9日後場は、円相場が対ユーロで102円台後半の円安基調になり、中国の消費者物価指数の上昇を受けて前場は軟調だったファナック<6954>(東1)が0.2%安まで持ち直したほか、キヤノン<7751>(東1)は堅調に転じて0.4%高。東証1部の売買代金1位は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)となり昨年8月以来の400円台回復が市場の総意との見方で買い安心感が広がり1.5%高。売買代金2位は昨日に続きディー・エヌ・エー<2432>(東1)となり一昨日の自己株取得などを材料に続伸4.5%高。
関西電力<9503>(東1)は大飯原子力発電所3、4号機のストレステストで「妥当」と伝えられたことを材料に前後場ともジリ高となり、本日高値引けの5.7%高。逆日歩妙味もありと後場10月5日以来の1300円台を回復し戻り高値。一方、東京電力<9501>(東1)は0.5%安で軟調。
東証1部の値上がり率1位は株価2ケタのエコナックホールディングス<3521>(東1)となり昨日発表の業績予想の増額を材料に旧・日本レースのため仕手色強いと急伸し17.7%高、2位は前場と同じサンフロンティア不動産<8934>(東1)となり4期ぶりの復配を好感し前引けに続き15.2%ストップ高、3位は電子部品商社のUKCホールディングス<3156>(東1)の14.5%高が入り一昨日の業績予想の増額を材料に戻り高値。
ルック<8029>(東1)は2011年12月決算予想の増額を好感して仕手色を強め13.7%高、三菱製紙<3864>(東1)は株価2ケタの手軽さに一昨日の業績予想の増額修正を材料視し需給妙味もいわれて戻り高値の10.5%高。
旅行大手のKNT<9726>(東1)は2011年12月期の決算発表を2月中旬の予定とし株価2ケタの手軽さで仕掛け買いの向きがあるようで戻り高値の9.2%高、GMOインターネット<9449>(東1)は昨日発表の前12月決算を好感し戻り高値の8.2%高となった。
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(02/09)【銘柄フラッシュ】関西電力が一段ジリ高でディー・エヌ・エーは活況高
(02/09)【株式市場】対ユーロでの円安基調を好感し全体に持ち直す
(02/09)【銘柄フラッシュ】三菱製紙が急伸し関西電力も高く日産自動車は小反落
(02/09)【株式市場】円は安定したものの四半期決算のヤマ越え物色一巡感
(02/08)【株式市場を検証】日経平均株価は反発して10月28日以来の9000円台回復
(02/08)【銘柄フラッシュ】東北銀行や福島銀行が急伸しディー・エヌ・エーは活況高
(02/08)【株式市場】円安など好感し日経平均は昨年10月以来の水準を回復
(02/08)【銘柄フラッシュ】福島銀行やNIPPOが急伸しディー・エヌ・エーは活況高
(02/08)【株式市場】半導体業界の合理化案など好感し全体に強気ムード広がる
(02/07)【株式市場を検証】トヨタの決算発表控え様子見ムード強めたが先高期待で底堅い展開
(02/07)【銘柄フラッシュ】極東開発工業やイオンファンタジーが急騰し「電力株」も高い
(02/07)【株式市場】決算発表のヤマ越えたあとの物色対象定まらず小動き
(02/07)【銘柄フラッシュ】海運株が軒並み高く明治海運が急騰しTACも再騰
(02/07)【株式市場】為替介入の効果に模様ながめ気分ありトヨタ自動車など上げ一服
(02/06)【株式市場を検証】前週末の米国株高を好感して買い優勢、戻り歩調の可能性
(02/06)【注目のリリース】スズキは3月通期の予想を売上高のみ小幅減額修正
(02/06)【銘柄フラッシュ】TOBのIHI運搬機やアップが急伸しニコンは一段高
(02/06)【株式市場】全般堅調だがソニーやパナソニックなど伸び悩む
(02/06)【銘柄フラッシュ】ボルテージが急伸し赤字拡大のソニーやパナソニックも高い
(02/06)【株式市場】NY株の大幅高を好感し今期赤字のパナソニックなども堅調
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(02/09)【銘柄フラッシュ】関西電力が一段ジリ高でディー・エヌ・エーは活況高
(02/09)【株式市場】対ユーロでの円安基調を好感し全体に持ち直す
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(02/07)【株式市場を検証】トヨタの決算発表控え様子見ムード強めたが先高期待で底堅い展開
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(02/07)【株式市場】決算発表のヤマ越えたあとの物色対象定まらず小動き
(02/07)【銘柄フラッシュ】海運株が軒並み高く明治海運が急騰しTACも再騰
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2012年02月09日
【銘柄フラッシュ】関西電力が一段ジリ高でディー・エヌ・エーは活況高
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:32
| 市況・概況
【株式市場】対ユーロでの円安基調を好感し全体に持ち直す
■東証1部銘柄は45%が高い
9日後場の東京株式市場は、全般持ち直して底上げ商状。円相場が対ユーロで102円台後半まで円安基調になり、前場は軟調だったキヤノン<7751>(東1)が堅調相場に転換。中国の消費者物価指数の上昇を受けて軟調だったファナック<6954>(東1)も持ち直した。東証1部の値上がり銘柄数は754銘柄(約45%)だった。
日経平均は小反落。後場は、昨日に続いて9000円台に顔を出し、9018円49銭(2円90銭高)まで上げたあと小動きとなり、大引けは9002円24銭(13円35銭安)だった。
東証1部の出来高概算は、26億6811万株、売買代金は1兆3321億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は754(前引けは483)銘柄、値下がり銘柄数は767(前引けは999)銘柄。
また、東証33業種別指数は21業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、電力・ガス、不動産、保険、食料品、銀行、石油・石炭、海運、証券・商品先物、など。
