[市況・概況]の記事一覧
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記事一覧 (07/27)【銘柄フラッシュ】JFE商事やアタカ大機が急伸しキヤノンは反発
記事一覧 (07/27)【株式市場】ユーロ反発・円安を好感し大半の業種が高くキヤノンも反発
記事一覧 (07/26)【銘柄フラッシュ】アクセルが一段高となりオリンパスや日立製作所も堅調
記事一覧 (07/26)【株式市場】金融緩和期待が広がり全般反発し朝安のキヤノンも持ち直す
記事一覧 (07/26)【銘柄フラッシュ】アクセルやオリンパスが急伸しルネサスエレクトロニクスも高い
記事一覧 (07/26)【株式市場】減額修正のキヤノンが朝安のあと持ち直し全般は反発
記事一覧 (07/25)【銘柄フラッシュ】キヤノンMJなどが高く昨日上場のエニグモは大幅高
記事一覧 (07/25)【株式市場】8400円割るが売買代金7日ぶり1兆円を回復し薬品など活況
記事一覧 (07/25)【銘柄フラッシュ】第一屋製パンやルックが急動意となりアステラス薬も高い
記事一覧 (07/25)【株式市場】ユーロ安の懸念続きソニーなど連日安値の半面で薬品株は堅調
記事一覧 (07/24)【銘柄フラッシュ】ピクセラが急伸しKNTも高く新上場のエニグモは活況高
記事一覧 (07/24)【株式市場】ユーロやや安定するが様子見気分強く新規上場のエニグモは急伸
記事一覧 (07/24)【銘柄フラッシュ】パスコやアコムが高くスズキは12日ぶりに反発
記事一覧 (07/24)【株式市場】ユーロを巡る情勢が不透明でキヤノンなど小幅だが連日安値
記事一覧 (07/23)【銘柄フラッシュ】共栄タンカーや三城ホールディングスが高く長野計器も急伸
記事一覧 (07/23)【株式市場】輸出株が軒並み安い半面で増額のゲンキーなどは高い
記事一覧 (07/23)【銘柄フラッシュ】明治海運やゲンキーが高くヒューリックは反発
記事一覧 (07/23)【株式市場】円高や中国株安を受け売買低調ななか好業績株などが高い
記事一覧 (07/22)【相場展望】国内で4〜6月期決算発表が本格化して個別物色の展開
記事一覧 (07/22)【外国為替市場展望:ドル・円相場】米追加緩和期待でドル売り優勢だが重要イベントに向けて一旦は様子見ムード
2012年07月27日

【銘柄フラッシュ】JFE商事やアタカ大機が急伸しキヤノンは反発

 27日前場は、欧米市場からユーロが反発し円安が進み、NY株も211ドル高となったため、昨日急落したキヤノン<7751>(東1)が1.5%高の反発となり東証1部の売買代金1位。コマツ<6301>(東1)は4.1%高で1700円台を回復。トップ交代の野村ホールディングス<8604>(東1)は3.9%高。銀行、鉄鋼、不動産株なども軒並み高い。日産自動車<7201>(東1)は第1四半期決算が減益だったものの強く3.0%高。

 東証1部の値上がり率1位はJFE商事<8110>(東1)の10.1%高となり一昨日発表の四半期決算を見直す相場とされ出直り拡大、2位はジェイ エフ イー ホールディングス<5411>(東1)の10.0%高となり昨日発表の四半期決算を好感、3位はアタカ大機<1978>(東1)の9.0%高となりセシウム焼却灰の処理技術を継続材料に再騰相場と急出直り。

 富士電機<6504>(東1)は昨日の四半期決算発表を好感し7.6%高、東洋機械金属<6210>(東1)も昨日の四半期発表を材料に7.1%高、日立化成工業<4217>(東1)も昨日の四半期発表を好感し急反発の6.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:11 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ反発・円安を好感し大半の業種が高くキヤノンも反発

■東証1部銘柄は73%が堅調

 27日前場の東京株式市場は、全般続伸。昨夜の欧米市場からユーロ反発・円安が進み、NY株の211ドル高を好感。第1四半期は減益だった日産自動車<7201>(東1)が強く、昨日急落したキヤノン<7751>(東1)も反発。東証1部の値上がり銘柄数は1231銘柄(約73%)に達した。

 日経平均は大幅高。朝方に8500円台(約60円高)を回復した後もジリ高となり、前引けは8561円71銭(118円61銭高)。

 東証1部の出来高概算は、8億3418万株、売買代金は4751億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は1231銘柄、値下がり銘柄数は324銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、海運、証券・商品先物、非鉄金属、石油・石炭、ガラス・土石、輸送用機器、など。
 一方、値下がりした業種は、医薬品、食料品、電力・ガス、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:51 | 市況・概況
2012年07月26日

