[市況・概況]の記事一覧
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記事一覧 (12/29)【株式市場】円高を警戒し薄商いのなか銀行・不動産・小売り株など高い
記事一覧 (12/28)【銘柄フラッシュ】逆日歩のマクロミルが高く低PBRの双信電機は連日ストップ高
記事一覧 (12/28)【株式市場】中国株の軟調などうけ売買代金は今年2番目の低調
記事一覧 (12/28)【銘柄フラッシュ】キヤノンが反落しソニー堅調、双信電機は連日ストップ高
記事一覧 (12/28)【株式市場】材料株を除き売買低調で日経平均の値動き幅は約28円
記事一覧 (12/27)【銘柄フラッシュ】ホンダやファナックが中国株の堅調うけ一段高
記事一覧 (12/27)【株式市場】利上げ後の中国株が堅調のため全般堅調で反発
記事一覧 (12/27)【銘柄フラッシュ】キヤノンが増配で高く利上げ後の中国株高くファナックは反発
記事一覧 (12/27)【株式市場】主力銘柄から持ち直し堅調反発、出来高などは少ない
記事一覧 (12/25)【外国為替市場フューチャー】米国の長期金利や日米の金利差の動向次第
記事一覧 (12/25)【外国為替市場フラッシュ】週後半には1ドル=82円80銭台に円高が進行
記事一覧 (12/25)【株式市場フューチャー】年末・年始休暇を控えて薄商いだが個別株物色へ
記事一覧 (12/25)【株式市場フラッシュ】利益確定売りで日経平均株価は8週ぶりに下落
記事一覧 (12/24)【銘柄フラッシュ】ソニー軟調、オーイズミなどPBR割安の材料株が高い
記事一覧 (12/24)【株式市場】NYのXマス休場を控えユーロ安などの懸念あり全般は模様ながめ
記事一覧 (12/24)【銘柄フラッシュ】ホンダ軟調、国際航業ホールディングスなど割安材料株が高い
記事一覧 (12/24)【株式市場】円高とNYのXマス休場を控え全般に模様ながめ
記事一覧 (12/22)【銘柄フラッシュ】三井不動産がダレ模様でソニーはジリ安、イオンモールなどは高い
記事一覧 (12/22)【株式市場】韓国の軍事演習が伝わり手仕舞いムード、日経平均は一時戻り高値更新
記事一覧 (12/22)【銘柄フラッシュ】ホンダは高く日産自動車は軟調、住友不動産が年初来の高値
2010年12月29日

【株式市場】円高を警戒し薄商いのなか銀行・不動産・小売り株など高い

101229前引け 29日前場の東京株式市場は、東証1部の出来高が5億株台にとどまり、模様ながめ。為替が昨夜のNY市場で一時1ドル81円台の円高となり、年末年始の休み中に円高進行の懸念。なかで、大手銀行株のほか不動産、建設、小売り株などがしっかり。東証1部の値上がり銘柄数は969銘柄(約58%)だった。

 日経平均は小反発。朝方は1万276円61銭(16円02銭安)まで下げたものの、為替の安定を受けて前引けは1万309円94銭(17円31銭高)。

 東証1部の出来高概算は5億5882万株、売買代金は3462億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は969銘柄、値下がり銘柄数は419銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種が値上がりし、値上り率上位の業種は、その他金融、鉱業、水産・農林、不動産、銀行、電力・ガス、小売り、繊維製品、建設、非鉄金属、化学、石油・石炭、サービス、卸売り、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、証券・商品先物、鉄鋼、ガラス・土石、保険、その他製品、金属製品、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:33 | 市況・概況
2010年12月28日

【銘柄フラッシュ】逆日歩のマクロミルが高く低PBRの双信電機は連日ストップ高

 後場は、中国株が軟調な割にファナック<6954>(東1)が堅調。ただコマツ<6301>(東1)は軟調で、タイ国で太陽電池の大型案件が伝えられた京セラ<6971>(東1)も軟調。東証1部の売買代金は約7192億円で、今年最低だった大発会1月4日の約7079億円に次いで今年2番目の低調ぶり。

 東証1部の値上がり率1位は株価ヒトケタ。2位の双信電機<6938>(東1)は昨日に続き新型コンデンサー開発とPBR解散価値割れを材料に朝方からストップ高に貼りつき2日連続S高の17.6%高、3位のサンシティ<8910>(東1)は住宅着工の増加と12月決算での債務超過解消期待で11.7%高、4位のサーラコーポレーション<2734>(東1)は増額修正を材料に9.3%高。5位のタツタ電線<5809>(東1)は電磁波シールド材がスマートフォン関連とされて7.2%高。

 マクロミル<3730>(東1)は信用売りの逆日歩が高水準のため踏み上げ期待の様子で6.1%高、イエローハット<9882>(東1)は豪雪関連と低PBRで5.8%高、大同メタル工業<7245>(東1)は思惑材料株のイメージで12月上旬に続き再動意となり5.1%高。

