[市況・概況]の記事一覧
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記事一覧 (07/14)【株式市場】値下がり銘柄は増えるなか自動車・医薬品など戻す
記事一覧 (07/14)【銘柄フラッシュ】日本金属工業やトヨタ車体が高くディー・エヌ・エー活況
記事一覧 (07/14)【株式市場】1ドル78円台の円高で輸出株を敬遠し材料株など物色
記事一覧 (07/13)【銘柄フラッシュ】極東貿易やKNTが急伸し島忠はジリ高で高値更新
記事一覧 (07/13)【株式市場】後場は次第に持ち直し円高の一服を受け買い直す
記事一覧 (07/13)【銘柄フラッシュ】東洋電機製造や日本調剤が急伸しビックカメラは高値更新
記事一覧 (07/13)【株式市場】円高の割に底堅く金相場の上昇を受け資源株など高い
記事一覧 (07/12)【銘柄フラッシュ】ヤマウラやパラマウントベッドが高く東京電力は軟化
記事一覧 (07/12)【株式市場】1ドル79円台の円高など受け自動車株などから模様ながめ
記事一覧 (07/12)【銘柄フラッシュ】ダイジェット工業や日立メディコが高くキヤノン安い
記事一覧 (07/12)【株式市場】ユーロ安の再燃など受け業種別指数は全業種が下落
記事一覧 (07/11)【銘柄フラッシュ】KNTなど急伸しダイセキ環境ソリューションも高い
記事一覧 (07/11)【株式市場】米国市場の週明けを見極めたい様子で全般もみあう
記事一覧 (07/11)【銘柄フラッシュ】東京電力が活況でKNTなど高い
記事一覧 (07/11)【株式市場】NY株安を受け主力銘柄が小動きのなか東京電力が活況
記事一覧 (07/10)【相場展望】買い戻し継続だが、4〜6月期決算発表の本格化を前にスピード調整
記事一覧 (07/10)【外国為替市場展望:ドル・円相場】ドル・円相場は企業業績に注意だが依然として膠着感
記事一覧 (07/10)【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】引き続き欧州信用不安問題を巡って強弱感が交錯
記事一覧 (07/09)【株式市場・この1週間】週末7月8日の日経平均株価の終値は3月11日以来の高値水準
記事一覧 (07/09)【株式市況を検証】日経平均株価、TOPIXともに3週連続で上昇、買い戻しの動き継続
2011年07月14日

【株式市場】値下がり銘柄は増えるなか自動車・医薬品など戻す

■東証1部の値上がりは約29%

110714大引け 14日後場の東京株式市場は、値下がり銘柄数が増え、引き続き模様ながめ。ただ、14時前後に円相場が一時下落したため自動車株などが値を戻し、日経平均も戻り足となった。ただ、輸出株を敬遠する動きは拭えず、今夜のNY株式を見極めたい雰囲気。東京電力<9501>(東1)は堅調3.8%高となり、前場に続き東証1部の売買代金1位だったものの、出来高は2位に後退した。東証1部の値上がり銘柄数は495銘柄(約29%)だった。

 日経平均は小反落。後場は9900円前後から徐々に持ち直し、14時45分にかけて9998円49銭(35円35銭高)と堅調転換、ただ、大引けは9936円12銭(27円02銭安)だった。

 東証1部の出来高概算は17億7679万株、売買代金は1兆1361億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は495(前引けは575)銘柄、値下がり銘柄数は1041(前引けは851)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは5業種)が値上がりし、値上がりした業種は、空運、ゴム製品、輸送用機器、卸売り、サービス、小売り、鉱業、医薬品。
 一方、値下がり率上位は、パルプ・紙、海運、証券・商品先物、銀行、鉄鋼、石油・石炭、その他製品、保険、繊維製品、その他金融、機械、金属製品、不動産、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:42 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】日本金属工業やトヨタ車体が高くディー・エヌ・エー活況

 14日前場は、円相場が再び1ドル78円台に入る円高となり、トヨタ自動車<7203>(東1)がグループの生産体制の再編を発表したにもかかわらず東証1部の売買代金4位で0.9%安。代わってIT系の内需好業績株としてディー・エヌ・エー<2432>(東1)が代金3位の3.7%高。東京電力<9501>(東1)は原発の賠償に他の電力会社の負担金を充てることに電気事業連合会の会長が前向きと伝えられ、逆日歩の需給妙味もあり東証1部の売買代金・出来高とも1位で3.4%高。

 東証1部の値上がり率1位は日本金属工業<5479>(東1)となり産業専門紙で日新製鋼<5407>(東1)との統合観測が伝えられ12.9%高、2位はトヨタ車体<7221>(東1)となり関東自動車工業<7223>(東1)とともにトヨタ自動車の完全子会社化を材料に9.2%高、3位のカメイ<8037>(東1)は大震災の被災地が地盤の復興関連株でPBR0.2倍台は激安と7.8%高。

 ポケットカード<8519>(東1)は業績予想の増額を好感し6.6%高、第一屋製パン<2215>(東1)豊田通商<8015>(東1)が1位株主とあってトヨタグループの生産拠点再編の恩恵に期待とされ5.6%高。

 日本冶金工業<5480>(東1)は日本金属工業と日新製鋼の統合観測を受けた連想で再編関連株とされて5.1%高、不二家<2211>(東1)は上期好調の観測に加え需給妙味ありとされて4.8%高だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:08 | 市況・概況