【銘柄フラッシュ】アクセルが一段高となりオリンパスや日立製作所も堅調

 26日後場は、7月下旬の米国FOMCや8月上旬の日銀会合での金融緩和期待が広がり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)が4.3%高、住友不動産<8830>(東1)が3.1%高、野村ホールディングス<8604>(東1)が5.7%高。東証1部の売買代金1位はキヤノン<7751>(東1)となり、朝方は業績予想の減額を悪材料に約14%安まで下げたものの、後場は持ち直して7.8%安。

 オリンパス<7733>(東1)は6日ぶりの反発。テルモ<4543>(東1)による経営統合提案を材料に前場は東証1部の値上がり率2位の9.2%高、大引けは3位ながら9.6%高。テルモは朝方堅調だったものの0.8%安。

 英国で合計596両の車両や向こう30年にわたる鉄道事業を正式受注した日立製作所<6501>(東1)は前引けの1.4%高から大引けは2.1%高。

 東証1部の値上がり率1位は前引けと同じくアクセル<6730>(東1)となり通期の業績予想の増額を好感し前引けの10.3%高から18.8%高、2位にはアーク<7873>(東1)の10.2%高が入り企業再生支援機構がバックにあると値幅妙味。3位はオリンパス<7733>(東1)の9.6%高。

 富士通ゼネラル<6755>(東1)は廉価版エアコンで知られ逆日歩妙味もあると出直り急の9.0%高、巴川製紙所<3878>(東1)はセシウム吸着素材を材料に出直り急の8.8%高。ヤフー<4689>(東1)は四半期決算を材料に急反発となり8.0%高で戻り高値を更新した。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:02 | 市況・概況

【株式市場】金融緩和期待が広がり全般反発し朝安のキヤノンも持ち直す

■東証1部銘柄は81%が高い

 26日後場の東京株式市場は、全般に上値を追い堅調。7月末の配当・優待の権利付き最終日ということもあり、大引けにかけて上げる銘柄が増えた。業績予想の減額修正を悪材料に朝方約14%安となったキヤノン<7751>(東1)は7.8%安まで戻し、東証1部の売買代金1位。テルモ<4543>(東1)による共同持ち株会社・経営統合の提案があったオリンパス<7733>(東1)は9.6%高の急伸となり6日ぶりの反発。8月の日銀会合での金融緩和期待が広がり、大手銀行株、証券株、不動産株も堅調。東証1部の値上がり銘柄数は1355銘柄(約81%)だった。

 日経平均は反発。後場は時間と共に堅調の度を強め、終盤に8448円55銭(82円65銭高)まで上伸。終値は8443円10銭(77円20銭高)だった。

 東証1部の出来高概算は、19億1062万株、売買代金は2日続けて1兆円台に乗り、1兆1018億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は1355(前引けは1031)銘柄、値下がり銘柄数は243(前引けは484)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、その他金融、銀行、鉄鋼、機械、海運、その他製品、不動産、石油・石炭、輸送用機器、など。
 一方、値下がりした業種は、空運、化学、医薬品、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:32 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】アクセルやオリンパスが急伸しルネサスエレクトロニクスも高い

 26日前場は、ユーロ安・円高が進まず、全体に安心感。業績予想の減額修正を悪材料に急落したキヤノン<7751>(東1)も、朝方の約14%安から徐々に持ち直し、前引けは売買代金1位となって9.2%安。英国で向こう30年にわたる鉄道事業を正式受注した日立製作所<6501>(東1)は1.4%高。

 オリンパス<7733>(東1)は6日ぶりの反発基調となり、テルモ<4543>(東1)による共同持ち株会社・経営統合提案を材料に東証1部の値上がり率2位の9.2%高。テルモは朝方堅調だったものの前引けは1.0%安。

 東証1部の値上がり率1位はアクセル<6730>(東1)の10.3%高となり四半期決算で通期の業績予想を増額したことを好感し急反発、2位はオリンパス<7733>(東1)の9.2%高、3位はマネックスグループ<8698>(東1)の8.9%高となり四半期決算の発表を材料に出直り急、4位はルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)の8.0%高となり円高一服と大規模な再構築案への期待がいわれて反発。

 ヤフー<4689>(東1)は四半期決算を材料に急反発となり戻り高値を更新。大研医器<7775>(東1)は業績好調の観測で6.2%高となり年初来の高値を更新した。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:11 | 市況・概況

