[市況・概況]の記事一覧
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記事一覧 (01/06)【株式市場】円安を受けて値上がり銘柄が増え電力ガス除き全業種が高い
記事一覧 (01/05)【銘柄フラッシュ】ルネサスエレクトロニクスやチタン工業が急伸、シャープも高い
記事一覧 (01/05)【株式市場】全般もちあい商状のなか大手商社や自動車株など高い
記事一覧 (01/05)【銘柄フラッシュ】ニコンやシャープが高くグリーはGS証券の評価で堅調
記事一覧 (01/05)【株式市場】上げ一服感は出たものの大手商社や自動車株などは高い
記事一覧 (01/04)【銘柄フラッシュ】高岳製作所が大活況、日本基礎技術やプロミスなど高い
記事一覧 (01/04)【株式市場】米・中株式の堅調さなど背景に日経平均は戻り高値を更新
記事一覧 (01/04)【銘柄フラッシュ】大発会は三菱商事が活況高、プロミスは値上がり率2位
記事一覧 (01/04)【株式市場】NY株式の堅調さなど背景に活況で東証1部の約88%が高い
記事一覧 (01/03)【新春外国為替市場展望】米国の長期金利の動向が注目点
記事一覧 (01/03)【年末の外国為替市場を徹底検証】金融引き締め姿勢鮮明でリスク回避の円買い
記事一覧 (01/02)【新春相場展望】為替動向が注目点!週末の米雇用統計控え調整色強める可能性
記事一覧 (01/02)【年末の株式市況を徹底検証】日経平均2週連続下落、対09年末で約3%下落
記事一覧 (12/30)【銘柄フラッシュ】高岳製作所が大商い、乗り換え物色が活発でサニックス急伸
記事一覧 (12/30)【株式市場】年末年始の円高進行を懸念し材料株を個別物色
記事一覧 (12/30)【銘柄フラッシュ】地デジのピクセラなど来年のテーマ株を物色、日立製作所は高値
記事一覧 (12/30)【株式市場】円高で手控えられるなか鉄道関連株など材料株を物色
記事一覧 (12/29)【銘柄フラッシュ】高岳製作所が急伸しチタン工業も年初来高値など思惑材料株が活況
記事一覧 (12/29)【株式市場】値上り銘柄数が次第に増え輸出関連株も値を戻す
記事一覧 (12/29)【銘柄フラッシュ】ホンダなど軟調な中、双信電機やオリジン電気など材料株が高い
2011年01月06日

【株式市場】円安を受けて値上がり銘柄が増え電力ガス除き全業種が高い

110106前引け 6日前場の東京株式市場は、全体に底上げの雰囲気。円安傾向を受けて電機・精密、機械、自動車株が上値を指向したほか、石炭や原油高を受けて資源株が堅調、大手商社株は連日強調。東証1部の値上がり銘柄数は1209銘柄(約72%)だった。

 日経平均は反発し、戻り高値を更新。1万518円82銭(138円05銭高)まで上げ、前引けは1万502円06銭(121円29銭高)。

 東証1部の出来高概算は10億315万株、売買代金は6560億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は1209銘柄、値下がり銘柄数は274銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、証券・商品先物、電気機器、輸送用機器、機械、その他製品、卸売り、ガラス・土石、その他金融、化学、建設、非鉄金属、海運、銀行、倉庫・運輸、繊維製品、金属製品、鉄鋼、情報・通信、保険、など。
 一方、値下がり業種は電力・ガスのみだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:29 | 市況・概況
2011年01月05日

【銘柄フラッシュ】ルネサスエレクトロニクスやチタン工業が急伸、シャープも高い

 後場は、中国が今年最初の石炭輸出枠を3割削減と伝えられ、業種別指数の値上り率トップは「石油・石炭」。東証1部の売買代金1位は昨日に続き三菱商事<8058>(東1)で1.7%高は連日の戻り高値。2位は前引け同様に東芝<6502>(東1)で中国の国策企業と大型原子炉を共同開発と伝えられ戻り高値の2.5%高。

 為替は対ユーロで一時108円台の円高となり、キヤノン<7751>(東1)は反落だが、ニコン<7731>(東1)はJPモルガン証券の積極評価で戻り高値の0.5%高、シャープ<6753>(東1)は休止設備の再開を材料に戻り高値の3.1%高。自動車株では富士重工業<7270>(東1)が昨年来の高値を更新した。

 東証1部の値上がり率1位は株価ひとケタ銘柄で、2位は前引けと同様にシンフォニアテクノロジー<6507>(東1)で需給妙味に電気自動車用の急速充電器関連の出遅れ株と一段高の34.2%高、3位も日本基礎技術<1914>(東1)で海底資源探査を材料に昨日ストップ高の人気衰えず16.7%高。

 ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)はスマートフォン用の世界最高レベルのカメラ用LSI開発を材料に10.9%高、中山製鋼所<5408>(東1)はPBR0.3倍が注目され10.2%高、チタン工業<4098>(東1)は次世代電池など材料に思惑株の色彩を強めて9.3%高、JVC・ケンウッド・ホールディングス<6632>(東1)は大型増資の観測で前場は重かったが後場上値を追い8.5%高。

 有沢製作所<5208>(東1)はPBR0.5倍前後でタッチパネルと水処理に関連と7.2%高、愛知製鋼<5482>(東1)はクレディ・スイス証券の目標株価引き上げが伝えられ6.6%高、第一工業製薬<4461>(東1)もPBR0.7倍前後と界面活性剤の好調がいわれて5.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:17 | 市況・概況

【株式市場】全般もちあい商状のなか大手商社や自動車株など高い

110105大引け 5日後場の東京株式市場は、全般もちあい商状。為替の円高基調に加え、中国が新年最初の石炭輸出枠を3割削減と伝えられ、資源高騰の懸念。大手商社、石油・石炭、自動車、不動産株などは高く、東証1部の値上がり銘柄数は950銘柄(約57%)だった。

 日経平均は小幅反落。朝方は1万413円45銭(15円35銭高)まで上げたものの、後場は軟調に推移し、大引けは1万380円77銭(17円33銭安)。

 東証1部の出来高概算は17億3212万株、売買代金は1兆2110億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は950(前引けは866)銘柄、値下がり銘柄数は557(前引けは573)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上り率上位の業種は、石油・石炭、卸売り、その他金融、不動産、輸送用機器、ガラス・土石、機械、電気機器、金属製品、化学、など。
 一方、値下がり業種は、その他製品、銀行、保険、陸運、小売り、空運、証券・商品先物、ゴム製品、鉱業、鉄鋼、サービス、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:31 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ニコンやシャープが高くグリーはGS証券の評価で堅調

 前場は、三菱商事<8058>(東1)が活況高となり、年初から2日続けて東証1部の売買代金1位で連日戻り高値。2位の東芝<6502>(東1)は中国の国策企業と大型原子炉を共同開発と伝えられ戻り高値を連日更新。

 為替は対ユーロで109円台前半の円高となり、ソニー<6758>(東1)キヤノン<7751>(東1)は反落だが、ニコン<7731>(東1)は証券会社の積極評価で戻り高値の1.8%高、シャープ<6753>(東1)は休止設備の再開を材料に戻り高値の2.3%高。

 東証1部の値上がり率1位は株価ひとケタ銘柄で、2位のシンフォニアテクノロジー<6507>(東1)は需給妙味あり旧・神鋼電機で電気自動車用の急速充電器関連の出遅れ株と18.5%高、3位の日本基礎技術<1914>(東1)は海底資源探査を材料に昨日ストップ高の人気衰えず16.3%高。

 グリー<3632>(東1)はゴールドマン・サックス証券がカバレッジ開始し目標株価を1630円に設定と伝えられ5.8%高。愛知製鋼<5482>(東1)はクレディ・スイス証券の目標株価引き上げが伝えられ5.2%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:49 | 市況・概況

【株式市場】上げ一服感は出たものの大手商社や自動車株などは高い

110105前引け 5日前場の東京株式市場は、日経平均には上げ一服感が出たものの、大手商社、自動車株などは高く、電気・精密株の一角もしっかり。東証1部の値上がり銘柄数は866銘柄(約52%)だった。

 日経平均は小幅反落。朝方は1万413円45銭(15円35銭高)まで上げたものの、前引けは1万385円44銭(12円66銭安)。

 東証1部の出来高概算は8億3418万株、売買代金は5782億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は866銘柄、値下がり銘柄数は573銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種が値上がりし、値上り率上位の業種は、その他金融、卸売り、輸送用機器、金属製品、不動産、食品、機械、精密機器、石油・石炭、電気機器、など。
 一方、値下がり業種は、銀行、陸運、保険、空運、ゴム製品、その他製品、水産・農林、小売り、鉄鋼、鉱業、サービス、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:23 | 市況・概況
2011年01月04日

【銘柄フラッシュ】高岳製作所が大活況、日本基礎技術やプロミスなど高い

 4日(大発会)後場は、為替の円安基調が強まり、中国株式は堅調だったため、コマツ<6301>(東1)が一段高となり伊藤忠商事<8001>(東1)などの大手商社も上値を追う場面があった。高岳製作所<6621>(東1)は急速充電器を材料に売買代金2位の盛況で10.5%高。

 東証1部の値上がり率1位は前引けと同様に日本基礎技術<1914>(東1)で鳥島周辺の海底資源調査を材料にストップ高の27.3%高、2位のプロミス<8574>(東1)も前引けと同じで大手銀行株高を好感し16.9%高、3位にはアコム<8572>(東1)が躍進し12.5%高、4位は住石ホールディングス<1514>(東1)で豪クィーンズランド州の大洪水を受けて石炭高の思惑から12.5%高。