【株式市場】1ドル78円台の円高で輸出株を敬遠し材料株など物色

■東証1部の値上がりは約34%

 14日前場の東京株式市場は、全般に模様ながめ。NY株は反発したものの、円相場が再び1ドル78円台に入る円高となり、自動車や電機、機械などの輸出関連株を敬遠。東証1部の出来高は7億株台にとどまった。ただ、輸出株を敬遠した資金は材料株や好業績株に回り、東京電力<9501>(東1)は一昨日に続き東証1部の出来高・売買代金とも1位の2冠を回復し続伸3.4%高。東証1部の値上がり銘柄数は575銘柄(約34%)だった。

 日経平均は小反落。朝方9884円ちょうど(79円14銭安)まで下げたあとは小戻す動きとなり、前引けは9926円74銭(36円40銭安)だった。

 東証1部の出来高概算は7億4501万株、売買代金は4396億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は575銘柄、値下がり銘柄数は851銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、値上がりした業種は、空運、卸売り、サービス、鉱業、水産・農林。
 一方、値下がり率上位は、パルプ・紙、海運、その他製品、石油・石炭、繊維製品、証券・商品先物、電気機器、その他金融、ガラス・土石、倉庫・運輸、金属製品、銀行、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:32 | 市況・概況
2011年07月13日

【銘柄フラッシュ】極東貿易やKNTが急伸し島忠はジリ高で高値更新

 13日後場は、中国株が4〜6月のGDP(国内総生産)を受けて堅調と伝えられたため、様子見から一部は買い直す動きに転換し、ファナック<6954>(東1)が上値を追い1.3%高。マンダム<4917>(東1)もジリ高を続けて1.4%高。東証1部の売買代金1位は東京電力<9501>(東1)となり2.1%高。代金3位のトヨタ自動車<7203>(東1)も後場は堅調に転じて0.3%高。

 関東自動車工業<7223>(東1)は14時31分から売買停止となり2.2%高のザラ場引け。トヨタ自動車グループのセントラル自動車(非上場)との統合観測が伝えられた。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続き株価ひとケタの山水電気<6793>(東1)となり1円から3円になって200%高、2位はマクロミル<3730>(東1)となり6月決算好調との見方で終盤尻上がりの9.9%高。

 極東貿易<8093>(東1)は原発代替の火力発電関連とされ日証金ベースの「貸株」超過で買い戻しの期待も十分と8.1%高、日本フイルコン<5942>(東1)は製紙用網からタッチパネルなどの先端素材に変身進むとの見方で再騰7.7%高。

 日本調剤<3341>(東1)は業績予想の増額を好感し7.5%高、KNT<9726>(東1)は世界遺産ツアーや中国人観光客のビザ緩和など再燃し円高で海外旅行が増えると7.3%高。

 住江織物<3501>(東1)は好決算に加え国会の赤じゅうたん交換の期待もあるとかで一段ジリ高の6.7%高、福田組<1899>(東1)は政局流動化の気配とともに動意づくとされ前場の5.7%高から大引けは7.9%高、アークランドサカモト<9842>(東1)は福田組と同様に新潟本社で何やら関連との見方あり6.0%高。

 スタジオアリス<2305>(東1)は輸出株を敬遠した退避資金が月次好調を見直して流入とされ一段高で高値更新5.7%高、ビックカメラ<3048>(東1)も第3四半期決算を好感し一段高で高値更新3.7%高、島忠<8184>(東1)は14日に四半期決算を発表と期待を集めジリ高のまま高値更新の3.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:27 | 市況・概況

【株式市場】後場は次第に持ち直し円高の一服を受け買い直す

■東証1部銘柄の約56%が高い

110713大引け 13日後場の東京株式市場は、引き続き円高の割に底堅く堅調。円相場は朝方の1ドル78円台を除き後場は79円台に戻って安定し、中国株式が4〜6月のGDP(国内総生産)を受けて堅調と伝えられたため、様子見から買い直す相場になった。自動車、機械株などに値を戻す銘柄が増え、NY金相場の最高値接近を受けて資源・エネルギー、大手商社株なども堅調。東京電力<9501>(東1)は出来高3位で2.1%高の小反発448円(9円高)。東証1部の値上がり銘柄数は932銘柄(約56%)だった。

 日経平均は小反発。朝方の9887円33銭(38円59銭安)を下値に持ち直し、後場は9979円67銭(53円75銭高)まで上昇、大引けは9963円14銭(37円22銭高)。

 東証1部の出来高概算は17億5194万株、売買代金は1兆849億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は932(前引けは817)銘柄、値下がり銘柄数は571(前引けは605)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、卸売り、その他金融、石油・石炭、証券・商品先物、ゴム製品、サービス、不動産、建設、電力・ガス、など。
 一方、値下がり率上位は、精密機器、保険、海運、水産・農林、輸送用機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:38 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】東洋電機製造や日本調剤が急伸しビックカメラは高値更新

 13日前場は、円相場が朝方の1ドル78円台で上げ止まったため、売り急ぐ様子は見られず、ホンダ<7267>(東1)は朝安のあと切り返して堅調0.3%高、ソニー<6758>(東1)も切り返し0.3%高。NY金相場の最高値接近を受け、業種では鉱業・卸売りなどが高い中、国際石油開発帝石<1605>(東1)が東証1部の値上り幅1位の1万2000円高・59万6000円は2.1%高、三菱商事<8058>(東1)が売買代金11位で1.6%高。東京電力<9501>(東1)は売買代金1位・出来高2位となり0.7%高。

