【外国為替市場フラッシュ:5月7日〜11日のユーロ・円相場】
■1ユーロ=102円70銭近辺に円が上昇する場面
5月7日〜11日のユーロ・円相場は、概ね1ユーロ=102円70銭近辺〜104円40銭近辺のレンジで推移した。週末11日の海外市場で、終盤は1ユーロ=103円20銭〜30銭近辺だった。
6日の仏大統領選決選投票ではオランド氏が当選し、ギリシャ総選挙では連立与党が過半数割れとなった。ギリシャでは連立交渉が難航して6月の再選挙の可能性が高まり、ユーロ圏離脱の見方も広がった。こうした状況下で、世界的な景気減速やユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感を強め、ユーロ売りがやや優勢の1週間だった。
ユーロ・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末4日(東京市場は休場)の海外市場では1ユーロ=104円30銭台に円が上昇した。アジアおよび欧州の時間帯は東京市場が休場のうえに、米4月雇用統計を控えていたため、概ね1ユーロ=105円台半ばで小動きだった。しかし米国の時間帯に入ると、米4月雇用統計で非農業部門就業者数の増加が市場予想を大幅に下回ったことを受けてユーロ売り・円買いが優勢になった。6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙に対して警戒感を強めていることも、ユーロ売りにつながった。終盤は1ユーロ=104円40銭〜50銭近辺だった。
この流れを受けて7日の東京市場では1ユーロ=103円20銭近辺〜90銭近辺で推移した。6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙の結果を受けて朝方はユーロ売り・円買いの動きが強まった。その後は1ユーロ=103円台半ばでモミ合う展開となったが、終盤は徐々にユーロ買い戻しがやや優勢となり1ユーロ=103円90銭近辺だった。7日の海外市場では概ね1ユーロ=103円80銭台〜104円30銭台で推移した。欧州や米国の株式市場が落ち着いた動きだったこともあり、欧州の政局不安に対する過度な警戒感につながらず、ユーロ買い・円売りがやや優勢だった。終盤は1ユーロ=104円20銭〜30銭近辺だった。
8日の東京市場では概ね1ユーロ=104円10銭近辺〜40銭近辺で推移した。ユーロ買い戻しが一巡して小動きだったが、午後はユーロ売り・円買いがやや優勢になった。終盤は1ユーロ=104円10銭近辺だった。8日の海外市場では概ね1ユーロ=103円50銭台〜104円10銭台で推移した。ギリシャ連立交渉が難航しているため、EUとIMFによる支援枠組みの崩壊に対する警戒感を強め、リスク回避のユーロ売り・円買いが優勢になる場面があった。その後はユーロ買い戻しの動きも見られた。終盤は1ユーロ=103円80銭台だった。
9日の東京市場では概ね1ユーロ=103円30銭近辺〜90銭近辺で推移した。ギリシャの政局不透明感やユーロ圏離脱懸念などで、ユーロ売り・円買い優勢の場面があった。終盤は1ユーロ=103円70銭近辺だった。9日の海外市場では1ユーロ=102円70銭近辺に円が上昇する場面があった。ギリシャ政局不透明感に加えてスペイン国債利回りが6%台に上昇したため、リスク回避のユーロ売りが優勢だった。その後はEFSF(欧州金融安定基金)がギリシャ向け42億ユーロ融資を10日に予定どおり実行すると発表したことを受けて、ユーロ買い戻しがやや優勢となり終盤は1ユーロ=103円00銭近辺だった。
10日の東京市場では概ね1ユーロ=102円90銭台〜103円30銭台で推移した。中国4月貿易統計発表後にユーロが弱含む場面もあったが、概ね小動きだった。終盤はユーロ買い戻しが優勢となり1ユーロ=103円30銭台だった。10日の海外市場では概ね1ユーロ=103円10銭台〜70銭台で推移した。過度な警戒感が和らぎユーロ買い戻しがやや優勢になった。終盤は1ユーロ=103円40銭近辺だった。
11日の東京市場では概ね1ユーロ=102円90銭台〜103円40銭台で推移した。中国4月小売売上高や中国4月鉱工業生産が市場予想を下回ったことでユーロ売り優勢の場面もあったが、終盤は1ユーロ=103円10銭台だった。11日の海外市場では概ね1ユーロ=103円10銭台〜50銭台で推移した。ギリシャ政局不透明感や景気減速懸念が強い状況だったが、概ね小動きだった。終盤は1ユーロ=103円20銭〜30銭近辺だった。
ユーロ・円相場に関しては、4月27日の日銀金融政策決定会合の追加緩和策決定で材料出尽くし感が広がり、ユーロ売り・円買い優勢の流れとなった。さらに6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙の結果、その後のギリシャの政局不透明感やユーロ圏離脱懸念などで、リスク回避のユーロ売り・円買い優勢の状況となっている。
スペインやイタリアの国債利回り動向に神経質な状況にも変化がなく、ユーロ圏の景気減速に対する警戒感が強いことも、ユーロ売り・円買いの動きにつながっている。
来週以降のスケジュールとしては、14日のユーロ圏財務相会合、15日の独第1四半期GDP速報値、ユーロ圏第1四半期GDP速報値、EU財務相理事会、独メルケル首相と仏オランド新大統領の会談、16日の米FOMC議事録(4月24日〜25日分)発表、17日の日本1〜3月GDP1次速報値、22日〜23日の日銀金融政策決定会合、23日の日本4月貿易統計、ユーロ圏3月経常収支、EU首脳会議などがあるだろう。
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(05/12)【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】ギリシャ問題でユーロ圏債務危機問題再燃に警戒感
(05/11)【株式市場を検証】ユーロ圏債務危機問題の再燃を警戒、下値での買いも限定的
(05/11)【銘柄フラッシュ】サンデンやニコンが急伸しコジマとビックカメラも高い
(05/11)【株式市場】日経平均は2月13日以来の9000円割れだがコジマなど活況高
(05/11)【銘柄フラッシュ】コジマやティアックが急伸しビックカメラも高い
(05/11)【株式市場】NY株の7日ぶり堅調など好感し材料の出たコジマも活況
(05/10)【株式市場を検証】トヨタ自動車の業績見通しやコンプガチャ廃止表明は安心感
(05/10)【銘柄フラッシュ】リンクアンドモチベーションやDICが高くグリーも活況高
(05/10)【株式市場】後場は9000円台を保つがユーロ不透明で様子見続く
(05/10)【銘柄フラッシュ】東京電力が値上がり率2位となりグリーやディー・エヌ・エー活況高
(05/10)【株式市場】朝方は9000円割るが円高の一服を受け全般反発
(05/09)【株式市場を検証】ソーシャルゲーム関連のコンプガチャ廃止表明への反応が注目点
(05/09)【銘柄フラッシュ】味の素が値上り率4位となり旭化成や三菱ガス化学も急動意
(05/09)【株式市場】ユーロに不透明感強く全般反落のなか好決算の旭化成など高い
(05/09)【銘柄フラッシュ】東洋ゴム工業が急伸し味の素も高くグリーは軟調
(05/09)【株式市場】NY株安やユーロ安を受け全般反落のなか味の素などは高い
(05/08)【株式市場を検証】欧米株式市場が落ち着いた動きでやや安心感
(05/08)【株式市場】円高が一服し全般堅調ななか好決算の富士重工業など活況高
(05/08)【銘柄フラッシュ】ツカモトコーポレーションが高くパナソニックも反発
(05/08)【株式市場】「ユーロ」巡る不透明感が一巡し大手商社や自動車などから反発
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2012年05月12日
【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】ギリシャ問題でユーロ圏債務危機問題再燃に警戒感
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:22
| 市況・概況
2012年05月11日
【株式市場を検証】ユーロ圏債務危機問題の再燃を警戒、下値での買いも限定的
【日経平均株価、TOPIXともに3営業日続落】
■東証1部市場の売買代金は5営業日連続で1兆円を上回る
11日は、日経平均株価が前日比56円34銭(0.63%)安の8953円31銭となり3営業日続落した。一方のTOPIXは前日比7.04ポイント(0.92%)安の758.38となり3営業日続落した。週末要因に加えて、ユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感が強く、下値での買いも限定的だった。
終値ベースで見ると、日経平均株価は9000円台を割り込んで2月10日(8947円17銭)以来、TOPIXは2月1日(757.96)以来の安値水準だった。
日経平均株価の日中値幅は105円98銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆2328億円となり、SQ(特別清算指数)算出日ということもあって前日の1兆1473億円に比べて増加し、5営業日連続で1兆円を上回った。
前日10日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比19ドル98セント(0.16%)高の1万2855ドル04セントと7営業日ぶり小幅反発した。米新規失業保険申請件数を好感して買いが優勢だった。ただしユーロ圏債務危機問題再燃への警戒感も強く伸び悩んだ。
S&P500株価指数は前日比0.25%高と3営業日ぶり小幅反発、ナスダック総合株価指数は前日比0.04%安と小幅に3営業日続落した。米新規失業保険申請件数は36.7万件となり、前週改定値の36.8万件(36.5万件から上方修正)に比べて0.1万件減少し市場予想とほぼ同水準だった。
米3月貿易収支は518億ドルの赤字となり、2月改定値の454億ドルの赤字(460億ドルの赤字から上方修正)に比べて赤字幅が拡大した。
この流れを受けて日経平均株価は前日比9円75銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き70万株の買い越し観測だった。
寄り付き後の日経平均株価は、概ね小高い水準でモミ合う展開だったが、上値は重く、午前の中盤になると前日比マイナス圏に転じる場面があった。5月限日経平均オプションSQ(特別清算指数)推定値は9019円35銭だった。中国4月CPI(消費者物価指数)は前年同月比3.4%上昇となり、市場予想とほぼ同水準だったため反応は限定的だった。
