[市況・概況]の記事一覧
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記事一覧 (06/13)【銘柄フラッシュ】三晃金属工業やカカクコム急伸しファナックも堅調
記事一覧 (06/13)【株式市場】中国株の軟調に加え今夜のNY株も不透明で売買低調
記事一覧 (06/13)【銘柄フラッシュ】レオパレス21や丹青社が急伸しキヤノンは安い
記事一覧 (06/13)【株式市場】NY株安と機械受注の減少を受け売買低調で個別物色
記事一覧 (06/12)【相場展望】世界的な景気不透明感を警戒、ただし売り材料はほぼ織り込み済み
記事一覧 (06/12)【外国為替市場展望:ドル・円相場】景気不透明感で一時的にリスク回避の動き
記事一覧 (06/12)【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】ギリシャに対する金融支援問題の動向が焦点
記事一覧 (06/11)【株式市況を検証】日経平均株価、TOPIXともに5週ぶりに上昇
記事一覧 (06/11)【株式市場・この1週間】日経平均株価は6月2日以来の9500円台を回復
記事一覧 (06/11)【外国為替市場を検証:ドル・円相場】一時1ドル=79円70銭台に円が上昇
記事一覧 (06/11)【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】1ユーロ=115円近辺に円が上昇
記事一覧 (06/10)【銘柄フラッシュ】コジマやアイダエンジニアリング急伸し東洋水産も高い
記事一覧 (06/10)【株式市場】円安の期待強まり業種別指数は33業種中29業種が高い
記事一覧 (06/10)【銘柄フラッシュ】関東自動車工業やオリンパス高くディー・エヌ・エー軟調
記事一覧 (06/10)【株式市場】円高の懸念が後退し東証1部銘柄の8割近く値上り
記事一覧 (06/09)【銘柄フラッシュ】古河電池や富士通ゼネラル急伸し東京電力は持ち直す
記事一覧 (06/09)【株式市場】円高一服を受け14時過ぎから全般に持ち直す
記事一覧 (06/09)【銘柄フラッシュ】モリテックスや沢井製薬が急伸し東京電力は下落率1位
記事一覧 (06/09)【株式市場】円相場の高どまりを受け輸出関連株が重く模様ながめ
記事一覧 (06/08)【銘柄フラッシュ】三晃金属工業やダイソーなど太陽光発電関連株が高い
2011年06月13日

【銘柄フラッシュ】三晃金属工業やカカクコム急伸しファナックも堅調

 13日後場は、電力10社の発受電電力量(5月・速報)で火力は18.6%増加と伝えられ、東京電力<9501>(東1)が持ち直して東証1部の売買代金・出来高とも1位になり反発4.7%高。売買代金2位はトヨタ自動車<7203>(東1)で2.4%安、3位はソフトバンク<9984>(東1)となり2.3%安。ただ、ファナック<6954>(東1)は朝発表の機械受注が3.3%減となったものの本日発売の「四季会社情報誌」好感し前後場とも堅調0.7%高。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続きレオパレス21<8848>(東1)となり、大震災の被災地では買い物などの不便さなどから仮設住宅より支援つき賃貸住宅が人気とされて後場30円ストップ高となり大引けもストップ高の31.9%高、2位も前引けに続き丹青社<9743>(東1)となり第1四半期決算を好感し17.2%高、3位も前引けと同じ三晃金属工業<1972>(東1)で電力会社の節電要請が関西にも拡大したことや首相の「自然エネルギー推進庁」構想を材料に一段高で11.8%高、4位はサンワテクノス<8137>(東1)となりインバーターなどの節電系電子部品や有機EL関連装置が好調と8.3%高。

 日成ビルド工業<1916>(東1)は仮設の事業所・倉庫などが復興関連と7.9%高、第一実業<8059>(東1)はPBRなど割安で地熱発電関連との見方あり7.8%高、高速<7504>(東1)は食品包装資材が大震災の被災地向けに好調との見方で7.8%高。

 カカクコム<2371>(東1)は本日発売の「四季会社情報誌」の増配予想などに外資系証券の積極評価も出て年初来の高値を更新し7.0%高、住友電設<1949>(東1)は電力会社の節電要請が関西にも拡大し大規模太陽光発電などに強いとされて高値を更新し6.8%高。

 コジマ<7513>(東1)はPBR激安な上、家電量販大手銘柄の高値更新と比較し出遅れ顕著との見方で6.4%高、東和薬品<4553>(東1)は後発医薬品の好調などで高値更新2.9%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:43 | 市況・概況

【株式市場】中国株の軟調に加え今夜のNY株も不透明で売買低調

110613大引け 13日後場の東京株式市場は、引き続き個別物色の相場。今夜のNY株式が前週末の172ドル安に続きどうなるか不透明な上、上海・香港とも軟調拡大と伝えられ、東証1部の売買代金は1兆円に届かなかった。東証1部の値上がり銘柄数は606銘柄(約36%)だった。

 日経平均は反落。朝方の安値9391円26銭(123円18銭安)までは下げなかったものの、小動きとなり、大引けは9448円21銭(66円23銭安)。

 東証1部の出来高概算は14億3637万株、売買代金は9001億円。1部上場1676銘柄のうち、値上がり銘柄数は606(前引けは483)銘柄、値下がり銘柄数は919(前引けは986)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は4業種(前引けは水産・農林1業種)となり、水産・農林、銀行、金属製品、サービス。
 一方、値下がり率上位の業種は、ゴム製品、輸送用機器、鉱業、その他金融、不動産、保険、情報・通信、その他製品、繊維製品、石油・石炭、ガラス・土石、食料品、海運、鉄鋼、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:38 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】レオパレス21や丹青社が急伸しキヤノンは安い