 東証1部の値上がり率1位は株価ひとケタの山水電気<6793>(東1)となり1円から2円になって100%高、2位も株価ひとケタのNISグループ<8571>(東1)で12.5%高。シルバー精工が健在だったら3位も株価ひとケタだった可能性との見方。3位の東洋電機製造<6505>(東1)は好決算を好感し8.3%高。

 日本調剤<3341>(東1)は業績予想の増額を好感し7.3%高、住江織物<3501>(東1)は決算発表を好感し4.9%高、イオンディライト<9787>(東1)は増額期待と需給妙味がいわれて4.3%高。

 福田組<1899>(東1)は低PBRに加え政局流動化の気配とともに動意づくとされ5.7%高、アークランドサカモト<9842>(東1)も新潟本社でなにやら関連かとの見方あり5.0%高となった。

 スタジオアリス<2305>(東1)は月次好調で輸出株から退避資金と高値に迫り2.6%高、ビックカメラ<3048>(東1)は第3四半期決算を好感し高値更新2.2%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:17 | 市況・概況

【株式市場】円高の割に底堅く金相場の上昇を受け資源株など高い

■東証1部銘柄の約49%が高い

 13日前場の東京株式市場は、円高の割に底堅い相場。NY株式が3日続落59ドル安となり、円相場は朝方1ドル78円台の円高となったものの、9時30分頃からは79円台にバックしたまま安定。昨日、日経平均で143円安と下げていたこともあり、売り急ぐ動きは少なかった。NY金相場の最高値接近を受けて資源・エネルギー株、大手商社株などが堅調。東京電力<9501>(東1)は売買代金1位・出来高2位で小反発の442円(3円高)。東証1部の値上がり銘柄数は817銘柄(約49%)だった。

 日経平均は小幅反発。円高にもかかわらず、下値は朝方の9887円33銭(38円59銭安)で下げ止まり、10時40分頃には9973円23銭(47円31銭高)まで上昇、前引けは9926円81銭(89銭高)。

 東証1部の出来高概算は8億3909万株、売買代金は5238億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は817銘柄、値下がり銘柄数は605銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、卸売り、石油・石炭、その他金融、鉄鋼、空運、パルプ・紙、陸運、医薬品、証券・商品先物、ゴム製品、電力・ガス、倉庫・運輸、など。
 一方、値下がり率上位は、精密機器、保険、海運、輸送用機器、金属製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:40 | 市況・概況
2011年07月12日

【銘柄フラッシュ】ヤマウラやパラマウントベッドが高く東京電力は軟化

 12日後場は、円相場がユーロ安の再燃を受けてほぼ1カ月ぶりに1ドル79円台の円高。パナソニック<6752>(東1)が7月5日以来の1000円割れとなり、東証1部の売買代金上位30銘柄の中で値上りしたのは2銘柄・いすゞ自動車<7202>(東1)NTTドコモ<9437>(東1)のみ。東京電力<9501>(東1)は昨日に続き出来高・売買代金とも1位のまま後場は軟化し0.5%安。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続き株価ひとケタのNISグループ<8571>(東1)となり14.3%高、2位も前引けに続きダイジェット工業<6138>(東1)で未公表だった今期の業績予想の発表を好感し13.2%高、3位はMonotaRO<3064>(東1)となり復興資材などのネット販売好調と一段高の6.5%高、4位は福田組<1899>(東1)となり政局が流動化すると動意づくとされた半面PBR割安放置との見方あり6.5%高。

 日立メディコ<6910>(東1)は放射線測定器の大幅増産が伝えられ4.8%高、青木あすなろ建設<1865>(東1)は被災地の仮堤防整備を手がかりに終盤は尻上がりで4.5%高、ヤマウラ<1780>(東1)はPBR割安で9月決算の増配期待とかで4.3%高。
 
 アークランドサカモト<9842>(東1)は8月締めの上期好調との期待あり4.3%高、デンヨー<6517>(東1)は移動式のエンジン発電機を材料に4.2%高。

 スカパーJSATホールディングス<9412>(東1)は地上デジタル放送開始で事業機会拡大と高値更新4.1%高、パラマウントベッド<7960>(東1)は10月の持株会社への移行に期待し高値更新1.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:26 | 市況・概況

【株式市場】1ドル79円台の円高など受け自動車株などから模様ながめ

■東証1部の値上り銘柄は15%

110712大引け 12日後場の東京株式市場は、一進一退。円相場がユーロ安に引きづられる形で1ドル79円台の円高になり、上海・香港株式も軟調と伝わり、自動車、電機・精密株などは引き続き模様ながめ。東証33業種別指数は前場に続き全業種が下落。東証1部の売買代金上位20銘柄は全銘柄が安い。東京電力<9501>(東1)は軟化したが昨日に続き出来高・売買代金とも1位。東証1部の値上がり銘柄数は245銘柄(約15%)だった。

 日経平均は大幅続落。後場は一進一退9930円をはさんで一進一退となり、前場の安値9907円81銭(161円72銭安)は割らなかった。大引けは9925円92銭(143円61銭安)。

