[市況・概況]の記事一覧
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記事一覧 (03/02)【銘柄フラッシュ】アークやエスペックが急伸しディー・エヌ・エーも高い
記事一覧 (03/02)【株式市場】先駆高の自動車株は軟調だがキヤノンやファナックなど堅調
記事一覧 (03/01)【株式市場を検証】株価指数先物取引主導の展開も上値重く目先は調整局面入りも警戒
記事一覧 (03/01)【銘柄フラッシュ】ソフトバンクが値を保ちエス・バイ・エルは一段急伸
記事一覧 (03/01)【株式市場】円安が一服しパナソニックや野村HLDなど軟調転換
記事一覧 (03/01)【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エルが急伸しソフトバンクも高い
記事一覧 (03/01)【株式市場】円安基調が再燃しトヨタ自動車が反発など全般続伸
記事一覧 (02/29)【株式市場を検証】9800円台回復する場面も、取引終了にかけて値を崩す
記事一覧 (02/29)【銘柄フラッシュ】松屋やCVSベイエリアが急伸しパナソニックも堅調
記事一覧 (02/29)【株式市場】円の強含みを受けソニーなど軟調に転換し一服感
記事一覧 (02/29)【銘柄フラッシュ】東海観光やソフトバンク・テクノロジーなどが急伸
記事一覧 (02/29)【株式市場】NY株の1.3万ドルなど好感し日経平均は昨年8月2日以来の高値
記事一覧 (02/28)【株式市場を検証】為替動向に敏感だが買い意欲は旺盛
記事一覧 (02/28)【銘柄フラッシュ】東洋証券やグリーが高く東京エレクトロンは堅調転換
記事一覧 (02/28)【株式市場】東京エレクトロンなど堅調転換しエルピーダメモリの影響後退
記事一覧 (02/28)【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エルやグリーが高くエルピーダメモリはストップ安
記事一覧 (02/28)【株式市場】円安の一服とエルピーダメモリの更生法を受け好感し手控える
記事一覧 (02/27)【株式市場を検証】買い優勢でスタートしたが取引終了にかけて利益確定売り優勢
記事一覧 (02/27)【銘柄フラッシュ】ツカモトコーポやシンニッタンが急伸しグリーも高い
記事一覧 (02/27)【株式市場】円安基調が一服し野村HLDは小反落の一方でグリーは堅調
2012年03月02日

【銘柄フラッシュ】アークやエスペックが急伸しディー・エヌ・エーも高い

 2日前場は、欧州中央銀行の資金供給や米国の雇用統計の改善などを好感し、東証1部1674銘柄中1008銘柄(約60%)が値上がりした。今回の円安局面で先行高となった自動車株はホンダ<7267>(東1)の0.8%安など総じて軟調ながら、キヤノン<7751>(東1)は0.4%高、ファナック<6954>(東1)も0.4%高。東証1部の売買代金1位は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)となり0.5%高、売買代金2位はトヨタ自動車<7203>(東1)となり1.4%安。

 巨額の「使い込み」を巡る裁判の第1回公判が伝えられた大王製紙<3880>(東1)は堅調で0.7%高。明日、プロ野球「横浜DeNAベイスターズ」が初戦と伝えられたディー・エヌ・エー<2432>(東1)は反発し0.5%高。

 東証1部の値上がり率1位は株価2ケタのアーク<7873>(東1)となり昨日発表の業績予想の増額修正を好感し16.9%高、2位も株価2ケタのランド<8918>(東1)となり値上り幅1円で7.7%高、3位のエスペック<6859>(東1)は環境観測機器を大震災による「がれき」焼却と関連づける動きがあるようで6.4%高。

 タカラレーベン<8897>(東1)は太陽光発電システム付マンションを材料に6.4%高、ケネディクス<4321>(東1)は金融緩和効果で不動産ファンドに期待とされて5.9%高。

 古河スカイ<5741>(東1)は次世代電池材料とアルミ地金市況が材料と5.7%高、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>(東1)は阪急・阪神百貨店などの月次好調で高値更新の5.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:16 | 市況・概況

【株式市場】先駆高の自動車株は軟調だがキヤノンやファナックなど堅調

■東証1部銘柄は60%が高い

 2日前場の東京株式市場は、全般堅調。円相場が対ユーロで再び108円台の円安基調になり、米国の雇用統計の改善などを好感し、東証33業種別指数は29業種が高い。ここ1カ月の円安局面で先駆高となった自動車株は総じて軟調だったものの、キヤノン<7751>(東1)ファナック<6954>(東1)が高くシャープ<6753>(東1)もしっかり。東証1部の値上がり銘柄数は1008銘柄(約60%)だった。

 日経平均は続伸。朝方9803円75銭(96円38銭高)まで上げ、前引けは9751円37銭(44円ちょうど高)。

 東証1部の出来高概算は、11億4457万株、売買代金は6345億円。1部上場1674銘柄のうち、値上がり銘柄数は1008銘柄、値下がり銘柄数は492銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、不動産、その他金融、電力・ガス、空運、証券・商品先物、倉庫・運輸、陸運、鉄鋼、水産・農林、など。一方、値下がりした業種は、輸送用機器、精密機器、その他製品、機械、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:43 | 市況・概況
2012年03月01日