午後になると、日経平均株価は再び前日比マイナス圏に転じて一段安の展開となった。午後の中盤には下落幅をやや縮小する場面もあったが、終盤にかけて売り直され、結局この日の安値圏で取引を終了した。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄198(全体の12%)、値下がり銘柄1415(全体の84%)だった。全体として軟調な展開だったが、セクター別にはゴム製品、機械、自動車、精密が上昇した。一方で建設、パルプ・紙、ガラス・土石、鉄鋼、その他製品、小売、銀行、証券、保険、不動産、海運、倉庫・運輸、電気・ガスなどの下落が目立った。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、10位のニコン(7731)、24位のダイキン工業(6367)、27位のいすゞ自動車(7202)が大幅上昇した。また1位のトヨタ自動車(7203)、3位の日立製作所(6501)、6位の日産自動車(7201)、7位のホンダ(7267)、11位のファナック(6954)が上昇した。
一方で、2位のソニー(6758)、8位のグリー(3632)、13位のヤマダ電機(9831)、16位のシャープ(6753)が大幅下落した。また4位の三菱UFJFG(8306)、5位の三井住友FG(8316)、9位の三井物産(8031)、12位のソフトバンク(9984)、15位の商船三井(9104)、17位のファーストリテイリング(9983)、18位の野村ホールディングス(8604)、19位のディー・エヌ・エー(2432)、20位の三菱商事(8058)が下落した。
全体としての好材料が見当たらない中で、週末要因もあって下値での買いは限定的だった。
ユーロ圏債務危機問題の再燃が警戒されているだけに、市場全体の地合い改善には時間がかかりそうだ。来週は企業の決算発表がピークを過ぎるが、好業績・好材料銘柄を個別物色する流れが継続するだろう。
■東証1部市場の売買代金は5営業日連続で1兆円を上回る
11日は、日経平均株価が前日比56円34銭(0.63%)安の8953円31銭となり3営業日続落した。一方のTOPIXは前日比7.04ポイント(0.92%)安の758.38となり3営業日続落した。週末要因に加えて、ユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感が強く、下値での買いも限定的だった。
終値ベースで見ると、日経平均株価は9000円台を割り込んで2月10日(8947円17銭)以来、TOPIXは2月1日(757.96)以来の安値水準だった。
日経平均株価の日中値幅は105円98銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆2328億円となり、SQ(特別清算指数)算出日ということもあって前日の1兆1473億円に比べて増加し、5営業日連続で1兆円を上回った。
前日10日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比19ドル98セント(0.16%)高の1万2855ドル04セントと7営業日ぶり小幅反発した。米新規失業保険申請件数を好感して買いが優勢だった。ただしユーロ圏債務危機問題再燃への警戒感も強く伸び悩んだ。
S&P500株価指数は前日比0.25%高と3営業日ぶり小幅反発、ナスダック総合株価指数は前日比0.04%安と小幅に3営業日続落した。米新規失業保険申請件数は36.7万件となり、前週改定値の36.8万件(36.5万件から上方修正)に比べて0.1万件減少し市場予想とほぼ同水準だった。
米3月貿易収支は518億ドルの赤字となり、2月改定値の454億ドルの赤字(460億ドルの赤字から上方修正)に比べて赤字幅が拡大した。
この流れを受けて日経平均株価は前日比9円75銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き70万株の買い越し観測だった。
寄り付き後の日経平均株価は、概ね小高い水準でモミ合う展開だったが、上値は重く、午前の中盤になると前日比マイナス圏に転じる場面があった。5月限日経平均オプションSQ(特別清算指数)推定値は9019円35銭だった。中国4月CPI(消費者物価指数)は前年同月比3.4%上昇となり、市場予想とほぼ同水準だったため反応は限定的だった。
午後になると、日経平均株価は再び前日比マイナス圏に転じて一段安の展開となった。午後の中盤には下落幅をやや縮小する場面もあったが、終盤にかけて売り直され、結局この日の安値圏で取引を終了した。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄198(全体の12%)、値下がり銘柄1415(全体の84%)だった。全体として軟調な展開だったが、セクター別にはゴム製品、機械、自動車、精密が上昇した。一方で建設、パルプ・紙、ガラス・土石、鉄鋼、その他製品、小売、銀行、証券、保険、不動産、海運、倉庫・運輸、電気・ガスなどの下落が目立った。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、10位のニコン(7731)、24位のダイキン工業(6367)、27位のいすゞ自動車(7202)が大幅上昇した。また1位のトヨタ自動車(7203)、3位の日立製作所(6501)、6位の日産自動車(7201)、7位のホンダ(7267)、11位のファナック(6954)が上昇した。
一方で、2位のソニー(6758)、8位のグリー(3632)、13位のヤマダ電機(9831)、16位のシャープ(6753)が大幅下落した。また4位の三菱UFJFG(8306)、5位の三井住友FG(8316)、9位の三井物産(8031)、12位のソフトバンク(9984)、15位の商船三井(9104)、17位のファーストリテイリング(9983)、18位の野村ホールディングス(8604)、19位のディー・エヌ・エー(2432)、20位の三菱商事(8058)が下落した。
全体としての好材料が見当たらない中で、週末要因もあって下値での買いは限定的だった。
ユーロ圏債務危機問題の再燃が警戒されているだけに、市場全体の地合い改善には時間がかかりそうだ。来週は企業の決算発表がピークを過ぎるが、好業績・好材料銘柄を個別物色する流れが継続するだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 21:02
| 市況・概況
【銘柄フラッシュ】サンデンやニコンが急伸しコジマとビックカメラも高い
11日後場は、13時過ぎから円相場がユーロや豪ドルに対して上昇と伝えられ、週末の海外動向に不透明感。ただ、大引け後に決算発表を予定する日産自動車<7201>(東1)は終盤ジリ高となり3.3%高。東証1部の売買代金1位は昨日に続きトヨタ自動車<7203>(東1)となり終日堅調のまま2.1%高。売買代金2位はソニー<6758>(東1)となり昨日発表の今期黒字化予想に反応今ひとつで安値更新の6.4%安。
グリー<3632>(東1)は「コンプリートガチャ」の中止を好感した相場に一服感が広がり反落の5.7%安。ディー・エヌ・エー<2432>(東1)も反落の4.5%安。自主規制は好感するものの、これに代わる大きな収益源の登場を待つ様子。
ビックカメラ<3048>(東1)は1.3%高となりコジマ<7513>(東1)を買収との観測報道を好感。コジマは16.0%高となり東証1部の値上がり率2位。
東証1部の値上がり率1位は前引けに続いてサンデン<6444>(東1)となり昨日発表の決算を好感し前引けの17.8%高から上値を追い18.6%高、2位はコジマ<7513>(東1)の16.0%高、3位にはニッパツ<5991>(東1)の11.0%高が入り昨日の決算発表で今期の予想を大幅増益転換としたことを好感し高値に急接近。
ニコン<7731>(東1)は8.6%高となり今期初の売上高1兆円乗せの予想など好感し同社株としては珍らしく値上がり率上位(5位)の急伸、ナブテスコ<6268>(東1)も昨日発表の決算を好感し出直り幅を拡げ8.3%高。ディスコ<6146>(東1)も昨日発表の決算を好感し高値更新の8.0%高となった。
グリー<3632>(東1)は「コンプリートガチャ」の中止を好感した相場に一服感が広がり反落の5.7%安。ディー・エヌ・エー<2432>(東1)も反落の4.5%安。自主規制は好感するものの、これに代わる大きな収益源の登場を待つ様子。
ビックカメラ<3048>(東1)は1.3%高となりコジマ<7513>(東1)を買収との観測報道を好感。コジマは16.0%高となり東証1部の値上がり率2位。
東証1部の値上がり率1位は前引けに続いてサンデン<6444>(東1)となり昨日発表の決算を好感し前引けの17.8%高から上値を追い18.6%高、2位はコジマ<7513>(東1)の16.0%高、3位にはニッパツ<5991>(東1)の11.0%高が入り昨日の決算発表で今期の予想を大幅増益転換としたことを好感し高値に急接近。
ニコン<7731>(東1)は8.6%高となり今期初の売上高1兆円乗せの予想など好感し同社株としては珍らしく値上がり率上位(5位)の急伸、ナブテスコ<6268>(東1)も昨日発表の決算を好感し出直り幅を拡げ8.3%高。ディスコ<6146>(東1)も昨日発表の決算を好感し高値更新の8.0%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:10
| 市況・概況
【株式市場】日経平均は2月13日以来の9000円割れだがコジマなど活況高
■東証1部銘柄は12%が高い
11日後場の東京株式市場は、全般軟化し弱もみあい。13時過ぎから円相場がユーロや豪ドルに対して上昇と伝えられ、次第に手控え気分を強めた。今来週の決算発表に関係のないキヤノン<7751>(東1)が重くなった半面、本日決算発表を予定する日産自動車<7201>(東1)は大引けにかけてジリ高。ビックカメラ<3048>(東1)による買収観測の出たコジマ<7513>(東1)は急伸。ビックカメラも堅調。東証1部の値上がり銘柄数は198銘柄(約12%)だった。
日経平均は小幅続落。後場は、円高基調が手控え気分を助長し、13時過ぎに8944円63銭(65円02銭安)まで下げ、終値は8953円31銭(56円34銭安)。終値での9000円割れは2月13日以来となった。
東証1部の出来高概算は、19億9668万株、売買代金は1兆2328億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は198(前引けは461)銘柄、値下がり銘柄数は1415(前引けは1068)銘柄。
また、東証33業種別指数は4業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がりした業種は、ゴム製品、輸送用機器、精密機器、機械、のみ。
一方、値下がり率上位の業種は、その他製品、証券・商品先物、海運、パルプ・紙、建設、倉庫・運輸、保険、鉄鋼、銀行、ガラス・土石、小売り、などだった。
11日後場の東京株式市場は、全般軟化し弱もみあい。13時過ぎから円相場がユーロや豪ドルに対して上昇と伝えられ、次第に手控え気分を強めた。今来週の決算発表に関係のないキヤノン<7751>(東1)が重くなった半面、本日決算発表を予定する日産自動車<7201>(東1)は大引けにかけてジリ高。ビックカメラ<3048>(東1)による買収観測の出たコジマ<7513>(東1)は急伸。ビックカメラも堅調。東証1部の値上がり銘柄数は198銘柄(約12%)だった。