 東証1部の出来高概算は18億3072万株、売買代金は1兆1986億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は245(前引けは107)銘柄、値下がり銘柄数は1306(前引けは1480)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けに続き全業種が値下がりし、値下がり率の低い業種は、水産・農林、食料品、医薬品、電力・ガス、サービス、小売り、繊維製品、陸運、情報・通信、倉庫・運輸、金属製品、建設、など。
 一方、値下がり率上位は、鉱業、証券・商品先物、その他金融、保険、空運、ガラス・土石、輸送用機器、銀行、機械、電気機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:41 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ダイジェット工業や日立メディコが高くキヤノン安い

 12日前場は、ユーロ安の再燃とNY株の大幅続落151ドル安を受け、キヤノン<7751>(東1)が一時7月1日以来の3800円割れとなり、ホンダ<7267>(東1)も一時7月6日以来の3200円割れ。東証1部の売買代金上位20銘柄の中で値上りしたのは東京電力<9501>(東1)1銘柄にとどまった。東京電力は昨日に続き出来高・売買代金とも1位で0.2%高。

 東証1部の値上がり率1位は株価ひとケタのNISグループ<8571>(東1)となり14.3%高、2位のダイジェット工業<6138>(東1)は未公表だった今期の業績予想の発表を好感し11.2%高、3位は日立メディコ<6910>(東1)となり放射線測定器の大幅増産が伝えられ5.4%高。

 兼松日産農林<7961>(東1)は復興関連の思惑材料株としてユーロ安など外部要因の手詰まり感を背景に浮上とされ4.3%高、MonotaRO<3064>(東1)は復興資材などのネット販売好調と2.5%高。

 国際航業ホールディングス<9234>(東1)は業績急回復予想でPBR割安な復興関連株と出直り強め2.3%高。スタジオアリス<2305>(東1)は月次の好調さが際立つと年初来の高値に進み2.0%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:57 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ安の再燃など受け業種別指数は全業種が下落

■東証1部の値上り銘柄は6%

 12日前場の東京株式市場は、全般下落。ユーロ安の再燃を受け円高になり、NY株も大幅続落151ドル安となったため、自動車、電機・精密、大手商社株などから軟化。東証33業種別指数は全業種が下落。東証1部の売買代金上位20銘柄の中で値上りしたのは東京電力<9501>(東1)1銘柄にとどまった。東京電力は昨日に続き出来高・売買代金とも1位。東証1部の値上がり銘柄数は107銘柄(約6%)だった。

 日経平均は大幅続落。10時30分にかけては9907円81銭(161円72銭安)まで下げ、前引けは9915円00銭(154円53銭安)。

 東証1部の出来高概算は9億152万株、売買代金は5483億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は107銘柄、値下がり銘柄数は1480銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種が値下がりし、値下がり率の低い業種は、医薬品、水産・農林、情報・通信、サービス、繊維製品、小売り、食料品、パルプ・紙、電力・ガス、陸運、など。
 一方、値下がり率上位は、鉱業、保険、その他金融、証券・商品先物、銀行、その他製品、不動産、ガラス・土石、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:32 | 市況・概況
2011年07月11日

【銘柄フラッシュ】KNTなど急伸しダイセキ環境ソリューションも高い

 11日後場は、エルピーダメモリ<6665>(東1)が公募増資などの発行観測を受けて急落し、一時15.4%安の768円(140円安)まで下げ、終値も13.3%安の787円で東証1部の売買代金2位。東京電力<9501>(東1)は前引けに続き売買代金・出来高とも1位のまま窒素封入作業の進展などを好感し需給妙味もあり7.3%高。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続き株価ひとケタのNISグループ<8571>(東1)となり16.7%高、2位のKNT<9726>(東1)は100円前後の低位株妙味あり小笠原諸島と平泉の世界遺産や中国からの観光ビザ緩和など再燃し前引けの3位からアップし11.1%高、3位はルック<8029>(東1)となり6月中間期好調との観測だが2位のKNTと同様に輸出株が重い中で100円台の手頃な仕手イメージ株と9.6%高。

 日本空港ビルデング<9706>(東1)は羽田空港の国際線増加を材料にモルガン・スタンレーMUFG証券の積極評価が伝えられ9.2%高、フェイス<4295>(東1)は子会社ウェブマネー<2167>(JQS)の売却にともなうTOB(公開買い付け)期間が本日11日までのため売却成立の期待で8.4%高。

 ダイセキ環境ソリューション<1712>(東1)は放射性物質の汚染土壌処理期待があり四半期決算の発表が本日と伝えられ7.5%高。極東貿易<8093>(東1)は原発の運転再開がストレステスト後になるため火力発電向け機器などに期待を強め7.5%高。

 良品計画<7453>(東1)は第1四半期決算での業績予想増額を好感しゴールドマン・サックス証券の積極評価もあり6.9%高、ラウンドワン<4680>(東1)はコスモ証券の積極評価もあり5.8%高。

 ケーズホールディングス<8282>(東1)はゴールドマン・サックス証券の積極評価あり高値更新4.6%高、ファーストリテイリング<9983>(東1)は需給妙味ありとされて高値更新2.0%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:29 | 市況・概況

【株式市場】米国市場の週明けを見極めたい様子で全般もみあう

■増資観測でエルピーダメモリ急落

110711大引け 11日後場の東京株式市場は、全般もみあい。中国株式が方向感の定まらない動きと伝えられ、前週末のNY株は雇用統計の悪化などで下げたため、週明けを見極めたい様子で、主力銘柄は上値の重い相場。海運、商社、機械、自動車、精密機器などが軟調。なかで、大型増資が伝わったエルピーダメモリ<6665>(東1)は後場急落。東京電力<9501>(東1)は窒素封入作業の進展などを好感して7.3%高となり東証1部の出来高・売買代金とも1位。東証1部の値上がり銘柄数は800銘柄(約48%)だった。