【株式市場を検証】株価指数先物取引主導の展開も上値重く目先は調整局面入りも警戒

【日経平均株価は小幅反落、TOPIXは続落】

■東証1部市場の売買代金は23営業日連続で1兆円を上回る

 1日の指数は下落した。日経平均株価は前日比15円87銭(0.16%)安の9707円37銭となり3営業日ぶりに小幅反落した。一方のTOPIXは前日比4.42ポイント(0.53%)安の831.54となり続落した。株価指数先物取引が主導する展開で、午前は買いが優勢だったが、午後になると値を崩して前日比マイナス圏に転じた。

 日経平均株価の日中値幅は199円73銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆4913億円となり、前日の1兆5850億円に比べて減少したが、23営業日連続で1兆円を上回った。

 前日29日の米国株式市場は下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比53ドル05セント(0.41%)安の1万2952ドル07セントと反落した。ECB(欧州中央銀行)の3年物オペの応札額が5295億ユーロと、ほぼ市場予想の水準だったことに加えて、米11年10〜12月期GDP改定値などの主要経済指標を好感して序盤は買いが優勢だった。しかし、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長が議会証言で、米景気回復に慎重な姿勢を示しながらも追加金融緩和に言及しなかったことが弱材料視されて、前日比マイナス圏に転じた。S&P500株価指数は前日比0.47%安と5営業日ぶり反落した。ナスダック総合株価指数は00年12月以来となる3000台を回復する場面もあったが、結局は前日比0.67%安と5営業日ぶり反落した。米11年10〜12月期実質GDP改定値は前期比年率プラス3.0%となり、速報値の同プラス2.8%から上方修正されて市場予想も上回った。米2月シカゴ購買部協会景気指数は64.0となり、1月の60.2に比べて改善して市場予想も上回った。

 こうした流れに対して、日経平均株価は前日比48円10銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き10万株の売り越し観測だったが、前日の海外市場で為替がやや円安方向に傾いたことを好感した。

 買い優勢で寄り付いた後、株価指数先物取引が主導する形で上昇幅を広げ、日経平均株価は前日比142円51銭高の9865円75銭まで上昇する場面もあった。しかし午前の中盤以降は上昇幅を縮小する展開となった。中国2月PMI(製造業購買担当者景気指数)は51.0となり、1月の50.5に比べて改善して市場予想も上回ったが、市場の反応は限定的だった。

 午後に入ると、株価指数先物取引が主導する形で日経平均株価、TOPIXともに値を崩して前日比マイナス圏に転じた。為替が朝方に比べてやや円高方向に傾いたことが弱材料視され、結局この日の安値圏で取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄429(全体の26%)、値下がり銘柄1162(全体の69%)だった。セクター別には、鉄鋼、機械、総合商社、メガバンク、証券、保険、不動産などが軟調になった。一方で、陸運など内需関連の一角が堅調だった。全体として主力株に利益確定売りが目立った。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のトヨタ自動車(7203)、2位の三菱UFJFG(8306)、4位のみずほFG(8411)、5位の三井住友FG(8316)、6位の野村ホールディングス(8604)、7位のコマツ(6301)、8位のホンダ(7267)、10位の日産自動車(7201)、11位の三菱商事(8058)、13位のグリー(3632)、14位のファナック(6954)、16位のディー・エヌ・エー(2432)、17位の日立製作所(6501)、18位の国際石油開発帝石(1605)、19位の三井物産(8031)、20位のパナソニック(6752)が下落した。主力株が総じて軟調だった。

 一方、3位のソフトバンク(9984)、9位のキヤノン(7751)、12位のTDK(6762)、15位のソニー(6758)、21位のファーストリテイリング(9983)、24位の京セラ(6971)は上昇した。

 日経平均株価は終値では9700円台を維持したが、株価指数先物取引が翻弄する形で前日と同様に、午前は上昇しても午後に入ると値を崩す展開となった。また、日経平均株価の取引時間中の高値は9865円75銭で、前日の取引時間中の高値9866円41銭に僅かに届かなかった。短期的な過熱感を冷ますためにスピード調整が必要な状況でもあり、目先の天井として意識される可能性があるだろう。為替動向がポイントになることに変化はないが、一段の円安進行という追い風がなければ、目先は調整局面入りが警戒されそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:46 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ソフトバンクが値を保ちエス・バイ・エルは一段急伸

 3月1日後場は、対ユーロで円が107円台に戻るなど、円安基調に一服感。トヨタ自動車<7203>(東1)は前引けに続き東証1部の売買代金1位だったものの軟調転換し0.6%安。売買代金2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)も後場は次第に軟化し1.2%安。3位のソフトバンク<9984>(東1)は携帯電話の新周波数帯の割当を獲得したことが好感されて2.0%高。

 エルピーダメモリ<6665>(東1)は前日比変わらずの7円と3円高の10円の間で売買交錯となり、終値は7円。出来高は2.52億株で東証1部全体の概算26億3458万株の9%を占めた。

 格安航空会社ピーチ・アビエーションが本日開業となった全日本空輸<9202>(東1)は小動きのまま推移し、前日比変わらずの249円。競合がいわれる東日本旅客鉄道<9020>(東1)は1.5%高、東海旅客鉄道<9022>(東1)は0.9%高。

 東証1部の値上がり率1位はエス・バイ・エル<1919>(東1)の10.7%高となりヤマダ電機<9831>(東1)とのスマートハウス展開を材料に前引けの1位9.6%高から一段ジリ高、2位は有機合成薬品工業<4531>(東1)の9.9%高となり米国の抗がん剤ベンチャー企業の買収を発表した大日本住友製薬<4506>(東1)が上位株主だとの思惑がいわれ戻り高値、3位はツガミ<6101>(東1)の7.4%高となり近日発売の「四季報」「会社情報」で高評価との観測。