日経平均は小幅続落。後場は、円高基調が手控え気分を助長し、13時過ぎに8944円63銭(65円02銭安)まで下げ、終値は8953円31銭(56円34銭安)。終値での9000円割れは2月13日以来となった。
東証1部の出来高概算は、19億9668万株、売買代金は1兆2328億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は198(前引けは461)銘柄、値下がり銘柄数は1415(前引けは1068)銘柄。
また、東証33業種別指数は4業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がりした業種は、ゴム製品、輸送用機器、精密機器、機械、のみ。
一方、値下がり率上位の業種は、その他製品、証券・商品先物、海運、パルプ・紙、建設、倉庫・運輸、保険、鉄鋼、銀行、ガラス・土石、小売り、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:33
| 市況・概況
【銘柄フラッシュ】コジマやティアックが急伸しビックカメラも高い
11日前場は、NY株式が7日ぶりに高くなったため、自動車株が軒並み堅調となり、トヨタ自動車<7203>(東1)は1.9%高で東証1部の売買代金1位。半面、ソニー<6758>(東1)は昨日の決算発表にも反応が薄く、売買代金2位となり5.1%安。日立製作所<6501>(東1)は昨日の決算発表を好感する形で売買代金3位の2.1%高。
コジマ<7513>(東1)は15.5%高となり、ビックカメラ<3048>(東1)による買収観測を材料に東証1部の値上がり率2位。ビックカメラも1.4%高。
グリー<3632>(東1)は「コンプリートガチャ」中止を好感した相場に一服感が広がり反落の2.6%安。ディー・エヌ・エー<2432>(東1)も反落の3.5%安。
東証1部の値上がり率1位はサンデン<6444>(東1)の17.8%高となり昨日発表の決算を好感し大幅反発、2位はコジマ<7513>(東1)の15.5%高、3位は日新電機<6641>(東1)の11.9%高となり昨日発表の決算を好感し大幅反発。
ティアック<6803>(東1)はオンキヨー<6628>(JQS)との提携強化観測が伝えられ10.3%高、ナブテスコ<6268>(東1)は昨日発表の決算を好感し出直りを拡大8.3%高となった。
コジマ<7513>(東1)は15.5%高となり、ビックカメラ<3048>(東1)による買収観測を材料に東証1部の値上がり率2位。ビックカメラも1.4%高。
グリー<3632>(東1)は「コンプリートガチャ」中止を好感した相場に一服感が広がり反落の2.6%安。ディー・エヌ・エー<2432>(東1)も反落の3.5%安。
東証1部の値上がり率1位はサンデン<6444>(東1)の17.8%高となり昨日発表の決算を好感し大幅反発、2位はコジマ<7513>(東1)の15.5%高、3位は日新電機<6641>(東1)の11.9%高となり昨日発表の決算を好感し大幅反発。
ティアック<6803>(東1)はオンキヨー<6628>(JQS)との提携強化観測が伝えられ10.3%高、ナブテスコ<6268>(東1)は昨日発表の決算を好感し出直りを拡大8.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:15
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【株式市場】NY株の7日ぶり堅調など好感し材料の出たコジマも活況
■東証1部銘柄は28%が高い
11日前場の東京株式市場は、全般に強もみあい。円相場は対ユーロで円高気味だったものの、対ドルでは安定。NY株式が7日ぶりに高くなったため、自動車株が軒並み堅調となり、トヨタ自動車<7203>(東1)が1.9%高で東証1部の売買代金1位。好決算銘柄や材料の出た銘柄も売買活発で、ビックカメラ<3048>(東1)による買収観測の出たコジマ<7513>(東1)は15.5%高の急伸。ビックカメラも1.4%高。東証1部の値上がり銘柄数は461銘柄(約28%)だった。
日経平均は小反発。朝は日経225オプションのSQ(清算値)算出に関連する売買があり、9050円円61銭(40円96銭高)まで上伸。前引けは9012円47銭(2円82銭高)。
東証1部の出来高概算は、8億6433万株、売買代金は5642億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は461銘柄、値下がり銘柄数は1068銘柄。
また、東証33業種別指数は10業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、輸送用機器、精密機器、石油・石炭、その他金融、など。
一方、値下がり率上位の業種は、その他製品、パルプ・紙、海運、鉄鋼、建設、倉庫・運輸、などだった。
11日前場の東京株式市場は、全般に強もみあい。円相場は対ユーロで円高気味だったものの、対ドルでは安定。NY株式が7日ぶりに高くなったため、自動車株が軒並み堅調となり、トヨタ自動車<7203>(東1)が1.9%高で東証1部の売買代金1位。好決算銘柄や材料の出た銘柄も売買活発で、ビックカメラ<3048>(東1)による買収観測の出たコジマ<7513>(東1)は15.5%高の急伸。ビックカメラも1.4%高。東証1部の値上がり銘柄数は461銘柄(約28%)だった。
日経平均は小反発。朝は日経225オプションのSQ(清算値)算出に関連する売買があり、9050円円61銭(40円96銭高)まで上伸。前引けは9012円47銭(2円82銭高)。
東証1部の出来高概算は、8億6433万株、売買代金は5642億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は461銘柄、値下がり銘柄数は1068銘柄。
また、東証33業種別指数は10業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、輸送用機器、精密機器、石油・石炭、その他金融、など。
一方、値下がり率上位の業種は、その他製品、パルプ・紙、海運、鉄鋼、建設、倉庫・運輸、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:54
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2012年05月10日
【株式市場を検証】トヨタ自動車の業績見通しやコンプガチャ廃止表明は安心感
【日経平均株価、TOPIXともに続落】
■ギリシャ政局不透明感とユーロ圏債務危機問題再燃を警戒も
10日は、日経平均株価が前日比35円41銭(0.39%)安の9009円65銭と続落した。TOPIXは前日比0.41ポイント(0.05%)安の765.42と小幅に続落した。ギリシャの政局不透明感やユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感を強めた。日経平均株価は取引時間中に9000円台を割り込む場面があった。
終値ベースで見ると、日経平均株価は9000円台を維持したが2月13日(8999円18銭)以来の安値水準、TOPIXは2月3日(760.69)以来の安値水準だった。
日経平均株価の日中値幅は89円73銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆1473億円となり、前日の1兆1941億円に比べて減少したが4営業日連続で1兆円を上回った。
前日9日の米国株式市場で主要株価指数は下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比97ドル03セント(0.75%)安の1万2835ドル06セントと6営業日続落した。ギリシャの政局不透明感に加えてスペイン国債利回りが6%台に上昇したためリスク回避の売りが優勢だった。前日比183ドル61セント安の1万2748ドル48セントまで下落する場面もあったが、終盤にかけて下落幅を縮小して下げ渋る展開だった。S&P500株価指数は前日比0.67%安と続落、ナスダック総合株価指数は前日比0.39%安と続落した。
この流れを受けて日経平均株価は前日比31円80銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き310万株の売り越し観測だった。前日の欧米株式市場の下落を弱材料視した。日本の3月国際収支はほぼ予想の範囲内として反応は限定的だった。
寄り付き後の日経平均株価は9000円台を割り込んで推移したが、徐々に下落幅を縮小し、終盤には前日比プラス圏に転じた。前日取引終了後に決算を発表したトヨタ自動車(7203)が堅調だったことが安心感につながった。
午後になると日経平均株価は再び前日比マイナス圏に転じてスタートした。中国4月貿易収支で輸出、輸入ともに市場予想を下回ったことが弱材料視された。その後も概ね小安い水準でモミ合う展開だった。TOPIXは午後も前日比プラス圏を維持していたが、取引終了にかけてマイナス圏に転じた。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄814(全体の49%)、値下がり銘柄696(全体の42%)だった。全体として軟調な展開だったが、セクター別にはパルプ・紙、非鉄金属、金属製品、精密、その他製品、電気・ガスなどが上昇した。一方で食品、ゴム製品、海運、空運、情報・通信などが下落した。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、3位の東京電力(9501)、6位のディー・エヌ・エー(2432)の大幅上昇が目立った。また1位のトヨタ自動車(7203)、2位のグリー(3632)、5位の日立製作所(6501)、17位の日産自動車(7201)が上昇した。
一方で、4位の三菱UFJFG(8306)、7位の三井物産(8031)、8位のコマツ(6301)、9位のホンダ(7267)、10位のソフトバンク(9984)、11位のファナック(6954)、12位の日本たばこ産業(JT)(2914)、13位の野村ホールディングス(8604)、14位の三井住友FG(8316)、15位のNTTドコモ(9437)、16位のソニー(6758)、18位のセブン&アイ・ホールディングス(3382)、19位のファーストリテイリング(9983)が下落した。25位の住友化学(4005)の下落も目立った。
トヨタ自動車(7203)の13年3月期の営業利益見通しが安心感につながり、ソーシャルゲーム関連の「コンプガチャ」廃止表明も不透明感の後退につながった。
しかし基本的には、ギリシャの政局不透明感とユーロ圏債務危機問題の再燃が警戒されているだけに、市場全体の地合い改善には力不足だった。
テクニカル面では、9日時点の東証1部市場の騰落レシオ(25日移動平均)が約8カ月半ぶりの低水準となっているが、積極的な押し目買いの動きが感じられない。