 住友精密工業<6355>(東1)は高級車「レクサス」向けの新部品がいわれて4.8%高、芝浦メカトロニクス<6590>(東1)はスマートフォン向け液晶パネルへの期待で4.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:19 | 市況・概況

【株式市場】中国株の軟調などうけ売買代金は今年2番目の低調

101228大引け 28日後場の東京株式市場は、主力銘柄を中心に閑散相場。前場から出来高・売買代金とも低調で、上海・香港株式の軟調さも輪をかけた様子。思惑株・材料株が中心の相場。電機・精密、半導体株は高安マチマチだった半面、銀行、証券、海運、倉庫・運輸株などは堅調で、東証1部の値上がり銘柄数は721銘柄(約43%)だった。

 日経平均は反落。前引けの1万316円95銭(39円04銭安)からやや水準を下げてモミ合い、大引けは本日の安値になる1万292円63銭(63円36銭安)。

 東証1部は閑散となり、出来高概算は10億8349万株、売買代金は7192億円で、今年最低だった大発会1月4日の7079億円に次いで今年2番目の低調ぶり。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は721(前引けは728)銘柄、値下がり銘柄数は754(前引けは676)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上り率上位の業種は、証券・商品先物、保険、銀行、海運、繊維製品、倉庫・運輸、陸運、その他金融。
 一方、値下がり業種は、鉱業、情報・通信、精密機器、石油・石炭、ゴム製品、食品、小売り、ガラス・土石、サービス、その他製品、輸送用機器、鉄鋼、空運などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:37 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】キヤノンが反落しソニー堅調、双信電機は連日ストップ高

 前場は、為替が対ユーロで109円台の円安となったものの、日産自動車<7201>(東1)が軟調でキヤノン<7751>(東1)も反落、ソニー<6758>(東1)は堅調など、輸出関連株は高安混在。

 豪の生保買収が伝えられた第一生命保険<8750>(東1)は前引け13万700円(200円安)。

 東証1部の値上がり率1位は双信電機<6938>(東1)で昨日に続き新型コンデンサー開発とPBR解散価値割れを材料に2日連続ストップ高の17.6%高、2位のサンシティ<8910>(東1)は住宅着工の増加と12月決算での債務超過解消期待で12.3%高、3位のサーラコーポレーション<2734>(東1)は増額修正を材料に10.2%高。

 トナミホールディングス<9070>(東1)は低PBRを見直す動きで5.4%高、コナカ<7494>(東1)もPBR0.3倍台が注目されて4.1%高、不二越<6474>(東1)は前週末の増配発表に続き業績上ぶれの観測報道が出て3.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:05 | 市況・概況

【株式市場】材料株を除き売買低調で日経平均の値動き幅は約28円

101228前引け 28日前場の東京株式市場は、出来高・売買代金とも低調で思惑株・材料株が中心の相場。為替は対ユーロでの円安など支援要因となったが、電機・精密、半導体株は高安マチマチ。なかで銀行、証券、倉庫・運輸株などは堅調で、東証1部の値上がり銘柄数は728銘柄(約44%)だった。

 日経平均は小幅反落。高値・安値の差が28円04銭にとどまり、前引けは1万316円95銭(39円04銭安)。

 東証1部は閑散商状で、出来高概算4億9505万株、売買代金は3256億円で、前後場あわせても昨日に続き1兆円に未達の雰囲気。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は728銘柄、値下がり銘柄数は676銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種が値上がりし、値上り率上位の業種は、証券・商品先物、銀行、保険、海運、その他金融、倉庫・運輸、陸運、非鉄金属、電力・ガス、不動産。
 一方、値下がり業種は、石油・石炭、情報・通信、鉱業、食品、ゴム製品、精密機器、その他製品、水産・農林、ガラス・土石、輸送用機器などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:39 | 市況・概況
2010年12月27日

【銘柄フラッシュ】ホンダやファナックが中国株の堅調うけ一段高

 後場は、中国の25日の利上げを受けた上海株が堅調なため、ファナック<6954>(東1)が一段ジリ高傾向となり1万2500円台を回復。自動車株も上値を指向しホンダ<7267>(東1)は3300円台を回復。三井松島産業<1518>(東1)はモチつき相場のイメージもあって高値引け。

 東証1部の値上がり率1位は双信電機<6938>(東1)で新型コンデンサー開発と伝えられPBR0.6倍前後の割安株としてストップ高の21.3%高、2位のフージャースコーポレーション<8907>(東1)は来期のマンション分譲用地にメドつき大幅増益予想と開示したことを材料に17.3%高。3位のサンシティ<8910>(東1)は今12月期の債務超過解消に期待とされ17.0%高。

 石原産業<4028>(東1)は酸化チタン値上げを材料に低位株物色で6.3%高、タクトホーム<8915>(東1)は好業績を先回りする買いと5.3%高、コナカ<7494>(東1)はPBR0.3%前後の割安修正と4.9%高。フォスター電機<6794>(東1)は次世代携帯端末用の聴覚機器の思惑で4.4%高。