 13日前場は、前週末のNY株式が172ドル安となったため、トヨタ自動車<7203>(東1)は東証1部の売買代金1位で2.6%安、キヤノン<7751>(東1)は同8位で1.3%安。ただ、朝発表の機械受注が3.3%減となった割にファナック<6954>(東1)は0.6%高。

 東証1部の値上がり率1位はレオパレス21<8848>(東1)となり、大震災の被災地で買い物など不便な仮設住宅より支援つき賃貸住宅が人気とされて28.7%高、2位の丹青社<9743>(東1)は第1四半期決算を好感し14.5%高、3位の三晃金属工業<1972>(東1)は太陽光パネル設置関連として電力会社の節電要請が関西にも拡大したことを材料に8.0%高、4位のチノー<6850>(東1)はPBR割安で大日光・エンジニアリング<6635>(JQS)のデジカメユニット増設発表を材料に7.8%高。

 高速<7504>(東1)は仙台本社で食品包装資材への期待で7.4%高、住友電設<1949>(東1)はPERなど割安で太陽光発電関連と6.8%高、サニックス<4651>(東1)も太陽光発電関連がいわれて高値更新5.9%高。

 日本コンベヤ<6375>(東1)は放射性物質の汚染土入れ替えなどに期待とされ5.1%高、サンリオ<8136>(東1)は自己株の取得を材料に3.8%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:15 | 市況・概況

【株式市場】NY株安と機械受注の減少を受け売買低調で個別物色

 13日前場の東京株式市場は、材料株を個別物色。前週末のNY株式が172ドル安となった上、朝発表になった4月の機械受注統計が前月比3.3%減となり、調査対象から「携帯電話」を除外のため受け止め方が分かれ、東証1部の売買代金は4200億円台と低調だった。東証1部の値上がり銘柄数は483銘柄(約29%)。

 日経平均は反落。朝方9391円26銭(123円18銭安)まで下げたあと一進一退となり、前引けは9441円34銭(73円10銭安)。

 東証1部の出来高概算は6億9090万株、売買代金は4231億円。1部上場1676銘柄のうち、値上がり銘柄数は483銘柄、値下がり銘柄数は986銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、水産・農林の1業種のみ。値下がり率の低い業種は、金属製品、化学、サービス、精密機器、建設、機械、医薬品、空運、電気機器、など。一方、値下がり率上位の業種は、ゴム製品、電力・ガス、輸送用機器、その他金融、鉱業、保険、情報・通信、不動産、その他製品、食料品、海運、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:40 | 市況・概況
2011年06月12日

【相場展望】世界的な景気不透明感を警戒、ただし売り材料はほぼ織り込み済み

【株式市場フューチャー:6月13日〜17日】

■企業活動や個人消費に対する懸念に注意

来週の相場展望 来週(6月13日〜17日)の日本の株式市場については、引き続き米国や中国の景気の先行きに不透明感が強い中、ギリシャに対する金融支援問題の不透明感も加わり、世界的なリスク回避の動きに対する警戒が必要となる。また国内でも、夏の電力不足が全国に広がる見通しとなり、企業活動や個人消費に対する懸念が強まる可能性に注意が必要だろう。

 前週末10日の米国株式市場が大幅下落したため、週初13日の日本株式市場は売り先行でのスタートが想定される。その後はPBRの割安感などで、日経平均株価9400円近辺で底堅さが意識されるかが焦点になるだろう。

 日経平均株価をチャート面で見れば、ボックスレンジをやや切り下げるととともに、レンジを狭める形となっている。さらに、前週末10日の日経平均株価の終値9514円44銭が、日経平均先物・オプション6月物SQ(特別清算指数)値の9553円69銭を下回ったため、当面はSQ値や、25日移動平均線(10日現在9580円90銭)が上値抵抗線として意識されるだろう。

 企業業績に関しては、11年3月期決算発表時に12年3月期業績見通しを未定としていた主要企業が、6月に入って12年3月期業績見通しを公表し始めている。サプライチェーンの回復とともに、安心感につながることが期待されるが、その内容の評価が焦点になるだろう。特に、前週末10日の大引け後に12年3月期見通しを公表したトヨタ自動車の、週明け13日の株価の反応が注目される。

 世界的な景気不透明感が強い中、全体として買い材料が見当たらない状況である。しかし一方では、売り材料もほぼ織り込み済みと考えられるだけに、一時的に売り圧力が強まっても下値は限定的だろう。

 来週の注目スケジュールとしては、国内では13日の4月機械受注、日銀金融政策決定会合(1日目)、14日の4月鉱工業生産確報値、4〜6月法人企業景気予測調査、日銀金融政策決定会合(2日目)、15日の6月金融経済月報、16日の5月首都圏マンション発売戸数、17日の1〜3月資金循環統計速報値、日銀金融政策決定会合議事要旨(5月19日〜20日分)などがあるだろう。

