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記事一覧 (06/16)【株式市場・この1週間】様子見ムードが強く一進一退の展開
記事一覧 (06/16)【外国為替市場を検証:ドル・円相場】重要イベント控えて小動き
記事一覧 (06/16)外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】重要イベントも控えて概ね小動き
記事一覧 (06/16)世界の主要経済指標(分析と市場の反応)6月15日分
記事一覧 (06/15)【株式市場を検証】ギリシャ再選挙控えて様子見ムード継続
記事一覧 (06/15)【銘柄フラッシュ】ディー・エヌ・エーが急伸しSMKやドクターシーラボも高い
記事一覧 (06/15)【株式市場】ギリシャの選挙結果は月曜の朝以降のため様子見続く
記事一覧 (06/15)【銘柄フラッシュ】ディー・エヌ・エーが急伸しKLabやグリーも高い
記事一覧 (06/15)【株式市場】NY急伸の割に上値重いなか自社株買いのディー・エヌ・エーは高い
記事一覧 (06/15)世界の主要経済指標(分析と市場の反応)6月14日分
記事一覧 (06/14)【株式市況を検証】日銀会合やギリシャ再選挙を控えて薄商い、様子見ムード継続
記事一覧 (06/14)【銘柄フラッシュ】日本鋳鉄管が高くニコンや三井住友FGも上げる
記事一覧 (06/14)【株式市場】日銀の政策会合に何となく期待あり三井住友FGなど強い
記事一覧 (06/14)【銘柄フラッシュ】岩崎電気やニチモウが高くルネサスエレクトロニクスは急伸
記事一覧 (06/14)【株式市場】ユーロに懸念あり全体に重い中ルネサスエレクトロニクスが急伸
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記事一覧 (06/13)【株式市場を検証】前日の米株高が支援材料、ただし薄商いで様子見ムード継続
記事一覧 (06/13)【銘柄フラッシュ】コーセルや日産東京販売が急伸しソフトバンクも高い
記事一覧 (06/13)【株式市場】日銀の政策会合を待つ雰囲気で小動きのなか個別物色は活発
記事一覧 (06/13)【銘柄フラッシュ】飯田産業や三井ハイテックが急伸しソフトバンクも高い
2012年06月16日

【株式市場・この1週間】様子見ムードが強く一進一退の展開

■株式市況を振り返って(6月11日〜15日の株式市場の動き)

★11日は前週末8日の大幅下落の反動で大幅上昇

・(06/15)【株式市場を検証】ギリシャ再選挙控えて様子見ムード継続
http://syoukenn.seesaa.net/article/275286063.html

・(06/14)【株式市況を検証】日銀会合やギリシャ再選挙を控えて薄商い、様子見ムード継続
http://syoukenn.seesaa.net/article/275044498.html

・(06/13)【株式市場を検証】前日の米株高が支援材料、ただし薄商いで様子見ムード継続
http://syoukenn.seesaa.net/article/274886873.html

・(06/12)【株式市場を検証】前日の米株安と円高を弱材料視、薄商いで様子見ムード
http://syoukenn.seesaa.net/article/274714180.html

・(06/11)【株式市場を検証】前週末の米株高やスペイン金融支援合意を好感、ただし薄商い
http://syoukenn.seesaa.net/article/274571566.html
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:15 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ドル・円相場】重要イベント控えて小動き

【外国為替市場フラッシュ:6月11日〜15日のドル・円相場】

■概ね1ドル=78円60銭台〜79円70銭台で推移

 6月11日〜15日のドル・円相場については概ね1ドル=78円60銭台〜79円70銭台のレンジで推移した。日銀金融政策決定会合、ギリシャ再選挙、G20首脳会議、米FOMC(連邦公開市場委員会)などの重要イベントを控えて小動きだった。週末15日の海外市場で終盤は1ドル=78円70銭〜80銭近辺だった。

 11日〜14日は概ね1ドル=79円台で推移した。重要イベントを控えて様子見ムードも強い中、スペイン銀行救済問題に対する楽観的な見方の後退、IMF(国際通貨基金)代表団の「中期的に見て円は過大評価」声明など、強弱材料が交錯した。週末15日には、日銀金融政策決定会合での追加緩和見送りや、低調な米主要経済指標を受けての米追加緩和期待で、1ドル=78円台に円が上昇した。

 ドル・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末8日の海外市場では概ね1ドル=79円10銭台〜60銭台で推移した。序盤はドル売り・円買いが優勢だったが、スペインが今週末にも銀行支援のための金融措置を要請する見通しでユーロ圏財務相グループが9日に電話協議を行うとの報道などを受けて、銀行救済への期待感が高まり徐々に円買い圧力が和らいだ。終盤は1ドル=79円50銭近辺だった。

 この流れを受けて週初11日の東京市場では概ね1ドル=79円40銭台〜70銭台で推移した。スペイン銀行経営への不安感後退でドル買い・円売り優勢だったが、徐々にモミ合う展開となった。終盤は1ドル=79円50銭台だった。11日の海外市場では概ね1ドル=79円30銭台〜50銭台で推移した。スペイン銀行救済問題に対する楽観的な見方が後退する中、ドル買い・円売りの動きが一巡し、ユーロの動向を睨みながらモミ合う展開だった。終盤は1ドル=79円40銭近辺だった。

 12日の東京市場では概ね1ドル=79円10銭台〜50銭台で推移した。IMF(国際通貨基金)代表団の声明で「中期的に見て円は過大評価」や「日銀には一段の金融緩和の余地がある」としたことが材料視されて、徐々にドル買い・円売りが優勢になった。終盤は1ドル=79円50銭台だった。12日の海外市場では概ね1ドル=79円40銭台〜60銭台で推移した。スペイン10年債利回り上昇でユーロ売りが優勢になる場面があったが、ドル・円相場への影響は限定的で小動きだった。終盤は1ドル=79円50銭近辺だった。

 13日の東京市場では概ね1ドル=79円50銭台〜60銭台で推移した。週末のギリシャ再選挙を控えて様子見ムードが強く小動きだった。終盤は1ドル=79円60銭近辺だった。13日の海外市場では概ね1ドル=79円30銭台〜70銭台で推移した。米5月小売売上高や米5月卸売物価指数が低調だったことを受けて追加緩和観測が広がり、ドル売り・円買いが優勢になった。終盤は1ドル=79円40銭〜50銭近辺だった。