 日経平均は小反落。後場は1万57円77銭(79円96銭安)まで下げたあと小動きとなり、大引けは1万69円53銭(68円20銭安)だった。

 東証1部の出来高概算は15億1588万株、売買代金は1兆119億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は800(前引けは661)銘柄、値下がり銘柄数は714(前引けは791)銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種(前引けは4業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力・ガス、小売り、陸運、空運、鉄鋼、ゴム製品。値下がり率の低い業種は、食料品、倉庫・運輸、水産・農林、石油・石炭、金属製品、など。
 一方、値下がり率上位は海運、証券・商品先物、電気機器、銀行、パルプ・紙、保険、その他金融、ガラス・土石、不動産、卸売り、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:36 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】東京電力が活況でKNTなど高い

 11日前場は、東京電力<9501>(東1)が逆日歩の需給妙味を背景に窒素封入作業の進展などを好感して東証1部の売買代金・出来高とも1位の活況となり6.1%高。代金2位はラウンドワン<4680>(東1)となりコスモ証券の積極評価が伝えられ出直りを強め3.9%高。

 東証1部の値上がり率1位は株価ひとケタのNISグループ<8571>(東1)となり16.7%高、2位は日本空港ビルデング<9706>(東1)でモルガン・スタンレーMUFG証券の積極評価が伝えられ10.0%高、3位はKNT<9726>(東1)となり100円前後の低位株妙味から小笠原諸島と平泉の世界遺産、中国からの観光ビザ緩和など材料再燃し8.1%高。

 ダイセキ環境ソリューション<1712>(東1)は四半期決算の発表が本日と伝えられ放射性物質の汚染土壌処理期待も再燃し6.7%高。良品計画<7453>(東1)は第1四半期決算での業績予想増額を好感し5.4%高。

 ニッケ<3201>(東1)は自己株取得を材料に5.0%高、ケーズホールディングス<8282>(東1)はゴールドマン・サックス証券の積極評価あり高値更新3.2%高、ファーストリテイリング<9983>(東1)は需給妙味ありとされて高値更新1.4%高となった。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:07 | 市況・概況

【株式市場】NY株安を受け主力銘柄が小動きのなか東京電力が活況

■東証1部の値上がりは約40%

 11日前場の東京株式市場は、全般反落。前週末のNY株が雇用統計の悪化などを要因に下げたため、主力銘柄が小動きとなり、物色は材料株にシフト。信用売り膨大で需給妙味の強い東京電力<9501>(東1)が窒素封入作業の進展などを好感して6.1%高となり東証1部の出来高・売買代金とも1位。東証1部の値上がり銘柄数は661銘柄(約40%)だった。

 日経平均は小反落。朝方1万58円08銭(79円65銭安)まで下げたあとは小動きとなり、前引けは1万89円56銭(48円17銭安)だった。

 東証1部の出来高概算は6億8389万株、売買代金は4164億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は661銘柄、値下がり銘柄数は791銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種が値上がりし、値上がり率上位は、電力・ガス、小売り、陸運、空運、のみ。値下がり率の低い業種は卸売り、機械、倉庫・運輸、食料品、輸送用機器、建設、など。
 一方、値下がり率上位は証券・商品先物、保険、水産・農林、精密機器、パルプ・紙、銀行、海運、鉄鋼、不動産、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:36 | 市況・概況
2011年07月10日

【相場展望】買い戻し継続だが、4〜6月期決算発表の本格化を前にスピード調整

【株式市場フューチャー:7月11日〜15日の株式市場見通し】

■日経平均株価1万円台固めの期間

来週の相場展望 来週(7月11日〜15日)の日本の株式市場については、出遅れセクターの循環物色など、買い戻しの動きが継続すると想定する。ただし、前週までの急ピッチな上昇で短期的な過熱感も強いため、4〜6月期決算発表が本格化する前にスピード調整の必要があり、上値追いよりも、日経平均株価1万円台固めの期間だろう。

 前週末8日の米国株式市場は下落した。米6月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加数が市場予想を下回ったことが嫌気された。ただしダウ工業株30種平均株価で見れば、下落幅が前日比150ドルを超える場面もあったが、終値では前日比62ドル29セント(0.49%)安まで下落幅を縮小しており、むしろ底堅さを印象付けている。週初11日の日本株式市場は売り先行のスタートが想定されるが、米国株式市場が底堅い印象だったこともあり、下値圧力は限定的だろう。

 その後は、出遅れセクターの循環物色など、全体として買い戻しの動きが継続すると想定する。外部環境で見れば、ギリシャ債務問題に対する当面の警戒感が後退し、米国景気の先行きに対する過度な警戒感も和らぎ始めている。ただし短期的な過熱感に対するスピード調整の必要があり、上値追いよりも、日経平均株価1万円台固めの期間だろう。