 海外では13日のトリシェECB(欧州中央銀行)総裁の講演、ラッカー米リッチモンド地区連銀総裁の講演、14日の中国5月主要経済指標(PPI、CPI、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)、英5月消費者物価指数、米4月企業在庫、米5月小売売上高、米5月卸売物価指数、米週間チェーンストア売上高、15日のユーロ圏4月鉱工業生産、米5月消費者物価指数、米5月実質所得、米5月鉱工業生産、米6月ニューヨーク州製造業業況指数、米6月住宅建設業者指数、米住宅ローン借り換え申請指数、16日のスイス中銀金利発表、ユーロ圏5月消費者物価指数改定値、米1〜3月経常収支、米5月住宅着工件数、米6月フィラデルフィア地区連銀業況指数、米新規失業保険申請件数、5月北米半導体BBレシオ、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁の講演、17日のユーロ圏4月貿易収支、米5月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値などがあるだろう。なお13日はオーストラリアが休場となる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:07 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ドル・円相場】景気不透明感で一時的にリスク回避の動き

【外国為替市場フューチャー:6月13日〜17日】

■引き続き1ドル=80円近辺の小幅レンジでの展開が想定

 来週(6月13日〜17日)の外国為替市場で、ドル・円相場はやや材料難となり、引き続き1ドル=80円近辺の小幅レンジでの展開が想定される。ただし米国景気の先行きに不透明感が強いだけに、経済指標の内容や長期金利の動向次第では、一時的にリスク回避のドル売り・円買いの動きが強まる可能性もあるだろう。

 前週(6月6日〜10日)のドル・円相場は、一時1ドル=79円70銭台に円が上昇した。米国の5月雇用統計など低調な経済指標を受けて、米国景気の先行きに警戒感が広がった。ただし大勢としては、1ドル=80円を挟む小幅レンジでモミ合う展開だった。

 米国では足元の低調な経済指標を受けて、景気の先行きに対する不透明感が強まっている。雇用回復の鈍化は東日本大震災の影響などで一時的との見方もあるが、原油価格上昇の影響で消費減速が懸念されるなど、景気に対する警戒感が広がり、株式市場でもダウ工業株30種平均株価が約2カ月半ぶりに1万2000ドル台を割り込み、調整局面となっている。そして米国の金融政策については、追加的な金融緩和策(QE3)に対する期待も広がっている。

 さらに、中国の景気減速懸念、商品先物市場の下落、欧州の財政不安問題など不透明感が強いだけに、リスク回避の動きが当面の焦点だろう。ドル安・円高圧力が一段と強まった場合には、G7(日米欧主要7カ国)による協調円売り介入が焦点となるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:05 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】ギリシャに対する金融支援問題の動向が焦点

【外国為替市場フューチャー:6月13日〜17日】

■1ユーロ=115円近辺〜117円近辺で方向感の出にくい展開

 来週(6月13日〜17日)のユーロ・円相場については、ギリシャに対する金融支援問題の動向が焦点となるが、期待と警戒感が交錯して、1ユーロ=115円近辺〜117円近辺で方向感の出にくい展開が想定される。

 前週(6月6日〜10日)のユーロ・円相場は、一時1ユーロ=117円台後半に円が下落した後、週末には1ユーロ=115円近辺に円が上昇した。ギリシャに対する金融支援問題に加えて、9日のECB(欧州中央銀行)理事会後は、追加利上げ観測に関して材料出尽くし感が広がるなど、強弱感が交錯した。

 ユーロ・円相場については、方向感の出にくい状況となっている。9日のECB理事会では金利を据え置き、理事会後の記者会見ではトリシェECB総裁が「インフレの上振れ圧力を強く警戒する」と発言し、次回7月の理事会での利上げを示唆した。しかし、ほぼ市場の予想どおりの結果となり、材料出尽くし感が広がった。ギリシャに対する金融支援問題に関しては、引き続き各国の姿勢の違いが鮮明であり、期待と警戒感が交錯している。当面はギリシャに対する金融支援問題次第の展開だろう。

 アイルランド、ポルトガル、スペインなどの財政不安問題再燃、欧米株式市場の下落、商品先物市場の下落などで、リスク回避の円買い圧力が増す可能性も想定されるが、一方では、ECBによる7月利上げの可能性が高まれば、ユーロが強含みとなる可能性もあるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:04 | 市況・概況
2011年06月11日

【株式市況を検証】日経平均株価、TOPIXともに5週ぶりに上昇

【株式市場フラッシュ:6月6日〜10日の週】

■日経平均株価9300円台での底堅さが意識された週

株式市場フラッシュ 6月6日〜10日の週の日本の株式市場では、日経平均株価(225種)、TOPIXともに週間ベースで5週ぶりに上昇し、日経平均株価の週末10日の終値は6月2日以来となる9500円台を回復した。

 米国の雇用回復遅れと景気先行き不透明感、商品先物市場の下落に対する警戒感、ギリシャに対する金融支援問題の不透明感、そして中国経済の減速や利上げ懸念などで、世界的にリスク回避の動きが優勢となる中で、週末10日のメジャーSQ(特別清算指数)算出を控えて波乱を警戒する見方も強く、全体としては方向感に欠ける展開となった。外国為替市場のドル・円相場が1ドル=80円近辺で高止まりしたことも、手控えムードにつながった。