 14日の東京市場では概ね1ドル=79円30銭台〜40銭台で推移した。日銀金融政策決定会合やギリシャ再選挙を控えて様子見ムードが強く、終日小動きだった。終盤は1ドル=79円30銭台だった。14日の海外市場では概ね1ユーロ=79円10銭台〜30銭台で推移した。米週間新規失業保険申請件数が増加したことでドル売り・円買いがやや優勢になる場面もあったが、概ね小動きだった。終盤は1ドル=79円30銭〜40銭近辺だった。

 15日の東京市場では概ね1ドル=78円80銭台〜79円50銭台で推移した。格付け会社ムーディーズ・インベスターズによるオランダ大手金融機関5行の格付け引き下げ、日銀の追加緩和見送りを受けてドル売り・円買いが優勢になった。終盤は1ドル=79円00銭近辺だった。15日の海外市場では概ね1ドル=78円60銭台〜79円00銭台で推移した。ギリシャ再選挙への警戒感や、低調な米主要経済指標を受けての米追加緩和への期待感などで、ドル売り・円買いが優勢だった。終盤は1ドル=78円70銭〜80銭近辺だった。

 ドル・円相場に関しては、今週はIMF(国際通貨基金)代表団の「中期的に見て円は過大評価」声明が円売り材料視され、日銀金融政策決定会合での追加緩和見送りが円買い材料視される形となった。

 大勢としてはドル売り・円買い優勢の流れが継続しているが、米追加緩和期待のドル売り・円買い、ギリシャ問題やスペイン問題に対する警戒感でのユーロ売り・ドル買い、そしてドル買い・円売り市場介入への警戒感が交錯する状況に大きな変化はないだろう。

 来週は17日のギリシャ再選挙の結果にも左右されるが、世界の主要中央銀行がギリシャ再選挙後の金融市場の混乱に備えて協調資金供給する用意があると表明していることが安心感につながっているため、19日〜20日の米FOMC(連邦公開市場委員会)が焦点だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:13 | 市況・概況

外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】重要イベントも控えて概ね小動き

【外国為替市場フラッシュ:6月11日〜15日のユーロ・円相場】

■1ユーロ=98円70銭台〜100円90銭台で推移

 6月11日〜15日のユーロ・円相場については概ね1ユーロ=98円70銭台〜100円90銭台のレンジで推移した。ギリシャ問題やスペイン問題を巡って強弱材料が交錯したが、重要イベントも控えて概ね小動きだった。週末15日の海外市場で終盤は1ユーロ=99円50銭〜60銭近辺だった。

 1週間を通して方向感に乏しい展開となった。週前半から半ばにかけては、ギリシャ再選挙に対する警戒感、スペイン銀行救済問題に対する楽観的な見方の後退、スペイン10年債利回りの上昇、IMF(国際通貨基金)代表団の「中期的に見て円は過大評価」声明など強弱材料が交錯した。週末15日には、日銀金融政策決定会合での追加緩和見送り、ギリシャ再選挙後の金融市場混乱に備えての世界の主要中央銀行による協調資金供給表明、低調な米主要経済指標を受けての米追加緩和期待などの強弱材料も交錯した。

 ユーロ・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末8日の海外市場では概ね1ユーロ=98円50銭台〜99円30銭台で推移した。序盤はユーロ売り・円買いが優勢だったが、スペインが今週末にも銀行支援のための金融措置を要請する見通しでユーロ圏財務相グループが9日に電話協議を行うとの報道もあり、徐々にユーロ買い戻しが優勢になった。終盤は1ユーロ=99円50銭近辺だった。

 この流れを受けて週初11日の東京市場では概ね1ユーロ=100円30銭台〜90銭台で推移した。朝方はスペイン銀行経営への不安感後退でユーロ買い・円売り優勢だったが、ユーロ買い戻し一巡後はモミ合う展開となり終盤は1ユーロ=100円30銭台だった。11日の海外市場では1ユーロ=99円10銭台に円が上昇した。ギリシャ再選挙に向けて警戒感が強いうえに、スペイン10年債利回りが上昇に転じたことなどを嫌気してユーロ売り・円買いが優勢になった。終盤は1ユーロ=99円10銭〜20銭近辺だった。

 12日の東京市場では概ね1ユーロ=98円70銭台〜99円50銭台で推移した。朝方はユーロ売り優勢だったが、IMF(国際通貨基金)代表団の声明で「中期的に見て円は過大評価」や「日銀には一段の金融緩和の余地がある」としたことが材料視されて、ユーロ買い戻しが優勢になった。終盤は1ユーロ=99円40銭台だった。12日の海外市場では概ね1ユーロ=98円80銭台〜99円50銭台で推移した。スペイン10年債利回りがユーロ導入後の最高水準に上昇したためユーロ売り・円買いが優勢になる場面があったが、その後はユーロ買い戻しがやや優勢となった。終盤は1ユーロ=99円40銭近辺だった。

 13日の東京市場では概ね1ユーロ=99円30銭近辺〜70銭近辺で推移した。ギリシャ再選挙を控えて様子見ムードが強く終日小動きだった。終盤は1ユーロ=99円60銭台だった。13日の海外市場では概ね1ユーロ=99円30銭台〜100円00銭台で推移した。米5月小売売上高が低調だったことを受けてユーロ買い・ドル売りが優勢になり、対円でもユーロ買い戻しが優勢になった。ただしムーディーズ・インベスターズがスペイン国債格付け3段階引き下げを発表した後はモミ合う展開だった。終盤は1ユーロ=99円70銭〜80銭近辺だった。

 14日の東京市場では概ね1ユーロ=99円60銭近辺〜90銭近辺で推移した。日銀金融政策決定会合やギリシャ再選挙を控えて様子見ムードが強く、終日小動きだった。終盤は1ユーロ=99円80銭台だった。14日の海外市場では概ね1ユーロ=99円40銭台〜100円20銭台で推移した。スペイン10年債利回りがユーロ導入後初の7%台に上昇したことで序盤はユーロ売りが優勢だったが、イタリア国債入札が順調だったことや、ギリシャ再選挙で緊縮財政支持派が政権を獲得するとの観測が広がったことに加えて、ギリシャ再選挙後の市場の混乱に備えて世界の主要中央銀行が協調資金供給を用意しているとの報道を受けてユーロ買い戻しがやや優勢になった。終盤は1ユーロ=100円20銭台だった。