 東日カーライフグループ<8291>(東1)はPBR0.6倍台を手がかりに株価2ケタの低位株妙味大と9.3%高、アイダエンジニアリング<6118>(東1)もPBR0.6倍前後で米投資経済誌で取り上げられたと伝えられ8.6%高、GMOペイメントゲートウェイ<3769>(東1)は逆日歩とスマートフォン関連が言われ8.0%高。

 市光工業<7244>(東1)は自動車大手のインドでの2輪拡大を材料に7.3%高、アルバック<6728>(東1)は水産庁など官民の「電動漁船」充電器が伝えられて6.3%高となった。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:09 | 市況・概況

【株式市場】米・中株式の堅調さなど背景に日経平均は戻り高値を更新

110104hike 新年初日・4日後場の東京株式市場は、一段と地合いを強めてほぼ全面高。NY株式の堅調さと為替の円安基調、中国株の堅調さを背景に、ほぼ全業種が値上りし、大手銀行株、資源関連株をはじめ消費者金融株などが堅調。東証1部の値上がり銘柄数は1484銘柄(約89%)だった。

 日経平均は大幅反発。後場1万409円17銭(180円25銭高)まで上げて12月22日につけた昨年の戻り高値1万394円22銭を更新。大引けは1万398円10銭(169円18銭高)だった。

 東証1部の出来高概算は16億4690万株、売買代金は1兆1509億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は1484(前引けは1475)銘柄、値下がり銘柄数は114(前引けは116)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは全業種)が値上がりし、値上り率上位の業種は、その他金融、鉱業、卸売り、精密機器、証券・商品先物、石油・石炭、ゴム製品、機械、非鉄金属、繊維製品、建設、化学、情報・通信、電気機器、ガラス・土石、海運、銀行、輸送用機器など。
 一方、値下り業種は、その他製品、のみだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:31 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】大発会は三菱商事が活況高、プロミスは値上がり率2位

 4日(大発会)前場は、為替が年末年始中のNY市場に比べて円安の1ドル81円台後半となったため、NY株の続伸をストレートに好感する相場。原油・金などの上昇を映して三菱商事<8058>(東1)が売買代金1位で4.7%高、高岳製作所<6621>(東1)は電気自動車の充電器を材料に同4位で7.2%高。

 東証1部の値上がり率1位は日本基礎技術<1914>(東1)で海底資源の調査を材料に一時ストップ高の27.3%高、2位のプロミス<8574>(東1)は大手銀行株高を好感し昨年末からの動意を拡大し15.6%高、3位の丹青社<9743>(東1)は1月決算の好調予想を手がかりに需給相場を強め高値更新11.8%高。

 住石ホールディングス<1514>(東1)は豪クィーンズランド州での大洪水を受けて石炭高の思惑から10.0%高となり、三井松島産業<1518>(東1)も8.1%高など石炭株が全面高。

 ウシオ電機<6925>(東1)は三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資判断引き上げを材料に5.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:57 | 市況・概況

【株式市場】NY株式の堅調さなど背景に活況で東証1部の約88%が高い

110104zenn 新年初日・4日前場の東京株式市場は、ほぼ全面高。NY株式の堅調さと為替の安定を受けて大手銀行株、商社、自動車、資源関連株などから活況高となり、東証1部の値上がり銘柄数は1475銘柄(約88%)だった。

 日経平均は大幅反発。一時1万384円12銭(155円20銭高)まで上げ、前引けは1万373円85銭(144円93銭高)。

 東証1部の出来高概算は8億1849万株、売買代金は5571億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は1475銘柄、値下がり銘柄数は116銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種が値上がりし、値上り率上位の業種は、鉱業、その他金融、卸売り、石油・石炭、海運、機械、証券・商品先物、非鉄金属、繊維製品、建設、精密機器、銀行、化学、など。
 一方、値上り率の低い業種は、電力・ガス、その他製品、医薬品、鉄鋼、食品、陸運、サービス、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:31 | 市況・概況
2011年01月03日

【新春外国為替市場展望】米国の長期金利の動向が注目点

【外国為替市場フューチャー(2011年1月4日〜7日)】

■週末の米雇用統計を控えて小動きの可能性

為替市場フューチャー 前週(2010年12月27日〜30日)の週の東京外国為替市場で、ドル・円相場、ユーロ・円相場ともに薄商いの中で円高方向の流れを強め、ドル・円相場は1ドル=81円台前半、ユーロ・円相場は1ユーロ=107円台まで円高が進行した。また31日のニューヨーク市場では、円・ドル相場は1ドル=81円20銭近辺、ユーロ・円相場は1ユーロ=108円台半ばで2010年の取引を終了した。