【株式市場】減額修正のキヤノンが朝安のあと持ち直し全般は反発

■東証1部銘柄は61%が堅調

 26日前場の東京株式市場は、全般堅調で反発基調。業績予想を減額修正したキヤノン<7751>(東1)は朝方に値下がり率1位の急落となったものの、徐々に持ち直し、東証1部の売買代金1位。やはり四半期決算を発表したファナック<6954>(東1)は急反発。円高・ユーロ安の不安が後退し、証券株が強くなり、ソニー<6758>(東1)トヨタ自動車<7203>(東1)も反発。提携観測のオリンパス<7733>(東1)も高く、東証1部の値上がり銘柄数は1031銘柄(約61%)だった。

 日経平均は堅調。朝方8414円54銭(48円94銭高)まで上げたあとも総じて堅調で、前引けは8389円38銭(23円48銭高)だった。

 東証1部の出来高概算は、9億1028万株、売買代金は5151億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は1031銘柄、値下がり銘柄数は484銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、銀行、鉄鋼、その他金融、不動産、石油・石炭、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、空運、鉱業、医薬品、食料品、ガラス・土石、サービス電気機器、化学、金属製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:48 | 市況・概況
2012年07月25日

【銘柄フラッシュ】キヤノンMJなどが高く昨日上場のエニグモは大幅高

 25日後場は、日経平均への寄与度の大きいソフトバンク<9984>(東1)が上値を追い、日経平均が持ち直す場面はあったものの、「焼け石に水」のようで再度軟化。昨日まで値もちの良かった日産自動車<7201>(東1)も2.5%安となり安値を更新。前場から4日連続安値のソニー<6758>(東1)は5.2%安、3日連続安値のキヤノン<7751>(東1)は0.9%安。東証1部の売買代金1位はソフトバンクで4.0%高。

 一方、コスモス薬品<3349>(東1)は4.9%高、大正製薬ホールディングス<4581>(東1)は4.0%高。薬品株にはディフェンシブ業種として退避資金が集まり、業種別では東証33業種別指数の中で値上がり率トップ。

 東証1部の値上がり率1位は前引けと同じく第一屋製パン<2215>(東1)となり仕手色が強く6月中間決算に期待とされて急伸8.6%高だが前引けの11.4%高からは上げ一服、2位にはキヤノンマーケティングジャパン(MJ)<8060>(東1)の7.3%高が入り昨日の業績予想の増額修正を好感し前引けの5.8%高から一段高、3位にはツクイ<2398>(東1)の5.4%高が入り円高の影響のない銘柄と急出直り。

 コジマ<7513>(東1)は決算期を変更し資本参加したビックカメラ<3048>(東1)と同じ8月にすると一部で伝えられ提携深化の期待あり5.3%高、丸善CHIホールディングス<3159>(東1)は円高なら輸入洋書の丸善は有利との見方あり5.2%高。

 昨日新規上場のエニグモ<3665>(東マ)は後場急伸し一時4490円まで上げ終値も11.3%高の4425円。また、7月19日に上場のワイヤレスゲート<9419>(東マ)は500円ストップ高の2750円は22.2%高の急伸となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:15 | 市況・概況

【株式市場】8400円割るが売買代金7日ぶり1兆円を回復し薬品など活況

■東証1部銘柄は21%が高い

 25日後場の東京株式市場は、引き続き全般軟調。いぜん円高(ユーロ安)への懸念が強く、日経平均は6月5日以来の8300円台。自動車各社の6月の生産実績が伝えられた後場寄り直後は持ち直す場面があったものの、肝心の自動車株が重く、昨日まで安値を割らなかった日産自動車<7201>(東1)も安値を更新してきたため、様子見・手控え相場になった。ソニー<6758>(東1)が4日連続の年初来安値となった半面、大正製薬ホールディングス<4581>(東1)コスモス薬品<3349>(東1)など薬品株がディフェンシブ買いで堅調。東証1部の値上がり銘柄数は344銘柄(約21%)だった。

 日経平均は続落。後場寄り後は持ち直す場面があったものの、14時半にかけて一段軟化し、8328円02銭(160円07銭安)まで下落。終値は8365円90銭(122円19銭安)。

 東証1部の出来高概算は、17億8001万株、売買代金は7月13日以来7日ぶりに1兆円台を回復し、1兆292億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は344(前引けは480)銘柄、値下がり銘柄数は1230(前引けは1015)銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種(前引けは4業種)が値上がりし、高い業種は、医薬品、食料品、情報・通信。
一方、値下がり率の低い業種は、小売り、その他金融、サービス、陸運、金属製品、銀行、空運、など。また、値下がり率上位の業種は鉄鋼、保険、海運、ガラス・土石、鉱業、石油・石炭、電力・ガス、電気機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:34 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】第一屋製パンやルックが急動意となりアステラス薬も高い

 25日前場は、ユーロ安・円高に対する不透明感が拭えず、NY株式の続落104ドル安もあり、ソニー<6758>(東1)が4日連続の年初来安値となり4.0%安。キヤノン<7751>(東1)は3日連続の安値となり1.7%安。東証1部の売買代金1位はソフトバンク<9984>(東1)となりメリルリンチ日本証券の積極評価が伝えられて3.9%高。