一方、値下がりした業種は、空運、ゴム製品、建設、機械、倉庫・運輸、その他金融、小売り、サービス、などだった。
9日後場の東京株式市場は、全般持ち直して底上げ商状。円相場が対ユーロで102円台後半まで円安基調になり、前場は軟調だったキヤノン<7751>(東1)が堅調相場に転換。中国の消費者物価指数の上昇を受けて軟調だったファナック<6954>(東1)も持ち直した。東証1部の値上がり銘柄数は754銘柄(約45%)だった。
日経平均は小反落。後場は、昨日に続いて9000円台に顔を出し、9018円49銭(2円90銭高)まで上げたあと小動きとなり、大引けは9002円24銭(13円35銭安)だった。
東証1部の出来高概算は、26億6811万株、売買代金は1兆3321億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は754(前引けは483)銘柄、値下がり銘柄数は767(前引けは999)銘柄。
また、東証33業種別指数は21業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、電力・ガス、不動産、保険、食料品、銀行、石油・石炭、海運、証券・商品先物、など。
一方、値下がりした業種は、空運、ゴム製品、建設、機械、倉庫・運輸、その他金融、小売り、サービス、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:53
| 市況・概況
【銘柄フラッシュ】三菱製紙が急伸し関西電力も高く日産自動車は小反落
9日前場は、日産自動車<7201>(東1)が昨日の決算発表で今期予想を増額しなかったことを手控え要因に小反落の1.4%安。一昨日に増額修正したトヨタ自動車<7203>(東1)も小反落の0.2%安。四半期決算の好業績銘柄を物色する潮流は、昨日の日経平均9000円乗せによって目先的な達成感の様子となった。東証1部の売買代金1位はディー・エヌ・エー<2432>(東1)となり一昨日の自己株取得などを材料に続伸2.6%高。
関西電力<9503>(東1)が大飯原子力発電所3、4号機のストレステスト「妥当」と伝えられたことを材料に逆日歩妙味もありと2.9%高で戻り高値に接近。半面、東京電力<9501>(東1)は1.0%安で軟調。
昨日の日経平均9000円乗せにより、目先は達成感がある様子。中国の1月の消費者物価指数が4.5%上昇と伝えられ、金融緩和期待の後退からファナック<6954>(東1)が反落など
東証1部の値上がり率1位は三菱製紙<3864>(東1)の15.8%高となり株価2ケタの手軽さに一昨日の業績予想の増額修正と需給妙味がいわれて戻り高値、2位はサンフロンティア不動産<8934>(東1)の15.2%ストップ高となり昨日の決算発表で4期ぶりの復配を発表したことを好感し戻り高値。
日本製紙グループ本社<3893>(東1)は昨日の14時に発表した四半期決算を材料に急伸7.6%高だが昨日の発表後は大引けまで反応薄だったため半身の構えも、富士通ゼネラル<6755>(東1)は海外比率が高いとして昨日からの円安を材料視する動きがあり急反発の7.0%高となった。
関西電力<9503>(東1)が大飯原子力発電所3、4号機のストレステスト「妥当」と伝えられたことを材料に逆日歩妙味もありと2.9%高で戻り高値に接近。半面、東京電力<9501>(東1)は1.0%安で軟調。
昨日の日経平均9000円乗せにより、目先は達成感がある様子。中国の1月の消費者物価指数が4.5%上昇と伝えられ、金融緩和期待の後退からファナック<6954>(東1)が反落など
東証1部の値上がり率1位は三菱製紙<3864>(東1)の15.8%高となり株価2ケタの手軽さに一昨日の業績予想の増額修正と需給妙味がいわれて戻り高値、2位はサンフロンティア不動産<8934>(東1)の15.2%ストップ高となり昨日の決算発表で4期ぶりの復配を発表したことを好感し戻り高値。
日本製紙グループ本社<3893>(東1)は昨日の14時に発表した四半期決算を材料に急伸7.6%高だが昨日の発表後は大引けまで反応薄だったため半身の構えも、富士通ゼネラル<6755>(東1)は海外比率が高いとして昨日からの円安を材料視する動きがあり急反発の7.0%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:11
| 市況・概況
【株式市場】円は安定したものの四半期決算のヤマ越え物色一巡感
■東証1部銘柄は29%が高い
9日前場の東京株式市場は、全体に上げ一服。円相場はギリシャの財政交渉に合意の観測が伝わり円安基調を保ったものの、四半期決算の好業績銘柄を買う動きは一昨日のトヨタ自動車<7203>(東1)の増額修正でヤマを超えた印象があり、昨日の日経平均9000円乗せにより、目先は達成感がある様子。中国の1月の消費者物価指数が4.5%上昇と伝えられ、金融緩和期待の後退からファナック<6954>(東1)が反落など、やや様子見気分があった。東証1部の値上がり銘柄数は483銘柄(約29%)だった。
日経平均は小反落。朝方の8999円ちょうど(16円59銭安)を上値に小動きとなり、前引けは8965円41銭(50円18銭安)だった。
東証1部の出来高概算は、13億3938万株、売買代金は6366億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は483銘柄、値下がり銘柄数は999銘柄。
また、東証33業種別指数は10業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、電力・ガス、食料品、鉄鋼、水産・農林、精密機器、医薬品、など。
一方、値下がりした業種は、空運、その他金融、ゴム製品、機械、建設、卸売り、倉庫・運輸、証券・商品先物、輸送用機器、小売り、銀行、などだった。
9日前場の東京株式市場は、全体に上げ一服。円相場はギリシャの財政交渉に合意の観測が伝わり円安基調を保ったものの、四半期決算の好業績銘柄を買う動きは一昨日のトヨタ自動車<7203>(東1)の増額修正でヤマを超えた印象があり、昨日の日経平均9000円乗せにより、目先は達成感がある様子。中国の1月の消費者物価指数が4.5%上昇と伝えられ、金融緩和期待の後退からファナック<6954>(東1)が反落など、やや様子見気分があった。東証1部の値上がり銘柄数は483銘柄(約29%)だった。