昨年後半の再現に対する警戒感が強いだけに、当面は欧米株式市場と外国為替市場の動向次第となりそうだ。
■ギリシャ政局不透明感とユーロ圏債務危機問題再燃を警戒も
10日は、日経平均株価が前日比35円41銭(0.39%)安の9009円65銭と続落した。TOPIXは前日比0.41ポイント(0.05%)安の765.42と小幅に続落した。ギリシャの政局不透明感やユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感を強めた。日経平均株価は取引時間中に9000円台を割り込む場面があった。
終値ベースで見ると、日経平均株価は9000円台を維持したが2月13日(8999円18銭)以来の安値水準、TOPIXは2月3日(760.69)以来の安値水準だった。
日経平均株価の日中値幅は89円73銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆1473億円となり、前日の1兆1941億円に比べて減少したが4営業日連続で1兆円を上回った。
前日9日の米国株式市場で主要株価指数は下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比97ドル03セント(0.75%)安の1万2835ドル06セントと6営業日続落した。ギリシャの政局不透明感に加えてスペイン国債利回りが6%台に上昇したためリスク回避の売りが優勢だった。前日比183ドル61セント安の1万2748ドル48セントまで下落する場面もあったが、終盤にかけて下落幅を縮小して下げ渋る展開だった。S&P500株価指数は前日比0.67%安と続落、ナスダック総合株価指数は前日比0.39%安と続落した。
この流れを受けて日経平均株価は前日比31円80銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き310万株の売り越し観測だった。前日の欧米株式市場の下落を弱材料視した。日本の3月国際収支はほぼ予想の範囲内として反応は限定的だった。
寄り付き後の日経平均株価は9000円台を割り込んで推移したが、徐々に下落幅を縮小し、終盤には前日比プラス圏に転じた。前日取引終了後に決算を発表したトヨタ自動車(7203)が堅調だったことが安心感につながった。
午後になると日経平均株価は再び前日比マイナス圏に転じてスタートした。中国4月貿易収支で輸出、輸入ともに市場予想を下回ったことが弱材料視された。その後も概ね小安い水準でモミ合う展開だった。TOPIXは午後も前日比プラス圏を維持していたが、取引終了にかけてマイナス圏に転じた。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄814(全体の49%)、値下がり銘柄696(全体の42%)だった。全体として軟調な展開だったが、セクター別にはパルプ・紙、非鉄金属、金属製品、精密、その他製品、電気・ガスなどが上昇した。一方で食品、ゴム製品、海運、空運、情報・通信などが下落した。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、3位の東京電力(9501)、6位のディー・エヌ・エー(2432)の大幅上昇が目立った。また1位のトヨタ自動車(7203)、2位のグリー(3632)、5位の日立製作所(6501)、17位の日産自動車(7201)が上昇した。
一方で、4位の三菱UFJFG(8306)、7位の三井物産(8031)、8位のコマツ(6301)、9位のホンダ(7267)、10位のソフトバンク(9984)、11位のファナック(6954)、12位の日本たばこ産業(JT)(2914)、13位の野村ホールディングス(8604)、14位の三井住友FG(8316)、15位のNTTドコモ(9437)、16位のソニー(6758)、18位のセブン&アイ・ホールディングス(3382)、19位のファーストリテイリング(9983)が下落した。25位の住友化学(4005)の下落も目立った。
トヨタ自動車(7203)の13年3月期の営業利益見通しが安心感につながり、ソーシャルゲーム関連の「コンプガチャ」廃止表明も不透明感の後退につながった。
しかし基本的には、ギリシャの政局不透明感とユーロ圏債務危機問題の再燃が警戒されているだけに、市場全体の地合い改善には力不足だった。
テクニカル面では、9日時点の東証1部市場の騰落レシオ(25日移動平均)が約8カ月半ぶりの低水準となっているが、積極的な押し目買いの動きが感じられない。
昨年後半の再現に対する警戒感が強いだけに、当面は欧米株式市場と外国為替市場の動向次第となりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:02
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【銘柄フラッシュ】リンクアンドモチベーションやDICが高くグリーも活況高
10日後場はトヨタ自動車<7203>(東1)が前引けに続いて東証1部の売買代金1位となり、ダレ模様ながら昨日の決算発表を好感し0.8%高。売買代金2位も前引けと同じくグリー<3632>(東1)となり、ゲーム課金を巡る「コンプリートガチャ」(コンプガチャ)の中止を好感し2.4%高。ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は7.1%高となり売買代金6位。
東京電力<9501>(東1)は事業計画の認定を好感し需給妙味が再燃と東証1部の出来高1位、売買代金3位となり6.5%高。関西電力<9503>(東1)も堅調で5.5%高となり、昨日までの8日連続安から急反発。
東証1部の値上がり率1位は前引けに続きリンクアンドモチベーション<2170>(東1)となり朝発表の四半期決算を好感し1万円ストップ高のまま16.8%高、2位にはボルテージ<3639>(東1)の10.4%高が入り「コンプリートガチャ」中止を表明し新たな携帯ゲームの開発需要に期待と10.4%高、3位には日本ピラー工業<6490>(東1)の10.1%高が入り昨日発表の決算を好感し4日ぶり反発。
スタートトゥデイ<3092>(東1)はクレディ・スイス証券の積極評価がいわれて8.9%高、関電工<1942>(東1)は東京電力系のため東京電力の事業計画が認定されてひと安心と急反発の8.2%高。
DIC<4631>(東1)は14時過ぎの決算発表に一段高の急反応となり8.1%高、世紀東急工業<1898>(東1)は13時の決算発表を好感して急伸となり7.4%高となった。
東京電力<9501>(東1)は事業計画の認定を好感し需給妙味が再燃と東証1部の出来高1位、売買代金3位となり6.5%高。関西電力<9503>(東1)も堅調で5.5%高となり、昨日までの8日連続安から急反発。
東証1部の値上がり率1位は前引けに続きリンクアンドモチベーション<2170>(東1)となり朝発表の四半期決算を好感し1万円ストップ高のまま16.8%高、2位にはボルテージ<3639>(東1)の10.4%高が入り「コンプリートガチャ」中止を表明し新たな携帯ゲームの開発需要に期待と10.4%高、3位には日本ピラー工業<6490>(東1)の10.1%高が入り昨日発表の決算を好感し4日ぶり反発。
スタートトゥデイ<3092>(東1)はクレディ・スイス証券の積極評価がいわれて8.9%高、関電工<1942>(東1)は東京電力系のため東京電力の事業計画が認定されてひと安心と急反発の8.2%高。
DIC<4631>(東1)は14時過ぎの決算発表に一段高の急反応となり8.1%高、世紀東急工業<1898>(東1)は13時の決算発表を好感して急伸となり7.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:16
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【株式市場】後場は9000円台を保つがユーロ不透明で様子見続く
■東証1部銘柄は49%が高い
10日後場の東京株式市場は、全般様子見。ユーロに対する不透明感に加え、韓国で発生したGPS(衛星利用即位システム)障害を巡り、南北間の緊張を懸念する様子もあり、輸出関連株は総じて伸びきれないまま推移。前場堅調の自動車株も重さが目立ち、ホンダ<7267>(東1)は大引けにかけて軟調に転換。ただ、ゲーム課金を巡って「コンプリートガチャ」(コンプガチャ)の中止・終息を発表したグリー<3632>(東1)は売買代金2位、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は同6位の活況でともに急反発。東証1部の値上がり銘柄数は814銘柄(約49%)だった。
日経平均は小幅安続落。後場は9040円をはさんで上に十数円、下にも十数円の狭いレンジで小動きとなり、終値はやや下押して9009円65銭(35円41銭安)・朝方は2月14日以来の9000円割れの場面があった。
東証1部の出来高概算は、18億9546万株、売買代金は1兆1473億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は814(前引けは770)銘柄、値下がり銘柄数は696(前引けは725)銘柄。
また、東証33業種別指数は15業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、パルプ・紙、金属製品、精密機器、その他製品、非鉄金属、不動産、機械、など。
一方、値下がりした業種は、海運、ゴム製品、空運、食料品、水産・農林、情報・通信、証券・商品先物、などだった。
10日後場の東京株式市場は、全般様子見。ユーロに対する不透明感に加え、韓国で発生したGPS(衛星利用即位システム)障害を巡り、南北間の緊張を懸念する様子もあり、輸出関連株は総じて伸びきれないまま推移。前場堅調の自動車株も重さが目立ち、ホンダ<7267>(東1)は大引けにかけて軟調に転換。ただ、ゲーム課金を巡って「コンプリートガチャ」(コンプガチャ)の中止・終息を発表したグリー<3632>(東1)は売買代金2位、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は同6位の活況でともに急反発。東証1部の値上がり銘柄数は814銘柄(約49%)だった。
日経平均は小幅安続落。後場は9040円をはさんで上に十数円、下にも十数円の狭いレンジで小動きとなり、終値はやや下押して9009円65銭(35円41銭安)・朝方は2月14日以来の9000円割れの場面があった。
東証1部の出来高概算は、18億9546万株、売買代金は1兆1473億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は814(前引けは770)銘柄、値下がり銘柄数は696(前引けは725)銘柄。
また、東証33業種別指数は15業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、パルプ・紙、金属製品、精密機器、その他製品、非鉄金属、不動産、機械、など。