 薬品株にはディフェンシブ業種として退避資金が集まったようで、武田薬品工業<4502>(東1)は0.4%高。アステラス製薬<4503>(東1)は米国での承認申請という材料もあり2.9%高。

 東証1部の値上がり率1位は第一屋製パン<2215>(東1)の11.4%高となり仕手色が強く全般に手がけづらい相場の中で6月中間決算に期待とされて急伸、2位はルック<8029>(東1)の6.9%高となり仕手色が強く全般に手がけづらい相場の時に動くとされて出直り拡大、3位はKLab<3656>(東1)の6.1%高となり昨日新規上場のエニグモ<3665>(東マ)が引き続き公開価格を大きく上回りながらも一進一退のため流出した資金が戻る期待ありと出直り基調。

 キヤノンマーケティングジャパン<8060>(東1)は通期の利益予想の増額修正を好感し5.8%高、ジャックス<8584>(東1)は長期金利の低下が好材料との見方で出直りを強め5.5%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:15 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ安の懸念続きソニーなど連日安値の半面で薬品株は堅調

■東証1部銘柄は29%が高い

 25日前場の東京株式市場は、全般軟調。スペインなどの財政懸念を受け、ユーロ安・円高に対する不透明感が広がった上、NY株式は104ドル安。ソニー<6758>(東1)が4日連続の年初来安値となり、キヤノン<7751>(東1)は3日連続の安値。半面、通期の利益予想を増額修正したキヤノンマーケティングジャパン<8060>(東1)は高く、ディフェンシブ業種の武田薬品工業<4502>(東1)アステラス製薬<4503>(東1)は堅調。東証1部の値上がり銘柄数は480銘柄(約29%)だった。

 日経平均は朝方に8357円09銭(131円00銭安)まで下げたあと小幅戻し、前引けは8402円92銭(85円17銭安)。

 東証1部の出来高概算は、8億3169万株、売買代金は4889億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は480銘柄、値下がり銘柄数は1015銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種が値上がりし、高い業種は、医薬品、食料品、情報・通信、小売り。
一方、値下がり率の低い業種は、金属製品、その他金融、陸運、銀行、など。また、値下がり率上位の業種は、鉱業、保険、海運、電気機器、ゴム製品、ガラス・土石、輸送用機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:51 | 市況・概況
2012年07月24日

【銘柄フラッシュ】ピクセラが急伸しKNTも高く新上場のエニグモは活況高

 24日後場は、対ユーロでの円相場が95円台に戻ったため、輸出関連株に持ち直す銘柄が増え、ソニー<6758>(東1)は前引けの0.5%安から0.1%安と浮揚。シャープ<6753>(東1)は赤字拡大予想が出たものの、前引けの3.4%安から1.7%安と回復し、売買活発で東証1部の売買代金1位。

 本日新規上場のエニグモ<3665>(東マ)は買い気配を上げて前場は値がつかず、後場、14時13分に公開価格1750円の約2.3倍の4030円で売買が成立し、初値を形成。

 スズキ<7269>(東1)はインドの工場で発生した暴動の沈静化を買い直す動きになり12日ぶり反発1.8%高。

 東証1部の値上がり率1位はピクセラ<6731>(東1)の16.9%高となり小型軽量で時々急伸する銘柄と前場の2位7.4%高から14時にかけて一段高、2位にはオリジン電気<6513>(東1)の6.4%高が入り今期の業積大幅回復の期待とされて終盤尻上がりの急反発、3位にはクスリのアオキ<3398>(東1)の6.2%高が入り決算好調で逆日歩妙味とされ高値更新。

 KNT<9726>(東1)はロンドン五輪向け旅行客の増加期待が言われ6.0%高、飯田産業<8880>(東1)は消費税増税前の駆け込み需要が見込めるマンション株の中でPER4倍台の割安感と急反発の5.4%高、ミサワホーム<1722>(東1)は信用倍率0.8倍の需給妙味ありとされ急反発の4.6%高、小野測器<6858>(東1)は14時前の決算発表に急反応となり4.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:20 | 市況・概況

【株式市場】ユーロやや安定するが様子見気分強く新規上場のエニグモは急伸

■東証1部銘柄は39%が高い

 24日後場の東京株式市場は、対ユーロでの円相場が95円台に戻ったため、前場は安値を更新したソニー<6758>(東1)などから持ち直し傾向になり、NEC<6701>(東1)も100円台を回復。ただ、いぜん、円高(ユーロ安)の懸念は拭えず、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)は一段堅調。JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020>(東1)も堅調。インドでの暴動事件が影響していたスズキ<7269>(東1)は12日ぶりに反発。東証1部の値上がり銘柄数は646銘柄(約39%)。