 日経平均株価の終値ベースで見れば、週初の6月6日には9380円35銭となり、4月19日の9441円03銭、3月24日の9435円01銭を割り込み、3月18日の9206円75銭以来の安値水準まで下落した。しかし9300円台の水準では、PBR1倍割れの割安感が意識され、一段と売り込む動きは見られなかった。

 その後は7日から10日まで、東日本大震災後初の4営業日続伸となり、終値ベースでの下値を切り上げる形となり、日経平均株価で見れば9300円台での底堅さも意識された。

 日経平均株価の終値ベースでの前日比騰落状況を確認しておこう。6日は前日(3日)比111円86銭(1.17%)安と3営業日続落、7日は前日比62円60銭(0.67%)高と反発、8日は前日比6円51銭(0.07%)高と小幅に続伸、9日は前日比17円69銭(0.19%)高と小幅に3営業日続伸、10日は前日比47円29銭(0.50%)高と4営業日続伸した。日中値幅は6日が130円77銭、7日が96円35銭、8日が63円69銭、9日が89円29銭、10日が120円70銭だった。

 日経平均株価の週末10日の終値は9514円44銭で、前週末(3日)の終値に比べて85円23銭(0.24%)上昇した。週間ベースでは5週ぶりの上昇だった。取引時間中ベースの週間高値は10日の9613円75銭、週間安値は7日の9358円31銭、1週間の取引時間中の値幅は255円44銭だった。日経平均先物・オプション6月物のSQ値は9553円69銭だった。

 TOPIXの週間騰落状況を見ると、週末10日の終値は817.38で、前週末(3日)の終値に比べて0.81ポイント(0.10%)上昇した。週間ベースでは5週ぶりの上昇だった。取引時間中ベースの週間高値は10日の823.79、週間安値は7日の805.23だった。週末10日時点の終値ベースのNT倍率は11.64倍となり、前週末3日時点の11.62倍に対して0.02ポイント低下した。TOPIX先物・オプション6月物のSQ値は819.62だった。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:34 | 市況・概況

【株式市場・この1週間】日経平均株価は6月2日以来の9500円台を回復

■株式市況を振り返って(6月6日〜10日の週)

今週はこう動いた 週初6月6日の日経平均株価は前日比111円86銭(1.17%)安で3営業日続落、TOPIXは前日比8.58ポイント(1.05%)安で3営業日続落した。前週末3日の米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価は前日比24円84銭安と売り先行でスタートした。米国の5月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加が市場予想を大幅に下回り、米国景気の先行きに不透明感が強まった。

 その後は一旦下げ渋ったが、株価指数先物取引での大口の売りが主導する形となり、日経平均株価は下落幅を前日比132円43銭安まで広げる場面もあった。そして終値は9380円35銭となり、4月19日の9441円03銭、3月24日の9435円01銭を割り込み、3月18日の9206円75銭以来の安値水準となった。

 7日の日経平均株価は前日比62円60銭(0.67%)高で4営業日ぶりに反発、TOPIXは前日比5.77ポイント(0.72%)高で4営業日ぶりに反発した。前日6日の米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価は前日比9円14銭安と小幅に下げてスタートし、午前は前日終値を挟んでモミ合う展開となった。午後に入ると株価指数先物取引での買い戻しが主導する形となり、日経平均株価は上昇幅を広げた。結局この日の高値圏で取引を終了し、終値で9400円台を回復した。特に買い材料は見当たらないが、前日までの3営業日合計(終値ベース)で339円26銭(3.49%)下落した反動に加えて、PBR1倍割れ水準、外国為替市場での円高一服などが意識された。

 8日の日経平均株価は前日比6円51銭(0.07%)高で小幅に続伸、TOPIXは前日比0.69ポイント(0.09%)高で小幅に続伸した。前日の米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価は前日比14円33銭安と小幅に下げてスタートし、売り買いが交錯して膠着感の強い展開となった。外国為替市場のドル・円相場で1ドル=79円台に円が上昇すると日経平均株価も前日比48円21銭安まで下落幅を広げたが、その後1ドル=80円台に戻すと日経平均株価も下落幅を縮小した。5月景気ウォッチャー調査が2カ月連続で改善したことも下支え要因となり、日経平均株価は前日比プラス圏に浮上して取引を終了した。

 9日の日経平均株価は前日比17円69銭(0.19%)高で小幅に3営業日続伸したが、TOPIXは前日比1.50ポイント(0.18%)安で3営業日ぶりに小幅反落した。前日の米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価は前日比37円75銭安と売り先行でスタートした。外国為替市場でドル・円相場が1ドル=79円台後半に高止まりしたことも嫌気された。そして株価指数先物取引が主導する形で、前日比84円03銭安まで下落幅を広げる場面もあった。しかしドル・円相場で1ドル=80円台に戻すと、株式市場でも買い戻しが優勢になり、大引けにかけて前日比プラス圏に浮上した。翌10日にトヨタ自動車が、12年3月期業績見通しを公表することに対する期待感も下支え要因だった。なお、11年1〜3月期実質GDP(国内総生産)の1次改定値で、年率換算伸び率が上方修正されたが、影響は限定的だった。