一方、値下がりした業種は、海運、ゴム製品、空運、食料品、水産・農林、情報・通信、証券・商品先物、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:43
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【銘柄フラッシュ】東京電力が値上がり率2位となりグリーやディー・エヌ・エー活況高
10日前場は、昨日の決算発表を好感しトヨタ自動車<7203>(東1)が東証1部の売買代金1位となり2.1%高。日経平均はNY株式の6日続落を受けて朝方2月14日以来の9000円割れとなり、8985円90銭(59円16銭安)まで軟化。ただ、円相場がNY市場の1ユーロ102円台から東京市場では103円台の円安基調に転じたため、シャープ<6753>(東1)も持ち直し2.4%高など、全体に回復。
ゲーム課金を巡って「コンプリートガチャ」(コンプガチャ)の中止・終息を発表したディー・エヌ・エー<2432>(東1)は6.7%高となり売買代金4位、同じくグリー<3632>(東1)は4.2%高となって売買代金2位。ともに急反発。
東証1部の値上がり率1位はリンクアンドモチベーション<2170>(東1)となり朝発表の四半期決算を好感し1万円ストップ高の16.8%高、2位は東京電力<9501>(東1)の14.7%高となり事業計画の認定を好感し需給妙味再燃、3位はコジマ<7513>(東1)の12.6%高となり貸株・融資が拮抗し需給妙味と急反発。
キッツ<6498>(東1)は昨日の決算発表を好感し急反発の8.4%高、ボルテージ<3639>(東1)は「コンプリートガチャ」問題を受けて携帯ゲームの新開発需要に連想拡大とされて7.5%高となった。
ゲーム課金を巡って「コンプリートガチャ」(コンプガチャ)の中止・終息を発表したディー・エヌ・エー<2432>(東1)は6.7%高となり売買代金4位、同じくグリー<3632>(東1)は4.2%高となって売買代金2位。ともに急反発。
東証1部の値上がり率1位はリンクアンドモチベーション<2170>(東1)となり朝発表の四半期決算を好感し1万円ストップ高の16.8%高、2位は東京電力<9501>(東1)の14.7%高となり事業計画の認定を好感し需給妙味再燃、3位はコジマ<7513>(東1)の12.6%高となり貸株・融資が拮抗し需給妙味と急反発。
キッツ<6498>(東1)は昨日の決算発表を好感し急反発の8.4%高、ボルテージ<3639>(東1)は「コンプリートガチャ」問題を受けて携帯ゲームの新開発需要に連想拡大とされて7.5%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:18
| 市況・概況
【株式市場】朝方は9000円割るが円高の一服を受け全般反発
■東証1部銘柄は46%が高い
10日前場の東京株式市場は、全般堅調。日経平均は朝方の9000円割れから次第に堅調さを取り戻す展開になった。NY株式は6日続落となったものの、ユーロがNY市場でつけた102円台から東京市場では103円台の円安基調に転じたため、自動車株や電機、機械株などから総じて堅調。トヨタ自動車<7203>(東1)は昨日の決算発表もあり東証1部の売買代金1位で2.1%高。また、ゲーム課金を巡って「コンプリートガチャ」(コンプガチャ)の中止・終息を発表したグリー<3632>(東1)は売買代金2位、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は同4位でともに急反発。東証1部の値上がり銘柄数は770銘柄(約46%)だった。
日経平均は反発。朝方は2月14日以来の9000円割れとなったものの、8985円90銭(59円16銭安)を下値に切り返し、前引けは9065円03銭(19円97銭高)。
東証1部の出来高概算は、10億1310万株、売買代金は5742億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は770銘柄、値下がり銘柄数は725銘柄。
また、東証33業種別指数は21業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、金属製品、非鉄金属、輸送用機器、鉄鋼、その他製品、機械、精密機器、化学、など。
一方、値下がりした業種は、ゴム製品、食料品、水産・農林、空運、海運、鉱業、などだった。
10日前場の東京株式市場は、全般堅調。日経平均は朝方の9000円割れから次第に堅調さを取り戻す展開になった。NY株式は6日続落となったものの、ユーロがNY市場でつけた102円台から東京市場では103円台の円安基調に転じたため、自動車株や電機、機械株などから総じて堅調。トヨタ自動車<7203>(東1)は昨日の決算発表もあり東証1部の売買代金1位で2.1%高。また、ゲーム課金を巡って「コンプリートガチャ」(コンプガチャ)の中止・終息を発表したグリー<3632>(東1)は売買代金2位、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は同4位でともに急反発。東証1部の値上がり銘柄数は770銘柄(約46%)だった。
日経平均は反発。朝方は2月14日以来の9000円割れとなったものの、8985円90銭(59円16銭安)を下値に切り返し、前引けは9065円03銭(19円97銭高)。
東証1部の出来高概算は、10億1310万株、売買代金は5742億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は770銘柄、値下がり銘柄数は725銘柄。
また、東証33業種別指数は21業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、金属製品、非鉄金属、輸送用機器、鉄鋼、その他製品、機械、精密機器、化学、など。
一方、値下がりした業種は、ゴム製品、食料品、水産・農林、空運、海運、鉱業、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:52
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2012年05月09日
【株式市場を検証】ソーシャルゲーム関連のコンプガチャ廃止表明への反応が注目点
【日経平均株価、TOPIXともに反落】
■ギリシャの政局不透明感を警戒、明日はトヨタ自動車の業績見通しと
9日は、日経平均株価が前日比136円59銭(1.49%)安の9045円06銭と反落した。TOPIXは前日比10.74ポイント(1.38%)安の765.83と反落した。前日の欧米株式市場が下落したことに加えて、ギリシャの政局不透明感に対する警戒感を強めた。
終値ベースで見ると、日経平均株価は9000円台を維持したが2月13日(8999円18銭)以来の安値水準、TOPIXは2月3日(760.69)以来の安値水準だった。
日経平均株価の日中値幅は94円74銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆1941億円となり、前日の1兆1071億円に比べて増加し3営業日連続で1兆円を上回った。
前日8日の米国株式市場でダウ工業株30種平均株価は前日比76ドル44セント(0.59%)安の1万2932ドル09セントと5営業日続落した。ギリシャ連立問題が難航しているため、EUとIMFによる支援枠組みの崩壊に対する警戒感を強めた。前日比198ドル14セント安の1万2810ドル39セントまで下落する場面もあったが、終盤にかけて下落幅を縮小して下げ渋る展開だった。S&P500株価指数は前日比0.43%安と反落、ナスダック総合株価指数は前日比0.39%安と反落した。
この流れを受けて日経平均株価は前日比68円93銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き710万株の買い越し観測だったが、前日の欧米株式市場の下落を弱材料視した。
寄り付きの日経平均株価は徐々に下落幅を広げる展開となった。ギリシャの政局に対する警戒感が強く、為替がやや円高方向に傾いたことや、中国株式市場が軟調なスタートだったことも弱材料視された。
午後になると日経平均株価は一段安の展開となった。ギリシャの政局に対する不透明感が意識され、下値での買いも限定的だった。結局、この日の安値圏で取引を終了した。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄152(全体の9%)、値下がり銘柄1478(全体の88%)だった。全体として軟調な展開だったが、セクター別にはゴム製品と空運が上昇した。一方で鉱業、建設、石油・石炭製品、非鉄金属、金属製品、機械、証券、保険、その他金融、不動産、海運、電気・ガスなどの下落が目立った。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、17位の富士重工業(7270)、23位の味の素(2802)の大幅上昇が目立った。また2位のソフトバンク(9984)、3位のホンダ(7267)、9位のパナソニック(6752)、15位のソニー(6758)、16位の東芝(6502)が上昇した。
一方で、1位のグリー(3632)、7位のコマツ(6301)の大幅下落が目立った。また4位の日立製作所(6501)、6位の三菱UFJFG(8306)、8位のディー・エヌ・エー(2432)、10位のシャープ(6753)、11位の三井住友FG(8316)、12位の三菱商事(8058)、13位の三井物産(8031)、14位の日産自動車(7201)、18位のファナック(6954)、19位のキヤノン(7751)、20位の野村ホールディングス(8604)が下落した。
5位のトヨタ自動車(7203)は前日比変わらずとなった。
ギリシャの政局不透明感が主因だけに、昨年後半の再現とも言える展開が警戒されているだろう。当面は欧米株式市場と外国為替市場の動向次第となりそうだ。
ただし取引終了後にトヨタ自動車が発表した13年3月期の営業利益見通し1兆円は、保守的な数字が出てくるだろうという市場の大方の見方に対してやや強気な数字と受け止められている。これが市場全体の安心感につながるかどうかが明日の注目点だろう。
また「コンプガチャ」問題に揺れているソーシャルゲーム関連では、KLab(3656)が取引終了間際に「コンプガチャ」の廃止を表明した直後に、株価は急上昇した。さらにディー・エヌ・エー(2432)も取引終了後に「コンプガチャ」の順次廃止を表明した。長引いた懸念の収束につながるかどうかも明日の注目点だろう。
■ギリシャの政局不透明感を警戒、明日はトヨタ自動車の業績見通しと
9日は、日経平均株価が前日比136円59銭(1.49%)安の9045円06銭と反落した。TOPIXは前日比10.74ポイント(1.38%)安の765.83と反落した。前日の欧米株式市場が下落したことに加えて、ギリシャの政局不透明感に対する警戒感を強めた。