 15日の東京市場では概ね1ユーロ=99円50銭台〜100円30銭台で推移した。ムーディーズ・インベスターズによるオランダ大手金融機関5行の格付け引き下げ、日銀の追加緩和見送りを受けてユーロ売り・円買いが優勢になった。終盤は1ユーロ=99円70銭近辺だった。15日の海外市場では概ね1ユーロ=99円10銭台〜70銭台で推移した。ギリシャ再選挙への警戒感などでユーロ売りが優勢だったが、世界の主要中央銀行が市場安定に向けた資金供給を表明したことが安心感につながり、後半はユーロ買い戻しがやや優勢になった。終盤は1ユーロ=99円50銭〜60銭近辺だった。

 ユーロ・円相場に関しては、ギリシャ問題やスペイン問題などに対する警戒感が強い状況に変化はなく、大勢としてはユーロ売りの流れが継続している。今週は強弱材料が交錯したうえに、週末17日にはギリシャ再選挙を控えていたため、やや小動きだった。

 17日のギリシャ再選挙の結果にも左右されるが、世界の主要中央銀行がギリシャ再選挙後の金融市場の混乱に備えて協調資金供給する用意があると表明していることが安心感につながっているため、18日〜19日のG20首脳会議、19日〜20日の米FOMC(連邦公開市場委員会)が注目されそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:12 | 市況・概況

世界の主要経済指標(分析と市場の反応)6月15日分

【6月15日の主要経済指標と市場の反応】

■欧州と米国の株式市場は追加緩和や主要国中銀協調資金供給への期待感で上昇

 15日の日本株式市場やアジアの主要株式市場は、前日14日の米国株式市場が上昇した流れを受けて概ね堅調だった。

 日本時間15日早朝、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがオランダの大手金融機関5行の格付け引き下げを発表した。また日銀金融政策決定会合では現状維持を決定し追加緩和を見送った。これに対して外国為替市場では円買いが優勢になった。

 15日の欧州および米国の株式市場は上昇した。追加緩和に対する期待感に加えて、ギリシャ再選挙後の混乱に備えて世界の主要中央銀行が協調資金供給する用意があると表明したことも好感した。外国為替市場では終盤にユーロ買い戻しが優勢になった。

≪15日 日本≫

 日銀金融政策決定会合では、現行の政策金利(0〜0.1%程度)据え置きを決定し、追加緩和を見送った。市場の予想どおりの結果として株式市場の反応は限定的だったが、外国為替市場ではドル売り・円買い、ユーロ売り・円買いが優勢になった。

 株式市場は前日の米株高を受けて上昇したが、薄商いで様子見ムードの強い展開だった。

≪15日 アジア・オセアニア≫

 主要経済指標の発表はなかったが、前日の米国株式市場が上昇した流れを受けて、中国などアジアの主要株式市場は総じて堅調だった。

≪15日 ユーロ圏≫

 ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁は「必要なら支払能力のある銀行に引き続き流動性を供給する」と述べた。この発言を受けて、ギリシャ再選挙の結果にかかわらず、ECBの追加利下げや長期資金供給オペに対する期待が強まった。

 イングランド銀行(中央銀行)は、信用拡大策の一環として実施する拡大担保タームレポファシリティー(ECTR)の初回入札を6月20日に行うと発表した。さらなる通知があるまで少なくとも月1回入札を実施すると表明している。

 欧州自動車工業会(ACEA)は、EU全体の5月新車販売台数が前年同月比8.7%減少の110.7万台になったと発表した。国別では、ドイツが同4.8%減少、フランスが同16.2%減少、英国が同7.9%増加した。またEU全体の1〜5月累計では前年同期比7.7%減少の544.2万台となった。国別では、ドイツが同0.3%増加、フランスが同17.2%減少、英国が同2.6%増加などとなっている。

 ユーロ圏4月貿易収支(季節調整前)は52億ユーロの黒字となった。3月改定値75億ユーロの黒字(86億ユーロの黒字から下方修正)に比べて黒字幅が減少したが、市場予想を上回った。

 英4月貿易収支は101億ポンドの赤字となった。3月の87億ポンドの赤字に比べて市場予想以上に赤字幅が拡大した。赤字幅は統計開始以来2番目の大きさだった。

 欧州の株式市場は上昇した。ドラギECB総裁の発言を受けて追加緩和に対する期待感が強まったことに加えて、世界の主要中央銀行がギリシャ再選挙後の混乱に備えて協調資金供給する用意があると表明したことを好感した。スペイン10年債利回りの上昇も一服した。外国為替市場では終盤にユーロ買い戻しが優勢になった。

≪15日 米国≫

 米6月ニューヨーク州連銀製造業景気指数は2.29で、5月の17.09に比べて大幅に低下し、市場予想も大幅に下回った。

 米5月鉱工業生産指数は前月比0.1%低下した。4月改定値の同1.0%上昇(同1.1%上昇から下方修正)に比べて市場予想以上に悪化した。米5月設備稼働率は79.0%で、4月の79.2%(修正なし)に比べて低下し市場予想も下回った。

 米6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は74.1となった。5月確報値の79.3に比べて大幅に低下し、市場予想も下回った。雇用関連の指標悪化が消費者心理を圧迫した模様だ。

 米国株式市場は上昇した。米6月ニューヨーク州連銀製造業景気指数や米6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が低調だったことを受けて、米FRBの追加緩和に対する期待感が強まった。またECB(欧州中央銀行)、イングランド銀行(英中央銀行)、日銀など世界の主要中央銀行が、ギリシャ再選挙後の金融市場の混乱に備えて協調資金供給する用意があると表明したことも好感された。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:47 | 市況・概況
2012年06月15日

【株式市場を検証】ギリシャ再選挙控えて様子見ムード継続

【日経平均株価、TOPIXともに小幅反発】

■東証1部市場の売買代金は5営業日連続で1兆円を下回る

 15日は小幅に上昇した。日経平均株価は前日比43銭(0.01%)高の8569円32銭、TOPIXは前日比0.91ポイント(0.13%)高の726.57となり、いずれも小幅に反発した。前日の米国株式市場が上昇した流れを引き継いだが、様子見ムードの強い展開が続いた。

 日経平均株価の日中値幅は72円44銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で9341億円となり、前日の8598億円に比べて増加したが5営業日連続で1兆円を下回った。