 10日の日経平均株価は前日比47円29銭(0.50%)高で東日本大震災後初の4営業日続伸、TOPIXは前日比4.43ポイント(0.55%)高で2営業日ぶりに反発した。前日の米国株式市場が7営業日ぶりに上昇したことや、為替のドル・円相場がやや円安水準だったことを好感し、日経平均株価は前日比69円69銭高と買い先行でスタートした。その後は一時9600円台を回復し、前日比146円46銭高まで上昇幅を広げる場面もあった。しかし為替がやや円高水準に振れ、アジアの株式市場が軟調だったことや週末要因も加わり、次第に手仕舞いムードを強めて上昇幅を縮小した。日経平均株価の終値は9514円44銭で6月2日以来となる9500円台を回復したが、日経平均先物6月限・オプションSQ(特別清算指数)値の9553円69銭を下回った。

 10日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が前日比172ドル45セント(1.42%)下落、S&P500株価指数が前日比18.02ポイント(1.40%)下落、ナスダック総合株価指数が前日比41.14ポイント(1.53%)下落した。世界的な景気先行きに対する不透明感が強まり全面安の展開となった。ダウ工業株30種平均株価の終値は1万1951ドル91セントで、3月18日以来約2カ月半ぶりに1万2000ドル台を割り込んだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:32 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ドル・円相場】一時1ドル=79円70銭台に円が上昇

【外国為替市場フラッシュ:6月6日〜10日の週】

■大勢としては1ドル=80円を挟む小幅レンジでモミ合う展開

 6月6日〜10日の週の外国為替市場で、ドル・相場は一時1ドル=79円70銭台に円が上昇した。米国の5月雇用統計など低調な経済指標を受けて、米国景気の先行きに警戒感が広がった。ただし大勢としては、1ドル=80円を挟む小幅レンジでモミ合う展開だった。

 ドル・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末6月3日は、東京市場では1ドル=80円60銭台〜90銭台で小動きだったが、海外市場では米国の5月雇用統計を嫌気して一時1ドル=80円00銭台に円が上昇した。この流れを受けて週初6日の東京市場でも、1ドル=80円10銭台〜30銭台の小幅レンジで推移した。

 6日の海外市場では一時1ドル=79円90銭台を付けたが、一段とドルを売る動きにはならず、その後は1ドル=80円00銭台〜20銭台で小動きだった。7日の東京市場でも膠着感を強め、1ドル=80円00銭台〜30銭台で小動きだった。7日の海外市場では、1ドル=80円00銭台〜20銭台でモミ合った後、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の講演を受けて、米国景気の減速懸念が広がり1ドル=79円90銭台に円が上昇した。

 8日の東京市場では、ダドリー米ニューヨーク地区連銀総裁の発言が材料視されて、1ドル=79円70銭台に円が上昇した。一旦は1ドル=80円10銭台に戻したが、その後1ドル=79円80銭台に円が上昇した。米国景気の不透明感でドルが売られやすい状況である。ただし、一段とドル売り・円買いとなる動きも見られなかった。8日の海外市場でも一時1ドル=79円70銭台に円が上昇したが、概ね1ドル=79円80銭台〜90銭台でモミ合う展開だった。米地区連銀経済報告(ベージュブック)の影響は限定的だった。

 9日の東京市場では、1ドル=79円80銭台でスタートした後、ドルの買い戻しで1ドル=80円30銭近辺に円が下落し、その後は1ドル=80円近辺でモミ合う展開だった。11年1〜3月期実質GDP(国内総生産)の1次改定値で、年率換算伸び率が小幅に上方修正されたが、影響は限定的だった。9日の海外市場では、1ドル=80円を挟んで小動きだったが、米長期金利上昇などでドルの買い戻しがやや優勢となり、1ドル=80円40銭台に円が下落した。

 10日の東京市場では、1ドル=79円90銭台〜80円40銭台でモミ合う展開だった。前日の海外市場の流れを受けてドル買い戻し優勢でスタートしたが、次第にドル売り・円買いに転じた。10日の海外市場では1ドル=80円近辺でモミ合った後、ドルの買い戻しがやや優勢となり1ドル=80円30銭台に円が下落した。

 米国では、足元の低調な経済指標を受けて、景気の先行きに対する不透明感が強まっている。雇用回復の鈍化は東日本大震災の影響などで一時的との見方もあるが、原油価格上昇の影響で消費減速が懸念されるなど、景気に対する警戒感が広がり、株式市場も調整局面となっている。そして米国の金融政策については、追加的な金融緩和策(QE3)に対する期待も広がっている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:13 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】1ユーロ=115円近辺に円が上昇

【外国為替市場フラッシュ:6月6日〜10日の週】

■材料出尽くし感が広がるなど強弱感が交錯

 6月6日〜10日の週の外国為替市場で、ユーロ・円相場は、一時1ユーロ=117円台後半に円が下落した後、週末10日には1ユーロ=115円近辺に円が上昇した。ギリシャに対する金融支援問題に加えて、ECB(欧州中央銀行)理事会後は、追加利上げ観測に関して材料出尽くし感が広がるなど、強弱感が交錯した。

 ユーロ・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末6月3日の海外市場では、米国の5月雇用統計を嫌気してリスク回避の動きが強まり、一旦は1ユーロ=115円90銭まで円が上昇した。その後、ギリシャに対する金融支援を巡る協議が前進したことを好感して、1ユーロ=117円50銭台に円が下落した。この流れを受けて、週初6日の東京市場でもユーロ買いが優勢となり、1ユーロ=117円20銭台〜70銭台で推移した。

 6日の海外市場では、一時1ユーロ=116円50銭台に円が上昇した。ギリシャ金融支援問題に関して、独政府報道官のネガティブな発言などでユーロ売り・円買いが優勢になった。