日経平均は小反落。朝方の8999円ちょうど(16円59銭安)を上値に小動きとなり、前引けは8965円41銭(50円18銭安)だった。
東証1部の出来高概算は、13億3938万株、売買代金は6366億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は483銘柄、値下がり銘柄数は999銘柄。
また、東証33業種別指数は10業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、電力・ガス、食料品、鉄鋼、水産・農林、精密機器、医薬品、など。
一方、値下がりした業種は、空運、その他金融、ゴム製品、機械、建設、卸売り、倉庫・運輸、証券・商品先物、輸送用機器、小売り、銀行、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:45
| 市況・概況
2012年02月08日
【株式市場を検証】日経平均株価は反発して10月28日以来の9000円台回復
【TOPIXは3営業日続伸して8月8日以来の水準】
■東証1部市場の売買代金は7営業日連続で1兆円を上回る
8日は、日経平均株価が前日比98円07銭(1.10%)高の9015円59銭となり反発した。終値ベースで9000円台を回復し、昨年10月28日(9050円47銭)以来の水準となった。TOPIXは前日比9.57ポイント(1.24%)高の782.34と3営業日続伸し、終値ベースで昨年9月1日(778.28)を上回り、昨年8月8日(782.86)以来の水準となった。
前日7日の米国株式市場が上昇したこと、外国為替市場で対ドル、対ユーロともに円安方向に傾いたこと、前日の取引終了後にトヨタ自動車(7203)が12年3月期業績見通しを上方修正したことなどを好感し、株価指数先物取引が主導する形で上昇幅を広げた。日経平均株価の日中値幅は58円81銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆3207億円となり、前日の1兆1150億円に比べて増加し、7営業日連続で1兆円を上回った。
前日7日の米国株式市場でダウ工業株30種平均株価は前日比33ドル07セント(0.26%)高の1万2878ドル20セントとなり小幅反発した。
ギリシャ債務交換交渉や第2次支援協議に対する不透明感が弱材料視されて序盤は売り優勢だったが、ギリシャ連立与党の協議が前進するとの報道や、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長が議会証言で米国経済にやや楽観的な見通しを示したことなどを受けて切り返し、前日比プラス圏で取引を終了した。
S&P500株価指数は前日比0.20%高と小幅反発、ナスダック総合株価指数は前日比0.07%高と小幅反発した。米12月消費者信用残高は193億ドルとなり、11月の204億ドルから減少したが市場予想を大幅に上回った。
こうした流れを受けて日経平均株価は前日比54円36銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き370万株の買い越し観測だった。外国為替市場で円安方向に傾いたことも支援材料だった。ただし寄り付きの買い一巡後は上値が重く、日経平均株価は上昇幅をやや縮小して8900円台半ばでモミ合う展開となった。7日に予定されていたギリシャのパパデモス首相と与党3党首の会談が8日に延期されるなど、ギリシャ問題が警戒感につながった。
午後に入ると、株価指数先物取引が主導する形で日経平均株価は上昇幅を広げて9000円台を回復した。ECB(欧州中央銀行)がギリシャ債務削減に協力するとの報道を好感し、外国為替市場で一段と円安方向に傾いたことや、アジアの主要株式市場が上昇したことも支援材料だった。午後の中盤には利益確定売りなどでモミ合う場面もあったが、日経平均株価、TOPIXともに、この日の高値で取引を終了した。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1281(全体の77%)、値下がり銘柄290(全体の17%)だった。セクター別には、ほぼ全面高の展開だったが、食品、鉄鋼、電機・精密、自動車、銀行などの上昇が目立った。一方で建設、電力・ガスがやや軟調だった。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のトヨタ自動車(7203)は業績見通し上方修正が好感され、2位のディー・エヌ・エー(2432)は自社株買いが支援材料となり、いずれも大幅上昇した。
また3位の三菱UFJFG(8306)、5位の日本たばこ産業(JT)(2914)、6位の三井住友FG(8316)、7位のみずほFG(8411)、8位のキヤノン(7751)、9位のソフトバンク(9984)、10位のホンダ(7267)、11位の日産自動車(7201)、12位のパナソニック(6752)、13位のファーストリテイリング(9983)、14位のソニー(6758)、15位の新日本製鉄(5401)、16位のJFEホールディングス(5411)など、主力銘柄が総じて上昇した。
一方で、4位のグリー(3632)、17位のコマツ(6301)は利益確定売りが優勢となり下落した。
日経平均株価は昨年10月28日以来の9000円台回復、TOPIXは昨年8月8日以来の水準回復となり、市場には明るさが戻り始めているようだ。主力銘柄が総じて上昇し戻り歩調であることも、投資マインドの改善につながっているだろう。短期的な過熱感に注意が必要だが、ギリシャ問題や外国為替市場の動向に波乱がなければ、戻り相場の本格化も期待できそうだ。
■東証1部市場の売買代金は7営業日連続で1兆円を上回る
8日は、日経平均株価が前日比98円07銭(1.10%)高の9015円59銭となり反発した。終値ベースで9000円台を回復し、昨年10月28日(9050円47銭)以来の水準となった。TOPIXは前日比9.57ポイント(1.24%)高の782.34と3営業日続伸し、終値ベースで昨年9月1日(778.28)を上回り、昨年8月8日(782.86)以来の水準となった。
前日7日の米国株式市場が上昇したこと、外国為替市場で対ドル、対ユーロともに円安方向に傾いたこと、前日の取引終了後にトヨタ自動車(7203)が12年3月期業績見通しを上方修正したことなどを好感し、株価指数先物取引が主導する形で上昇幅を広げた。日経平均株価の日中値幅は58円81銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆3207億円となり、前日の1兆1150億円に比べて増加し、7営業日連続で1兆円を上回った。