 本日新規上場のエニグモ<3665>(東マ)は買い気配を上げ、14時13分に公開価格1750円の約2.3倍の4030円で売買が成立し、初値をつけた。

 日経平均は弱もみあい。後場は小高くなる場面があり、8517円52銭(9円20銭高)まで上げた後は一進一退となり、終値は8488円09銭(20円23銭安)。終値での8500円割れは6月8日以来となった。

 東証1部の出来高概算は、16億4193万株、売買代金は6日続けて1兆円に届かず9001億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は646(前引けは507)銘柄、値下がり銘柄数は874(前引けは994)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは5業種)が値上がりし、値上がりした業種は、空運、陸運、その他金融、証券・商品先物、鉱業、倉庫・運輸、繊維製品、機械、小売り。
一方、値下がりした業種は、電力・ガス、パルプ・紙、石油・石炭、不動産、電気機器、情報・通信、金属製品、海運、輸送用機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:31 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】パスコやアコムが高くスズキは12日ぶりに反発

 24日前場は、いぜんユーロを巡る情勢に不透明感が強く、日経平均は6月12日以来の8500円割れ。キヤノン<7751>(東1)が1.2%安、ソニー<6758>(東1)は0.5%安と、ともに小幅ながら連日年初来の安値。赤字拡大予想の観測報道が出たシャープ<6753>(東1)は3.4%安ながら売買活発となり東証1部の売買代金1位。

 自動車株も全体に軟調な中、スズキ<7269>(東1)は12日ぶりに高くなり、インドの工場で発生した暴動の沈静化を買い直す動きがあり0.9%高。

 東証1部の値上がり率1位はランド<8918>(東1)となり株価10円台のため10.0%高、2位はピクセラ<6731>(東1)の7.4%高となり急反発だが時々急伸する銘柄と冷ややかな目も、3位はパスコ<9232>(東1)の4.9%高となり千葉大と共同で衛星利用の地盤測定技術を開発と伝えられ急反発。

 アコム<8572>(東1)はみずほ証券による目標株価引き上げがいわれて急反発の3.8%高、クスリのアオキ<3398>(東1)は業績好調で逆日歩による買い戻し妙味大と連日高値の3.6%高になった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:15 | 市況・概況

【株式市場】ユーロを巡る情勢が不透明でキヤノンなど小幅だが連日安値

■東証1部銘柄は30%が高い

 24日前場の東京株式市場は、全般に弱もみあい。NY株が101ドル安となり、円相場もユーロを巡る情勢が不透明のため、ソニー<6758>(東1)キヤノン<7751>(東1)が小幅ながら続けて年初来の安値。自動車株も総じて軟調な中、インドでの暴動事件が影響していたスズキ<7269>(東1)は12日ぶりの反発基調。東証1部の値上がり銘柄数は507銘柄(約30%)。

 日経平均は弱もみあい。10時頃に8446円18銭(62円14銭安)まで軟化した後は一進一退となり、前引けは8472円62銭(35円70銭安)。

 東証1部の出来高概算は、8億426万株、売買代金は4325億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は507銘柄、値下がり銘柄数は994銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、値上がりした業種は、空運、海運、証券・商品先物、医薬品、繊維製品。
一方、値下がりした業種は、不動産、輸送用機器、卸売り、海運、保険、非鉄金属、石油・石炭、パルプ・紙、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:52 | 市況・概況
2012年07月23日

【銘柄フラッシュ】共栄タンカーや三城ホールディングスが高く長野計器も急伸

 23日後場は、1ドル78円トビ台への円高や約12年ぶりのユーロ安を受け、キヤノン<7751>(東1)が年初来の安値を更新し4.6%安で前引けに続き東証1部の売買代金1位。コマツ<6301>(東1)は3.3%安、ソニー<6758>(東1)は4.1%安、パイオニア<6773>(東1)は7.2%安で各々安値を更新。

 東証1部の値上がり率1位はゲンキー<2772>(東1)の8.2%高となり利益予想の増額修正を好感し前引けの8.8%高からは伸び悩んだものの出直り拡大、2位は共栄タンカー<9130>(東1)の6.9%高となり仕手色が強く原油安や海運市況を材料に明治海運<9115>(東1)の5.0%高とともに急動意、3位には三城ホールディングス<7455>(東1)の6.5%高が入り円高の影響の少ない銘柄を物色とされて急反発。

 長野計器<7715>(東1)は値の飛びやすいイメージあり円高でも圧力計など「シェア世界一」の製品を持つなら強いとの見方あり3.2%高、エフピコ<7947>(東1)は弁当容器の国内トップで薄商いのため値が飛びやすい面もあり3.2%高。