 7日の東京市場では、ギリシャ金融支援問題での警戒感後退や追加利上げ期待などでユーロの買い戻しが優勢になり、一時1ユーロ=117円60銭台に円が下落した。7日の海外市場では、1ユーロ=117円40銭台〜70銭台でモミ合う展開だった。トリシェECB総裁の発言などを材料に、ユーロ買いがやや優勢だった。

 8日の東京市場では、1ユーロ=116円90銭台〜117円70銭台で推移した。ECBによる追加利上げ期待とリスク回避の動きが交錯した。8日の海外市場では1ユーロ=116円30銭台に円が上昇した。翌9日のECB理事会とトリシェECB総裁の記者会見を控えて様子見ムードが強い中、ギリシャ金融支援問題でリスク回避の動きが優勢だった。

 9日の東京市場では一時1ユーロ=117円40銭台に円が下落した。トリシェECBが記者会見で利上げに言及するとの期待で、ユーロ買いがやや優勢だった。

 9日の海外市場では1ユーロ=115円90銭台に円が上昇した。ECB理事会では市場予想どおりに金利を据え置き、理事会後の記者会見ではトリシェECB総裁が「インフレの上振れ圧力を強く警戒する」と発言し、次回7月の理事会での利上げを示唆した。このため直後にはユーロが買われたが、追加利上げ期待は織り込み済みとして、材料出尽くし感が広がった。ギリシャ金融支援問題の先送り懸念もユーロ売りにつながった。

 10日の東京市場では1ユーロ=115円70銭台〜116円80銭台で推移したが、前日の海外市場の流れを受けてユーロ売り・円買いが優勢だった。10日の海外市場では一時1ユーロ=115円近辺に円が上昇した。リスク回避の動きが強まり、さらにユーロ売り・円買いが進んだ。

 ユーロ・円相場については、方向感の出にくい状況となっている。9日のECB理事会では金利を据え置き、理事会後のトリシェECB総裁の記者会見では、次回7月の理事会での利上げを示唆したが、ほぼ市場の予想どおりの結果となり、材料出尽くし感が広がった。また、ギリシャに対する金融支援問題に関しては、引き続き各国の姿勢の違いが鮮明であり、期待と警戒感が交錯している。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:12 | 市況・概況
2011年06月10日

【銘柄フラッシュ】コジマやアイダエンジニアリング急伸し東洋水産も高い

 10日後場は、上海株式の下落と韓国の利上げが伝えられたものの、東証1部の値上り銘柄数は1676銘柄のうち1000銘柄の大台を保ち全般堅調。売買代金1位は前引けに続きファナック<6954>(東1)となり軟調に転じて1.4%安、2位も前引けに続き武田薬品工業<4502>(東1)で軟調なまま2.9%安、3位もトヨタ自動車<7203>(東1)で大引け後の今期業績予想の発表に期待を残し0.9%高。4位は東京電力<9501>(東1)となり株主402名が総会で原発全廃を提案と伝えられたが後場は出来高1位で1.0%安の190円(2円安)。

 東証1部の値上がり率1位は株価ひとケタの山水電気<6793>(東1)となり1円から2円になって100%高、2位は前場1位の関東自動車工業<7223>(東1)で未定だった業績予想の発表を好感し一段ジリ高の14.6%高、3位にはコジマ<7513>(東1)が躍進しここヤマダ電機<9831>(東1)の連日高値などに比べ省エネ家電関連株の中では冴えない相場だったため見直し買いとされて9.5%高。

 アイダエンジニアリング<6118>(東1)は家電向けプレス機に強いとされPBR割安で来年6月には上場50周年と8.1%高、エディオン<2730>(東1)は家電量販店の出遅れ株とされ6.8%高。

 イノテック<9880>(東1)は13時に発表の自己株消却を好感し急伸5.8%高、日阪製作所<6247>(東1)は電力向け熱交換器などへの期待と需給妙味がいわれ5.8%高。アイチコーポレーション<6345>(東1)は高所作業車がいわれ5.1%高。

 ホシザキ電機<6465>(東1)は夏場の食品保冷関連とされて年初来の高値を更新3.7%高、オリンパス<7733>(東1)は海外資金の流入がいわれ年初来の高値を更新し2.8%高。東洋水産<2875>(東1)は北米ベーリング・アリューシャン海域のスケソウダラの獲枠が昨年比54%増で決着と伝えられ、かまぼこ・ちくわなどの素材スリ身に思惑広がり高値を更新0.8%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:54 | 市況・概況

【株式市場】円安の期待強まり業種別指数は33業種中29業種が高い

110610大引け 10日後場の東京株式市場は、堅調なまま一進一退。中国株式は軟調と伝えられたものの、欧州中央銀行の利上げ観測を受けて円安期待が継続し、業種別指数で安い業種は33業種中4業種にとどまった。東京電力<9501>(東1)は株主402名が総会で原発全廃を提案と伝えられたが反応薄く小動きのまま190円(2円安)。東証1部の値上がり銘柄数は1002銘柄(約60%)だった。