前日7日の米国株式市場でダウ工業株30種平均株価は前日比33ドル07セント(0.26%)高の1万2878ドル20セントとなり小幅反発した。
ギリシャ債務交換交渉や第2次支援協議に対する不透明感が弱材料視されて序盤は売り優勢だったが、ギリシャ連立与党の協議が前進するとの報道や、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長が議会証言で米国経済にやや楽観的な見通しを示したことなどを受けて切り返し、前日比プラス圏で取引を終了した。
S&P500株価指数は前日比0.20%高と小幅反発、ナスダック総合株価指数は前日比0.07%高と小幅反発した。米12月消費者信用残高は193億ドルとなり、11月の204億ドルから減少したが市場予想を大幅に上回った。
こうした流れを受けて日経平均株価は前日比54円36銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き370万株の買い越し観測だった。外国為替市場で円安方向に傾いたことも支援材料だった。ただし寄り付きの買い一巡後は上値が重く、日経平均株価は上昇幅をやや縮小して8900円台半ばでモミ合う展開となった。7日に予定されていたギリシャのパパデモス首相と与党3党首の会談が8日に延期されるなど、ギリシャ問題が警戒感につながった。
午後に入ると、株価指数先物取引が主導する形で日経平均株価は上昇幅を広げて9000円台を回復した。ECB(欧州中央銀行)がギリシャ債務削減に協力するとの報道を好感し、外国為替市場で一段と円安方向に傾いたことや、アジアの主要株式市場が上昇したことも支援材料だった。午後の中盤には利益確定売りなどでモミ合う場面もあったが、日経平均株価、TOPIXともに、この日の高値で取引を終了した。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1281(全体の77%)、値下がり銘柄290(全体の17%)だった。セクター別には、ほぼ全面高の展開だったが、食品、鉄鋼、電機・精密、自動車、銀行などの上昇が目立った。一方で建設、電力・ガスがやや軟調だった。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のトヨタ自動車(7203)は業績見通し上方修正が好感され、2位のディー・エヌ・エー(2432)は自社株買いが支援材料となり、いずれも大幅上昇した。
また3位の三菱UFJFG(8306)、5位の日本たばこ産業(JT)(2914)、6位の三井住友FG(8316)、7位のみずほFG(8411)、8位のキヤノン(7751)、9位のソフトバンク(9984)、10位のホンダ(7267)、11位の日産自動車(7201)、12位のパナソニック(6752)、13位のファーストリテイリング(9983)、14位のソニー(6758)、15位の新日本製鉄(5401)、16位のJFEホールディングス(5411)など、主力銘柄が総じて上昇した。
一方で、4位のグリー(3632)、17位のコマツ(6301)は利益確定売りが優勢となり下落した。
日経平均株価は昨年10月28日以来の9000円台回復、TOPIXは昨年8月8日以来の水準回復となり、市場には明るさが戻り始めているようだ。主力銘柄が総じて上昇し戻り歩調であることも、投資マインドの改善につながっているだろう。短期的な過熱感に注意が必要だが、ギリシャ問題や外国為替市場の動向に波乱がなければ、戻り相場の本格化も期待できそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:00
| 市況・概況
【銘柄フラッシュ】東北銀行や福島銀行が急伸しディー・エヌ・エーは活況高
8日後場は、日経平均が昨年10月31日以来の9000円台を回復。円相場が対ユーロで約2カ月ぶりの円安になる1ユーロ102円台半ばに差しかかったため、自動車株や電機・精密、鉄鋼株などが一段ジリ高。昨日増額修正のトヨタ自動車<7203>(東1)が一段高となり、東証1部の売買代金1位の活況で5.0%高。売買代金2位はディー・エヌ・エー<2432>(東1)となり昨日発表の自社株買いや通期の業績予想を好感し8.4%高。
KDDI<9433>(東1)は東証1部の値上がり「幅」1位の48万9000円(9500円高・2.0%高)となり、売買代金は20位。NTTドコモ<9437>(東1)の通信障害再発を「反面材料」に買いが入り、ソフトバンク<9984>(東1)も2.5%高で売買代金は9位。NTTドコモは0.2%安。
東証1部の値上がり率1位は前引けに続き福島銀行<8562>(東1)となり第4次補正予算の参議院通過期待と復興需要を材料に株価2ケタの手軽さも妙味と前場の17.2%高から一段高の50.0%高で連日高値、2位も福島本店の大東銀行<8563>(東1)となり株価2ケタで復興需要を材料に30.6%高、3位は岩手地盤の東北銀行<8349>(東1)となり19.9%高、4位は青森地盤のみちのく銀行<8350>(東1)の16.9%高。
自部品のTBK<7277>(東1)は業績予想の増額と配当予想の増額を好感し15.3%高、ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)は半導体事業の再編観測を材料に10.0%高。エルピーダメモリ<6665>(東1)も関連期待で9.4%高。
損保のNKSJホールディングス<8630>(東1)は日経平均9000円回復を受けて有価証券運用益の回復期待で戻り高値更新の3.9%高、ファーストリテイリング<9983>(東1)は先物高を受けた裁定買いも流入と高値更新の2.4%高となった。
KDDI<9433>(東1)は東証1部の値上がり「幅」1位の48万9000円(9500円高・2.0%高)となり、売買代金は20位。NTTドコモ<9437>(東1)の通信障害再発を「反面材料」に買いが入り、ソフトバンク<9984>(東1)も2.5%高で売買代金は9位。NTTドコモは0.2%安。