 来週(2011年1月4日〜7日)の外国為替市場では、週末の7日に重要イベントである12月米雇用統計の発表を控えているため、様子見ムードが強く、小幅レンジでのモミ合い展開が予想される。

 来週の注目スケジュールとしては、国内では5日発表の12月マネタリーベース、米国では4日発表の米製造業新規受注、5日発表の12月米ISM非製造業景気指数、6日発表の米新規失業保険申請件数、7日発表の12月米雇用統計などがある。特に7日発表の12月米雇用統計が恒例の重要イベントとなる。雇用統計が市場予想を上回る改善内容になれば、米国の景気回復に対する期待が高まり、米国長期金利上昇、ドル・円相場でのドル高・円安の展開となるだろう。逆に雇用統計が市場予想を下回る内容となれば、米国長期金利の低下、ドル売り・円買いの動きが加速する。

 ドル・円相場については引き続き、米国の長期金利および日米の金利差の動向を睨みながらの展開が基本となる。したがって、各種の経済指標が市場予想を下回る内容になれば、長期金利が低下してドル売り・円買いが加速する可能性も考えられる。

■経済指標で米国の景気回復ペースを見極めることが注目点

 米国では、景気回復期待による「良い金利上昇」と、財政悪化懸念による「悪い金利上昇」の両面で、長期金利が上昇しやすい状況とされ、日米の金利差が拡大するとの思惑が一時的に強まった。そしてドル・円相場も12月15日に1ドル=84円51銭を付けて、約3カ月ぶりのドル高・円安水準に円が下落した。

 しかし、その後は米国長期金利上昇の一服感が強まり、日米金利差が縮小するとの思惑で、徐々にドル安・円高方向に振れている。1ドル=80円を突破して史上最高値を更新する可能性が高いとの見方も、再び聞こえてくる。ただし一方では、足元のドル売り・円買いは年末を控えたポジション調整との見方もある。12月米雇用統計を控えているため、年初はここから一段とドル安・円高方向に進む可能性は小さいと考えられるが、経済指標で米国の景気回復ペースを見極めることが注目点となる。

 ユーロに関しては、欧州版IMF(国際通貨基金)となる「欧州安定メカニズム(ESM)」の創設合意や、中国によるEU域内の財政危機国に対する支援方針表明などで、財政不安問題の広がりに対する過度な警戒感が後退した形だが、EU域内の財政危機国に対する格付け引き下げなどをきっかけとして、再びユーロ売りが広がる可能性もあり、引き続き波乱要因として注意が必要になる。

 また、中国人民銀行が12月25日に発表した追加利上げについては、想定の範囲内との見方が優勢だった。さらに2011年末までに、3〜4回の利上げがあるとの見方が大勢となっている。現時点での市場への影響は限定的のようだが、今後の追加利上げのペース次第では波乱要因となる可能性もあるだろう。引き続き注意が必要である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:18 | 市況・概況

【年末の外国為替市場を徹底検証】金融引き締め姿勢鮮明でリスク回避の円買い

【外国為替市場フラッシュ:2010年12月27日〜30日の週】

■週後半の東京外為市場は1ドル=81円台、1ユーロ=107円台に円が上昇

為替市場フラッシュ 12月27日〜30日の週の東京外国為替市場で、ドル・円相場、ユーロ・円相場ともに、薄商いの中で円高方向の流れを強めた。ドル・円相場は、週前半は1ドル=82円台でスタートしたが、米国の長期金利が低下したため一時1ドル=81円10銭台まで円高が進行した。ユーロ・円相場については、週前半は1ユーロ=108円〜109円近辺でスタートしたが、ユーロを売る動きが強まり、一時1ユーロ=107円台まで円高が進行した。中国人民銀行が25日に、金融機関の貸出金利と預金の基準金利を26日から0.25%引き上げると発表し、金融引き締め姿勢を一段と鮮明にしたことも、リスク回避の円買いにつながったようだ。

 週初27日のドル・円相場は、1ドル=82円台後半で小動きだった。前週末の米国市場で米国長期金利が低下したためドル売り・円買いが優勢だった。またユーロ・円相場は1ユーロ=108円台で推移した。25日に中国人民銀行が約2カ月ぶりの追加利上げを発表したため、リスク回避の円買いが優勢となった。ただし中国の追加利上げは想定の範囲内との見方も強いだけに、一方的に円を買い進む動きもなく、様子見ムードを強めた。

 28日のドル・円相場は、1ドル=82円台半ばで推移し、前日に比べてさらに円高方向に進んだ。27日の米国市場で米国長期金利が低下し、日米の金利差縮小を見込んだドル売り・円買いが優勢となった。ユーロ・円相場では一時的にユーロが買い戻され、1ユーロ=108円台〜109円台で推移した。なお28日のニューヨーク市場では、ドル・円相場は一時1ドル=81円台、ユーロ・円相場は一時1ユーロ=107円台まで、いずれも円高が進行した。