 日本電子材料<6855>(東1)はPBR0.7倍の割安さといちよし経研の積極判断を材料に3.9%高、アイシン精機<7259>(東1)はみずほ証券の積極判断を受け2.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:18 | 市況・概況

【株式市場】利上げ後の中国株が堅調のため全般堅調で反発

101227大引け 27日後場の東京株式市場は、上海株式が堅調で全般反発。為替は対ユーロで円高となったものの、25日に利上げを発表したあとの中国株が堅調のため安心感。自動車・建機株が一段上値を追い、石炭・石油開発、大手商社株なども堅調。東証1部の値上がり銘柄数は808銘柄(約48%)だった。

 日経平均は反発。13時過ぎに1万376円91銭(97円72銭高)まで上げ、大引けは1万355円99銭(76円80銭高)。

 東証1部の出来高概算は少なく12億5429万株、売買代金は1兆円に届かず8320億円。1部上場1672銘柄のうち、値上がり銘柄数は808(前引けは815)銘柄、値下がり銘柄数は672(前引けは654)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上り率上位の業種は、精密機器、鉱業、ガラス・土石、機械、電気機器、非鉄金属、化学、金属製品、輸送用機器、倉庫・運輸、小売り、卸売り、その他製品、水産・農林サービス、など。
 一方、値下がり業種は、電力・ガス、空運、証券・商品先物、不動産、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:38 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】キヤノンが増配で高く利上げ後の中国株高くファナックは反発

 前場は、キヤノン<7751>(東1)が12月期末の増配を材料に戻り高値を更新し東証1部の売買代金1位。エルピーダメモリ<6665>(東1)は2位で台湾大手との提携観測を材料に4.0%高。

 ファナック<6954>(東1)は中国の25日の利上げを受けた週明けの上海株が小高く始まったため買い安心感が広がり反発。

 東証1部の値上がり率1位はサンシティ<8910>(東1)で今12月期の債務超過解消に期待とされ16.6%高、2位の双信電機<6938>(東1)はPBR0.6倍前後で物色されていない割安株として14.7%高、4位のフージャースコーポレーション<8907>(東1)は来期のマンション分譲用地にメドとして前週、大幅増益予想を開示したことを材料に7.9%高。

 木村化工機<6378>(東1)は原発設備のトルコ輸出への期待を継続材料に大幅続伸で4.4%高。日本電子材料<6855>(東1)はPBR0.7倍の割安さといちよし経研の積極判断を材料に3.9%高、国際航業ホールディングス<9234>(東1)はPBR0.3倍前後で激安とされて3.0%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:03 | 市況・概況

【株式市場】主力銘柄から持ち直し堅調反発、出来高などは少ない

101227前引け 27日前場の東京株式市場は、主力銘柄が堅調で全般反発、持ち直す相場。為替は対ユーロで円高気味となったものの、前週のロンドン株式などの高値更新で帳消しの印象。大手商社、電気・精密株などが堅調で、自動車株もしっかり。東証1部の値上がり銘柄数は815銘柄(約49%)だった。

 日経平均は反発。朝方伸びたあと一服し、その後は再騰。前引けは1万340円26銭(61円07銭高)で高値引け。

 東証1部の出来高概算は少なく5億4218万株、売買代金は3535億円。1部上場1672銘柄のうち、値上がり銘柄数は815銘柄、値下がり銘柄数は654銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がりし、値上り率上位の業種は、精密機器、金属製品、電気機器、ガラス・土石、機械、倉庫・運輸、化学、輸送用機器、その他製品、海運、保険、小売り、など。
 一方、値下がり業種は、空運、電力・ガス、ゴム製品、鉱業だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:36 | 市況・概況
2010年12月25日

【外国為替市場フューチャー】米国の長期金利や日米の金利差の動向次第

【来週の外国為替市場展望(12月27日〜30日)】

■年末を控えて小動きも予想

為替市場フューチャー 前週(12月20日〜24日)の週の外国為替市場で、週後半にはドル・円相場が1ドル=82円台、ユーロ・円相場が1ユーロ=108円台と、ともに円高方向に振れて終了した。ドル・円相場については、米国の長期金利上昇が一服感を強めたことが主因であり、ユーロ・円相場については、欧州の財政不安問題の広がりに対する懸念が根強いうえに、格付け機関による格付け引き下げも影響した。

 来週(12月27日〜30日)の外国為替市場では、年末・年始を控えて新たな材料に欠けるため、薄商いとなり、小幅レンジでのモミ合い展開が予想される。

 来週のスケジュールとしては、米国で28日発表の10月米S&Pケース・シラー住宅価格指数、12月米コンファレンスボード消費者信頼感指数、30日発表の12月米シカゴ購買部協会景気指数、米新規失業保険申請件数、27日〜29日の総額990億ドルの米国債入札などが材料視されるだろう。ただし、注目度の高い12月米雇用統計などの重要イベントは年明けの発表となるため、年内は新たな材料に欠けるとの見方が多いようだ。