東証1部の値上がり率1位は前引けに続き福島銀行<8562>(東1)となり第4次補正予算の参議院通過期待と復興需要を材料に株価2ケタの手軽さも妙味と前場の17.2%高から一段高の50.0%高で連日高値、2位も福島本店の大東銀行<8563>(東1)となり株価2ケタで復興需要を材料に30.6%高、3位は岩手地盤の東北銀行<8349>(東1)となり19.9%高、4位は青森地盤のみちのく銀行<8350>(東1)の16.9%高。
自部品のTBK<7277>(東1)は業績予想の増額と配当予想の増額を好感し15.3%高、ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)は半導体事業の再編観測を材料に10.0%高。エルピーダメモリ<6665>(東1)も関連期待で9.4%高。
損保のNKSJホールディングス<8630>(東1)は日経平均9000円回復を受けて有価証券運用益の回復期待で戻り高値更新の3.9%高、ファーストリテイリング<9983>(東1)は先物高を受けた裁定買いも流入と高値更新の2.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:19
| 市況・概況
【株式市場】円安など好感し日経平均は昨年10月以来の水準を回復
■東証1部銘柄は76%が高い
8日後場の東京株式市場は、全般一段堅調。円相場が対ユーロで約2カ月ぶりの円安水準になる1ユーロ102円台半ばに差しかかり、ホンダ<7267>(東1)やソニー<6758>(東1)が一段高。前場は小動きだったカシオ計算機<6952>(東1)も次第高。東証1部の値上がり銘柄数は1281銘柄(約76%)だった。
日経平均は反発。後場寄り後に昨年10月31日以来の9000円台を回復し、ひと息入れて再騰し、本日高値の9015円59銭(98円07銭高)となった。
東証1部の出来高概算は、24億7769万株、売買代金は1兆3207億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は1281(前引けは982)銘柄、値下がり銘柄数は290(前引けは484)銘柄。
また、東証33業種別指数は26業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、輸送用機器、保険、海運、銀行、非鉄金属、証券・商品先物、その他製品、電気機器、ガラス・土石、精密機器、など。
一方、値下がりした業種は、電力・ガス、建設、空運、繊維製品、石油・石炭、などだった。
8日後場の東京株式市場は、全般一段堅調。円相場が対ユーロで約2カ月ぶりの円安水準になる1ユーロ102円台半ばに差しかかり、ホンダ<7267>(東1)やソニー<6758>(東1)が一段高。前場は小動きだったカシオ計算機<6952>(東1)も次第高。東証1部の値上がり銘柄数は1281銘柄(約76%)だった。
日経平均は反発。後場寄り後に昨年10月31日以来の9000円台を回復し、ひと息入れて再騰し、本日高値の9015円59銭(98円07銭高)となった。
東証1部の出来高概算は、24億7769万株、売買代金は1兆3207億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は1281(前引けは982)銘柄、値下がり銘柄数は290(前引けは484)銘柄。
また、東証33業種別指数は26業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、輸送用機器、保険、海運、銀行、非鉄金属、証券・商品先物、その他製品、電気機器、ガラス・土石、精密機器、など。
一方、値下がりした業種は、電力・ガス、建設、空運、繊維製品、石油・石炭、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:30
| 市況・概況
【銘柄フラッシュ】福島銀行やNIPPOが急伸しディー・エヌ・エーは活況高
8日前場は、半導体事業をルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)、富士通<6702>(東1)、パナソニック<6752>(東1)の3社が統合する方向で協議と伝えられ、3銘柄とも堅調。産業構造に対する安心感が広がる形になり、日経平均は昨年10月31日以来の9000円に迫った。東証1部の売買代金1位はディー・エヌ・エー<2432>(東1)となり、昨日の四半期決算発表で自社株買いと通期の予想を発表し、戻り高値を更新の9.1%高。
トヨタ自動車<7203>(東1)は昨日発表した業績予想の増額修正に意外感があるとされ、前引けの売買代金2位で戻り高値を更新の3.7%高。売買代金上位20銘柄で安い銘柄はコマツ<6301>(東1)の0.8%安1銘柄のみだった。
東証1部の値上がり率1位は福島銀行<8562>(東1)の17.2%高となり第4次補正予算の参議院通過期待と復興需要を材料に株価2ケタの手軽さと連日高値、2位は自部品のTBK<7277>(東1)となり業績予想の増額と配当予想の増額を好感し13.3%高。
東京特殊電線<5807>(東1)は古河電気工業<5801>(東1)による連結化を好感し9.6%高、舗装のNIPPO<1881>(東1)は増額修正を好感し9.0%高、東亜道路工業<1882>(東1)は連想高とされて9.0%高。エルピーダメモリ<6665>(東1)は半導体事業の3社統合観測を材料に5.9%高となった。
トヨタ自動車<7203>(東1)は昨日発表した業績予想の増額修正に意外感があるとされ、前引けの売買代金2位で戻り高値を更新の3.7%高。売買代金上位20銘柄で安い銘柄はコマツ<6301>(東1)の0.8%安1銘柄のみだった。
東証1部の値上がり率1位は福島銀行<8562>(東1)の17.2%高となり第4次補正予算の参議院通過期待と復興需要を材料に株価2ケタの手軽さと連日高値、2位は自部品のTBK<7277>(東1)となり業績予想の増額と配当予想の増額を好感し13.3%高。
東京特殊電線<5807>(東1)は古河電気工業<5801>(東1)による連結化を好感し9.6%高、舗装のNIPPO<1881>(東1)は増額修正を好感し9.0%高、東亜道路工業<1882>(東1)は連想高とされて9.0%高。エルピーダメモリ<6665>(東1)は半導体事業の3社統合観測を材料に5.9%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:11
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【株式市場】半導体業界の合理化案など好感し全体に強気ムード広がる