 日経平均は続伸。後場はややダレて9493円05銭(25円90銭高)まで値を消したものの、堅調さを保ち、大引けは9514円44銭(47円29銭高)。

 東証1部の出来高概算は、先物・オプションの清算値(SQ)算出を巡る売買が朝方加わったため24億1680万株、売買代金は1兆8072億円。1部上場1676銘柄のうち、値上がり銘柄数は1002(前引けは1292)銘柄、値下がり銘柄数は490(前引けは240)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、水産・農林、石油・石炭、情報・通信、保険、空運、金属製品、輸送用機器、陸運、食料品、不動産、その他製品、鉄鋼、サービス、非鉄金属、など。
 一方、値下がり業種は、倉庫・運輸、ゴム製品、医薬品、電気機器だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:50 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】関東自動車工業やオリンパス高くディー・エヌ・エー軟調

 10日前場は、欧州中央銀行の利上げ観測を受けて円安期待が高まり、東証1部銘柄の約77%が値上り。売買代金1位はファナック<6954>(東1)となり1.1%高、2位の武田薬品工業<4502>(東1)は2.3%安、3位のトヨタ自動車<7203>(東1)は夕方に今期の業績予想の発表を予定していることもあり1.7%高。東京電力<9501>(東1)は200円をはさんで横ばい小動きとなり、株主総会に原発全廃の株主提案と伝えられたが動意薄のまま1.0%安の190円(2円安)。

 東証1部の値上がり率1位は関東自動車工業<7223>(東1)となり未定だった業績予想の発表を好感し13.8%高、2位の日本コンベヤ<6375>(東1)は立体駐車装置の好調などがいわれて株価2ケタの仕手妙味とされ13.5%高、3位のモリテックス<7714>(東1)は画像処理や半導体検査装置などの省電力技術がいわれて連日急伸の11.6%高。

 東天紅<8181>(東1)は中国資本の接近説などあるとかで8.9%高、鈴丹<8193>(東1)は東日本大震災直後の急落から3カ月接近で信用期日が絡むとされ7.5%高。

 トーヨーカネツ<6369>(東1)はインドネシアでのLNGタンク受注を材料に7.3%高、オリンパス<7733>(東1)は海外資金の流入がいわれ年初来の高値を更新し2.9%高。

 ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は公正取引委員会による行政処分を手控え要因に1.6%安となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:23 | 市況・概況

【株式市場】円高の懸念が後退し東証1部銘柄の8割近く値上り

 10日前場の東京株式市場は、東証1部銘柄の8割近くが値上りし全般堅調。欧州中央銀行の利上げ観測を受けて円安期待が高まり、見直し買いが広がった。トヨタ自動車<7203>(東1)が夕方に業績予想を発表することに期待する向きもあった。東証1部の値上がり銘柄数は1292銘柄(約77%)だった。

 日経平均は続伸。朝方9613円75銭(146円60銭高)まで上げたあとも9600円をはさんで堅調に推移し、前引けは9585円59銭(118円44銭高)。

 東証1部の出来高概算は、先物・オプションの清算値(SQ)算出を巡る売買が加わり、15億1579万株、売買代金は1兆1842億円。1部上場1676銘柄のうち、値上がり銘柄数は1292銘柄、値下がり銘柄数は240銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、輸送用機器、情報・通信、不動産、石油・石炭、鉄鋼、サービス、その他金融、水産・農林、陸運、など。
 一方、値下がり業種は、その他製品、ゴム製品、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:43 | 市況・概況
2011年06月09日

【銘柄フラッシュ】古河電池や富士通ゼネラル急伸し東京電力は持ち直す

 9日後場は、東京電力<9501>(東1)が連日の安値更新ながら後場寄り後の148円(52円安)を下値に切り返し、前場に続き東証1部の売買代金・出来高1位で終値は4.0%安の192円(8円安)。代金2位は三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)で0.9%安、3位はコマツ<6301>(東1)の0.5%安。

 東証1部の値上がり率1位は前場に続きモリテックス<7714>(東1)となりスマートフォン向け中小型パネル業界の拡大は追い風との見方で80円ストップ高のまま23.5%高、2位には古河電池<6937>(東1)が入り産業用バックアップ電源を材料に9.1%高、3位のタムラ製作所<6768>(東1)は前場も3位で太陽光発電素材の増産が伝えられ7.2%高。

 栗本鐵工所<5602>(東1)は思惑で動く低位株として復興関連需要やPBRの低さがいわれ6.7%高、東海染工<3577>(東1)も思惑で動く低位株だが「四季報速報ニュース」で大幅増益とされ6.0%高。

 東洋ゴム工業<5105>(東1)は自動車タイヤ銘柄の出遅れとの見方あり5.4%高、富士通ゼネラル<6755>(東1)は省電力のエアコンを材料視とかで5.0%高、帝国電機製作所<6333>(東1)は原発関連ポンプに強いとして建屋内の汚染水処理に関連する思惑と4.9%高。

 エディオン<2730>(東1)は省電力・省エネ家電の販売増に期待と4.7%高、クラリオン<6796>(東1)は昨日発表の今期業績予想を受け前場軟調だったものの後場は持ち直し4.6%高。

 沢井製薬<4555>(東1)は後発薬品好調の見方で年初来の高値を更新3.9%高、ハリマ化成<4410>(東1)はPERなど割安で業績堅調と高値更新の3.2%高だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:24 | 市況・概況