 サガミチェーン<9900>(東1)は外食チェーンのため輸出関連株を避ける資金が流入とされ急反発の3.2%高、ベネッセホールディングス<9783>(東1)も円高の影響の少ない銘柄と急反発の2.9%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:07 | 市況・概況

【株式市場】輸出株が軒並み安い半面で増額のゲンキーなどは高い

■東証1部銘柄は7%が堅調

 23日後場の東京株式市場は、大引けにかけて全般一段軟化。円相場が対ユーロで約12年ぶりの円高になる94円台前半、対ドルでも78円トビ台になったため、パイオニア<6773>(東1)ソニー<6758>(東1)キヤノン<7751>(東1)などが尻下がりで年初来の安値幅を拡大。東証1部の売買代金上位30銘柄で高い銘柄は皆無。なかで、円安の影響の少ない三城ホールディングス<7455>(東1)や利益予想を増額したゲンキー<2772>(東1)は堅調。東証1部の値上がり銘柄数は111銘柄(約7%)だった。

 日経平均は続落。後場も8600円を割り込んだまま軟調に推移し、終盤に一段下げて終値は8508円32銭(161円55銭安)。終値での8600円割れは6月15日以来。

 東証1部の出来高概算は少なめで、14億914万株、売買代金は5日続けて1兆円に届かず8127億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は111(前引けは342)銘柄、値下がり銘柄数は1503(前引けは1185)銘柄。

 また、東証33業種別指数は1業種(前引けは3業種)が値上がりし、高い業種は、陸運のみ。値下がり率の低い業種は、医薬品、サービス、食料品、情報・通信、不動産、倉庫・運輸、その他金融、小売り、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、非鉄金属、海運、石油・石炭、証券・商品先物、鉱業、鉄鋼、電気機器、精密機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:35 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】明治海運やゲンキーが高くヒューリックは反発

 23日前場は、対ユーロで95円台への円高基調を受け、キヤノン<7751>(東1)が2.9%安となり年初来の安値に進み、東証1部の売買代金1位。トヨタ自動車<7203>(東1)は0.7%安となり売買代金2位。売買代金の上位20銘柄で高い銘柄はなく、前日比変わらずは1銘柄でアステラス製薬<4503>(東1)

 東証1部の値上がり率1位は明治海運<9115>(東1)の11.7%高となり仕手色が強く原油安や海運市況を材料に急反発、ただ、大手海運株は軟調で海運株指数も軟調、2位はゲンキー<2772>(東1)の8.8%高となり利益予想の増額修正を好感し出直り拡大、3位はヒューリック<3003>(東1)の4.7%高となり長期金利が9年ぶりの低水準と伝えられたことが材料視され反発。

 ぐるなび<2440>(東1)はサイト運営好調で円高の影響が少ないと3.7%高、トーカロ<3433>(東1)は小型軽量でチャート妙味が言われ3.5%高、サガミチェーン<9900>(東1)は逆日歩妙味が言われて急反発の3.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:17 | 市況・概況

【株式市場】円高や中国株安を受け売買低調ななか好業績株などが高い

■東証1部銘柄は20%が堅調

 23日前場の東京株式市場は、輸出関連株を中心に軟調。円相場が対ユーロで95円台の円高になり、対ドルでも78円台のため、ソニー<6758>(東1)キヤノン<7751>(東1)などが年初来の安値。また、中国株が軟調に始まったため、ファナック<6954>(東1)も軟調。半面、仕手色の強い明治海運<9115>(東1)が高く、ゲンキー<2772>(東1)は利益予想の増額修正を好感し高い。東証1部の値上がり銘柄数は342銘柄(約20%)だった。

 日経平均は続落。8600円を割り込んで始まり、軟調なまま推移。前引けは午前の安値になる8542円65銭(127円22銭安)だった。8600円割れは6月15日以来。

 東証1部の出来高概算は少なめで、6億8062万株、売買代金は少なく3705億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は342銘柄、値下がり銘柄数は1185銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種が値上がりし、高い業種は、陸運、医薬品、サービス、のみ。値下がり率の低い業種は、食料品、電力・ガス、保険、情報・通信、小売り、その他金融、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、海運、空運、非鉄金属、ゴム製品、石油・石炭、ガラス・土石、鉱業、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:50 | 市況・概況
2012年07月22日

【相場展望】国内で4〜6月期決算発表が本格化して個別物色の展開

【来週(7月23日〜27日)の株式市場見通し】

■アク抜け感期待の一方で慎重見通しに対する過剰反応に警戒必要

来週の相場展望 来週(7月23日〜27日)の日本株式市場については、国内で主力銘柄の4〜6月期決算発表が本格化するため、好業績銘柄を中心に個別物色の展開となりそうだ。