 日経平均株価は前週末8日の終値が1万137円73銭となり、終値ベースで3月11日(1万254円43銭)以来の高値水準となった。チャート面で見れば、9500円〜9800円のボックスレンジ上限を突破した形であり、200日移動平均線(8日現在9888円58銭)や26週移動平均線(8日現在9947円04銭)も突破している。上昇トレンド入りしたと考えれば、取引時間中ベースの年初来高値(2月21日の1万859円39銭)や終値ベースの年初来高値(2月21日の1万857円53銭)を目指す展開だろう。ただし終値ベースで見れば、直近安値6月17日の9351円40銭から7月8日の1万137円73銭まで、ほぼ一本調子で8.41%上昇し、8日時点の騰落レシオ(25日移動平均)が138.9%、25日移動平均との乖離率がプラス5.05%となり、短期的な過熱感が強まっているだけにスピード調整も必要だろう。

 来週は米国で、11日の米アルコア社を皮切りに主要企業の4〜6月期決算発表が本格化する。そして7月下旬からは、国内主要企業の4〜6月期決算発表も本格化する。国内主要企業の業績に関しては、4〜6月期および7〜9月期の回復が想定以上の模様である。電力制約の影響などに注意が必要だが、期初時点では慎重な見通しを公表している企業が多いだけに、通期見通し上方修正の可能性は高いだろう。このため4〜6月期決算発表の前に、上方修正期待を先取りして、好業績銘柄を個別物色する動きも活発化するだろう。

 世界的なリスク回避姿勢に対する警戒感は根強いが、全体としては弱材料が出尽くし、過度な警戒感が後退して地合いは改善している。短期的なスピード調整の動きが一巡すれば、好業績銘柄の物色や出遅れ感の強いセクターの買い戻しで、相場全体が押し上げられて年初来高値を目指す可能性が高いだろう。

■注目スケジュール

 来週の注目スケジュールとしては、国内では、11日の日銀金融政策決定会合(12日まで)、6月マネーストック統計、6月消費動向調査、6月工作機械受注、12日の日銀金融政策決定会合、5月第3次産業活動指数、6月企業物価指数、13日の5月鉱工業生産確報値、7月金融経済月報、14日の6月および上半期の首都圏マンション発売戸数、などがあるだろう。

 海外では、11日のユーロ圏財務相会合、12日のEU財務相理事会、米5月貿易収支、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、米3年債入札、米FOMC(連邦公開市場委員会)6月21日〜22日分の議事録公表、13日の中国第2四半期GDP(国内総生産)、英6月失業率、ユーロ圏5月鉱工業生産、米6月輸出入物価、米6月財政収支、米住宅ローン借り換え申請指数、米10年債入札、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の議会証言、14日の韓国中銀金融政策決定会合、ユーロ圏6月消費者物価指数改定値、米5月企業在庫、米6月卸売物価指数、米6月小売売上高、米新規失業保険申請件数、米30年債入札、15日のユーロ圏5月貿易収支、米6月消費者物価指数、米6月実質所得、米6月鉱工業生産、米7月ニューヨーク州製造業業況指数、米7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、などがあるだろう。また11日の米アルコアを皮切りに、米主要企業の4〜6月期決算発表が始まる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:26 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ドル・円相場】ドル・円相場は企業業績に注意だが依然として膠着感

【外国為替市場フューチャー:7月11日〜15日のドル・円相場】

■1ドル=80円台〜81円台の狭いレンジを想定

 来週(7月11日〜15日)のドル・円相場については、依然として手掛かり材料難の状況で、膠着感の強い展開だろう。1ドル=80円台〜81円台の狭いレンジでのモミ合い展開を想定する。

 前週(7月4日〜8日)のドル・円相場は、週末8日発表の米6月雇用統計を控えて膠着感が強く、1ドル=81円近辺の狭いレンジで小動きだった。ギリシャ債務問題に対する当面の警戒感の後退、量的緩和策第2弾(QE2)終了に伴う米長期金利の上昇、米経済指標の改善などで、7日には一時1ドル=81円40銭台まで円が下落した。しかし8日には、米6月雇用統計で雇用回復の遅れが嫌気されてドル売りが優勢となり、1ドル=80円50銭近辺に円が上昇した。

 ドル・円相場は、6月の米FOMC(連邦公開市場委員会)とバーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見という重要イベント通過後も、膠着感の強い展開が続いている。注目された米6月雇用統計発表後も、1ドル=80円50銭近辺まで円が上昇した後はモミ合い展開となった。当面は膠着感を打開するだけの材料に欠けるだけに、小幅レンジでのモミ合い展開が継続する可能性が高いだろう。ただし米経済指標や11日の米アルコアから始まる主要企業の4〜6月期決算の内容次第では、一時的に動意付く可能性もあるだろう。13日予定のバーナンキ米FRB議長の議会証言も注目されるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:23 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】引き続き欧州信用不安問題を巡って強弱感が交錯

【外国為替市場フューチャー:7月11日〜15日のユーロ・円相場】

■方向感の出にくい展開

 来週(7月11日〜15日)のユーロ・円相場については、ECB(欧州中央銀行)理事会の追加利上げを通過し、やや手掛かり材料難となるが、引き続き欧州信用不安問題を巡って強弱感が交錯し、方向感の出にくい展開だろう。

 前週(7月4日〜8日)のユーロ・円相場は方向感に欠け、概ね1ユーロ=115円近辺〜117円近辺のレンジで推移した。ギリシャ債務問題に関して当面の危機は回避されたが、引き続き欧州信用不安問題に対する警戒感が根強く、強弱感が交錯して方向感の出にくい展開だった。ECBによる追加利上げは織り込み済みで、利上げ発表後も大きな動きは見られなかった。