 ドル・円相場については引き続き、米国の長期金利および日米の金利差の動向を睨みながらの展開が基本となる。米国では、景気回復期待による「良い金利上昇」と、財政悪化懸念による「悪い金利上昇」の両面で、長期金利が上昇しやすい状況である。このため日米の金利差が拡大するとの思惑がで、ドル買い・円売りの動きが強まるとの見方が優勢になっている。しかし足元では日米ともに、長期金利上昇の一服感を強めている。このため、経済指標で一段と景気回復期待が高まるかどうかが注目点となり、27日〜29日の米国債の入札結果も材料視されるだろう。

 新発10年物国債利回りは、15日に米国で3.5%台に上昇し、日本でもツレ高の形で1.295%まで上昇したのが、直近のピークとなった。これに連動する形で、ドル・円相場も15日に1ドル=84円51銭を付けて、約3カ月ぶりのドル高・円安水準に円が下落した。しかし、その後は米国長期金利上昇の一服感が強まり、日米金利差が縮小するとの思惑で、徐々にドル安・円高方向に振れている。そして前週末24日には、1ドル=82円80銭台まで円が上昇している。

 年末を控えたポジション調整との見方もあり、ここから一段とドル安・円高方向に進む可能性は小さいと考えられるが、年末・年始を控えて薄商いとなるだけに、仕掛け的な動きでボラティリティが高まる可能性もあり、波乱に対する警戒は必要だろう。

 ユーロに関しては、16日〜17日のEU(欧州連合)首脳会議で、13年6月に欧州版IMF(国際通貨基金)となる「欧州安定メカニズム(ESM)」を創設することで正式合意した。さらに、21日には中国によるEU域内の財政危機国に対する支援方針表明が伝わり、財政不安問題の広がりに対する過度な警戒感が後退した形だった。しかし、EU首脳会議では緊急支援制度の増額問題が先送りされるなど、市場の不安を払拭するには不十分との指摘が多い。

 さらに、格付け機関のムーディーズ・インベスターズ・サービスが、17日にアイルランドの格付けを5段階引き下げると発表し、21日にはポルトガルの格付けを引き下げる方向で検討に入ると発表するなど、格付け機関によるEU域内国の格付け引き下げが相次いでいる。このため前週は、再びユーロを売る動きが強まった。欧州の財政不安問題への警戒感は根強いため、引き続き注意が必要だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:58 | 市況・概況

【外国為替市場フラッシュ】週後半には1ドル=82円80銭台に円高が進行

【外国為替市場を徹底検証:12月20日〜24日の週】

■週後半は1ドル=82円台、1ユーロ=108円台に円が上昇

為替市場フラッシュ 12月20日〜24日の週の外国為替市場(23日の東京市場は休日)で、週前半のドル・円相場は、概ね1ドル=83円台後半〜84円近辺の小幅レンジで推移したが、米国の長期金利上昇が一服感を強めたため、週後半には1ドル=82円80銭台に円高が進行した。またユーロ・円相場に関しては、週前半は概ね1ユーロ=110円〜111円近辺での推移だったが、欧州の財政不安問題の広がりに対する懸念が根強く、週後半には1ユーロ=108円70銭台に円高が進行した。

 週初20日のドル・円相場は、1ドル=84円近辺でスタートし、その後やや円高方向に振れ、83円80銭〜90銭台の小幅レンジで推移した。前週末の米国市場で米国長期金利の上昇が一服感を強めたうえに、午後には朝鮮半島情勢の緊迫懸念がやや後退したため、ドル売り・円買いの動きにつながった。ユーロ・円相場は、1ユーロ=110円台前半に円が上昇した。欧州の財政不安問題への警戒感は根強く、格付け機関のムーディーズ・インベスターズ・サービスが17日に、アイルランドの格付けを5段階引き下げると発表したことも影響した。

 21日のドル・円相場も、日米金利差縮小の思惑などで、前日に続いてやや円高方向に振れ、1ドル=83円台後半の小幅レンジで推移した。日銀の金融政策決定会合で政策金利を年0.0%〜0.1%に据え置き、ゼロ金利政策を継続することを決定したが、想定どおりの内容で特に材料視されなかった。ユーロ・円相場は、一時1ユーロ=109円台に円が上昇したが、その後、中国がEU(欧州連合)域内の財政危機国を支援するとの報道が伝わり、ユーロを買い戻す動きが強まった。

 22日は手掛かり難で小動きとなり、ドル・円相場は1ドル=83円台後半の小幅レンジ、ユーロ・円相場も1ユーロ=110円近辺で推移した。ただし22日と23日の海外市場では、ドル・円相場は1ドル=82円90銭近辺、ユーロ・円相場は1ユーロ=108円80銭近辺まで円が上昇した。ムーディーズ・インベスターズ・サービスが21日、ポルトガルの格付けを引き下げる方向で検討に入ると発表したことも、円買いにつながった。

 こうした流れを受けて24日の東京市場でも、ドル・円相場は1ドル=83円近辺、ユーロ・円相場は1ユーロ=109円近辺で推移した。なお24日の海外市場では、ドル・円相場は1ドル=82円80銭台、ユーロ・円相場は1ユーロ=108円70銭台となった。