■東証1部銘柄は65%が高い
8日前場の東京株式市場は、全体に強含み強気ムード。前週に空前の赤字予想を発表したパナソニック<6752>(東1)が、半導体事業をルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)、富士通<6702>(東1)と3社統合する方向で協議と今朝の日本経済新聞で伝えられ急反発となり、業績予想を増額修正したトヨタ自動車<7203>(東1)は戻り高値に進んだため、買い安心感が広がった。円が1ドル77円台、1ユーロ102円台に下落したことも寄与。東証1部の値上がり銘柄数は982銘柄(約59%)だった。
日経平均は反発。朝方に8981円66銭(64円14銭高)まで上げ、昨年10月31日以来の9000円に接近。前引けは8979円13銭(61円61銭高)。
東証1部の出来高概算は、10億9216万株、売買代金は5810億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は982銘柄、値下がり銘柄数は484銘柄。
また、東証33業種別指数は27業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、輸送用機器、鉱業、保険、パルプ・紙、食料品、銀行、その他製品、ガラス・土石、海運、など。
一方、値下がりした業種は、石油・石炭、電力・ガス、などだった。
8日前場の東京株式市場は、全体に強含み強気ムード。前週に空前の赤字予想を発表したパナソニック<6752>(東1)が、半導体事業をルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)、富士通<6702>(東1)と3社統合する方向で協議と今朝の日本経済新聞で伝えられ急反発となり、業績予想を増額修正したトヨタ自動車<7203>(東1)は戻り高値に進んだため、買い安心感が広がった。円が1ドル77円台、1ユーロ102円台に下落したことも寄与。東証1部の値上がり銘柄数は982銘柄(約59%)だった。
日経平均は反発。朝方に8981円66銭(64円14銭高)まで上げ、昨年10月31日以来の9000円に接近。前引けは8979円13銭(61円61銭高)。
東証1部の出来高概算は、10億9216万株、売買代金は5810億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は982銘柄、値下がり銘柄数は484銘柄。
また、東証33業種別指数は27業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、輸送用機器、鉱業、保険、パルプ・紙、食料品、銀行、その他製品、ガラス・土石、海運、など。
一方、値下がりした業種は、石油・石炭、電力・ガス、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:49
| 市況・概況
2012年02月07日
【株式市場を検証】トヨタの決算発表控え様子見ムード強めたが先高期待で底堅い展開
【日経平均株価は小幅反落、TOPIXは続伸して昨年9月1日以来の水準】
■東証1部市場の売買代金は6営業日連続で1兆円を上回る
7日は、日経平均株価が前日比11円68銭(0.13%)安の8917円52銭となり小幅に反落した。一方で、TOPIXは前日比2.92ポイント(0.38%)高の772.77と続伸し、終値ベースでは昨年10月28日(771.43)を上回り、9月1日(778.28)以来の水準に回復した。
前日の米国株式市場が下落したことを受けて売り優勢でスタートし、取引終了後にトヨタ自動車(7203)の決算発表を控えていたため様子見ムードも強めたが、先高期待などで底堅い展開だった。日経平均株価の日中値幅は41円25銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆1150億円となり、前日の1兆2134億円に比べて減少したが、6営業日連続で1兆円を上回った。
前日6日の米国株式市場でダウ工業株30種平均株価は前日比17ドル10セント(0.13%)安の1万2845ドル13セントとなり小幅反落した。主要な経済指標の発表がなく、前週末3日に大幅上昇した反動で利益確定売りが優勢だった。ギリシャ債務交換交渉や第2次支援協議に対する不透明感も弱材料視された。
ただし売りも限定的で、この日の安値は前日比68ドル80銭安にとどまり、結局は小幅な下落で取引を終了した。S&P500株価指数は前日比0.04%安と4営業日ぶりに小幅反落、ナスダック総合株価指数は前日比0.13%安と5営業日ぶりに小幅反落した。
こうした流れを受けて日経平均株価は前日比25円04銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き180万株の売り越し観測だった。寄り付き後は利益確定売りを急ぐ動きも見られず、日経平均株価は8900円台前半と前日比小幅安の水準で推移した。
一方のTOPIXは前日比1.21ポイント安でスタートしたが、すぐに前日比プラス圏に切り返し、その後も前日比小幅高水準で推移した。中国・上海株式市場が軟調だったことも買い手控えにつながったが、全体としてはしっかりした展開だった。
午後に入ると、日経平均株価はやや下落幅を広げて、8900円台を割り込んだ水準でモミ合う展開となった。しかし下値は限定的で、取引終了にかけて下落幅を縮小した。外国為替市場で円がやや落ち着いた動きだったことも支援材料だった。結局、日経平均株価は小幅に反落したが、終値で8900円台を維持した。一方のTOPIXは続伸して、この日の高値圏で取引を終了した。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄770(全体の46%)、値下がり銘柄736(全体の44%)だった。セクター別には、食品、セメント、メガバンク、証券、不動産、海運などが上昇した。一方で、非鉄金属、機械、自動車などがやや軟調だった。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、2位の日本たばこ産業(JT)(2914)、8位の商船三井(9104)、14位の日東電工(6988)の上昇が目立った。