 29日は、ドル・円相場が1ドル=82円台前半、ユーロ・円相場が1ユーロ=108円台で推移した。薄商いの中、前日のニューヨーク市場で円高が進んだ流れが続き、午後にかけて円買いの動きが強まった。

 30日のドル・円相場は1ドル=81円台半ば、ユーロ・円相場は1ユーロ=107円台〜108円台で推移した。ドル・円相場では一時1ドル=81円20銭台まで円が上昇した。薄商いの中で、米国長期金利の低下を手掛かりにドルを売る動きを強めた。

 なお31日のニューヨーク市場では、円・ドル相場は1ドル=81円20銭近辺で取引を終了した。薄商いの中、ポジション調整でドルを売る動きが強まり、一時1ドル=80円台に円が上昇した。またユーロ・円相場は1ユーロ=108円台半ばで終了した。

■ドル安・円高方向に進む可能性は小さいが警戒は必要

 ドル・円相場は引き続き、米国の長期金利および日米の金利差の動向を睨みながらの展開である。米国では、景気回復期待と財政悪化懸念の両面で長期金利が上昇しやすい状況にあるため、ドル買い・円売りの動きが強まるとの見方が増えているが、足元では日米ともに長期金利上昇の一服感を強め、日米金利差が縮小するとの思惑で、ドル安・円高方向に振れている。年末を控えたポジション調整の動きだったとの見方もあり、ここから一段とドル安・円高方向に進む可能性は小さいと考えられるが、波乱に対する警戒は必要だろう。

 ユーロに関しては、財政不安問題の広がりに対する過度な警戒感が後退した形だが、財政危機国の格付け引き下げなどをきっかけとして、再びユーロ売りが広がる可能性もあり、引き続き波乱要因として注意が必要になる。また、中国人民銀行が12月25日に発表した追加利上げについては、想定の範囲内であり、2011年末までに、さらに3〜4回の利上げがあるとの見方が大勢となっている。現時点での市場への影響は限定的のようだが、今後の追加利上げのペース次第では波乱要因となる可能性も考えられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:11 | 市況・概況
2011年01月02日

【新春相場展望】為替動向が注目点!週末の米雇用統計控え調整色強める可能性

【株式市場フューチャー(2011年1月4日〜7日)】

■12月米雇用統計の発表を控え様子見ムード

来週の相場展望 前週(2010年12月27日〜30日)の日本の株式市場は、年末・年始の休暇を控えて買い手控えムードが強まった。米国の株式市場が堅調に推移したことは支援材料だったが、外国為替市場で円高方向に進行したことがマイナス要因となった。一段と売り込む動きは見られなかったが、薄商いの中で個別株物色もさほど盛り上がらず、全体としては株価指数先物主導の形でリスク回避の売りが優勢となった。年末高への期待が強く、年間での上昇や年足陽線となるかにも注目が集まったが、逆に年初の調整局面を警戒して様子見ムードを強めた形だろう。

 来週(2011年1月4日〜7日)の日本の株式市場については、週前半は海外の株式市場や外国為替市場の動向を睨みながらの展開となるだろう。そして週後半には、重要イベントの12月米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが強まりそうだ。

 日経平均株価が2010年末に2週連続で下落したことで、短期的な過熱感に対する警戒は後退している。しかし、国内では主要な経済指標など新たな材料に欠けるだけに、全体としては薄商いが想定される。また、日本市場が休日となる3日に、海外の外国為替市場で一段と円高進行の動きを強めれば、大発会4日は軟調なスタートが避けられないだろう。株価指数先物の仕掛け的な動きで調整色を強める可能性にも注意しておきたい。逆に、3日の外国為替市場で円・ドル相場が小動きなら、短期的な過熱感に対する警戒が後退しているだけに、底堅い展開となる可能性も考えられる。

 来週の注目スケジュールとしては、国内では5日発表の12月マネタリーベース、米国では4日発表の米製造業新規受注、5日発表の12月米ISM非製造業景気指数、6日発表の米新規失業保険申請件数、7日発表の12月米雇用統計などがある。

 特に7日発表の12月米雇用統計の注目度が高く、恒例の重要イベントとなる。雇用統計が市場予想を上回る改善内容になれば、米国の景気回復に対する期待が高まり、米国長期金利上昇、ドル・円相場でのドル高・円安にもつながる。逆に市場予想を下回る内容になれば、日本の株式市場では、米国の景気回復に対する期待が失望感に変わる可能性も高まるだろう。