 トランスコスモス<9715>(東1)は経済産業省による海外の通販サイトへの出店支援策を材料に需給妙味とされて高値更新の4.0%高、やまや<9994>(東1)は宮城県地盤の酒類問屋で復興景気の恩恵と3.6%高、青山商事<8219>(大1)は大学の秋入学や早稲田大学の4学期制度からスーツ需要増加に期待とされて東証で3.5%高、大証では4.1%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:17 | 市況・概況

【株式市場】円安が一服しパナソニックや野村HLDなど軟調転換

■東証1部銘柄は26%が高い

 3月1日後場の東京株式市場は、全般様子見。対ユーロで円が107円台に戻るなど、円安基調に一服感がみられ、ホンダ<7267>(東1)など自動車株に軟調転換する銘柄が出現。野村ホールディングス<8604>(東1)も軟調転換。パナソニック<6752>(東1)も軟化した。格安航空ピーチ・アビエーションの本日開業で注目された全日本空輸<9202>(東1)は小動きに終始し前日比変わらず。東証1部の値上がり銘柄数は429銘柄(約26%)だった。

 日経平均は小反落。後場は13時過ぎから軟調に転じ、一時9666円02銭(57円22銭安)をつけ、大引けは9707円37銭(15円87銭安)。朝方は9865円75銭(142円51銭高)まで上げた。

 東証1部の出来高概算は、26億3458万株、売買代金は1兆4913億円。1部上場1674銘柄のうち、値上がり銘柄数は429(前引けは618)銘柄、値下がり銘柄数は1162(前引けは895)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、陸運、パルプ・紙、食料品、電力・ガス、情報・通信、など。
 一方、値下がりした業種は、鉄鋼、不動産、鉱業、ガラス・土石、保険、証券・商品先物、機械、石油・石炭、非鉄金属、金属製品、その他金融、海運、繊維製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:36 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エルが急伸しソフトバンクも高い

 3月1日前場は、円安基調の再燃を好感する相場になり、TDK<6762>(東1)が3.7%高、京セラ<6971>(東1)が1.7%高。トヨタ自動車<7203>(東1)は東証1部の売買代金1位で0.6%高。ソフトバンク<9984>(東1)は携帯電話の新周波数帯の割当を獲得したことが好感されて売買代金2位の1.9%高。

 格安航空会社ピーチ・アビエーションが本日開業となった全日本空輸(ANA)<9202>(東1)は小動きの相場になり前日比変わらず。競合がいわれる東日本旅客鉄道<9020>(東1)は0.8%高、東海旅客鉄道<9022>(東1)も0.6%高。

 東証1部の値上がり率1位は株価ひとケタになったエルピーダメモリ<6665>(東1)となり1円高で14.3%高、2位にはエス・バイ・エル<1919>(東1)の9.6%高が入り大株主ヤマダ電機<9831>(東1)が3月から次世代省エネ住宅「スマートハウス」の販売を本格的に始めると伝えられ期待増幅、3位はツガミ<6101>(東1)の6.7%高となり近日発売の「四季報」「会社情報」で高評価との観測。

 中越パルプ工業<3877>(東1)は配当と業績予想の増額を好感し高値更新の4.0%高、セイノーホールディングス<9076>(東1)は信用倍率1倍台で引越しシーズン本番とされて急反発の3.5%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:09 | 市況・概況

【株式市場】円安基調が再燃しトヨタ自動車が反発など全般続伸

■東証1部銘柄は37%が高い

 3月1日前場の東京株式市場は、全般堅調。NY市場から円安基調が再燃したことを好感し、トヨタ自動車<7203>(東1)が反発し東証1部の売買代金1位。ソニー<6758>(東1)も反発。携帯電話の新周波数帯の割当を獲得したソフトバンク<9984>(東1)は売買代金2位の活況で堅調。東証1部の値上がり銘柄数は618銘柄(約37%)だった。

 日経平均は続伸。朝方9865円75銭(142円51銭高)まで上げ、前引けは9757円20銭(33円96銭高)。

 東証1部の出来高概算は、13億695万株、売買代金は7049億円。1部上場1674銘柄のうち、値上がり銘柄数は618銘柄、値下がり銘柄数は895銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、陸運、情報・通信、パルプ・紙、輸送用機器、電力・ガス、食料品、など。
 一方、値下がりした業種は、鉄鋼、不動産、石油・石炭、ガラス・土石、鉱業、金属製品、その他金融、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:44 | 市況・概況
2012年02月29日

【株式市場を検証】9800円台回復する場面も、取引終了にかけて値を崩す

【日経平均株価は僅かながら続伸、TOPIXは6営業日ぶり反落】

■株価指数先物取引が主導する展開

 29日は高安まちまちだった。日経平均株価は前日比72銭(0.01%)高の9723円24銭となり僅かながら続伸した。一方のTOPIXは前日比2.52ポイント(0.30%)安の835.96となり6営業日ぶりに反落した。株価指数先物取引が主導する展開だった。日経平均株価は取引時間中に9800円台を回復する場面もあった。しかし取引終了にかけて急速に値を崩す展開となった。

 日経平均株価の日中値幅は160円19銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆5850億円となり、前日の1兆4741億円に比べて増加し、22営業日連続で1兆円を上回った。

 前日28日の米国株式市場は上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比23ドル61セント(0.18%)高の1万3005ドル12セントと3営業日ぶりに小幅反発した。終値で08年5月19日以来となる1万3000ドル台を回復した。序盤は売り買いが交錯したが、米2月消費者信頼感指数の大幅改善を好感して買いが優勢になった。