 ドル・円相場は引き続き、米国の長期金利および日米の金利差の動向を睨みながらの展開である。米国では、景気回復期待と財政悪化懸念の両面で長期金利が上昇しやすい状況にあるため、ドル買い・円売りの動きが強まるとの見方が増えているが、足元では日米ともに長期金利上昇の一服感を強めている。新発10年物国債利回りは15日に米国で3.5%台、日本で1.295%を付けたのが直近のピークとなり、ドル・円相場も15日に1ドル=84円51銭を付けて、約3カ月ぶりのドル高・円安水準に円が下落した。

 しかし、その後は米国長期金利上昇の一服感が強まり、日米金利差が縮小するとの思惑で、ドル安・円高方向に振れている。年末を控えたポジション調整との見方もあり、ここから一段とドル安・円高方向に進む可能性は小さいと考えられるが、年末・年始を控えて波乱に対する警戒は必要だろう。

 ユーロに関しては、16日〜17日のEU(欧州連合)首脳会議で、13年6月に欧州版IMF(国際通貨基金)となる「欧州安定メカニズム(ESM)」の創設で正式合意したことに加えて、21日には中国による支援方針表明が伝わり、財政不安問題の広がりに対する過度な警戒感が後退した形だった。しかし、緊急支援制度の増額問題が先送りされるなど市場の不安を払拭するには不十分との指摘が多いうえに、格付け機関によるEU域内国の格付け引き下げが相次いでいるため、再びユーロを売る動きを強めている。

 また21日には、日米欧の主要6中央銀行が協調して自国の短期金融市場にドル資金を供給する金融危機対応策の期限を、11年1月末から11年8月1日まで延長することで合意したが、現時点での外国為替市場への影響は限定的のようだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:54 | 市況・概況

【株式市場フューチャー】年末・年始休暇を控えて薄商いだが個別株物色へ

【来週の相場展望(12月27日〜30日】

■薄商いの中でも利益確定売りをこなしながら堅調な展開へ

来週の相場展望 前週(12月20日〜24日)の日本の株式市場では、日経平均株価が8週ぶりに下落に転じた。週前半には朝鮮半島情勢の緊迫懸念や中国・上海株式市場の下落の影響を受け、23日の休日を挟んだクリスマス休暇入りの影響や、外国為替市場で対ドル、対ユーロともに円高方向に振れたことも重なり、週末24日には一段と様子見ムードが広がった。

 しかし、日本の株式市場の出遅れ修正に対する期待や、年末高に対する期待も強く、売り急ぐ動きは見られなかった。米国の株式市場が景気回復期待を背景として、堅調に推移したことも支援材料となり、下値は限定的だった。全体としては利益確定売りをこなしながら、底堅い展開だったと言えるだろう。

 来週(12月27日〜30日)は、いよいよ年内最終週となり、10年の株式市場も残り4営業日となった。日本の株式市場については、日経平均株価が8週ぶりに下落に転じたことで、短期的な過熱感に対する警戒がやや後退し、逆に底堅さが意識されている。年末・年始休暇を控えているが、年末高や年明け相場に対する期待も強いだけに、薄商いの中でも利益確定売りをこなしながら堅調な展開が予想される。

 国内では主要な経済指標など新たな材料に欠けるだけに、全体として薄商いが想定される中で、値動きの良い中小型株、材料の出た個別銘柄、低PER・低PBRの出遅れ銘柄、信用低倍率銘柄など、個別株物色の色合いが一段と強まるだろう。また、年末高や年明け相場への期待で買いが優勢になるか、あるいは年末・年始休暇入りを控えて、リスク回避のためのポジション調整の売りが強まるかが注目点となる。

 クリスマス休暇明けの外国人投資家の動向次第では、ボラティリティが高まる可能性も考えられるだけに、先物の仕掛け的な動きなども波乱要因として注意しておきたい。また、前週後半に円高方向に振れた外国為替市場の動向にも注意が必要だろう。一段と円高方向に振れる状況になれば、上値が重くなるだろう。

 テクニカル的には、幻の日経平均SQ値(1万420円74銭)、09年12月30日の終値(1万546円44銭)、10年1月4日の終値(1万654円79銭)などが意識されている。11年の相場を展望するうえでも、10年末が09年末を上回れるか、10年の年足が陽線になるか陰線になるかなども注目点だろう。

■重要イベントは年明け

 来週のスケジュールとしては、国内では27日発表の11月住宅着工戸数、28日発表の11月失業率、11月鉱工業生産指数速報値、11月全国・12月東京都区部消費者物価指数、米国では28日発表の10月米S&Pケース・シラー住宅価格指数、12月米コンファレンスボード消費者信頼感指数、30日発表の12月米シカゴ購買部協会景気指数、米新規失業保険申請件数などが注目されるだろう。ただし、注目度の高い12月米雇用統計などの重要イベントは年明けとなるため、年内は新たな材料に欠けるだろう。