■2011年はジリ高展開を想定

 なお2011年の日本の株式市場については、年間全体としてはジリ高の展開を想定する。世界的な過剰流動性や米国の景気回復期待などで、リスク資産へのマネー流入を予想する見方が多く、先高観は強い。米国長期金利が上昇して、外国為替市場でドル高・円安方向に進めば、日本株に対して一段と買い安心感が広がるだろう。

 国内外の経済指標は年後半に向けて改善基調となり、景気回復を確認する形となるだろう。さらに物色が、主力大型株から中小型株へ、中小型株から主力大型株へという好循環になれば、上値追いの可能性も考えられる。早い時期に円ベースでも、リーマンショック前水準に回復する可能性が高まるだろう。

 ただし年初の段階では、景気回復に対する確信が持てない状況だろう。そして、ドル・円相場で1ドル=80円を突破するような展開になるなど、外国為替市場の動向次第では、調整色を強める可能性に注意しておきたい。また欧州の財政不安問題の広がりや、中国の金融政策の動向については、足元では過度な警戒感が後退しているが、引き続き波乱要因として注意が必要だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:42 | 市況・概況

【年末の株式市況を徹底検証】日経平均2週連続下落、対09年末で約3%下落

【株式市場フラッシュ:2010年12月27日〜30日の週】

■株価指数先物主導の形でリスク回避の売りが優勢

株式市場フラッシュ 12月27日〜30日の週の日本の株式市場は、2010年の最終週で、年末・年始の休暇を控えて買い手控えムードが強まった。日本の株式市場の出遅れ修正期待が根強く、米国の株式市場が堅調に推移したことも支援材料だったが、一方では、外国為替市場のドル・円相場、ユーロ・円相場ともに、円高方向に進んだこともマイナス要因となった。売り込む動きは見られなかったが、薄商いの中で個別株物色もさほど盛り上がらず、全体としては株価指数先物主導の形でリスク回避の売りが優勢となった。

 日経平均株価(225種)の終値ベースでの前日比騰落状況を確認しておこう。週初27日は前週末(24日)比76円80銭高と3日ぶりに反発、28日は前日比63円36銭安と反落、29日は前日比51円91銭高と反発、大納会の30日は前日比115円62銭安と大幅反落して2010年の取引を終了した。なお日中の値幅は、27日が84円07銭、28日が48円21銭、29日が67円93銭、30日が105円54銭だった。

 日経平均株価の騰落状況を週間で見ると、大納会30日の終値は1万228円92銭となり、前週末(24日)比50円27銭(0.49%)下落した。取引時間中の高値は27日の1万376円91銭、安値は30日の1万209円93銭、週間の値幅は166円98銭だった。日経平均株価は2週連続の下落となった。なお年間で見ると、2009年12月30日の1万546円44銭に対して317円52銭(3.01%)下落した。

 TOPIXの騰落状況を週間で見ると、大納会30日の終値は898.80となり、前週末(24日)比2.86ポイント(0.31%)下落した。取引時間中の高値は29日の908.01、安値は30日の897.74だった。TOPIXも2週連続の下落となり、終値ベースでは3週ぶりに900台を割り込んで2010年の取引を終了した。なお年間で見ると、2009年12月30日の907.59に対して8.79ポイント(0.96%)下落した。

 週初の27日は反発し、日経平均株価は1万300円台を回復した。年内最終週ということで積極的な売買は見られず、中国人民銀行が25日に追加利上げを発表したことも様子見ムードを強める要因だったが、午後に入ってから中国・上海総合株価指数が上昇したことで安心感が広がり、上げ幅を拡大した。

 28日は反落した。中国・上海総合株価指数が前日27日の終盤に下落したことや、外国為替市場で円高が進行したことが嫌気され、買い手控えムードが強まった。11月鉱工業生産指数(速報値)が前月比1.0%上昇となり6カ月ぶりに改善したが、特に材料視されなかった。

 29日の日経平均株価は反発した。外国為替市場のドル・円相場、ユーロ・円相場ともに、円高方向に進んだことはマイナス材料だったが、中国・上海総合株価指数が堅調だったことが下支えた。ただし新たな材料に乏しく、様子見ムードが強い。

■最終売買日に上昇して終了するのは18年連続

 大納会の30日は大幅反落して2010年の取引を終了した。年末・年始の休暇中に海外の外国為替市場で円高が進行するとの懸念が強く、株価指数先物主導で売りが膨らみ、ほぼ全面安の展開となった。なお日経ジャスダック平均株価は4日続伸して取引を終了した。最終売買日に上昇して終了するのは18年連続となった。

 日経平均株価は2週連続の下落となり、2010年末の終値は2009年末に対して3.01%下落した。年末高への期待が強く、年間での上昇や年足陽線となるかにも注目が集まったが、逆に年初の調整局面を警戒して様子見ムードが強まった形だろう。外国為替市場で円高方向に振れたこともマイナス要因だった。