 S&P500株価指数は前日比0.34%高と4営業日続伸、ナスダック総合株価指数は前日比0.69%高と4営業日続伸した。米1月耐久財受注は前月比4.0%減少となり、12月改定値の同3.2%増加に比べて市場予想以上に悪化した。米12月S&Pケース・シラー住宅価格指数は136.7となり、11月改定値の138.2に比べて市場予想以上に下落した。米2月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)は70.8となり、1月改定値の61.5に比べて市場予想以上に改善した。

 こうした流れに対して、日経平均株価は前日比49円10銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き380万株の売り越し観測だった。日本の1月鉱工業生産(速報値)は2カ月連続の上昇となり、市場予想も上回った。

 買い優勢で寄り付いた後、午前の序盤はモミ合う展開だった。しかし午前の中盤になると、株価指数先物取引が主導する形で上昇幅を広げた。午前の終盤には、日経平均株価が前日比143円89銭高の9866円41銭まで上昇する場面もあった。外国為替市場で朝方に比べて、やや円安方向に傾いたことが支援材料だった。

 午後に入るとやや上値が重くなり、日経平均株価9800円台前半でモミ合う展開となった。為替の円安一服や高値警戒感に加えて、今晩のECB(欧州中央銀行)の3年物オペを控えて様子見ムードを強めた。そして取引終了にかけては、株価指数先物取引が主導する形で急速に値を崩した。日経平均株価は前日比マイナス圏に転じる場面もあった。TOPIXは前日比マイナス圏に転じて取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄479(全体の29%)、値下がり銘柄1069(全体の64%)だった。セクター別には、建設、半導体・半導体製造装置関連、総合商社、小売の一角などが堅調だった。一方で、メガバンクや証券などが取引終了にかけて軟調になった。機械、電機・精密、自動車の主力株も高安まちまちだったが、取引終了にかけて値を崩す銘柄が目立った。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のソフトバンク(9984)、2位のトヨタ自動車(7203)、3位の三菱UFJFG(8306)、5位の三井住友FG(8316)、7位のホンダ(7267)、8位の野村ホールディングス(8604)、10位のグリー(3632)、13位のディー・エヌ・エー(2432)、16位の日立製作所(6501)、17位のソニー(6758)、19位のコマツ(6301)が下落した。

 一方で、6位のNTT(9432)、9位のファナック(6954)、11位の東芝(6502)、12位のキヤノン(7751)、14位の三菱商事(8058)、15位のパナソニック(6752)、18位の日産自動車(7201)は上昇した。

 株価指数先物取引が翻弄する展開だったが、急ピッチの上昇に対する警戒感も強い状況だけに、取引終了にかけて急速に値を崩したことで、日経平均株価の取引時間中の高値9866円41銭が目先の天井として意識される可能性があるだろう。短期的な過熱感を冷ますためにスピード調整が必要な状況でもあり、為替動向がポイントになることにも変化はないが、明日以降も株価指数先物取引次第の展開となる可能性があるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:03 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】松屋やCVSベイエリアが急伸しパナソニックも堅調

 29日後場は、円が強含み基調に転換。前場は高かったソニー<6758>(東1)が終盤にかけて軟調相場に転じて2.0%安となり、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)も軟調に転換して0.6%安。東証1部の売買代金1位はソフトバンク<9984>(東1)となり、前場は携帯電話向けの900メガヘルツ新周波数帯の獲得濃厚との観測で同2位の2.8%高だったものの、やはり軟調に転換して大引けは0.6%安。

 エルピーダメモリ<6665>(東1)は本日から売買成立まで制限値幅を撤廃となり、11時15分に5円(249円安)で売買が成立。その後、4円を下値に一転11円まで急反発の場面があり、上場を廃止が予定される3月28日まで値幅1円・2円を狙う相場になる可能性。日本航空(上場廃止)の場合は2010年2月19日に終値1円で投了。

 トップ交代人事を発表したパナソニック<6752>(東1)は売買代金15位・出来高14位と好人気で前場戻り高値を2日ぶりに更新し大引けも1.5%高。

 東証1部の値上がり率1位は松屋<8237>(東1)の12.6%高となり最近の相場は逆日歩銘柄の値動きが活発とされデパート株の中では妙味大とされて戻り高値を大幅更新、2位はコンビニ経営のシー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>(東1)となり需給妙味とフランチャイズ変更をムシ返し材料に9.7%高、3位は東海観光<9704>(東1)となり仕手色が強く株価2ケタの手軽さで戻り高値の8.7%高。

 ソフトバンク・テクノロジー<4726>(東1)は経産省が東日本大震災の被災地企業の海外電子商取引を支援と伝えられて値上がり率4位で昨年来の高値8.4%高、井筒屋<8260>(東1)は昨日発表の借入金の返済期限延長を材料に7.4%高。

 アコム<8572>(東1)は信用売り残が多く月末日で信用期日到来の買い戻しが入ったとの見方あり6.6%高。リオン<6823>(東1)も信用売り残に逆日歩が発生しており1月末の業績見通し減額修正後も株価が強いため買い戻し増加と4.6%高になった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:22 | 市況・概況

