅調。円相場は朝方を除いて円安気味に推移し、家電エコポイントの復活方針などが伝えられたため、消費回復の期待。業種別指数は小売り、電気機器が高く、医薬品なども堅調。東証1部の値上がり銘柄数は836銘柄(約50%)。東京電力<9501>(東1)は出来高2位・売買代金1位で小幅続伸。

 日経平均は小反発。10時にかけて9985円32銭(49円20銭高)まで上げ、前引けは9955円57銭(19円45銭高)。

 東証1部の出来高概算は6億9621万株、売買代金は4374億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は836銘柄、値下がり銘柄数は618銘柄。

 また、東証33業種別指数は20種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、陸運、小売り、電気機器、金属製品、医薬品、精密機器、化学、非鉄金属、水産・農林、建設、石油・石炭、情報・通信、など。
 一方、値下がり率上位は、鉱業、その他製品、その他金融、保険、空運、卸売り、輸送用機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:40 | 市況・概況
2011年07月14日

【銘柄フラッシュ】ポケットカードやカカクコムが高くホンダ終盤急浮上

 14日後場は、14時前後から円安になる場面があり、自動車株が全般に浮上。ホンダ<7267>(東1)は一時3.8%高の120円高まで上げ、大引けも1.9%高の60円高。ただトヨタ自動車<7203>(東1)は大引け0.7%安となるなど、瞬間高に終わった銘柄が多かった。東証1部の売買代金1位は前引けに続き東京電力<9501>(東1)で原発の賠償に他の電力会社の負担金を充てることに電気事業連合会の会長が前向きと伝えられ3.8%高。

 東証1部の値上がり率1位はポケットカード<8519>(東1)となり業績予想の増額を好感し一段高の12.8%高、2位は前引けと同じトヨタ車体<7221>(東1)関東自動車工業<7223>(東1)とともにトヨタ自動車の完全子会社入りを材料に9.3%高、3位の日本金属工業<5479>(東1)は前場の1位から値上がり率のダウンしたものの産業専門紙で日新製鋼<5407>(東1)との統合観測が伝えられ8.6%高、4位のカメイ<8037>(東1)は大震災の被災地が地盤の復興関連株でPBR0.2倍台は激安とされ一段ジリ高の8.1%高。

 カカクコム<2371>(東1)は輸出株からの退避資金が内需の好業績株に入る期待と8月1日付けの株式分割がいわれて昨日までの3日続落の幅を一挙に奪回6.5%高、トナミホールディングス<9070>(東1)は政治銘柄の思惑先行だがよく見れば業績堅調でPBR激安と6日続伸6.1%高。

 住友電設<1949>(東1)はトヨタ自動車のトヨタ車体など完全子会社化を受けて住友電気工業<5802>(東1)との憶測があると5.9%高、ゲオ<2681>(東1)は業績好調で小粒ながら需給妙味は大とかで5.3%高。

 ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は輸出株からの退避資金が内需系の好業績株を買うと高値更新5.2%高、ノーリツ<5943>(東1)はガス給湯器の内需関連で6月中間期好調の観測で高値更新2.2%高、ビックカメラ<3048>(東1)は一昨日の好決算を材料に高値更新のあと伸び悩んだが続伸2.5%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:40 | 市況・概況