 年明け11年の株式市場については、日本株には依然として修正余地が大きいとの見方があるうえに、世界的な過剰流動性や米国の景気回復期待などで、リスク資産へのマネー流入を予想する見方が多く、先高観が強いようだ。米国長期金利が上昇して、外国為替市場でドル高・円安方向に進めば、日本株に対して一段と買い安心感が広がるだろう。さらに物色が、主力大型株から中小型株へ、中小型株から主力大型株へという好循環になれば、上値追いの可能性も考えられ、11年の早い時期に、リーマンショック前水準に回復する可能性も高まるだろう。ただし、欧州の財政不安問題の広がりや中国の金融政策の動向については、足元では過度な警戒感が後退しているが、引き続き波乱要因として注意が必要だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:34 | 市況・概況

【株式市場フラッシュ】利益確定売りで日経平均株価は8週ぶりに下落

【株式市況を徹底検証:12月20日〜24日の週】

■週末24日には一段と様子見ムードが広がる

株式市場フラッシュ 12月20日〜24日の週(23日は休日)の日本の株式市場は、様子見ムードが広がり、方向感に欠ける展開となった。週前半は、朝鮮半島情勢の緊迫懸念や、中国・上海株式市場の動向の影響を受けた。また、外国人投資家のクリスマス休暇入りの影響などが指摘されたうえに、年末を控えて利益確定売りが優勢となった。さらに、23日の休日を挟んで外国為替市場で対ドル、対ユーロともに円高方向に振れたことも重なり、週末24日には一段と様子見ムードが広がった。

 しかし、日本の株式市場の出遅れ修正期待、年末高や来年に向けての先高観も強く、売り急ぐ動きは見られなかった。米国の株式市場が景気回復期待を背景として堅調に推移したことも支援材料だった。日経平均株価は週間ベースでは8週ぶりに下落に転じたが、下値は限定的だった。全体としては利益確定売りをこなしながら、底堅い展開だったと言えるだろう。また、日経ジャスダック平均株価の連騰記録は21日までの16連騰でストップしたが、物色的には主力大型株から、中小型株や低位材料株へのシフトも続いた。

 日経平均株価(225種)の終値ベースでの前日比騰落を確認しておこう。週初の20日は前週末(17日)比87円42銭安と続落し、21日は前日比154円12銭高と大幅反発、22日は前日比24円05銭安と小幅反落、週末の24日は前日(22日)比67円29銭安と続落して取引を終了した。なお日中の値幅は、20日が118円41銭、21日が106円22銭、22日が66円62銭、24日が26円83銭であり、週末は値動きの乏しさが目立った。

 日経平均株価の騰落状況を週間で見ると、週末24日の終値は1万279円19銭となり、前週末比24円64銭(0.24%)下落した。取引時間中の高値は22日の1万394円22銭、安値は20日の1万182円74銭、週間値幅は211円48銭だった。日経平均株価は8週ぶりの下落となり、2週ぶりに1万300円台を割り込んで終了した。

 TOPIXの騰落状況を週間で見ると、週末24日の終値は901.66となり、前週末比1.48ポイント(0.16%)下落した。取引時間中の高値は22日の909.67、安値は20日の895.28だった。TOPIXは5週ぶりに下落に転じたが、終値ベースで900台を維持して終了した。

■全体としては底堅く推移

 週初の20日は、日経平均株価が後場に入って下げ幅を広げた。利益確定売りが出やすい状況だったうえに、韓国軍の射撃訓練実施で朝鮮半島情勢の緊迫化が懸念されたことや、中国の株式市場で上海総合指数が一時的に前日比3%を超えて急落したことなどが嫌気された。

 21日は一転して大幅反発した。朝鮮半島情勢の緊迫懸念が和らいだことで買いが先行し、中国がEU(欧州連合)域内の財政危機国を支援するとの報道が伝わったことで、後場に入って先物主導で上げ幅を広げた。日銀の金融政策決定会合では、政策金利を年0.0%〜0.1%に据え置き、ゼロ金利政策を継続することを決定したが、想定どおりの内容で特に材料視されなかった。

 22日の日経平均株価は小幅に反落した。新たな材料に乏しく、23日の休日を控えて様子見ムードが広がり、中国の株式市場が軟調だったことも影響した。日経ジャスダック平均株価も17営業日ぶりに反落し、連騰記録は前日までの16連騰でストップした。

 24日はクリスマス休暇で一段と様子見ムードが広がり、利益確定売りが優勢となって続落した。休日の間に外国為替市場で1ドル=82円台後半、1ユーロ=108円台後半と、対ドル、対ユーロともに円高方向に振れたことも買い手控えにつながった。日中値幅は26円83銭で約25年ぶりの小ささとなった。また東証1部の売買代金も大幅に減少し、8月23日以来の9000億円割れで今年2番目の低水準だった。

 日経平均株価は8週ぶりに下落に転じたが、先高観も強いため売り急ぐ動きは見られず、下値は限定的だった。クリスマス・年末休暇で様子見ムードを強めたが、全体としては底堅く推移したと言えるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:17 | 市況・概況
2010年12月24日