 前日14日の米国株式市場は上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比155ドル53セント(1.24%)高の1万2651ドル91セントと反発した。米5月消費者物価指数が下落したことや米週間新規失業保険申請件数が増加したことを受けて追加緩和期待が広がった。またロイターによる「17日のギリシャ再選挙後の金融市場の混乱に備えて、世界の主要中央銀行が協調資金供給を用意している」との報道を好感した。S&P500株価指数は前日比1.08%高と反発、ナスダック総合株価指数は前日比0.63%高と反発した。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比39円54銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き160万株の売り越し観測だった。

 寄り付きの買い一巡後は、日経平均株価は上昇幅を縮小し、概ね前日終値付近でモミ合う展開となった。売り買いともに様子見ムードを強めた。

 午後に入ると序盤に、日経平均株価は上昇幅を広げる場面があったものの、積極的な買いは見られず、午前と同様に概ね前日終値付近でモミ合う展開となった。日銀の追加緩和見送りを受けて為替がやや円高方向に傾いたことも弱材料視された。日経平均株価、TOPIXともに、この日の安値圏で取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄671(全体の40%)、値下がり銘柄849(全体の51%)だった。全体として方向感に乏しい展開の中、セクター別には水産・農林、パルプ・紙、銀行、保険、その他金融、空運、情報・通信、サービス、電力・ガスなどが上昇した。一方で鉱業、ゴム製品、金属製品、自動車、卸売、証券、倉庫・運輸などが下落した。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のグリー(3632)、2位のディー・エヌ・エー(2432)が大幅上昇した。また3位の三菱UFJFG(8306)、6位の三井住友FG(8316)、8位のソフトバンク(9984)、12位のみずほFG(8411)、14位のファーストリテイリング(9983)、18位のパナソニック(6752)、19位のNTT(9432)が上昇した。

 一方で4位のキヤノン(7751)、5位のトヨタ自動車(7203)、7位のホンダ(7267)、9位の野村ホールディングス(8604)、10位のファナック(6954)、11位の日立製作所(6501)、15位の伊藤忠商事(8001)、16位の日産自動車(7201)、17位のソニー(6758)、20位のコマツ(6301)が下落した。

 日銀金融政策決定会合は大方の事前予想どおりだったが、引き続き17日のギリシャ再選挙、19日〜20日の米FOMC(連邦公開市場委員会)と重要イベントを控えているだけに、売り買いともに動けず様子見ムードはやむを得ないだろう。

 来週は注目のギリシャ再選挙の結果次第だが、緊縮財政支持派が政権を獲得するとの観測が広がっていることに加えて、14日のロイターによる「週末のギリシャ再選挙後の市場の混乱に備えて世界の主要中央銀行が協調資金供給を用意している」との報道を受けて、最悪のシナリオは回避されるとの見方がある一方で、波乱にも警戒が必要になるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:08 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ディー・エヌ・エーが急伸しSMKやドクターシーラボも高い

 15日後場は、日銀が金融政策を据え置いたと13時頃に伝えられ、ギリシャの再選挙の結果が判明するのは欧州17日の夜11時頃(日本時間の18日午前5時)以降とされるため、輸出関連の主力株は模様ながめ意外に打つ手がない雰囲気。キヤノン<7751>(東1)は0.5%安ながら3200円を割り、トヨタ自動車<7203>(東1)は0.6%安ながら3000円を割った。一方、円高の影響の少ない銘柄として、グリー<3632>(東1)が売買代金1位で8.4%高、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は売買代金2位で12.3%高。

 ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)は1000億円規模の協調融資観測を好感して朝方21%高と急伸したものの、週明けは為替次第との見方で様子見に転じて大引けは1.3%高。

 東証1部の値上がり率1位はディー・エヌ・エー<2432>(東1)の12.3%高となり昨日発表の自社株買いと業績予想を好感、2位には宮崎銀行<8393>(東1)の9.9%高が入り本日発売の「会社四季報」が「上期に創立80周年記念配」としているとされて戻り高値、3位には青森銀行<8342>(東1)の9.7%高が入り6月22日に新規上場の大泉製作所<6618>(東マ)の生産子会社が同県に多いとされて戻り高値。

 SMK<6798>(東1)は本日発売の「会社四季報」で「スマホ用コネクターが下期急拡大」となっていると期待広がり戻り高値の9.3%高、ドクターシーラボ<4924>(東1)は一昨日発表の自社株買いに加え「会社四季報」では「増配余地」となっていると戻り高値の9.0%高、サーラコーポレーション<2734>(東1)はプロパンガス会社なのに「会社四季報」では「営業益倍増」となっているとされて戻り高値の7.2%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:09 | 市況・概況

【株式市場】ギリシャの選挙結果は月曜の朝以降のため様子見続く

■東証1部銘柄は40%が堅調

 15日後場の東京株式市場は、全般一進一退。日銀は金融政策を据え置き、ギリシャの再選挙が欧州17日に予定され、投票終了は日本時間の18日午前1時、結果判明は同18日午前5時以降と伝えられ、輸出関連の主力株は模様ながめ意外に打つ手がない雰囲気。トヨタ自動車<7203>(東1)が終値で2996円(19円安)と3000円を割り、キヤノン<7751>(東1)も3195円(15円安)。一方、自社株買いを発表のディー・エヌ・エー<2432>(東1)は急伸し、連想買いからグリー<3632>(東1)も堅調で売買代金1位。東証1部の値上がり銘柄数は671銘柄(約40%)だった。

 日経平均は小幅高。後場は8619円57銭(50円68銭高)まで上げる場面があったものの、小動きの域を出ず、大引けは8569円32銭(43銭高)。

 東証1部の出来高概算は、14億7658万株、売買代金は5日続けて1兆円に届かず9341億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は671(前引けは821)銘柄、値下がり銘柄数は849(前引けは643)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、銀行、空運、電力・ガス、その他金融、パルプ・紙、情報・通信、サービス、小売り、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、証券・商品先物、鉱業、ゴム製品、卸売り、金属製品、輸送用機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:29 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ディー・エヌ・エーが急伸しKLabやグリーも高い

 15日前場は、NY株の急騰にもかかわらず日経平均は26円高。来週早々にはギリシャの選挙があるため、輸出株は高安マチマチとなり、ホンダ<7267>(東1)は0.4%高、キヤノン<7751>(東1)は0.2%安。ソニー<6758>(東1)は0.8%安。半面、グリー<3632>(東1)が7.5%高で東証1部の売買代金1位になり、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)が自社株買いを好感して14.0%高となったため連想買いとの見方。

 東証1部の値上がり率1位はディー・エヌ・エー<2432>(東1)の14.0%高、2位は類似業態のKLab<3656>(東1)の10.5%高、3位はグリー<3632>(東1)の7.5%高。