また1位のグリー(3632)、3位の三菱UFJFG(8306)、6位の三井住友FG(8316)、7位のディー・エヌ・エー(2432)、9位のソニー(6758)も上昇した。4位のトヨタ自動車(7203)は前日比変わらずとなった。
一方で、5位のキヤノン(7751)、10位のコマツ(6301)、11位のホンダ(7267)は下落した。
前日の米国株式市場の下落、ギリシャ債務交換交渉や第2次支援協議に関する不透明感、為替の円高進行に対する警戒感、短期的な過熱感に加えて、取引終了後にトヨタ自動車(7203)の決算発表を控えていたことも様子見ムードにつながったが、日経平均株価の下値は限定的で、終値では8900円台を維持するなど底堅い展開だったと言えるだろう。
なお、取引終了後のトヨタ自動車の決算発表では、12年3月期連結業績見通しを上方修正した。前回予想に比べて販売台数を上方修正し、減収減益幅が縮小する見込みとなった。ポジティブ・サプライズとして好感することが期待され、ギリシャ問題や外国為替市場で波乱がなければ、明日以降の市場全体の地合い改善につながる可能性もあるだろう。
■東証1部市場の売買代金は6営業日連続で1兆円を上回る
7日は、日経平均株価が前日比11円68銭(0.13%)安の8917円52銭となり小幅に反落した。一方で、TOPIXは前日比2.92ポイント(0.38%)高の772.77と続伸し、終値ベースでは昨年10月28日(771.43)を上回り、9月1日(778.28)以来の水準に回復した。
前日の米国株式市場が下落したことを受けて売り優勢でスタートし、取引終了後にトヨタ自動車(7203)の決算発表を控えていたため様子見ムードも強めたが、先高期待などで底堅い展開だった。日経平均株価の日中値幅は41円25銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆1150億円となり、前日の1兆2134億円に比べて減少したが、6営業日連続で1兆円を上回った。
前日6日の米国株式市場でダウ工業株30種平均株価は前日比17ドル10セント(0.13%)安の1万2845ドル13セントとなり小幅反落した。主要な経済指標の発表がなく、前週末3日に大幅上昇した反動で利益確定売りが優勢だった。ギリシャ債務交換交渉や第2次支援協議に対する不透明感も弱材料視された。
ただし売りも限定的で、この日の安値は前日比68ドル80銭安にとどまり、結局は小幅な下落で取引を終了した。S&P500株価指数は前日比0.04%安と4営業日ぶりに小幅反落、ナスダック総合株価指数は前日比0.13%安と5営業日ぶりに小幅反落した。
こうした流れを受けて日経平均株価は前日比25円04銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き180万株の売り越し観測だった。寄り付き後は利益確定売りを急ぐ動きも見られず、日経平均株価は8900円台前半と前日比小幅安の水準で推移した。
一方のTOPIXは前日比1.21ポイント安でスタートしたが、すぐに前日比プラス圏に切り返し、その後も前日比小幅高水準で推移した。中国・上海株式市場が軟調だったことも買い手控えにつながったが、全体としてはしっかりした展開だった。
午後に入ると、日経平均株価はやや下落幅を広げて、8900円台を割り込んだ水準でモミ合う展開となった。しかし下値は限定的で、取引終了にかけて下落幅を縮小した。外国為替市場で円がやや落ち着いた動きだったことも支援材料だった。結局、日経平均株価は小幅に反落したが、終値で8900円台を維持した。一方のTOPIXは続伸して、この日の高値圏で取引を終了した。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄770(全体の46%)、値下がり銘柄736(全体の44%)だった。セクター別には、食品、セメント、メガバンク、証券、不動産、海運などが上昇した。一方で、非鉄金属、機械、自動車などがやや軟調だった。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、2位の日本たばこ産業(JT)(2914)、8位の商船三井(9104)、14位の日東電工(6988)の上昇が目立った。
また1位のグリー(3632)、3位の三菱UFJFG(8306)、6位の三井住友FG(8316)、7位のディー・エヌ・エー(2432)、9位のソニー(6758)も上昇した。4位のトヨタ自動車(7203)は前日比変わらずとなった。
一方で、5位のキヤノン(7751)、10位のコマツ(6301)、11位のホンダ(7267)は下落した。
前日の米国株式市場の下落、ギリシャ債務交換交渉や第2次支援協議に関する不透明感、為替の円高進行に対する警戒感、短期的な過熱感に加えて、取引終了後にトヨタ自動車(7203)の決算発表を控えていたことも様子見ムードにつながったが、日経平均株価の下値は限定的で、終値では8900円台を維持するなど底堅い展開だったと言えるだろう。
なお、取引終了後のトヨタ自動車の決算発表では、12年3月期連結業績見通しを上方修正した。前回予想に比べて販売台数を上方修正し、減収減益幅が縮小する見込みとなった。ポジティブ・サプライズとして好感することが期待され、ギリシャ問題や外国為替市場で波乱がなければ、明日以降の市場全体の地合い改善につながる可能性もあるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:55
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【銘柄フラッシュ】極東開発工業やイオンファンタジーが急騰し「電力株」も高い
7日後場は、四半期決算の発表ラッシュがトヨタ自動車<7203>(東1)の本日大引け後でヤマを越えたあと、物色対象が定まらないとの見方があり、手がかり難の様子。東証1部の売買代金1位、2位は前場と同じ顔ぶれとなり、グリー<3632>(東1)が1位で0.2%高、JT<2914>(東1)が2位で5.5%高。3位には、話題株や活況銘柄が少ないときに登場するメガバンクが顔を出し、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)の1.3%高。
「電力株」が東証33業種別指数の中で値上がり率トップの2.76%高となり、構成銘柄の中で値上がり率の高い順は、東北電力<9506>(東1)の5.3%高、北陸電力<9505>(東1)の4.9%高、関西電力<9503>(東1)の4.8%高、など。豪雪による電力需要の増加や関西電力の大飯原発の再稼働の可能性などがいわれていた。東京電力<9501>(東1)は0.5%安。