【銘柄フラッシュ】ソニー軟調、オーイズミなどPBR割安の材料株が高い

 後場は、香港が軟調なままXマス前の半日取引を終え、上海も軟調とあって気勢が入らない相場。トヨタ自動車<7203>(東1)がジリ安となり、ソニー<6758>(東1)は軟調もちあい。業種別指数では堅調な不動産株も三菱地所<8802>(東1)はじめ上値の重い相場となった。

 本日、東証1部に昇格の3銘柄中、アルコニックス<3036>(東1)は1.2%高、東京エレクトロン デバイス<2760>(東1)は軟調に転じ1.0%安、ノバレーゼ<2128>(東1)は軟調継続のまま0.5%安。

 東証1部の値上がり率1位はオーイズミ<6428>(東1)で前引け4位からランクアップし「カジノ解禁法案」を手掛かりに需給相場の色彩を強め13.0%高、2位は国際航業ホールディングス<9234>(東1)でPBR0.2倍台はヒドすぎると9.9%高、3位のホソカワミクロン<6277>(東1)は共同特許の取得が午後伝えられて9.2%高、4位の木村化工機<6378>(東1)は来日しているトルコのエネルギー天然資源相が原発輸入に積極的と伝えられて8.1%高。

 日鉄鉱業<1515>(東1)はチリの銅山を増産と伝えられてPBR割安も再認識され7.7%高、サンフロンティア不動産<8934>(東1)は特定株比率が高く実質品薄で低PBRと7.6%高、ミヤチテクノス<6885>(東1)は12月中間期の好業績期待とPBR割安がいわれ5.2%高。

 アンジェス MG<4563>(東マ)はホソカワミクロンとの共同特許が伝えられてストップ高の15.6%高。コムチュア<3844>(JQS)はクラウドコンピューティングで米社との協業を手がかりに2日続けてストップ高の22.3%高。石光商事<2750>(JQS)はコーヒー豆の高騰と低PBRがいわれ5.5%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:22 | 市況・概況

【株式市場】NYのXマス休場を控えユーロ安などの懸念あり全般は模様ながめ

101224大引け 24日後場の東京株式市場は、引き続き模様ながめ。為替は前場の1ドル82円台から83円台の円安傾向となったものの、ユーロの下落懸念が継続。今夜のNY市場はXマス休場で土・日の週末に続くため、動きづらい雰囲気だった。
 なかで、原油高を材料に石油、鉱業、不動産株などはしっかり。東証1部の値上がり銘柄数は376銘柄(約22%)だった。

 日経平均は小幅続落。13時前に1万264円06銭(82円42銭安)まで下げた後は持ち直し、大引けは1万279円19銭(67円29銭安)。

 東証1部の出来高概算は少なく12億8329万株、売買代金は1兆円に届かず8824億円。1部上場1672銘柄のうち、値上がり銘柄数は376(前引けは353)銘柄、値下がり銘柄数は1167(前引けは1131)銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種(前引けは4業種)が値上がりし、値上り業種は、鉱業、空運、石油・石炭、不動産、サービス、パルプ・紙。
 一方、値下がり率上位の業種は、海運、保険、倉庫・運輸、ガラス・土石、その他金融、精密機器、建設、鉄鋼、ゴム製品、証券・商品先物、銀行、非鉄金属、輸送用機器、金属製品、繊維製品、食品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:40 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ホンダ軟調、国際航業ホールディングスなど割安材料株が高い

 前場は、外為が1ドル82円台・1ユーロ108円台の円高となり、今夜のNY市場がXマス休日とあって、主力株は全体に盛り上がり不足。東芝<6502>(東1)はシステムLSIの韓国委託が伝えられたが小高い程度、ホンダ<7267>(東1)はジェット機など材料豊富だが北京市の新車登録制限方針もあり軟調。

 本日、東証1部に昇格のアルコニックス<3036>(東1)は3.3%高、東京エレクトロン デバイス<2760>(東1)は0.3%高、ノバレーゼ<2128>(東1)は0.5%安。

 東証1部の値上がり率1位国際航業ホールディングス<9234>(東1)は今期黒字化の見込みでPBRが0.2倍台に過ぎないとして12.1%高、2位の木村化工機<6378>(東1)は来日しているトルコのエネルギー天然資源相が原発輸入に積極的と伝えられて8.1%高、3位のサンフロンティア不動産<8934>(東1)は特定株比率が高く実質品薄で低PBRは狙い目とかで7.1%高。4位のオーイズミ<6428>(東1)は「カジノ解禁法案」を手掛かりに需給相場の色彩を強め5.3%高。

 ミニストップ<9946>(東1)は業績予想の増額修正を好感し5.0%高、新日鉄ソリューションズ<2327>(東1)は低PBRと「総合取引所」構想に期待とかで4.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:06 | 市況・概況

【株式市場】円高とNYのXマス休場を控え全般に模様ながめ

101224前引け 24日前場の東京株式市場は、全般に模様ながめ。為替が1ドル82円台の円高傾向となり、今夜のNY市場はXマス休場のため、積極的にポジションを取る動きは少ない様子。なかで原油高を材料に石油、鉱業などがしっかり。東証1部の値上がり銘柄数は353銘柄(約21%)だった。