 大豊工業<6470>(東1)は信用倍率1倍台の取り組み妙味がいわれトヨタ自動車<7203>(東1)の電気自動車関連とかで急出直りの6.5%高、オハラ<5218>(東1)は昨日発表の中間決算を好感し出直り急。

 バンダイナムコホールディングス<7832>(東1)は本日発売の「会社四季報」で「コンプガチャ」の影響が最大2〜3割とされ安心感と5.7%高になった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:09 | 市況・概況

【株式市場】NY急伸の割に上値重いなか自社株買いのディー・エヌ・エーは高い

■東証1部銘柄は49%が堅調

 15日前場の東京株式市場は、上値に慎重。NY株は155ドル高の急伸となり、円相場も対ユーロで100円台の円安になったものの、来週早々にはギリシャの選挙があるため、輸出株は高安マチマチ。ソニー<6758>(東1)は軟調でパナソニック<6752>(東1)は堅調。ディー・エヌ・エー<2432>(東1)が自社株買いを好感して急伸し、グリー<3632>(東1)も高い。東証1部の値上がり銘柄数は821銘柄(約49%)だった。

 日経平均は小幅高。朝方は8625円19銭(56円30銭高)まで上昇したものの、前引けは8595円88銭(26円99銭高)。

 東証1部の出来高概算は、6億4324万株、売買代金は4090億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は821銘柄、値下がり銘柄数は643銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、保険、パルプ・紙、サービス、その他金融、情報・通信、不動産、小売り、銀行、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、証券・商品先物、鉱業、卸売り、ゴム製品、食料品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:49 | 市況・概況

世界の主要経済指標(分析と市場の反応)6月14日分

【6月14日の主要経済指標と市場の反応】

■米国株式市場は追加緩和や各国中銀協調資金供給の期待感で上昇、為替はユーロ買い戻しやや優勢

 14日の日本株式市場やアジアの主要株式市場は、前日13日の米国株式市場が下落した流れを受けて概ね軟調だった。

 14日の欧州株式市場は高安まちまちで、米国株式市場は上昇した。追加緩和に対する期待感に加えて、ギリシャ再選挙で緊縮財政支持派が政権を獲得するとの観測も広がった。またロイターが「ギリシャ再選挙後の混乱に備えて世界の主要中央銀行は流動性供給対策を講じる用意がある」と報じたことも好感した。外国為替市場ではユーロ買い戻しが優勢になった。

≪14日 日本≫

 4月鉱工業生産確報値(2005年=100、季節調整済み)は95.4となり前月比0.2%減少した。速報値の同0.2%上昇から下方修正された。また4月製造工業稼働率指数(同)は91.8となり同0.6%低下した。市場は反応薄だった。

 株式市場は前日の米株安を受けて下落したが、薄商いで様子見ムードの強い展開だった。外国為替市場も様子見ムードが強く、終日小動きだった。

≪14日 アジア・オセアニア≫

 ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は政策金利を現行の2.50%で据え置くと発表した。11年4月から連続10回の据え置きで、市場の予想どおりの内容だったため反応は限定的だった。

 主要経済指標の発表はなかったが、前日の米国株式市場が下落した流れを受けて、中国などアジアの主要株式市場は総じて軟調だった。

≪14日 ユーロ圏≫

 ユーロ圏5月消費者物価指数改定値は前年同月比2.4%上昇となった。速報値および市場予想と同水準で反応は限定的だった。

 スペインの10年債利回りがユーロ導入後初めて7%台に上昇し、イタリアの10年債利回りも6.3%台に上昇した。これを受けて序盤は、株式市場は下落し、外国為替市場ではユーロ売りが優勢だった。しかし、イタリア3年債入札で落札利回りが前回に比べて上昇したが需要は概ね順調だったことや、ギリシャ再選挙で緊縮財政支持派が勝利して政権を獲得するとの観測が広がり、株式市場は下落幅を縮小し、外国為替市場ではユーロ買い戻しがやや優勢になった。

 ロイターによると、関係筋が「スペインの銀行に対する独立監査がG20首脳会議前の18日にも終了し、その結果600億〜700億ユーロ規模の支援が必要との結論がまとまるだろう」との見通しを示した。

 またロイターはG20当局者の話として「17日のギリシャ再選挙の結果を受けて金融市場に混乱が生じた場合に備えて、世界の主要中央銀行は市場の安定化と信用収縮の阻止に向け流動性供給対策を講じる用意がある」と報じた。外国為替市場ではユーロ買い戻しが優勢になった。

≪14日 米国≫

 米5月消費者物価指数は前月比0.3%低下、前年同月比1.7%上昇となった。4月の前月比横ばい、前年同月比2.3%上昇に比べて下落し、市場予想も下回った。ガソリン価格の下落が影響した。食品・エネルギー除くコア指数は前月比0.2%上昇となり、4月の同0.2%上昇と同水準で、市場予想とも同水準だった。

 米週間新規失業保険申請件数は38.6万件で、前週改定値の38.0万件(37.7万件から上方修正)に比べて0.6万件増加し、市場予想を上回った。また4週移動平均は38.2万件となり、前週時点の37.85万件に比べて増加した。

 米12年1〜3月期経常収支は1373億ドルの赤字となった。11年10〜12月期改定値の1187億ドルの赤字(1241億ドルの赤字から上方修正)に比べて赤字幅が拡大した。市場予想に対しても赤字額が上回った。

 米国株式市場は上昇した。米5月消費者物価指数が下落したことや米週間新規失業保険申請件数が増加したことを受けて追加緩和期待が広がった。またロイターによる「週末のギリシャ再選挙後の市場の混乱に備えて世界の主要中央銀行が協調資金供給を用意している」との報道を好感した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:31 | 市況・概況
2012年06月14日

【株式市況を検証】日銀会合やギリシャ再選挙を控えて薄商い、様子見ムード継続

【日経平均株価、TOPIXともに小幅反落】

★東証1部市場の売買代金は4営業日連続で1兆円を下回る

 14日は下落した。日経平均株価は前日比18円95銭(0.22%)安の8568円89銭、TOPIXは前日比0.78ポイント(0.11%)安の725.66となり、いずれも小幅に反落した。前日の米国株式市場が下落した流れを引き継いだが、午後に入って下落幅をやや縮小した。ただし全体として薄商いで様子見ムードの強い展開が続いた。

 日経平均株価の日中値幅は71円18銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で8598億円となり、前日の8359億円に比べてやや増加したが4営業日連続で1兆円を下回った。