【株式市場】円の強含みを受けソニーなど軟調に転換し一服感

■東証1部銘柄は29%が高い

 29日後場の東京株式市場は、大引けにかけて一服感。円相場が対ユーロで前場の108円50銭台から同20銭台の円高気味になり、前場は高かったソニー<6758>(東1)が終盤にかけて軟調相場に転換、商船三井<9104>(東1)も軟調転換。日経平均の9800円台乗せを受け、利食いを出す動きがあったようだ。エルピーダメモリ<6665>(東1)は東証の値幅制限撤廃を受け、11時5分に5円(249円安)で売買が成立、その後11円まで急騰する場面があり出来高1位。東証1部の値上がり銘柄数は479銘柄(約29%)だった。

 日経平均は小幅続伸。後場は上値の重い動きに転じ、大引け間際に9706円22銭(16円30銭安)と一時軟調転換する場面をみせ、大引けは9723円24銭(72銭高)。

 東証1部の出来高概算は、30億5795万株、売買代金は1兆5850億円。1部上場1674銘柄のうち、値上がり銘柄数は479(前引けは1104)銘柄、値下がり銘柄数は1069(前引けは423)銘柄。前場は9866円41銭(143円89銭高)まで上昇し昨年8月2日以来の9800円台回復となった。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、小売り、陸運、保険、その他金融、建設、石油・石炭、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、証券・商品先物、その他製品、パルプ・紙、不動産、海運、鉱業、非鉄金属、ガラス・土石、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:38 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】東海観光やソフトバンク・テクノロジーなどが急伸

 29日前場は、NY株式の1万3000ドル台乗せ、円の対ユーロ108円60銭台の円安再燃などを好感し、業種別指数33本のうち、値下がりした指数は「不動産」のみ。東証1部の売買代金1位は みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)となり、一昨日の高値に接近し1.5%高。売買代金2位はソフトバンク<9984>(東1)となり、携帯電話向けの900メガヘルツ新周波数帯の獲得濃厚との観測で2.8%高。

 エルピーダメモリ<6665>(東1)は本日も売り気配を切り下げる相場となり、東証が一刻も早く売買を成立させる目的で制限値幅を撤廃と発表したため、11時12分にヒトケタ台になる8円(246円安)の気配値となり、11時15分に5円で売買が成立した。

 東証1部の値上がり率1位は株価2ケタの東海観光<9704>(東1)となり仕手色が強く戻り高値の8.7%高、2位はソフトバンク・テクノロジー<4726>(東1)の8.0%高となり経産省が東日本大震災の被災地企業の海外電子商取引を支援と伝えられて昨年来の高値、3位には高松コンストラクショングループ<1762>(東1)の7.6%高となり建設株の中で業績対比割安との見方あり昨年来の高値。

 松屋<8237>(東1)は逆日歩銘柄の値動きがここ活発とされデパート株の中で妙味大と7.5%高、シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>(東1)も需給妙味ありコンビニのフランチャイズ変更をムシ返し材料に7.1%高、千代田化工建設<6366>(東1)は東南アジアで石油複合施設などの建設が活発とされて高値更新の5.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:16 | 市況・概況

【株式市場】NY株の1.3万ドルなど好感し日経平均は昨年8月2日以来の高値

■東証1部銘柄は66%が高い

 29日前場の東京株式市場は、全般続伸。円相場が対ユーロで108円60銭台に入るなど、再び円安気味になった上、NY株式が1万3000ドル台に乗ったため、主力銘柄を買い直す動きが広がった。パナソニック<6752>(東1)はトップ交代も材料に2日ぶり戻り高値。東証1部の売買代金1位はみずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)となり高値に接近。一方、エルピーダメモリ<6665>(東1)は東証の値幅制限撤廃を受け、11時5分に5円(249円安)で売買が成立した。東証1部の値上がり銘柄数は1104銘柄(約66%)だった。

 日経平均は続伸。10時過ぎに9866円41銭(143円89銭高)まで上昇し、2011年8月2日以来の9800円台。前引けも9846円46銭(123円94銭高)。

 東証1部の出来高概算は、14億2408万株、売買代金は6969億円。1部上場1674銘柄のうち、値上がり銘柄数は1104銘柄、値下がり銘柄数は423銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、その他金融、鉄鋼、電力・ガス、金属製品、繊維製品、非鉄金属、陸運、銀行、ガラス・土石、倉庫・運輸、など。一方、値下がりした業種は、不動産、のみだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:48 | 市況・概況
2012年02月28日

【株式市場を検証】為替動向に敏感だが買い意欲は旺盛

【日経平均株価は反発して9700円台回復、TOPIXは5営業日続伸】

■東証2部指数は31営業日ぶりに反落

 28日は、日経平均株価が前日比88円59銭(0.92%)高の9722円52銭となり反発した。TOPIXは前日比3.23ポイント(0.39%)高の838.48となり5営業日続伸した。為替の円安一服を受けて売り優勢でスタートしたが、株価指数先物取引が主導する形で切り返した。日経平均株価は終値ベースで9700円台を回復した。なお東証2部指数は31営業日ぶりに反落し、過去最長記録は30連騰でストップした。

 日経平均株価の日中値幅は193円75銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆4741億円となり、前日の1兆4621億円に比べて増加し、21営業日連続で1兆円を上回った。

 前日27日の米国株式市場は、やや方向感に欠ける展開だった。ダウ工業株30種平均株価は前日比1ドル44セント(0.01%)安の1万2981ドル51セントと小幅続落した。売り先行でスタートして前日比100ドル36セント安まで下落する場面があった。G20財務相・中央銀行総裁会議で、IMF(国際通貨基金)への資金拠出に関して進展がなかったことを弱材料視した。