 日経平均は小幅続落。高値と安値の差が22円強にとどまり、前引けは1万272円96銭(73円52銭安)。

 東証1部の出来高概算は6億4740万株、売買代金は4217億円。1部上場1672銘柄のうち、値上がり銘柄数は353銘柄、値下がり銘柄数は1131銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種が値上がりし、値上り業種は、鉱業、空運、石油・石炭、不動産。
 一方、値下がり率上位の業種は、海運、保険、ガラス・土石、鉄鋼、精密機器、証券・商品先物、倉庫・運輸、非鉄金属、銀行、金属製品、繊維製品、その他金融、建設、機械、ゴム製品などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:37 | 市況・概況
2010年12月22日

【銘柄フラッシュ】三井不動産がダレ模様でソニーはジリ安、イオンモールなどは高い

 後場は、韓国の軍事演習が伝えられて14時過ぎから全般に手仕舞いムード。トヨタ自動車<7203>(東1)が反落幅を広げ、ソニー<6758>(東1)はジリ安。三井不動産<8801>(東1)は堅調ながらダレ模様となった。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続き精密金型のアーク<7873>(東1)で、大手銀行団の事業再生ファンドの支援が伝えられ、会社側は否定だがストップ高のまま33.7%高、2位のイオンモール<8905>(東1)は第3四半期の決算を好感し5位からランクを上げて7.6%高。3位は前後場ともウッドワン<7898>(東1)で低PBRを手掛かりに年末のモチ代稼ぎ資金がプッシュアップとかで7.0%高、4位のNTT都市開発<8933>(東1)はUBS証券の積極評価を機に出遅れを見直すと6.5%高。

 アコム<8572>(東1)は6.2%高、プロミス<8574>(東1)は6.0%高で、ともに日銀の低利政策継続を材料にPBR低く買収価値ありとか。

 国際航業ホールディングス<9234>(東1)もPBR0.3倍前後で低すぎると5.8%高、三晃金属工業<1972>(東1)は低PBRと米軍のグアム移転施設の予算上積みを材料視し4.5%高。

 アルプス電気<6770>(東1)はスマートフォン向けの増産を材料に4.8%高、住友金属鉱山<5713>(東1)は銅の国際指標の最高値を材料に4.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:26 | 市況・概況

【株式市場】韓国の軍事演習が伝わり手仕舞いムード、日経平均は一時戻り高値更新

101222大引け 22日後場の東京株式市場は、14時を回って手仕舞いムード。韓国軍が軍事演習を22日から3日間、軍事境界線近くの陸上と海上で実施すると伝えられ、また、為替はユーロ安への警戒感があり、手控えられた。
 前場に続き銀行、不動産、鉄鋼株などは堅調で、東証1部の値上がり銘柄数は504銘柄(約30%)だった。

 日経平均は小反落。13時頃までは堅調だったものの次第にダレ始め、一時1万327円60銭(42円93銭安)まで下げ、大引けは1万346円48銭(24円05銭安)。ただ、前場は1万394円22銭まで上げ、12月10日につけた戻り高値1万373円70銭を更新した。

 東証1部の出来高概算は19億3244万株、売買代金は1兆3119億円。1部上場1669銘柄のうち、値上がり銘柄数は504(前引けは682)銘柄、値下がり銘柄数は1001(前引けは767)銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上り率上位の業種は、不動産、その他金融、非鉄金属、証券・商品先物、銀行、パルプ・紙、鉄鋼、ガラス・土石、その他製品、など。
 一方、値下がり業種は、精密機器、機械、空運、、サービス、水産・農林、陸運、情報・通信、金属製品、輸送用機器、医薬品、電力・ガス、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:54 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ホンダは高く日産自動車は軟調、住友不動産が年初来の高値

 前場は、NY株式の昨年来高値を好感した半面、ユーロ安への警戒感が漂い、日産自動車<7201>(東1)は軟調でホンダ<7267>(東1)は堅調など、輸出関連株は高安混在。UBS証券のセクター判断を受けて住友不動産<8830>(東1)が年初来の高値に進み、NTT都市開発<8933>(東1)は4.5%高など不動産株が高い。

 東証1部の値上がり率1位は精密金型のアーク<7873>(東1)で大手銀行団の事業再生ファンドの支援が伝えられてストップ高の33.7%高、2位のウッドワン<7898>(東1)は低PBRを手掛かりに年末のモチ代稼ぎの資金がプッシュアップとかで7.4%高、3位のケネディクス<4321>(東1)は不動産ファンドの値上り期待で6.6%高、5位のイオンモール<8905>(東1)は第3四半期の決算を好感し5.8%高。

 アルプス電気<6770>(東1)はスマートフォン向けの増産を材料に5.2%高、フージャースコーポレーション<8907>(東1)は週初から来期の計画を材料に連騰となり4.6%高、日本写真印刷<7915>(東1)もスマートフォン向けの増産を材料に3.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:14 | 市況・概況