終値ベースで見ると、日経平均株価は9000円台を維持したが2月13日(8999円18銭)以来の安値水準、TOPIXは2月3日(760.69)以来の安値水準だった。
日経平均株価の日中値幅は94円74銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆1941億円となり、前日の1兆1071億円に比べて増加し3営業日連続で1兆円を上回った。
前日8日の米国株式市場でダウ工業株30種平均株価は前日比76ドル44セント(0.59%)安の1万2932ドル09セントと5営業日続落した。ギリシャ連立問題が難航しているため、EUとIMFによる支援枠組みの崩壊に対する警戒感を強めた。前日比198ドル14セント安の1万2810ドル39セントまで下落する場面もあったが、終盤にかけて下落幅を縮小して下げ渋る展開だった。S&P500株価指数は前日比0.43%安と反落、ナスダック総合株価指数は前日比0.39%安と反落した。
この流れを受けて日経平均株価は前日比68円93銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き710万株の買い越し観測だったが、前日の欧米株式市場の下落を弱材料視した。
寄り付きの日経平均株価は徐々に下落幅を広げる展開となった。ギリシャの政局に対する警戒感が強く、為替がやや円高方向に傾いたことや、中国株式市場が軟調なスタートだったことも弱材料視された。
午後になると日経平均株価は一段安の展開となった。ギリシャの政局に対する不透明感が意識され、下値での買いも限定的だった。結局、この日の安値圏で取引を終了した。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄152(全体の9%)、値下がり銘柄1478(全体の88%)だった。全体として軟調な展開だったが、セクター別にはゴム製品と空運が上昇した。一方で鉱業、建設、石油・石炭製品、非鉄金属、金属製品、機械、証券、保険、その他金融、不動産、海運、電気・ガスなどの下落が目立った。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、17位の富士重工業(7270)、23位の味の素(2802)の大幅上昇が目立った。また2位のソフトバンク(9984)、3位のホンダ(7267)、9位のパナソニック(6752)、15位のソニー(6758)、16位の東芝(6502)が上昇した。
一方で、1位のグリー(3632)、7位のコマツ(6301)の大幅下落が目立った。また4位の日立製作所(6501)、6位の三菱UFJFG(8306)、8位のディー・エヌ・エー(2432)、10位のシャープ(6753)、11位の三井住友FG(8316)、12位の三菱商事(8058)、13位の三井物産(8031)、14位の日産自動車(7201)、18位のファナック(6954)、19位のキヤノン(7751)、20位の野村ホールディングス(8604)が下落した。
5位のトヨタ自動車(7203)は前日比変わらずとなった。
ギリシャの政局不透明感が主因だけに、昨年後半の再現とも言える展開が警戒されているだろう。当面は欧米株式市場と外国為替市場の動向次第となりそうだ。
ただし取引終了後にトヨタ自動車が発表した13年3月期の営業利益見通し1兆円は、保守的な数字が出てくるだろうという市場の大方の見方に対してやや強気な数字と受け止められている。これが市場全体の安心感につながるかどうかが明日の注目点だろう。
また「コンプガチャ」問題に揺れているソーシャルゲーム関連では、KLab(3656)が取引終了間際に「コンプガチャ」の廃止を表明した直後に、株価は急上昇した。さらにディー・エヌ・エー(2432)も取引終了後に「コンプガチャ」の順次廃止を表明した。長引いた懸念の収束につながるかどうかも明日の注目点だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:02
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【銘柄フラッシュ】味の素が値上り率4位となり旭化成や三菱ガス化学も急動意
9日後場は、引き続き個別物色の色彩が強い中、13時に決算を発表した旭化成<3407>(東1)が急速に持ち直して前日比で堅調に転換。14時に発表した三菱ガス化学<4182>(東1)もプラス転換。また、円相場が1ユーロ103円台前半の円高から後半へとやや軟化したため、前場は軟調だったホンダ<7267>(東1)が浮上して堅調転換など、輸出関連株の一角も持ち直した。
グリー<3632>(東1)は前引けに続き東証1部の売買代金1位のまま、いぜんゲーム上の課金方式「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」に対する消費者庁の規制観測を気にする相場になり、前引けの5.6%安から大引けは9.6%安。ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は1.3%安。
味の素<2802>(東1)は朝方急伸したまま高値もちあいとなり、子会社カルピスをアサヒグループホールディングス<2502>(東1)に譲渡との昨日発表を材料に前引けは7.4%高、大引けも7.4%高。東証1部の値上がり率4位。アサヒグループHLDは1.4%安。
東証1部の値上がり率1位は前引けと同じく東洋ゴム工業<5105>(東1)の14.2%高となり11時に発表の3月決算に急反応となり3月15日以来の高値更新、2位も前引けと同じセイコーホールディングス<8050>(東1)となり今期の業績を急回復の予想としたことを好感し9.7%高、3位にはホクシン<7897>(東1)の9.2%高が入り決算発表が本日の予定とされて期待高揚、4位は味の素<2802>(東1)の7.4%高。
ナナオ<6737>(東1)は今期の業績を急回復の見込みとし割安感などが言われて4位の7.3%高、理想科学工業<6413>(東1)は3月決算と共に自社株買いを発表したことが好感され急反発の6.7%高となった。
グリー<3632>(東1)は前引けに続き東証1部の売買代金1位のまま、いぜんゲーム上の課金方式「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」に対する消費者庁の規制観測を気にする相場になり、前引けの5.6%安から大引けは9.6%安。ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は1.3%安。
味の素<2802>(東1)は朝方急伸したまま高値もちあいとなり、子会社カルピスをアサヒグループホールディングス<2502>(東1)に譲渡との昨日発表を材料に前引けは7.4%高、大引けも7.4%高。東証1部の値上がり率4位。アサヒグループHLDは1.4%安。
東証1部の値上がり率1位は前引けと同じく東洋ゴム工業<5105>(東1)の14.2%高となり11時に発表の3月決算に急反応となり3月15日以来の高値更新、2位も前引けと同じセイコーホールディングス<8050>(東1)となり今期の業績を急回復の予想としたことを好感し9.7%高、3位にはホクシン<7897>(東1)の9.2%高が入り決算発表が本日の予定とされて期待高揚、4位は味の素<2802>(東1)の7.4%高。
ナナオ<6737>(東1)は今期の業績を急回復の見込みとし割安感などが言われて4位の7.3%高、理想科学工業<6413>(東1)は3月決算と共に自社株買いを発表したことが好感され急反発の6.7%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:02
| 市況・概況
【株式市場】ユーロに不透明感強く全般反落のなか好決算の旭化成など高い
■東証1部銘柄は9%が堅調
9日後場の東京株式市場は、引き続き全般軟調。円相場が対ユーロで103円台の前半まで円高基調を強める場面があり、引き続き様子見。なかで、13時に決算を発表した旭化成<3407>(東1)が急速に持ち直して前日比で堅調に転換。14時に発表した三菱ガス化学<4182>(東1)もプラス転換など、好決算銘柄などは個別に物色。カルピス株式の売却を発表した味の素<2802>(東1)は終日堅調。東証1部の値上がり銘柄数は152銘柄(約9%)だった。
日経平均は反落。後場は9021円20銭(160円45銭安)まで下押す場面があり、終値は9045円06銭(136円59銭安)。終値での9100円台割れは2月14日以来となり、日銀の「脱デフレ宣言」を好感して上昇した今回の相場は、ほぼ振り出しに戻った。
東証1部の出来高概算は、18億204万株、売買代金は1兆1941億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は152(前引けは143)銘柄、値下がり銘柄数は1478(前引けは1453)銘柄。
また、東証33業種別指数で高い業種は、前引けと同様に空運、ゴム製品、の2業種のみ。値下がり率の低い業種は、食料品、情報・通信、医薬品、輸送用機器、陸運、その他製品、サービス、など。
一方、値下がり率上位の業種は、不動産、鉱業、保険、証券・商品先物、機械、金属製品、石油・石炭、などだった。
9日後場の東京株式市場は、引き続き全般軟調。円相場が対ユーロで103円台の前半まで円高基調を強める場面があり、引き続き様子見。なかで、13時に決算を発表した旭化成<3407>(東1)が急速に持ち直して前日比で堅調に転換。14時に発表した三菱ガス化学<4182>(東1)もプラス転換など、好決算銘柄などは個別に物色。カルピス株式の売却を発表した味の素<2802>(東1)は終日堅調。東証1部の値上がり銘柄数は152銘柄(約9%)だった。
日経平均は反落。後場は9021円20銭(160円45銭安)まで下押す場面があり、終値は9045円06銭(136円59銭安)。終値での9100円台割れは2月14日以来となり、日銀の「脱デフレ宣言」を好感して上昇した今回の相場は、ほぼ振り出しに戻った。
東証1部の出来高概算は、18億204万株、売買代金は1兆1941億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は152(前引けは143)銘柄、値下がり銘柄数は1478(前引けは1453)銘柄。
また、東証33業種別指数で高い業種は、前引けと同様に空運、ゴム製品、の2業種のみ。値下がり率の低い業種は、食料品、情報・通信、医薬品、輸送用機器、陸運、その他製品、サービス、など。
一方、値下がり率上位の業種は、不動産、鉱業、保険、証券・商品先物、機械、金属製品、石油・石炭、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:25
| 市況・概況
【銘柄フラッシュ】東洋ゴム工業が急伸し味の素も高くグリーは軟調