 しかし米1月住宅販売保留指数が改善したことや、ドイツ連邦議会がギリシャ第2次支援を承認したことを受けて切り返し、前日比44ドル57セント高の1万3027ドル52セントまで上昇する場面もあった。

 終盤は利益確定売りに押される形となった。S&P500株価指数は前日比0.14%高と小幅に3営業日続伸、ナスダック総合株価指数は前日比0.08%高と小幅に3営業日続伸した。米1月住宅販売保留指数は前月比2.0%上昇し、12月改定値の同1.9%低下に比べて市場予想以上に改善し、10年4月以来の高水準となった。

 こうした流れに対して、日経平均株価は前日比66円銭81安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き830万株の売り越し観測だった。前日の海外の外国為替市場で、1ドル=80円台前半、1ユーロ=107円台前半に円が上昇するなど、円高方向に傾いたことを受けて輸出関連を中心に利益確定売りが先行した。

 午前の前半には、為替が朝方に比べて一段と円高方向に傾いたため、日経平均株価は前日比105円16銭安の9528円77銭まで下落する場面があった。しかし午前の中盤以降は、徐々に下落幅を縮小する展開となった。

 午後に入ると、さらに下落幅を縮小する展開となった。そして午後の中盤以降には、株価指数先物取引が主導する形で、日経平均株価は前日比プラス圏に転じた。外国為替市場で、午前に比べて円安方向に傾いたことを好感した。日経平均株価は結局、この日の高値で取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄935(全体の56%)、値下がり銘柄589(全体の35%)だった。セクター別には、情報通信、SNS・ゲーム関連などが堅調だった。一方で、鉄鋼、非鉄金属などが軟調だった。機械、電機・精密、自動車の主力株は高安まちまちだった。なお、エルピーダメモリ(6665)の会社更生法申請の影響としては、一部の半導体関連銘柄が序盤に売られたものの、全体として影響は限定的にとどまった。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、2位のグリー(3632)、9位のソフトバンク(9984)、13位のディー・エヌ・エー(2432)、14位のいすゞ自動車(7202)の上昇が目立った。また、1位の三菱UFJFG(8306)、4位のトヨタ自動車(7203)、5位の野村ホールディングス(8604)、7位の三井住友FG(8316)、10位の日立製作所(6501)、15位のソニー(6758)、17位のファナック(6954)、18位のNTT(9432)、19位のコマツ(6301)が上昇した。

 一方で、6位のホンダ(7267)、8位の三菱商事(8058)、11位の日産自動車(7201)、12位のキヤノン(7751)、16位の国際石油開発帝石(1605)、20位の商船三井(9104)は下落した。

 前日の海外市場から今日の東京市場にかけて、為替の円安の流れが一服したため、株式市場でもスピード調整はやむなしという状況だった。しかし、午後の中盤から大引けにかけての上昇を見る限り、株価指数先物取引主導とはいえ買い意欲は旺盛のようだ。常識的には短期的な過熱感が警戒されるが、市場全体の地合いは良好だろう。引き続き為替動向と循環物色がポイントだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:39 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】東洋証券やグリーが高く東京エレクトロンは堅調転換

 28日後場は、円安基調が再燃したため、エルピーダメモリ<6665>(東1)の更生法申請による手控えムードが後退。東京エレクトロン<8035>(東1)が次第に値を戻して14時前後から堅調相場に転じ1.0%高。浜松ホトニクス<6965>(東1)も同様に0.9%高。自動車株や精密機器なども持ち直す相場になった。東証1部の売買代金1位は前引けと同じ三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)となり前引けの0.7%安から大引けは0.5%高。

 売買代金2位はグリー<3632>(東1)となりソージャルゲームは日本の産業構造の中で成長分野とされて4.5%高。同社と係争中のディー・エヌ・エー<2432>(東1)もほぼ互角の4.4%高。

 東証1部の値上がり率1位は東洋証券<8614>(東1)の14.5%高となり日経平均が後場持ち直すと証券株が軒並み戻す中で出遅れ感などがいわれ高値更新、2位はデパートの松屋<8237>(東1)の7.2%高となり上記の東洋証券を含めて逆日歩妙味銘柄の値動きがいいと注目が集まる様子で戻り高値3位はエス・バイ・エル<1919>(東1)の6.9%高となり3月から太陽光発電システムを標準設備の住宅を展開し限定600棟は同システム無料としたことを材料に急伸。

 TSIホールディングス<3608>(東1)はアパレル2社統合のあとの経営トップ主導権争いの様子なら株式争奪戦もとの思惑で6.5%高、ホソカワミクロン<6277>(東1)は提携する日清製粉グループ本社<2002>(東1)が米国の製粉中堅を買収と伝わり粉体技術注目とされて高値更新の6.4%高。

 日本バイリーン<3514>(東1)は花粉症シーズンとマスク素材を材料に高値更新の5.6%高、日立メディコ<6910>(東1)は放射線測定機器を材料に高値更新の5.4%高、クスリのアオキ<3398>(東1)は月次動向を好感して高値更新の4.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:16 | 市況・概況

【株式市場】東京エレクトロンなど堅調転換しエルピーダメモリの影響後退

■東証1部銘柄は56%が高い

 28日後場の東京株式市場は、全般持ち直し堅調に転換。1ドル80円60銭前後の円安再燃となったため、自動車株や半導体関連株が次第に持ち直し、トヨタ自動車<7203>(東1)は堅調転換。エルピーダメモリ<6665>(東1)の更生法申請によって前場は軟調だった東京エレクトロン<8035>(東1)も大引けにかけて堅調転換となった。東証1部の値上がり銘柄数は935銘柄(約56%)。