 前日13日の米国株式市場は下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比77ドル42セント(0.62%)安の1万2496ドル38セントと反落した。米5月小売売上高を嫌気して売り優勢でスタートした。その後は前日終値を挟んでモミ合う展開だったが、ギリシャ問題などへの警戒感などで取引終了にかけて下落幅を拡大した。S&P500株価指数は前日比0.70%安と反落、ナスダック総合株価指数は前日比0.86%安と反落した。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比56円44銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き350万株の売り越し観測だった。

 寄り付き後の日経平均株価は動意に乏しく、概ね8600円台前半の狭いレンジでモミ合う展開となった。売り買いともに様子見ムードを強めた。

 午後に入ると日経平均株価は、株価指数先物取引が主導する形で寄り付きから下落幅を縮小してスタートした。前日比プラス圏に転じる場面もあった。対ユーロでやや円安方向に傾いたことも支援材料だった。日経平均株価、TOPIXともに、午前に比べて下落幅を縮小して取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄559(全体の33%)、値下がり銘柄912(全体の54%)だった。方向感に乏しい展開だったが、セクター別には証券の上昇が目立った。また銀行、保険、海運などが上昇した。一方で水産・農林、鉱業、ゴム製品、非鉄金属、自動車、卸売、小売、空運、電力・ガスなどが下落した。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、10位の野村ホールディングス(8604)、16位のリコー(7752)の上昇が目立った。また1位の三井住友FG(8316)、7位の三菱UFJFG(8306)、11位のみずほFG(8411)、12位のソフトバンク(9984)、13位のディー・エヌ・エー(2432)、15位のパナソニック(6752)、18位のソニー(6758)、20位のコマツ(6301)が上昇した。

 一方で、5位のツガミ(6101)の大幅下落が目立った。また2位のトヨタ自動車(7203)、3位のグリー(3632)、4位のキヤノン(7751)、6位のファナック(6954)、8位のファーストリテイリング(9983)、9位の日立製作所(6501)、14位の日産自動車(7201)、17位のホンダ(7267)、19位の三菱商事(8058)が下落した。

 14日〜15日の日銀金融政策決定会合、17日のギリシャ再選挙、19日〜20日の米FOMC(連邦公開市場委員会)と、週末から来週にかけて重要イベントを控えているだけに、売り買いともに動けず、様子見ムードはやむを得ないだろう。

 午後に入って銀行株などが買われて下落幅を縮小したが、日銀金融政策決定会合への期待感のようだ。ポジティブサプライズを期待したいところだが、今回の日銀金融政策決定会合では追加緩和見送りという見方が大勢だけに、全体を押し上げるには至らなかった。明日もポジティブサプライズがなければ、個別物色の展開だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:02 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】日本鋳鉄管が高くニコンや三井住友FGも上げる

 14日後場は、対ユーロで円が軟化し、本日から明日にかけての日銀・金融政策決定会合に何となく期待感。三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)が2.4%高で戻り高値に進み売買代金1位。みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)は東証1部の出来高1位となり、戻り高値に顔合わせの1.7%高。

 ニコン<7731>(東1)は1眼レフカメラ用の交換レンズ累計生産本数7000万本達成などを材料に戻り高値の1.9%高。

 東証1部の値上がり率1位は前引けと同じルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)となり朝の大手全国紙で大手銀行の協調融資観測が伝えられ急反応となり14.9%高、2位も前引けと同じく岩崎電気<6924>(東1)となり経済産業省と環境省がLEDの普及促進を要請と伝えられ13.3%高、3位にはエス・エム・エス<2175>(東1)の11.8%高が入り連続最高益の秘訣を社長が日本経済新聞で語ったと戻り高値、4位には日本鋳鉄管<5612>(東1)の10.5%高が入り経済産業省の天然ガス広域配管網計画を材料に10.5%高。

 ヤーマン<6630>(東1)は11時前の決算発表を好感し7.5%高、ニチモウ<8091>(東1)は同業の日東製網<3524>(東1)が昨日発表した今期の収益拡大予想を好感し6.9%高となり日東製網の5.3%高を上回り「お株」を奪う形に。

 マックス<6454>(東1)は自動杭打ち機などが復興関連に重なりダブル底を形成し安心感と急反発の6.8%高、住友精密工業<6355>(東1)は需給拮抗し宇宙航空関連好調との見方で戻り高値の6.5%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:09 | 市況・概況

【株式市場】日銀の政策会合に何となく期待あり三井住友FGなど強い

■東証1部銘柄は33%が高い

 14日後場の東京株式市場は、全体に持ち直しながら一進一退。本日から明日にかけての日銀・金融政策決定会合に何となく期待があり、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)が戻り高値に進んで売買代金1位。トヨタ自動車<7203>(東1)は軟調ながら3000円台を回復し売買代金2位。大手銀行から協調融資の観測が伝えられたルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)は急伸し、朝方から大引けまで東証1部の値上がり率1位の14.9%高。東証1部の値上がり銘柄数は559銘柄(約33%)だった。

 日経平均は小幅反落。後場は一時堅調相場に転換し8592円17銭(4円33銭高)まで浮上。終値は8568円89銭(18円95銭安)。

 東証1部の出来高概算は、13億9166万株、売買代金は4日続けて1兆円に届かず8598億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は559(前引けは357)銘柄、値下がり銘柄数は912(前引けは1117)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは4業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、保険、海運、銀行、医薬品、化学、石油・石炭、精密機器、など。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:34 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】岩崎電気やニチモウが高くルネサスエレクトロニクスは急伸

 14日前場は、やや円高気味のため手控え気分があり、トヨタ自動車<7203>(東1)が前引けで53円安の2997円、1.7%安と3000円を割り込むなど、自動車株は総じて軟調。電機・精密株は高安マチマチで、ソニー<6758>(東1)は1.5%高で堅調。キヤノン<7751>(東1)は1.1%安となり軟調。東証1部の売買代金1位は三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)となり、日銀の金融政策決定会合(14〜15日)に期待と2.5%高。

 東証1部の値上がり率1位はルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)の19.3%高となり朝の大手全国紙で大手銀行の協調融資観測が伝えられ急反応、2位は岩崎電気<6924>(東1)の16.3%高となり経済産業省と環境省がLEDの普及促進を要請と伝えられLED関連株の思惑拡大、3位は株価2ケタのランド<8918>(東1)となり10.0%高。