 前週末20日の欧州および米国株式市場が総じて大幅に下落し、外国為替市場では1ドル=78円50銭近辺、1ユーロ=95円40銭近辺と、東京市場に比べて円高水準で取引を終了したため、週初23日の日本株式市場は売り優勢でのスタートが想定される。

 その後は主力銘柄の4〜6月期決算発表に関心が集まる。企業業績に対しては前週までに警戒感を強めていたが、4〜6月期は復興需要や政策効果などで概ね順調な業績が想定される。このため、警戒していたほど悪くなかったとして、安心感やアク抜け感が広がる可能性が期待される。

 しかし4〜6月期が順調でも、日本の主力企業は保守的姿勢が強いこともあり、通期見通しについては、4〜6月期終了時点では期初予想を据え置くことが予想される。そして世界経済に対する不透明感、為替の円高、復興需要の一巡、政策効果の息切れ、天候不順の影響などで、通期見通しに関しては慎重な会社コメントが相次ぐことが予想される。これに対して株価指数先物取引での売り仕掛けも含めて、過剰反応を示す可能性もあるだけに警戒が必要だろう。

 さらに次週以降には、7月31日〜8月1日の米FOMC(連邦公開市場委員会)から、8月1日の中国7月製造業PMI(物流購買連合会)、1日〜2日の英中銀金融政策委員会、2日のECB理事会、3日の米7月雇用統計、8日〜9日の日銀金融政策決定会合、9日の中国7月主要経済統計、10日の中国7月貿易統計と重要イベントが続くため、ユーロ圏債務危機問題も含めて主要国・地域の金融政策に対する思惑が交錯し、警戒感を強める可能性もあるだろう。

 前週の主要国・地域の動向を簡単に整理すると、ユーロ圏に関しては米ウォールストリート・ジャーナル紙が16日、9日のユーロ圏財務相会合でドラギECB(欧州中央銀行)総裁が貯蓄銀行のシニア債保有者に損失負担を求めることを提案していたと伝えた。この報道を受けてスペインの貯蓄銀行のシニア債に売り圧力が強まる場面があった。

 20日にはスペインのバレンシア州が中央政府に金融支援を要請する方針を明らかにしたため、スペイン財政に対する警戒感が強まりスペイン10年債利回りは7.3%台に上昇した。ユーロ圏財務相の電話会合では最大1000億ユーロのスペイン銀行救済を巡る覚書を正式承認した。正確な借入額については第2回目監査やストレステストを通じて9月に最終決定されるとした。

 ECB(欧州中央銀行)は20日、ギリシャ国債と同国政府が保証する資産について、25日から資金供給オペの担保としての受け入れを停止する方針を発表し、EU、IMF(国際通貨基金)、ECBで構成するトロイカ調査団によるギリシャの調査が終了した時点で状況を見直すとした。

 米国では主要経済指標に強弱感が交錯した。16日は米7月ニューヨーク連銀製造業業況指数が市場予想を上回ったが、米6月小売売上高が市場予想を下回った。17日は米6月鉱工業生産指数と米7月住宅建設業者指数が市場予想を上回った。18日は米6月住宅着工件数が市場予想を上回ったが、米6月建設許可件数は市場予想を下回った。米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、米経済は成長ペースが鈍化したとの認識が示された。19日は米新規失業保険申請件数が悪化し、米6月中古住宅販売件数、米6月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は、いずれも市場予想を下回った。

 17日と18日のバーナンキ米FRB議長の議会証言では、量的緩和策第3弾(QE3)に関して目新しい発言はなく、市場への影響は限定的だった。

 米主力企業の業績に関しては、米インテルが17日取引終了後に4〜6月期決算を発表した。増収減益だったが1株利益が市場予想を上回ったことを好感し、翌18日の米国株式市場は大幅上昇した。19日もハイテク関連企業の決算を好感する動きが優勢になった。

 中国では18日に、6月の中国主要70都市の新築住宅価格が発表された。前月比では8カ月続いた下落に歯止めがかかり、2カ月連続の政策金利引き下げなど政府の経済政策の効果が出ているとの見方が優勢になった。

■注目スケジュール

 来週の注目スケジュールとしては、国内では25日の6月貿易統計、26日の企業向けサービス価格指数、27日の6月全国消費者物価指数・7月東京都区部コア消費者物価指数、6月商業販売統計などがあるだろう。

 海外では、23日の米6月シカゴ連銀全米活動指数、24日の中国7月製造業PMI速報値(HSBC)、ユーロ圏7月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、米5月住宅価格指数、米7月製造業PMI速報値、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、米2年債入札、25日のニュージーランド中銀政策金利発表、タイ中銀金融政策決定会合、英4〜6月期GDP速報値、独7月IFO業況指数、米6月新築住宅販売、米住宅ローン申請指数、米5年債入札、26日のフィリピン中銀金融政策決定会合、独8月消費者信頼感指数、EU財務相理事会(予算会合)、米6月耐久財受注、米6月住宅販売保留指数、米6月住宅着工許可件数改定値、米新規失業保険申請件数、米7年債入札、27日の独7月消費者物価指数速報値、米4〜6月期GDP速報値、米7月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値などがあるだろう。