 日経平均は反発。後場は14時前から小高く転じて上値を追い、大引けは本日高値の9722円52銭(88円59銭高)。前場は9528円77銭(105円16銭安)まで軟化したものの、弾力の強さを見せつけた。

 東証1部の出来高概算は、25億724万株、売買代金は1兆4742億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は935(前引けは464)銘柄、値下がり銘柄数は589(前引けは1090)銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種(前引けは5業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、情報・通信、サービス、ゴム製品、証券・商品先物、保険、パルプ・紙、倉庫・運輸、不動産、精密機器、その他金融、小売り、建設、など。
 一方、値下がり率上位の業種は、海運、石油・石炭、鉱業、鉄鋼、その他製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:27 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エルやグリーが高くエルピーダメモリはストップ安

 28日前場は、円安基調の一服に加え、エルピーダメモリ<6665>(東1)の更生法申請・ストップ安気配を受け、主力産業の「老化」を感じ取って手控える様子もあり、自動車株や鉄鋼、家電・重電、精密機器などの主力銘柄が総じて軟調。東証1部の売買代金1位は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)となり小反落の0.7%安。半面、グリー<3632>(東1)ディー・エヌ・エー<2432>(東1)はこれからの成長産業との見方で各々3.1%高、1.3%高。

 東証1部の値上がり率1位はエス・バイ・エル<1919>(東1)の5.8%高となり3月から太陽光発電システムを標準設置した住宅600棟につき同システムを無料としたことを材料に急伸、2位はコープケミカル<4003>(東1)の4.8%高となり軽量株妙味と今期復配の可能性を材料に上値追い、3位は進学会<9760>(東1)の3.4%高となり提携観測があるとかで急反発。

 松屋<8237>(東1)は需給妙味があり株価回復による消費回復期待に乗りやすいとされて3.3%高、ハニーズ<2792>(東1)はエルピーダメモリ・ショックの影響を受けにくいと2.6%高、いすゞ自動車<7202>(東1)はクレディ・スイス証券の投資判断を材料に2.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:22 | 市況・概況

【株式市場】円安の一服とエルピーダメモリの更生法を受け好感し手控える

■東証1部銘柄は28%が高い

 28日前場の東京株式市場は、全般軟調。円安基調が一服した上、エルピーダメモリ<6665>(東1)の更生法申請、ストップ安気配を受け、ハイテク関連銘柄などの買いを手控える動きが広がった。自動車、大手商社なども総じて軟調。半面、これからの成長産業との見方でグリー<3632>(東1)が3.1%高となり、東証1部の売買代金2位。アデランス<8170>(東1)も2.1%高。東証1部の値上がり銘柄数は464銘柄(約28%)だった。

 日経平均は小幅安。円安の一服を受け、一時9528円77銭(105円16銭安)まで軟化し、前引けは9579円28銭(54円65銭安)。

 東証1部の出来高概算は、12億2016万株、売買代金は6453億円。1部上場1673銘柄のうち、値上がり銘柄数は464銘柄、値下がり銘柄数は1090銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、値上がりした業種は、情報・通信、サービス、医薬品、小売り、保険、のみ。
 一方、値下がり率上位の業種は、海運、鉄鋼、ガラス・土石、非鉄金属、その他製品、石油・石炭、輸送用機器、化学、機械、不動産、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:01 | 市況・概況
2012年02月27日

【株式市場を検証】買い優勢でスタートしたが取引終了にかけて利益確定売り優勢

【日経平均株価は小幅反落、TOPIXは小幅続伸】

■東証2部指数は30連騰となり過去最長記録を継続

 27日は、日経平均株価が前日比13円45銭(0.14%)安の9633円93銭となり4営業日ぶりに小幅反落した。TOPIXは前日比0.96ポイント(0.12%)高の835.25となり小幅に4営業日続伸した。買い優勢でスタートしたが、取引終了にかけて利益確定売りが優勢になった。なお東証2部指数は30連騰となり過去最長記録を継続した。

 日経平均株価の日中値幅は107円86銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆4621億円となり、前週末の1兆4811億円に比べて減少したが、20営業日連続で1兆円を上回った。

 前週末24日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比1ドル74セント(0.01%)安の1万2982ドル95セントと小幅反落した。

 米1月新築一戸建て住宅販売戸数などの経済指標を好感して買いが先行し、1万3000ドル台に乗せる場面もあったが、高値警戒感などもあり、終盤は利益確定売りに押された。原油価格の急ピッチの上昇も弱材料視された。

 S&P500株価指数は前日比0.17%高と小幅続伸、ナスダック総合株価指数は前日比0.23%高と小幅続伸した。

 米1月新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整後、年率換算)は32.1万戸となり、12月改定値の32.4万戸に比べて0.9%減少したが市場予想を上回った。

 米2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は75.3となり、速報値の72.5から上方修正されて市場予想も上回った。

 こうした流れに対して、日経平均株価は前日比78円82銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き80万株の売り越し観測だった。

 早朝の外国為替市場で、一時1ドル=81円60銭台、1ユーロ=109円90銭台に円安が進行したことを好感した。そして寄り付き直後に、日経平均株価は前日比88円73銭高の9736円11銭まで上昇する場面もあった。しかし買い一巡後はやや伸び悩む展開となった。外国為替市場で1ドル=81円台前半、1ユーロ=109円台前半と、朝方に比べて円安進行が一服したこともあり、日経平均株価は9700円を挟むレンジでモミ合う展開となった。