 ニチモウ<8091>(東1)は8.8%高となり同業の日東製網<3524>(東1)が昨日発表した今期の収益拡大予想から魚網・漁具の復興関連需要を連想買いとされて出直り急、日東製網は8.3%高。

 日本鋳鉄管<5612>(東1)は経済産業省は関東から九州までの天然ガス広域配管網計画を材料に7.2%高、サイボウズ<4776>(東1)は昨日発表の決算を好感し急反発の5.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:16 | 市況・概況

【株式市場】ユーロに懸念あり全体に重い中ルネサスエレクトロニクスが急伸

■東証1部銘柄は21%が高い

 14日前場の東京株式市場は、全般反落し弱もみあい。日銀の金融政策決定会合が本日から明日に行なわれるものの、今夜、イタリアで国債入札があるとされて様子見ムード。電機・精密株は高安混在で、キヤノン<7751>(東1)は軟調、ソニー<6758>(東1)は堅調。上位株主の保証つきで大手銀行から協調融資の観測が伝えられたルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)は急伸19%高。東証1部の値上がり銘柄数は357銘柄(約21%)だった。

 日経平均は反落。一時8520円99銭(66円85銭安)まで軟化し、前引けは8528円51銭(59円33銭安)。

 東証1部の出来高概算は、6億3962万株、売買代金は3864億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は357銘柄、値下がり銘柄数は1117銘柄。

 また、東証33業種別指数では4業種が値上がりし、値上がり業種は、証券・商品先物、銀行、保険、医薬品。
 一方、値下がり率上位の業種は、鉱業、ゴム製品、輸送用機器、非鉄金属、卸売り、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:51 | 市況・概況

世界の主要経済指標(分析と市場の反応)6月13日分

【6月13日の主要経済指標と市場の反応】

■海外市場は米5月小売売上高が低調で米国株は下落、為替はユーロ買い戻しやや優勢

 13日の日本株式市場やアジアの主要株式市場は、前日12日の米国株式市場が上昇した流れを受けて概ね堅調だった。

 13日の欧州株式市場は高安まちまちで、米国株式市場は下落した。米5月小売売上高が弱材料視されたうえに、ギリシャ問題に対する警戒感が優勢だった。外国為替市場ではユーロ買い戻しがやや優勢になった。

≪13日 日本≫

 4月機械受注統計で、設備投資の先行指標となる船舶・電力を除く民需(季節調整値)は前月比5.7%増加となった。3月は同2.8%減少だったが、2カ月ぶりに増加に転じた。市場予想に対しても上振れた。内訳は非製造業が同25.2%増加した。コンビニやスーパーなどの新規出店関連で卸売業・小売業からの受注が大幅に増加した。製造業は同3.4%増加した。化学関連の大型案件が寄与し、情報通信関連からの受注も増加したが、自動車は大幅に減少した。市場の反応は限定的だった。

 株式市場は前日の米株高を受けて堅調だったが、薄商いで様子見ムードの強い展開だった。

≪13日 アジア・オセアニア≫

 主要経済指標の発表はなかったが、前日の米国株式市場が上昇した流れを受けて、中国などアジアの主要株式市場は総じて堅調だった。

≪13日 ユーロ圏≫

 独5月消費者物価指数改定値は前月比0.2%下落、前年同月比1.9%上昇となった。いずれの速報値および市場予想と同水準だった。市場の反応は限定的だった。

 ユーロ圏4月鉱工業生産は前月比0.8%減少、前年同月比2.3%減少となった。3月改定値の前月比0.1%減少(同0.3%減少から上方修正)、前年同月比1.5%減少(同2.2%減少から上方修正)に比べて減速したが、市場予想を上回った。ただし市場の反応は限定的だった。

 ロイターは、6月28日〜29日のEU首脳会議で、ユーロ圏はより強力な銀行・財政統合とガバナンス向上が必要との見解で一致する見通しと報じた。

 また格付け会社ムーディーズ・インベスターズが、スペイン国債格付けの3段階引き下げを発表した。

≪13日 米国≫

 米週間住宅ローン申請指数(新規および借り換え)は前週比18.0%上昇し、09年以来の高水準となった。このうち新規は同12.8%上昇、借り換えは同19.2%上昇した。前週(新規および借り換え)は同1.3%増加だった。

 米5月卸売物価指数は前月比1.0%下落となった。4月の同0.2%下落に比べて一段と下落し、市場予想も下回った。食品・エネルギーを除くコア指数は同0.2%上昇となり、4月の同0.2%上昇および市場予想と同水準だった。

 米5月小売売上高は前月比0.2%減少だった。ガソリン価格の下落が影響した。4月改定値の同0.2%減少(同0.1%増加から下方修正)と同水準で市場予想とも同水準だった。自動車を除くベースでは5月は前月比0.4%減少となり、4月改定値の同0.3%減少(同0.1%増加から下方修正)に比べて悪化し、市場予想も下回った。

 米4月企業在庫は前月比0.4%増加となり、市場予想をやや上回った。3月は同0.3%増加だった。

 米国株式市場は、米5月小売売上高が低調だったことを嫌気して売り優勢でスタートした。その後は前日終値を挟んでモミ合う展開だったが、ギリシャ問題などへの警戒感などで取引終了にかけて下落幅を拡大した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:10 | 市況・概況
2012年06月13日

【株式市場を検証】前日の米株高が支援材料、ただし薄商いで様子見ムード継続

【日経平均株価、TOPIXともに反発】

■東証1部市場の売買代金は3営業日連続で1兆円を下回る

 13日は上昇した。日経平均株価は前日比51円12銭(0.60%)高の8587円84銭、TOPIXは前日比2.07ポイント(0.29%)高の726.44となり、いずれも反発した。前日の米株高が支援材料で上昇したが、薄商いで様子見ムードの強い展開だった。

 日経平均株価の日中値幅は61円75銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で8359億円となり、前日の9427億円に比べて減少し3営業日連続で1兆円を下回った。

 前日12日の米国株式市場は上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比162ドル57セント(1.31%)高の1万2573ドル80セントと反発した。買い優勢でスタートした後、スペイン10年債利回りがユーロ導入後の最高水準に上昇したことを受けて下落に転じる場面もあった。しかし政策期待などで再び買いが優勢になった。S&P500株価指数は前日比1.17%高と反発、ナスダック総合株価指数は前日比1.19%高と反発した。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比20円85銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き140万株の売り越し観測だった。