 ギリシャ債務問題については、次回融資が正式決定したため、当面の危機が回避されて警戒感が後退した形である。しかし根本的な問題が解決したわけではなく、ポルトガルやスペインなどの財政不安問題が再燃し、イタリアなどの問題に波及する可能性もあるだけに、リスク回避の動きには引き続き注意が必要となる。

 来週の注目スケジュールとしては、国内では、11日の日銀金融政策決定会合(12日まで)、6月マネーストック統計、6月消費動向調査、6月工作機械受注、12日の日銀金融政策決定会合、5月第3次産業活動指数、6月企業物価指数、13日の5月鉱工業生産確報値、7月金融経済月報、14日の6月および上半期の首都圏マンション発売戸数などがあるだろう。

 海外では、11日のユーロ圏財務相会合、12日のEU財務相理事会、米5月貿易収支、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、米3年債入札、米FOMC(連邦公開市場委員会)6月21日〜22日分の議事録公表、13日の中国第2四半期GDP(国内総生産)、英6月失業率、ユーロ圏5月鉱工業生産、米6月輸出入物価、米6月財政収支、米住宅ローン借り換え申請指数、米10年債入札、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の議会証言、14日の韓国中銀金融政策決定会合、ユーロ圏6月消費者物価指数改定値、米5月企業在庫、米6月卸売物価指数、米6月小売売上高、米新規失業保険申請件数、米30年債入札、15日のユーロ圏5月貿易収支、米6月消費者物価指数、米6月実質所得、米6月鉱工業生産、米7月ニューヨーク州製造業業況指数、米7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値などがあるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:21 | 市況・概況
2011年07月09日

【株式市場・この1週間】週末7月8日の日経平均株価の終値は3月11日以来の高値水準

■株式市況を振り返って(7月4日〜8日の株式市場の動き)

今週はこう動いた 7月4日の日経平均株価は前週末(1日)比97円02銭(0.99%)高で5営業日続伸、TOPIXは前週末比10.25ポイント(1.20%)高で5営業日続伸した。前週末1日の米国株式市場の上昇を好感し、日経平均株価は前週末比112円09銭高でスタートした。ギリシャ債務問題に対する警戒感が後退したうえに、米6月ISM(サプライマネジメント協会)製造業景況感指数の改善で、米国の景気先行きに対する警戒感も和らいだ。アジアの主要株式市場が上昇したことも安心感につながった。日経平均株価は寄り付き近辺でモミ合った後、上昇幅を前週末比137円68銭高まで広げ、5月2日以来となる1万円大台を回復する場面もあった。その後は、短期的な過熱感で利益確定売りが出やすい状況だったこともあり、次第に上昇幅を縮小した。結局この日の安値圏で取引を終了したが、終値で日経平均株価は9900円台、TOPIXは860台を回復した。セクター別では、出遅れ感の強い銀行や不動産など内需関連セクターを買い戻す動きが目立った。

 5日の日経平均株価は前日比7円37銭(0.08%)高で小幅ながら6営業日続伸、TOPIXは前日比1.07ポイント(0.13%)高で小幅ながら6営業日続伸した。前日の米国株式市場が休場だったため手掛かり材料難となり、日経平均株価は前日比5円70銭安と売り先行でスタートした。その後すぐに前日比プラス圏に浮上したものの、前日終値近辺でモミ合う展開となった。買い戻しの動きが継続して下値を支える一方で、短期的な過熱感も強いだけに、利益確定売りが上値を抑える要因となった。中国人民銀行による追加利上げ観測も手控え要因となり、日経平均株価の日中値幅は46円79銭と膠着感を強めた。結局は前日比小幅上昇にとどまり、終値での1万円大台を目前にして足踏みした形となった。セクター別では前日に続いて、出遅れ感の強い金融セクターに対する買い戻しの動きが目立った。

 6日の日経平均株価は前日比110円02銭(1.11%)高で7営業日続伸、TOPIXは前日比8.33ポイント(0.97%)高で7営業日続伸した。前日の米国株式市場でダウ工業株30種平均株価は6営業日ぶりに下落したが、日経平均株価は前日比14円79銭高と買い先行でスタートした。午前中は、ポルトガルの格付け引き下げなどで欧州信用不安問題が意識され、前日終値近辺の狭いレンジでモミ合う展開だった。しかし午後の中盤以降に、株価指数先物取引での大口買いが主導する形で動意付き、大引けにかけて上昇幅を広げた。日経平均株価は高値引けとなり、終値で5月2日(1万4円20銭)を上回り、東日本大震災が発生した3月11日(1万254円43銭)以来の高値水準となった。またTOPIXも高値引けとなり、終値で870台を回復し、同じく3月11日(915.51)以来の高値水準となった。東証業種別株価指数でみると全33業種のうち31業種が上昇し、特に株価指数への寄与度が大きい銘柄の上昇が目立った。

 7日の日経平均株価は前日比11円34銭(0.11%)安で8営業日ぶりに小幅反落、TOPIXは前日比3.03ポイント(0.34%)安で8営業日ぶりに小幅反落した。前日の米国株式市場は上昇したが、日経平均株価は前日比35円33銭安と売り先行でスタートした。前日まで7営業日続伸していたため、短期的な過熱感で利益確定売りが優勢だった。しかし売り一巡後は下落幅を縮小し、午後に入ると前日比19円71銭高の1万102円19銭まで上昇する場面もあり、終値は小幅反落にとどまった。取引時間中の安値は寄り付き直後の前日比53円15銭安の1万29円33銭であり、1万円台固めの展開となった。5月機械受注で船舶・電力を除く民需は前月比3.0%増とプラスに転じたが、ほぼ市場の想定水準として反応は限定的だった。セクター別には、原発再稼働に不透明感が強まったとして電力関連が下落し、前日の中国人民銀行の追加利上げ発表により中国関連も軟調だった。