 なお年末31日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が前日終値比7ドル80セント高の1万1577ドル51セントと小幅反発して2010年の取引を終了した。2009年末に対して約11%上昇し、2年連続で2ケタの上昇率となった。景気回復期待で堅調な展開だった。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:28 | 市況・概況
2010年12月30日

【銘柄フラッシュ】高岳製作所が大商い、乗り換え物色が活発でサニックス急伸

 大納会の後場は、年末年始の円高進行を懸念するムードもあり、材料株・割安株の個別乗り換え物色が活発。保土谷化学工業<4112>(東1)は後場に約10%高と急伸したものの大引けは2%高となるなど、資金の逃げ足の速さも目立った。

 高岳製作所<6621>(東1)は米国での電気自動車充電システムを材料に2日続けて大商いとなり東証1部の売買代金5位で1%高。日立製作所<6501>(東1)はタイ国での鉄道事業が伝えられて年初来の高値を連日更新し同3位。

 東証1部の値上がり率1位のNISグループ<8571>(東1)は1円高で11%高、2位はサニックス<4651>(東1)で低位割安株とされて前場のベスト10ランク外から急伸し10.8%高、3位のAOCホールディングス<5017>(東1)はサウジの天然ガス輸出価格値上げが言われたが動意づいたのは大引け間際で信用売りの手仕舞い買いと10.1%高、東洋電機製造<6505>(東1)は前引けの1位から後退し5位で6.1%高。

 日立メディコ<6910>(東1)も超音波診断装置の朝の材料で後場から動きだし低PBRと5.9%高、文化シヤッター<5930>(東1)も低PBRがいわれて4.4%高、東宝不動産<8833>(東1)は27日の瞬間安で売り物が噴出し荷もたれ軽減と3.5%高。

 アスクル<2678>(東1)は昨日の月次動向が好調で3.1%高、プロミス<8574>(東1)は筆頭株主銀行の出資拡大意向で3.1%高となった。

大納会

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:19 | 市況・概況

【株式市場】年末年始の円高進行を懸念し材料株を個別物色

101230大引け 30日(大納会)後場の東京株式市場は、個別物色の相場。全体的には方向感に乏しい。年末年始の間に円高の進行を懸念するムードもあり、積極的に買い込む動きは少なかった様子。なかで、鉄道関連株、低PBR割安株などが堅調。東証1部の値上がり銘柄数は270銘柄(約16%)だった。

 日経平均は反落。朝方の1万315円47銭(29円07銭安)を上値に前後場とも軟調なままの推移となり、大引けは1万228円92銭(115円62銭安)。

 東証1部の出来高概算は14億6828万株、売買代金は9218億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は270(前引けは144)銘柄、値下がり銘柄数は1290(前引けは1407)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けに続いて全業種が値下がりし、値下り率の小さな業種は、水産・農林、電気機器、医薬品、小売り、情報・通信、サービス、その他金融、卸売り、電力・ガス、化学、食品など。
 一方、値下がり率上位は、その他製品、銀行、証券・商品先物、鉱業、ゴム製品、ガラス・土石、鉄鋼、不動産、保険、非鉄金属、倉庫・運輸、石油・石炭、輸送用機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:27 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】地デジのピクセラなど来年のテーマ株を物色、日立製作所は高値

 大納会の前場は、円が1ドル81円台の円高となり、東証1部の値上がり銘柄数は1671銘柄のうち144銘柄(約9%)。なかで日立製作所<6501>(東1)が昨日の英国に続き、本日はタイ国での鉄道事業が伝えられて年初来の高値を連日更新、村田製作所<6981>(東1)もスマートフォン関連で年初来の高値を連日更新。

 東証1部の値上がり率1位は東洋電機製造<6505>(東1)で日立製作所と提携しているとして7.0%高、2位の東光電気<6921>(東1)は電力計で来年のテーマ・スマートグリッド関連と4.3%高、3位のピクセラ<6731>(東1)は低価格の地デジチューナーが来年特需の期待と4.0%高。

 プロミス<8574>(東1)は筆頭株主銀行の出資比率拡大意向が伝えられ3.3%高、東天紅<8181>(東1)はPBR0.3倍の割安さがいわれ3.1%高、保土谷化学工業<4112>(東1)は有機EL素材や農薬を材料に需給妙味がいわれて2.2%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:57 | 市況・概況

【株式市場】円高で手控えられるなか鉄道関連株など材料株を物色

101230前引け 30日(大納会)前場の東京株式市場は、全般模様ながめ。円高を受けて積極的にポジションを取る動きは少ない様子で、鉄道関連株など材料株の物色が中心。東証1部の値上がり銘柄数は144銘柄(約9%)だった。