9日前場は、対ユーロで円相場が再び103円台の円高基調になったため、昨日高かった自動車株や大手商社株などが総じて軟調。ただ、富士重工業<7270>(東1)は続伸3.8%高となるなど、好決算銘柄などは物色活発。今期の黒字予想が伝えられたパナソニック<6752>(東1)も3.0%高。東証1部の売買代金1位はグリー<3632>(東1)となり、昨日発表の四半期決算は好調だったものの、ゲーム上の課金方式「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」に対する消費者庁の規制観測を引き続き気にする相場になり5.6%安。
味の素<2802>(東1)は子会社カルピス(東京都渋谷区)をアサヒグループホールディングス<2502>(東1)に譲渡との昨日発表が好感され7.4%高。半面、アサヒグループHLDは0.9%安。
東証1部の値上がり率1位は東洋ゴム工業<5105>(東1)の15.6%高となり11時に発表の3月決算に急反応となり3月15日以来の高値更新、2位はセイコーホールディングス<8050>(東1)の9.2%高となり昨日発表の3月決算で今期の予想を急回復としたことを材料に出直り急、3位は理想科学工業<6413>(東1)の8.7%高となり3月決算と共に自社株買いを発表したことが好感され急反発となった。
味の素<2802>(東1)は子会社カルピス(東京都渋谷区)をアサヒグループホールディングス<2502>(東1)に譲渡との昨日発表が好感され7.4%高。半面、アサヒグループHLDは0.9%安。
東証1部の値上がり率1位は東洋ゴム工業<5105>(東1)の15.6%高となり11時に発表の3月決算に急反応となり3月15日以来の高値更新、2位はセイコーホールディングス<8050>(東1)の9.2%高となり昨日発表の3月決算で今期の予想を急回復としたことを材料に出直り急、3位は理想科学工業<6413>(東1)の8.7%高となり3月決算と共に自社株買いを発表したことが好感され急反発となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:08
| 市況・概況
【株式市場】NY株安やユーロ安を受け全般反落のなか味の素などは高い
■東証1部銘柄は9%が高い
9日前場の東京株式市場は、全般反落。NY株が軟調だった上、対ユーロでの円相場が再び103円台の円高基調になったため、昨日高かった自動車株や大手商社株などが総じて軟調。ただ、好決算銘柄などは個別に物色され、味の素<2802>(東1)は決算と共にカルピス株式の売却発表を好感し活況高。今期の黒字予想が伝えられたパナソニック<6752>(東1)もしっかり。一方、ゲーム上の課金方式「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」に対する消費者庁の規制観測がある交流ゲーム株は軟調で、グリー<3632>(東1)は売買代金1位ながら続落。東証1部の値上がり銘柄数は143銘柄(約9%)だった。
日経平均は軟調。11時過ぎに9050円16銭(131円49銭安)まで下げたあとも小動きで、前引けは9072円18銭(109円47銭安)。9100円台割れは2月14日以来となり、日銀の「脱デフレ宣言」を好感して上昇した今回の相場は、ほぼ振り出しに戻った。
東証1部の出来高概算は、7億8753万株、売買代金は5052億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は143銘柄、値下がり銘柄数は1453銘柄。
また、東証33業種別指数で高い業種は、空運、ゴム製品、の2業種のみ。値下がり率の低い業種は、食料品、情報・通信、サービス、倉庫・運輸、陸運、電気機器、など。
一方、値下がり率上位の業種は、不動産、機械、非鉄金属、金属製品、パルプ・紙、鉄鋼、などだった。
9日前場の東京株式市場は、全般反落。NY株が軟調だった上、対ユーロでの円相場が再び103円台の円高基調になったため、昨日高かった自動車株や大手商社株などが総じて軟調。ただ、好決算銘柄などは個別に物色され、味の素<2802>(東1)は決算と共にカルピス株式の売却発表を好感し活況高。今期の黒字予想が伝えられたパナソニック<6752>(東1)もしっかり。一方、ゲーム上の課金方式「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」に対する消費者庁の規制観測がある交流ゲーム株は軟調で、グリー<3632>(東1)は売買代金1位ながら続落。東証1部の値上がり銘柄数は143銘柄(約9%)だった。
日経平均は軟調。11時過ぎに9050円16銭(131円49銭安)まで下げたあとも小動きで、前引けは9072円18銭(109円47銭安)。9100円台割れは2月14日以来となり、日銀の「脱デフレ宣言」を好感して上昇した今回の相場は、ほぼ振り出しに戻った。
東証1部の出来高概算は、7億8753万株、売買代金は5052億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は143銘柄、値下がり銘柄数は1453銘柄。
また、東証33業種別指数で高い業種は、空運、ゴム製品、の2業種のみ。値下がり率の低い業種は、食料品、情報・通信、サービス、倉庫・運輸、陸運、電気機器、など。
一方、値下がり率上位の業種は、不動産、機械、非鉄金属、金属製品、パルプ・紙、鉄鋼、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:43
| 市況・概況
2012年05月08日
【株式市場を検証】欧米株式市場が落ち着いた動きでやや安心感
【日経平均株価、TOPIXともに反発】
■東証1部市場の売買代金は2営業日連続で1兆円を上回る
8日は、日経平均株価が前日比62円51銭(0.69%)高の9181円65銭と反発した。TOPIXは前日比4.51ポイント(0.58%)高の776.57と反発した。前日の欧州と米国株式市場が落ち着いた動きだったことが安心感につながり、買い戻しが優勢だった。
日経平均株価の日中値幅は48円09銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆1071億円となり、前日の1兆1732億円に比べて減少したが2営業日連続で1兆円を上回った。
前日7日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比29ドル74セント(0.23%)安の1万3008ドル53セントと4営業日続落した。仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙の結果を受けて、欧州の政局不安に対する警戒感で売り優勢だったが、欧州株式市場が落ち着いた動きだったこともあり、過度な警戒感につながらず下値は限定的だった。S&P500株価指数は前日比0.04%高と4営業日ぶり小幅反発、ナスダック総合株価指数は前日比0.05%高と3営業日ぶり小幅反発した。
この流れを受けて日経平均株価は前日比71円36銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き310万株の売り越し観測だった。前日の欧米株式市場が落ち着いた動きだったことや、外国為替市場でやや円安方向に傾いたことが安心感につながった。
寄り付きの買い一巡後は、日経平均株価は概ね9100円台後半でモミ合う展開となった。午前の中盤には9200円台に乗せて前日比88円42銭高の9207円42銭まで上昇する場面もあったが、積極的な買いは続かずモミ合う展開だった。
午後になると、買い戻しが一巡する形となり、動意に乏しく一段と膠着感を強めた。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1137(全体の68%)、値下がり銘柄416(全体の25%)だった。全体として方向感に乏しい展開だったが、セクター別には石油・石炭製品、ゴム製品、非鉄金属、自動車、卸売、その他金融、不動産などが上昇した。一方で医薬品、海運、電気・ガスなどが下落した。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、3位のホンダ(7267)、4位の三菱商事(8058)、5位のトヨタ自動車(7203)、6位の三菱UFJFG(8306)、7位の日立製作所(6501)、8位の伊藤忠商事(8001)、9位のコマツ(6301)、10位のソフトバンク(9984)、12位の三井物産(8031)、13位の野村ホールディングス(8604)、14位の日産自動車(7201)、15位のファナック(6954)、16位の東芝(6502)、17位の丸紅(8002)、18位のセブン&アイ・ホールディングス(3382)、19位の三井住友FG(8316)、20位のファーストリテイリング(9983)が上昇した。また22位のコナミ(9766)、27位の富士重工業(7270)の上昇も目立った。
一方で、1位のグリー(3632)、2位のディー・エヌ・エー(2432)は下落した。寄り付き直後から大幅に売り込まれたが、その後は切り返して午後の終盤には前日比プラス圏に転じる場面もあった。11位のシャープ(6753)、23位の東レ(3402)も下落した。
前日の日本株式市場の大幅下落に対して、欧州や米国の株式市場が意外なほどに堅調な動きとなったため、安心感につながり買い戻し優勢の展開だった。
とはいえ、昨日の売られ過ぎに対する自律反発程度であり、下値を確認できたとも言えないだろう。
またソーシャルゲーム関連の荒っぽい動きだけでなく、決算を発表した主力銘柄にも荒っぽい動きが目立っている。引き続き海外の動向に神経質な展開となりそうなだけに、全体的な方向感に乏しく、短期的な値幅狙いの個別物色の展開だろう。
■東証1部市場の売買代金は2営業日連続で1兆円を上回る
8日は、日経平均株価が前日比62円51銭(0.69%)高の9181円65銭と反発した。TOPIXは前日比4.51ポイント(0.58%)高の776.57と反発した。前日の欧州と米国株式市場が落ち着いた動きだったことが安心感につながり、買い戻しが優勢だった。
日経平均株価の日中値幅は48円09銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆1071億円となり、前日の1兆1732億円に比べて減少したが2営業日連続で1兆円を上回った。
前日7日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比29ドル74セント(0.23%)安の1万3008ドル53セントと4営業日続落した。仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙の結果を受けて、欧州の政局不安に対する警戒感で売り優勢だったが、欧州株式市場が落ち着いた動きだったこともあり、過度な警戒感につながらず下値は限定的だった。S&P500株価指数は前日比0.04%高と4営業日ぶり小幅反発、ナスダック総合株価指数は前日比0.05%高と3営業日ぶり小幅反発した。
この流れを受けて日経平均株価は前日比71円36銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き310万株の売り越し観測だった。前日の欧米株式市場が落ち着いた動きだったことや、外国為替市場でやや円安方向に傾いたことが安心感につながった。