【株式市場】円高一服を受け14時過ぎから全般に持ち直す

110609大引け 9日後場の東京株式市場は、14時を回って持ち直し全般堅調。円高傾向の一服を受け、前場は軟調だった電気機器、機械株などが堅調転換。東京電力<9501>(東1)は連日上場来の安値を更新したものの、後場寄り後の148円(52円安)を下値に持ち直したことを好感する雰囲気もあった。東証1部の値上がり銘柄数は647銘柄(約39%)だった。

 日経平均は小反発。後場は9400円前後で軟調小動きのあと14時を回って持ち直し、大引けは9467円15銭(17円69銭高)。

 東証1部の出来高概算は18億5974万株、売買代金は1兆1029億円。1部上場1676銘柄のうち、値上がり銘柄数は647(前引けは512)銘柄、値下がり銘柄数は805(前引けは892)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前場は6業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、精密機器、ゴム製品、水産・農林、非鉄金属、小売り、繊維製品、食料品、パルプ・紙、電気機器、鉱業、機械、など。
 一方、値下がり率上位は、その他製品、石油・石炭、証券・商品先物、その他金融、金属製品、空運、電力・ガス、卸売り、銀行、海運、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:40 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】モリテックスや沢井製薬が急伸し東京電力は下落率1位

 9日前場は、福島第1原発の20キロ圏外の土壌からストロンチウム検出と伝えられ東京電力<9501>(東1)が一時159円(41円安)の続落となり、昨日に続き東証1部の売買代金・出来高1位で前引けは160円(20.0%安)となり値下がり率でも1位。代金2位は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)で1.4%安、3位はホンダ<7267>(東1)の1.0%安。

 東証1部の値上がり率1位はモリテックス<7714>(東1)となりスマートフォン向け中小型パネル業界の拡大は追い風との見方で80円ストップ高の23.5%高、2位のドクターシーラボ<4924>(東1)は筆頭株主の持株一部買い取り消却と増配・好決算を材料に9.6%高、3位のタムラ製作所<6768>(東1)は太陽光発電素材の増産が伝えられ7.2%高。

 ツカモトコーポレーション<8025>(東1)はPERなど割安で今期創業200周年への期待とされ5.3%高、エディオン<2730>(東1)は省電力・省エネ家電の販売増に期待と5.1%高。コンドーテック<7438>(東1)は建設資材の復興関連とされ4.6%高。

 沢井製薬<4555>(東1)は後発薬品好調の見方で年初来の高値を更新3.0%高、リンナイ<5947>(東1)は業績堅調な復興関連株で需給妙味大と高値更新2.3%高だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:08 | 市況・概況

【株式市場】円相場の高どまりを受け輸出関連株が重く模様ながめ

 9日前場の東京株式市場は、全般もちあい模様ながめ。円相場は1ドル80円出没で円高一服となったものの、輸出関連の主力株は全体に重く、材料株を個別物色の相場。東京電力<9501>(東1)は続落となり、一時159円(41円安)。東証1部の値上がり銘柄数は512銘柄(約31%)だった。

 日経平均は小反落。朝方9383円12銭(66円34銭安)まで下げたあとは小戻す動きとなり、前引けは9421円59銭(27円87銭安)。

 東証1部の出来高概算は6億8808万株、売買代金は4208億円。1部上場1676銘柄のうち、値上がり銘柄数は512銘柄、値下がり銘柄数は892銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、精密機器、小売り、繊維製品、食料品、鉱業。
 一方、値下がり率上位は、電力・ガス、その他製品、証券・商品先物、その他金融、石油・石炭、パルプ・紙、銀行、空運、保険、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:35 | 市況・概況
2011年06月08日

【銘柄フラッシュ】三晃金属工業やダイソーなど太陽光発電関連株が高い

 8日後場は、円相場が1ドル80円台前半に伸び悩み、全般は持ち直したものの、物色は引き続き中小型の材料株が中心。東証1部の売買代金1位は前引けに続き東京電力<9501>(東1)で、出来高も1位のまま一段安の194円(22円安)と上場来の安値を更新し前引けは200円(16円安)の7.4%安。

 東証1部の値上がり率1位は三晃金属工業<1972>(東1)となりトヨタ自動車<7203>(東1)が米国の販売拠点に太陽光発電設備を設置と伝えられるなどで需給妙味も再燃し8.7%高、2位のダイソー<4046>(大1)も太陽電池用封止シートなど手がかりに大証で8.6%高となり東証では8.3%高、3位のサニックス<4651>(東1)は家庭用の太陽光発電設備に加え世界遺産の京都・清水寺の大修理でシロアリ被害判明と伝えられ8.0%高。

 ジャパンベストレスキューシステム<2453>(東1)は6日の乱高下によって目先筋のふるい落とし済み大魚を狙う者だけ集まったとかで7日から連日急伸6.6%高。サンリオ<8136>(東1)は訴訟の和解の発表を材料に一段高となり連日の高値更新5.8%高。

 国際航業ホールディングス<9234>(東1)は主要3事業の一つが太陽光発電でPBR激安とされ5.8%高、キッツ<6498>(東1)は福島第1原発で建屋内の水を一部海に放出の可能性と伝えられバルブに連想働いたとかで5.5%高。

 フコク<5185>(東1)はフォードの販売増加計画に期待とされ5.2%高、トーカロ<3433>(東1)は高速鉄道用部品加工や需給妙味がいわれて高値更新3.3%高、住友ゴム工業<5110>(東1)はシティグループ証券の積極判断がいわれ高値更新2.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:33 | 市況・概況