 午後に入ると上値が重くなり、利益確定売りが優勢になり始めた。さらに株価指数先物取引が主導する形で、日経平均株価は終盤に前日比マイナス圏に転じる展開となり、結局この日の安値圏で取引を終了した。TOPIXは前日比プラス圏を維持したが、終盤に上昇幅を縮小した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄793(全体の47%)、値下がり銘柄730(全体の44%)だった。セクター別には、電機、メガバンク、不動産などが堅調だった。一方で、鉱業、小売、情報通信などが軟調だった。全体としては、日経平均株価の上昇を牽引してきた値がさ株が、やや軟調になった。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位の三菱UFJFG(8306)、2位のみずほFG(8411)、3位の三井住友FG(8316)とメガバンクが上位に並び、揃って上昇した。5位のキヤノン(7751)、6位のホンダ(7267)、8位のグリー(3632)、9位の日立製作所(6501)、11位の東芝(6502)、12位のソニー(6758)、13位の日産自動車(7201)も上昇した。

 一方で、7位の野村ホールディングス(8604)、10位のソフトバンク(9984)、16位のファナック(6954)、19位のコマツ(6301)、20位の国際石油開発帝石(1605)は下落した。

 また、4位のトヨタ自動車(7203)、14位の三菱商事(8058)は、前日比プラス圏で推移していたが、結局は前日比変わらずとなって取引を終了した。

 日経平均株価は小幅に反落したが、常識的には短期的な過熱感が警戒されるだけに、当然のスピード調整とも言えるだろう。また、指数寄与度の高い銘柄の下落が指数を押し下げた形という印象も強いだけに、市場全体の地合いが悪化したわけでもないだろう。ただし、買い意欲が旺盛とはいえ、利益確定売りも出始めたようだ。急ピッチの上昇に対して懐疑的なコメントが聞こえてくる間は、強基調の展開が想定されるが、引き続き為替動向と循環物色がポイントだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:36 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ツカモトコーポやシンニッタンが急伸しグリーも高い

 27日後場は、円安基調が一服したため、前場に戻り高値を更新したトヨタ自動車<7203>(東1)が前日比変わらず、同じく野村ホールディングス<8604>(東1)は大引け1.1%安と主力銘柄に一服感。代わってグリー<3632>(東1)が3.0%高、クックパッド<2193>(東1)が4.1%高とジリ高基調。東証1部の売買代金上位3銘柄は大手銀行株が占めた。

 東京都が使用電力の購入を中部電力<9502>(東1)に切り替えることを検討と伝えられた東京電力<9501>(東1)は2.5%安。ただ、中部電力も後場は軟調で0.7%安。声がかからなかった東北電力<9506>(東1)は0.4%安。

 「AIJ投資顧問」に年金資金の一部を委託と前週末発表のアドバンテスト<6857>(東1)は戻り高値のあとも堅調で1.7%高。

 東証1部の値上がり率1位はツカモトコーポレーション<8025>(東1)の15.1%高となり前週急伸したさが美<8201>(東1)を手がけた和装好きの仕手筋が介入とかで前引けの2位から一段高、2位にはシンニッタン<6319>(東1)の10.1%高が入りイメージは東証2部銘柄との声もあり東証2部指数の30連騰など材料視、3位はパルコ<8251>(東1)の9.3%高となりJ.フロント リテイリング<3086>(東1)による持分法適用会社を材料に朝方に清算値基準でストップ高のあと売買交錯。

 ダントーホールディングス<5337>(東1)は復興関連株の中でまだ相場を出していないとされ急動意となったものの前場の12.1%高から大引けは8.1%高、有機合成薬品工業<4531>(東1)は1位株主ニプロ<8086>(東1)とともにオリンパス<7733>(東1)との提携に意欲との観測があるとかで7.7%高。横浜ゴム<5101>(東1)は高水準の売り残など需給妙味あり円安効果など手がかりと高値更新の2.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:29 | 市況・概況

【株式市場】円安基調が一服し野村HLDは小反落の一方でグリーは堅調

■東証2部指数は30日連続高

 27日後場の東京株式市場は、全般弱もみあい。円安基調の一服を受けて前場戻り高値を更新したキヤノン<7751>(東1)などの輸出関連株が一進一退からダレ模様に転じ、野村ホールディングス<8604>(東1)は大引け軟調で小反落。代わってグリー<3632>(東1)クックパッド<2193>(東1)がジリ高。年金運用資金の大半を失ったとされる「AIJ投資顧問」に資金を委託と前週発表したアドバンテスト<6857>(東1)も堅調。東証1部の値上がり銘柄数は793銘柄(約47%)だった。

 日経平均は4日ぶりに軟調で小反落。後場はジリ安基調になり、大引けにかけて9628円25銭(19円13銭安)まで軟化し、終値は9633円93銭(13円45銭安)。一方、東証2部指数は本日も高く30日連続高。

 東証1部の出来高概算は、24億9281万株、売買代金は1兆4622億円。1部上場1674銘柄のうち、値上がり銘柄数は793(前引けは925)銘柄、値下がり銘柄数は730(前引けは577)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、医薬品、パルプ・紙、ガラス・土石、不動産、電気機器、水産・農林、など。
 一方、値下がりした業種は、鉱業、電力・ガス、小売り、海運、その他金融、石油・石炭、精密機器、証券・商品先物、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:41 | 市況・概況