 8日の日経平均株価は前日比66円59銭(0.67%)高で反発、TOPIXは前日比3.86ポイント(0.45%)高で反発した。前日の米国株式市場の上昇を好感し、日経平均株価は前日比134円57銭高の1万205円71銭と1万200円台を回復してスタートした。米6月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用リポートが市場予想を上回り、米国景気の先行きに対する警戒感が和らいだ。ただし週末要因でポジション調整の売りが出やすく、米6月雇用統計の発表も控えていたため、寄り付きの買い一巡後は様子見ムードも広がり、上値の重い展開となって次第に上昇幅を縮小した。結局、ほぼ寄り付き天井の形となり、この日の安値圏で取引を終了した。ただし日経平均株価は終値で1万100円台を回復し、3月11日(1万254円43銭)以来の高値水準となった。なお、株価指数オプション7月限SQ(特別清算指数)値は1万225円82銭で、この値を上回ることなく、いわゆる「幻のSQ値」となった。

 なお8日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が前日比62ドル29セント(0.49%)下落、S&P500株価指数が前日比9.42ポイント(0.70%)下落、ナスダック総合株価指数が前日比12.85ポイント(0.45%)下落した。米6月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加が前月比1万8000人増加にとどまり、市場予想を大幅に下回ったことが嫌気された。ダウ工業株30種平均株価が約2カ月ぶりの高値水準だったため、利益確定売りが出やすい状況でもあった。ただし、ダウ工業株30種平均株価の下落幅は一時150ドルを超える場面もあったが、取引終了にかけて下落幅を大幅に縮小しており、むしろ底堅さを印象付けている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:59 | 市況・概況

【株式市況を検証】日経平均株価、TOPIXともに3週連続で上昇、買い戻しの動き継続

【株式市場フラッシュ:7月4日〜8日の週の日本株式市場】

■前週(6月27日〜7月1日)からの買い戻しの動きが継続

株式市場フラッシュ 7月4日〜8日の週の日本株式市場では、日経平均株価(225種)、TOPIXともに、週間ベースで見ると3週連続の上昇となった。ギリシャ債務問題に対する当面の警戒感後退、米国株式市場の上昇、国内主要企業の業績改善期待などで、前週(6月27日〜7月1日)からの買い戻しの動きが継続した。

 日経平均株価は、週末7月8日の取引時間中に一時1万200円台に上昇した。終値でも1万137円73銭となり、3月11日(1万254円43銭)以来の高値水準となった。またTOPIXも7月8日の終値が874.34となり、3月11日(915.51)以来の高値水準となった。

 外部環境を見ると、米国の景気先行きや金融政策に対する不透明感、ギリシャ債務問題など欧州信用不安問題に対する不透明感、中国のインフレ加速と景気への影響に対する懸念、商品先物市場の下落に対する懸念などで、世界的なリスク回避の動きに対する警戒感が根強い中、短期的な過熱感から様子見ムードを強めても不思議ではない状況だった。

 しかし、6月中旬までの下落局面で弱材料をほぼ織り込んだ形となり、売り圧力は一巡している。そしてギリシャ債務問題に対する警戒感後退など、一部の外部環境の好転で全体の地合いが改善した。国内でも主要企業が業績見通しを上方修正する動きが出始めたことが安心感につながり、出遅れ感の強いセクターを買い戻す動きが継続し、循環物色で相場を押し上げる形になった。

 日経平均株価の終値ベースで1週間の騰落状況を見ると、週初7月4日は前週末(1日)に比べて97円02銭(0.99%)高と5営業日続伸、5日は前日比7円37銭(0.08%)高と小幅ながら6営業日続伸、6日は前日比110円02銭(1.11%)高と大幅に7営業日続伸、7日は前日比11円34銭(0.11%)安と8営業日ぶりに小幅反落、8日は前日比66円59銭(0.67%)高と反発した。日中の値幅は7月4日が65円28銭、5日が46円79銭、6日が114円61銭、7日が72円86銭、8日が81円44銭だった。

 日経平均株価の週末7月8日の終値は1万137円73銭で、前週末(1日)比269円66銭(2.74%)上昇し、3月11日(1万254円43銭)以来の高値水準となった。週間ベースでは3週連続の上昇となった。取引時間中ベースの週間高値は8日の1万207円91銭で、同じく3月11日(1万378円55銭)以来の高値水準となった。週間安値は4日の9940円47銭、1週間の取引時間中の値幅は267円44銭だった。

 TOPIXの週間騰落状況を見ると、週末7月8日の終値は874.34となり、前週末(1日)比20.48ポイント(2.40%)上昇し、3月11日(915.51)以来の高値水準となった。週間ベースでは3週連続の上昇となった。取引時間中ベースの週間高値は8日の879.48で、3月11日(925.41)以来の高値水準となった。週間安値は4日の862.00だった。なお、週末8日時点の終値ベースでのNT倍率は11.59倍となり、前週末1日時点の11.56倍に対して0.03ポイント上昇した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:55 | 市況・概況