 その後の注目イベントとしては、30日のスペイン4〜6月期GDP速報値、ユーロ圏7月景況感・業況感指数、31日のインド金融政策決定会合、ユーロ圏7月消費者物価指数速報値、米6月個人所得・消費支出、米7月シカゴ地区購買部協会景気指数、米7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、7月31日〜8月1日の米FOMC(連邦公開市場委員会)、8月1日の中国7月製造業PMI(物流購買連合会)、米7月ADP雇用報告、米7月ISM製造業景気指数、1日〜2日の英中銀金融政策委員会、2日のECB理事会(金利発表)、3日の米7月雇用統計、米7月ISM非製造業景気指数、7日の豪中銀理事会、8日〜9日の日銀金融政策決定会合、9日の中国7月主要経済統計(CPI・PPI・鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資)、10日の中国7月貿易統計などが予定されている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:00 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ドル・円相場】米追加緩和期待でドル売り優勢だが重要イベントに向けて一旦は様子見ムード

【外国為替市場フューチャー:7月23日〜27日のドル・円相場見通し】

■1ドル=78円台〜80台を想定

 来週(7月23日〜27日)のドル・円相場については、概ね1ドル=78円台〜80円台のレンジを想定する。

 基本的には、米追加緩和期待のドル売り優勢の流れだが、主要国・地域の金融政策に対する思惑が交錯する状況に大きな変化はなく、7月31日〜8月1日の米FOMC(連邦公開市場委員会)から始まる一連の重要イベントに向けて、一旦は様子見ムードを強める可能性があるだろう。

 ただし、世界的な景気減速に対する警戒感に加えて、スペイン問題に対する警戒感再燃などで、リスク回避の動きが強まる可能性には注意が必要だろう。

 前週(7月16日〜20日)のドル・円相場については、概ね1ドル=78円40銭台〜79円20銭台の小幅なレンジで推移した。週末20日の海外市場で終盤は1ドル=78円50銭近辺だった。

 前週は重要イベントの谷間となり、1週間を通してやや手掛かり材料難となった。17日と18日のバーナンキ米FRB議長の議会証言を注目する見方もあったが、量的緩和策第3弾(QE3)に関しての具体的な発言はなく、反応は限定的だった。ただし米主要経済指標に低調な内容も見られたため、米追加緩和期待が優勢で、前週に比べてドル安・円高方向に傾いた。

 ドル・円相場に関しては、大勢として米追加緩和期待のドル売り、ギリシャ問題やスペイン問題に対する警戒感でのユーロ売り、リスク回避での円買い、そしてドル買い・円売り市場介入への警戒感が交錯する状況に大きな変化は見られない。引き続き主要国・地域の金融政策に対する思惑が焦点だろう。

 来週の注目スケジュールとしては、23日の米6月シカゴ連銀全米活動指数、24日の中国7月製造業PMI速報値(HSBC)、ユーロ圏7月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、米5月住宅価格指数、米7月製造業PMI速報値、25日の日本6月貿易統計、ニュージーランド中銀政策金利発表、タイ中銀金融政策決定会合、英4〜6月期GDP速報値、独7月IFO業況指数、米6月新築住宅販売、26日のフィリピン中銀金融政策決定会合、独8月消費者信頼感指数、EU財務相理事会(予算会合)、米6月耐久財受注、米6月住宅販売保留指数、米新規失業保険申請件数、27日の独7月消費者物価指数速報値、米4〜6月期GDP速報値、米7月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値などがあるだろう。

 その後の注目イベントとしては、30日のスペイン4〜6月期GDP速報値、ユーロ圏7月景況感・業況感指数、31日のインド金融政策決定会合、ユーロ圏7月消費者物価指数速報値、米6月個人所得・消費支出、米7月シカゴ地区購買部協会景気指数、米7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、7月31日〜8月1日の米FOMC(連邦公開市場委員会)、8月1日の中国7月製造業PMI(物流購買連合会)、米7月ADP雇用報告、米7月ISM製造業景気指数、1日〜2日の英中銀金融政策委員会、2日のECB理事会(金利発表)、3日の米7月雇用統計、米7月ISM非製造業景気指数、7日の豪中銀理事会、8日〜9日の日銀金融政策決定会合、9日の中国7月主要経済統計(CPI・PPI・鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資)、10日の中国7月貿易統計などが予定されている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:00 | 市況・概況