 寄り付き後の日経平均株価は徐々に上昇幅を広げ、8600円台に乗せる場面もあった。しかし積極的な買いは見られず、概ね8500円台後半のレンジでモミ合う展開だった。4月機械受注は前月比5.7%増加となり市場予想に対して上振れたが反応は限定的だった。

 午後に入ると日経平均株価は、午前の終値に比べてやや小高い水準にレンジを切り上げてモミ合う展開となった。中国などアジアの主要株式市場が堅調だったことも支援材料だった。しかし積極的に上値を追う動きは見られず、薄商いの中で膠着感を強めた。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄697(全体の42%)、値下がり銘柄798(全体の48%)だった。方向感に乏しい展開だったが、セクター別には食品、パルプ・紙、鉄鋼、精密、その他製品、海運、情報・通信などが上昇した。一方で鉱業、石油・石炭製品、機械、その他金融、不動産、倉庫・運輸などが下落した。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、22位の新日本製鉄の上昇が目立った。また3位の日立製作所(6501)、4位のトヨタ自動車(7203)、5位の三菱UFJFG(8306)、7位のソフトバンク(9984)、8位の三井住友FG(8316)、9位のホンダ(7267)、11位のファーストリテイリング(9983)、18位のNTT(9432)、19位のファナック(6954)が上昇した。

 一方では、27位のSUMCO(3436)の下落が目立った。また1位のグリー(3632)、2位のキヤノン(7751)、10位の日産自動車(7201)、12位の三井物産(8031)、13位のディー・エヌ・エー(2432)、14位のソニー(6758)、15位の野村ホールディングス(8604)、16位のセブン&アイホールディングス(3382)、17位の三菱商事(8058)、20位のコマツ(6301)が下落した。

 前日12日の米国株式市場が上昇したことが支援材料で買い優勢の展開だった。しかし積極的に上値を追う動きは見られず、薄商いで様子見ムードの強い展開だった。

 前日の米株高の明確な理由が見当たらないうえに、17日にギリシャ再選挙を控えているだけに売り買いともに動けず、様子見ムードはやむを得ないだろう。

 今週の残り2営業日(14日、15日)は、一段と様子見ムードを強める可能性があるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:02 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】コーセルや日産東京販売が急伸しソフトバンクも高い

 13日後場は、総じて個別物色が中心の中、円高効果のあるファーストリテイリング<9983>(東1)が前後場とも堅調で1.8%高。為替の影響の少ないソフトバンク<9984>(東1)も1.8%高。東証1部の売買代金1位は昨日に続きグリー<3632>(東1)となり、7日ぶりに下げて終わり0.2%安。売買代金2位のキヤノン<7751>(東1)は3日ぶりに下げて1.1%安。

「レバ刺し禁止令」をうけて注目されたあみやき亭<2753>(東1)は前場一時2.9%高まで上げたものの後場は軟調小動きに終始し1.0%安。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続き飯田産業<8880>(東1)となり今期の業績予想を好感し引き続き100円ストップ高のまま18.2%高、2位も前引けと同じ三井ハイテック<6966>(東1)となり第1四半期決算を好感して戻り高値の15.7%高、3位には日産東京販売ホールディングス<8291>(東1)の15.1%高が入り一部仕手筋の注力株とかでPER4倍台の割安さと出直り急、4位はコーセル<6905>(東1)の11.1%高となり11時発表の自社株買いを好感し出直り急。

 東建コーポレーション<1766>(東1)は4月決算での今期予想を好感し戻り高値の9.5%高、ホクシン<7897>(東1)は原料の木材チップに円高効果の期待があるとかで10.3%高。

 7月1日合併の昭栄<3003>(東1)ヒューリック<3265>(東1)はご祝儀ムードとかで順に8.0%高、9.4%高。ナイガイ<8013>(東1)は株価2ケタでチャート妙味もありとされネット販売大手の接近説もあるとかで8.0%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:15 | 市況・概況

【株式市場】日銀の政策会合を待つ雰囲気で小動きのなか個別物色は活発

■東証1部銘柄は42%が高い

 13日後場の東京株式市場は、強もみあい小動き。ユーロ安・円高への不透明感が拭えず、14日開催の日銀・金融政策決定会合を待つ雰囲気になった。ただ、新日本製鐵<5401>(東1)が一段ジリ高となり、ニコン<7731>(東1)も前場の高値を上回るなど、強い銘柄は健在。決算好調の飯田産業<8880>(東1)はストップ高のまま買い先行。東証1部の値上がり銘柄数は697銘柄(約42%)だった。

 日経平均は一進一退。後場は8600円をはさんで上下に数十円の振幅にとどまり、大引けは8587円84銭(51円12銭高)。前場は8615円89銭(79円17銭高)まで上げた。

 東証1部の出来高概算は、14億2869万株、売買代金は3日続けて1兆円に届かず8359億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は697(前引けは543)銘柄、値下がり銘柄数は798(前引けは917)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、海運、パルプ・紙、その他製品、食料品、情報・通信、精密機器、電力・ガス、非鉄金属、医薬品、空運、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、鉱業、倉庫・運輸、石油・石炭、その他金融、不動産、水産・農林、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:35 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】飯田産業や三井ハイテックが急伸しソフトバンクも高い

 13日前場は、引き続きユーロ安・円高への不透明感が拭えない中、為替の影響の少ないソフトバンク<9984>(東1)が1.4%高となり、太陽光発電事業への参入が伝えられた日本電信電話<9432>(東1)が0.8%高。セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)は0.4%高。一方、昨日まで6日続伸のグリー<3632>(東1)は売買代金1位ながら反落1.2%安。

 東証1部の値上がり率1位は飯田産業<8880>(東1)となり今期の業績予想を好感し100円ストップ高の18.2%高、2位は三井ハイテック<6966>(東1)の16.3%高となり第1四半期決算を好感して戻り高値、3位はナイガイ<8013>(東1)の10.0%高となり株価2ケタでチャート妙味もあり省エネ投資銘柄とされて戻り高値。

 東建コーポレーション<1766>(東1)は4月決算での今期予想を好感し戻り高値の9.5%高、日産東京販売ホールディングス<8291>(東1)はPER4倍台で一部仕手筋の注力株とかで8.5%高。

 イー・アクセス<9427>(東1)は高速通信系の携帯好調との期待がいわれ5.4%高、ヒューリック<3265>(東1)は新規上場の不動産投信を材料に6月中間配当も目当てと戻り高値の4.5%高になった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:24 | 市況・概況