 日経平均は反落。朝方の1万315円47銭(29円07銭安)を上値に軟調で、前引けは1万215円81銭(128円73銭安)。

 東証1部の出来高概算は7億3175万株、売買代金は4387億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は144銘柄、値下がり銘柄数は1407銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種が値下がりし、値下り率の小さな業種は、水産・農林、海運、電力・ガス、医薬品、小売り、陸運、情報・通信、その他金融、サービス、など。
 一方、値下がり率上位は、銀行、保険、証券・商品先物、ガラス・土石、非鉄金属、ゴム製品、鉄鋼、金属製品、鉱業、不動産、その他製品、パルプ・紙、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:27 | 市況・概況
2010年12月29日

【銘柄フラッシュ】高岳製作所が急伸しチタン工業も年初来高値など思惑材料株が活況

 後場は、為替安定や中国株の堅調さを受けて東証1部の値上り銘柄数が前引けの969(約58%)から1315(約79%)に増加し、ソニー<6758>(東1)なども次第に浮揚。日立製作所<6501>(東1)は高値引けで4月につけた年初来高値を更新。みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)は2日続けて戻り高値を更新。

 東証1部の値上がり率1位は前引けと同じ双信電機<6938>(東1)で新型コンデンサーを材料に3日連続ストップ高の18.7%高、2位も高岳製作所<6621>(東1)で米政府の電気自動車充電システムを材料に一段高の18.4%高、3位のシンフォニアテクノロジー<6507>(東1)も充電システムが注目されて次第に動意を増し15.1%高、4位のテイクアンドギヴ・ニーズ<4331>(東1)は低PBRの割安修正と後場一時ストップ高まで上げて14.1%高。

 チタン工業<4098>(東1)は需給相場で次第高から引け際急伸し年初来高値の10.0%高、東洋電機製造<6505>(東1)は日立製作所の高値更新相場で提携を思い出す格好で7.4%高、角川グループホールディングス<9477>(東1)は3週前に自己株の取得を中止した急落で因果玉の重荷軽減済みと大和CMの積極評価を材料に6.2%高。

 あすか製薬<4514>(東1)は越冬中のマナヅルに2羽目の鳥インフルエンザ陽性反応を材料に5.3%高、東都水産<8038>(東1)は漁業4社がロシアに資金提供発覚と伝えられ水産市況高の思惑で4.8%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:20 | 市況・概況

【株式市場】値上り銘柄数が次第に増え輸出関連株も値を戻す

101229大引け 29日後場の東京株式市場は、全般に値を戻し堅調。中国株の堅調さと円相場の安定を背景に次第に値上り銘柄数が増え、大手銀行、不動産、建設株などが水準を一段上げたほか、精密、機械株なども浮揚。東証1部の値上がり銘柄数は1315銘柄(約79%)だった。

 日経平均は反発。朝方は1万276円61銭(16円02銭安)まで下げたものの、後場はジリ高基調となり1万344円54銭(51円91銭高)で高値引け。明日の大納会に向けて、やや努力相場の雰囲気も。

 東証1部の出来高概算は13億868万株、売買代金は3日連続1兆円に届かず8524億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は1315(前引けは969)銘柄、値下がり銘柄数は220(前引けは419)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上り率上位の業種は、その他金融、建設、化学、電力・ガス、石油・石炭、倉庫・運輸、水産・農林、繊維製品、不動産、銀行、非鉄金属、サービス、金属製品、パルプ・紙、卸売り、など。
 一方、値上がり率の低い業種は、証券・商品先物、情報・通信、保険、鉄鋼、空運、医薬品、輸送用機器、海運、電気機器、機械、精密機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:39 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ホンダなど軟調な中、双信電機やオリジン電気など材料株が高い

 前場は、為替が昨夜の米国で一時1ドル81円台の円高となったため、ホンダ<7267>(東1)は軟調、トヨタ自動車<7203>(東1)は堅調など、輸出関連の主力株は高安マチマチ。一方、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)などの大手銀行株は堅調。

 東証1部の値上がり率1位は双信電機<6938>(東1)で3日連続で新型コンデンサーを材料にストップ高の18.7%高、2位は高岳製作所<6621>(東1)で米政府の電気自動車充電システムを材料に10.1%高、3位の丹青社<9743>(東1)は低PBRがいわれて9.7%高。

 オリジン電気<6513>(東1)はスマートフォン関連の割安株として6.7%高、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>(東1)も低PBRの割り安修正と5.9%高、チタン工業<4098>(東1)は需給相場で仕掛け買いとかで5.8%高となり年初来の高値を3日ぶり更新。

 メッキ薬品などの大手メルテックス<4105>(JQS)はストップ高買い気配。親会社イワキ<8095>(東1)が株式交換で完全子会社化すると発表したことが材料。メルテックス1株に対しイワキ2.67株を割り当て。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:03 | 市況・概況