寄り付きの買い一巡後は、日経平均株価は概ね9100円台後半でモミ合う展開となった。午前の中盤には9200円台に乗せて前日比88円42銭高の9207円42銭まで上昇する場面もあったが、積極的な買いは続かずモミ合う展開だった。
午後になると、買い戻しが一巡する形となり、動意に乏しく一段と膠着感を強めた。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1137(全体の68%)、値下がり銘柄416(全体の25%)だった。全体として方向感に乏しい展開だったが、セクター別には石油・石炭製品、ゴム製品、非鉄金属、自動車、卸売、その他金融、不動産などが上昇した。一方で医薬品、海運、電気・ガスなどが下落した。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、3位のホンダ(7267)、4位の三菱商事(8058)、5位のトヨタ自動車(7203)、6位の三菱UFJFG(8306)、7位の日立製作所(6501)、8位の伊藤忠商事(8001)、9位のコマツ(6301)、10位のソフトバンク(9984)、12位の三井物産(8031)、13位の野村ホールディングス(8604)、14位の日産自動車(7201)、15位のファナック(6954)、16位の東芝(6502)、17位の丸紅(8002)、18位のセブン&アイ・ホールディングス(3382)、19位の三井住友FG(8316)、20位のファーストリテイリング(9983)が上昇した。また22位のコナミ(9766)、27位の富士重工業(7270)の上昇も目立った。
一方で、1位のグリー(3632)、2位のディー・エヌ・エー(2432)は下落した。寄り付き直後から大幅に売り込まれたが、その後は切り返して午後の終盤には前日比プラス圏に転じる場面もあった。11位のシャープ(6753)、23位の東レ(3402)も下落した。
前日の日本株式市場の大幅下落に対して、欧州や米国の株式市場が意外なほどに堅調な動きとなったため、安心感につながり買い戻し優勢の展開だった。
とはいえ、昨日の売られ過ぎに対する自律反発程度であり、下値を確認できたとも言えないだろう。
またソーシャルゲーム関連の荒っぽい動きだけでなく、決算を発表した主力銘柄にも荒っぽい動きが目立っている。引き続き海外の動向に神経質な展開となりそうなだけに、全体的な方向感に乏しく、短期的な値幅狙いの個別物色の展開だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:00
| 市況・概況
【株式市場】円高が一服し全般堅調ななか好決算の富士重工業など活況高
■東証1部銘柄は68%が高い
8日後場の東京株式市場は、全般強含みを継続。対ユーロで円相場が軟化し、連休の谷間以来の104円台に戻ったため、欧州の諸情勢を巡る不透明感が後退。自動車株や大手商社、精密、機械株が軒並み高となり、とりわけ富士重工業<7270>(東1)は13時の決算発表を境に急伸し7.3%高。昨日ストップ安のグリー<3632>(東1)とディー・エヌ・エー<2432>(東1)は後場、松原消費者担当相がゲーム運営会社や消費者に注意喚起を行う考えを明らかにしたと伝えられ、懸念後退感から一時堅調相場に転換。東証1部の値上がり銘柄数は1137銘柄(約68%)だった。
日経平均は反発。後場は9180円をはさんで振幅50円前後の小動きながら堅調で、終値は9181円65銭(62円51銭高)。前場は一時9207円56銭(88円42銭高)まで上げた。
東証1部の出来高概算は、16億180万株、売買代金は1兆1070億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は1137(前引けは839)銘柄、値下がり銘柄数は416(前引けは628)銘柄。
また、東証33業種別指数は26(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、輸送用機器、卸売り、ゴム製品、その他金融、石油・石炭、不動産、非鉄金属、鉄鋼、など。
一方、値下がり率上位の業種は、電力・ガス、海運、医薬品、倉庫・運輸、金属製品、などだった。
8日後場の東京株式市場は、全般強含みを継続。対ユーロで円相場が軟化し、連休の谷間以来の104円台に戻ったため、欧州の諸情勢を巡る不透明感が後退。自動車株や大手商社、精密、機械株が軒並み高となり、とりわけ富士重工業<7270>(東1)は13時の決算発表を境に急伸し7.3%高。昨日ストップ安のグリー<3632>(東1)とディー・エヌ・エー<2432>(東1)は後場、松原消費者担当相がゲーム運営会社や消費者に注意喚起を行う考えを明らかにしたと伝えられ、懸念後退感から一時堅調相場に転換。東証1部の値上がり銘柄数は1137銘柄(約68%)だった。
日経平均は反発。後場は9180円をはさんで振幅50円前後の小動きながら堅調で、終値は9181円65銭(62円51銭高)。前場は一時9207円56銭(88円42銭高)まで上げた。
東証1部の出来高概算は、16億180万株、売買代金は1兆1070億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は1137(前引けは839)銘柄、値下がり銘柄数は416(前引けは628)銘柄。
また、東証33業種別指数は26(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、輸送用機器、卸売り、ゴム製品、その他金融、石油・石炭、不動産、非鉄金属、鉄鋼、など。
一方、値下がり率上位の業種は、電力・ガス、海運、医薬品、倉庫・運輸、金属製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:36
| 市況・概況
【銘柄フラッシュ】ツカモトコーポレーションが高くパナソニックも反発
8日前場は、SNSゲーム大手のグリー<3632>(東1)とディー・エヌ・エー<2432>(東1)が昨日のストップ安に続いて下値を探り、グリーは東証1部の売買代金1位で2.1%安、ディー・エヌ・エーは2位で2.1%安。ただ、「ユーロ」を取り巻く不透明感はひとまず織り込まれたとの見方が広がり、ホンダ<7267>(東1)は東証1部の売買代金3位で1.5%高など、自動車株が軒並み反発。昨日年初来の安値に進んだパナソニック<6752>(東1)も小反発の0.2%高。
任天堂<7974>(大1)は円高の影響など懸念し約3カ月ぶりに1万円を割り込み大証で0.8%安、東証で1.2%安。
東証1部の値上がり率1位はツカモトコーポレーション<8025>(東1)の14.5%高となり昨日発表の増額修正を好感、2位はメディカルシステムネットワーク<4350>(東1)の11.7%高となり3年間で調剤薬局100店増などの中期計画を材料に急反発、3位はシップヘルスケアホールディングス<3360>(東1)の10.6%高となり昨日発表の3月決算を好感し高値更新。カプコン<9697>(東1)も昨日発表の3月決算を好感し急反発の6.8%高となった。
任天堂<7974>(大1)は円高の影響など懸念し約3カ月ぶりに1万円を割り込み大証で0.8%安、東証で1.2%安。
東証1部の値上がり率1位はツカモトコーポレーション<8025>(東1)の14.5%高となり昨日発表の増額修正を好感、2位はメディカルシステムネットワーク<4350>(東1)の11.7%高となり3年間で調剤薬局100店増などの中期計画を材料に急反発、3位はシップヘルスケアホールディングス<3360>(東1)の10.6%高となり昨日発表の3月決算を好感し高値更新。カプコン<9697>(東1)も昨日発表の3月決算を好感し急反発の6.8%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:17
| 市況・概況
【株式市場】「ユーロ」巡る不透明感が一巡し大手商社や自動車などから反発
■東証1部銘柄は50%が高い
8日前場の東京株式市場は、全般反発。NY株式が小幅安にとどまり、「ユーロ」を巡る不透明感が、昨日の大幅安によってひとまず織り込まれた印象になった。大手商社株や自動車株が軒並み反発し、ホンダ<7267>(東1)は東証1部の売買代金3位で1.5%高。ブリヂストン<5108>(東1)も反発。半面、ゲームの課金形態に景品表示法抵触の懸念が伝えられたSNSゲーム株は冴えず、グリー<3632>(東1)は売買代金1位で2.1%安、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は2位で2.1%安。東証1部の値上がり銘柄数は839銘柄(約50%)だった。
日経平均は反発。10時にかけて9207円56銭(88円42銭高)まで上伸。前引けは9172円09銭(52円95銭高)。
東証1部の出来高概算は、7億6417万株、売買代金は5261億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は839銘柄、値下がり銘柄数は628銘柄。
また、東証33業種別指数は25業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、卸売り、鉄鋼、非鉄金属、輸送用機器、など。
一方、値下がり率上位の業種は、電力・ガス、証券・商品先物、銀行、倉庫・運輸、などだった。
8日前場の東京株式市場は、全般反発。NY株式が小幅安にとどまり、「ユーロ」を巡る不透明感が、昨日の大幅安によってひとまず織り込まれた印象になった。大手商社株や自動車株が軒並み反発し、ホンダ<7267>(東1)は東証1部の売買代金3位で1.5%高。ブリヂストン<5108>(東1)も反発。半面、ゲームの課金形態に景品表示法抵触の懸念が伝えられたSNSゲーム株は冴えず、グリー<3632>(東1)は売買代金1位で2.1%安、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は2位で2.1%安。東証1部の値上がり銘柄数は839銘柄(約50%)だった。
日経平均は反発。10時にかけて9207円56銭(88円42銭高)まで上伸。前引けは9172円09銭(52円95銭高)。
東証1部の出来高概算は、7億6417万株、売買代金は5261億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は839銘柄、値下がり銘柄数は628銘柄。
また、東証33業種別指数は25業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、卸売り、鉄鋼、非鉄金属、輸送用機器、など。
一方、値下がり率上位の業種は、電力・ガス、証券・商品先物、銀行、倉庫・運輸、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:50
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