東証1部の値上がり率1位は前引けと同じ明治海運<9115>(東1)となりバルチック海運指数の1カ月ぶり反発を材料に21.9%高だが前引けの25.0%ストップ高からは売り買い交錯に転換、2位には前場3位のツカモトコーポレーション<8025>(東1)が入り昨日の値上がり率1位に続き仕手性を増し大幅続伸15.9%高、3位には福島銀行<8562>(東1)の13.7%高が入り株価2ケタの手軽さと第4次補正予算案が参議院で8日採決と伝えられたことを材料に高値更新の13.7%高。
極東開発工業<7226>(東1)は昨日の業績予想・配当予想の増額修正を材料に高値更新の10.5%高、TAC<4319>(東1)は朝に四半期決算の事業概況を発表したことを材料に仕手性再燃し10.1%高。
イオンファンタジー<4343>(東1)は午後発表の月次動向を好感し高値更新の2.7%高、大正製薬ホールディングス<4581>(東1)はインフルエンザ関連との見方があり高値更新の0.6%高となった。
「電力株」が東証33業種別指数の中で値上がり率トップの2.76%高となり、構成銘柄の中で値上がり率の高い順は、東北電力<9506>(東1)の5.3%高、北陸電力<9505>(東1)の4.9%高、関西電力<9503>(東1)の4.8%高、など。豪雪による電力需要の増加や関西電力の大飯原発の再稼働の可能性などがいわれていた。東京電力<9501>(東1)は0.5%安。
東証1部の値上がり率1位は前引けと同じ明治海運<9115>(東1)となりバルチック海運指数の1カ月ぶり反発を材料に21.9%高だが前引けの25.0%ストップ高からは売り買い交錯に転換、2位には前場3位のツカモトコーポレーション<8025>(東1)が入り昨日の値上がり率1位に続き仕手性を増し大幅続伸15.9%高、3位には福島銀行<8562>(東1)の13.7%高が入り株価2ケタの手軽さと第4次補正予算案が参議院で8日採決と伝えられたことを材料に高値更新の13.7%高。
極東開発工業<7226>(東1)は昨日の業績予想・配当予想の増額修正を材料に高値更新の10.5%高、TAC<4319>(東1)は朝に四半期決算の事業概況を発表したことを材料に仕手性再燃し10.1%高。
イオンファンタジー<4343>(東1)は午後発表の月次動向を好感し高値更新の2.7%高、大正製薬ホールディングス<4581>(東1)はインフルエンザ関連との見方があり高値更新の0.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:28
| 市況・概況
【株式市場】決算発表のヤマ越えたあとの物色対象定まらず小動き
■東証1部銘柄は46%が高い
7日後場の東京株式市場は、全般小反落のまま小動き。本日の大引け後に四半期決算の発表を予定するトヨタ自動車<7203>(東1)で決算発表ラッシュのヤマを通過し、次の物色テーマが定まらないとの見方があり、手がかり難の雰囲気。なかで、運賃市況を材料に商船三井<9104>(東1)が連日の戻り高値、明治海運<9115>(東1)が約22%高で値上がり率1位など、海運株が軒並み高。東証1部の値上がり銘柄数は770銘柄(約46%)だった。
日経平均は小反落。後場は8887円19銭(42円01銭安)まで軟化する場面があり、大引けは8917円52銭(11円68銭安)。
東証1部の出来高概算は、21億3570万株、売買代金は1兆1151億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は770(前引けは763)銘柄、値下がり銘柄数は736(前引けは678)銘柄。
また、東証33業種別指数は25業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、海運、金属製品、鉄鋼、食料品、石油・石炭、その他製品、不動産、化学、銀行、ガラス・土石、など。
一方、値下がり率上位の業種は、鉱業、水産・農林、機械、ゴム製品、建設、非鉄金属、などだった。
7日後場の東京株式市場は、全般小反落のまま小動き。本日の大引け後に四半期決算の発表を予定するトヨタ自動車<7203>(東1)で決算発表ラッシュのヤマを通過し、次の物色テーマが定まらないとの見方があり、手がかり難の雰囲気。なかで、運賃市況を材料に商船三井<9104>(東1)が連日の戻り高値、明治海運<9115>(東1)が約22%高で値上がり率1位など、海運株が軒並み高。東証1部の値上がり銘柄数は770銘柄(約46%)だった。
日経平均は小反落。後場は8887円19銭(42円01銭安)まで軟化する場面があり、大引けは8917円52銭(11円68銭安)。
東証1部の出来高概算は、21億3570万株、売買代金は1兆1151億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は770(前引けは763)銘柄、値下がり銘柄数は736(前引けは678)銘柄。
また、東証33業種別指数は25業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、海運、金属製品、鉄鋼、食料品、石油・石炭、その他製品、不動産、化学、銀行、ガラス・土石、など。
一方、値下がり率上位の業種は、鉱業、水産・農林、機械、ゴム製品、建設、非鉄金属、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:41
| 市況・概況
【銘柄フラッシュ】海運株が軒並み高く明治海運が急騰しTACも再騰
7日前場は、業績予想と配当見込みの増額を昨日発表したJT<2914>(東1)が5.2%高の40万5500円(2万円高)となり、東証1部の売買代金2位の活況で値上がり幅は1位。売買代金1位は昨日に続きグリー<3632>(東1)となり0.2%高だが続伸。ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は代金3位で0.3%高。
バルチック海運指数が34営業日ぶりに高くなったと伝えられ、「海運株」指数が東証33業種の中で値上がり率1位。日本郵船<9101>(東1)が3.3%高、商船三井<9104>(東1)は4.1%高、川崎汽船<9107>(東1)は3.9%高で各々連日戻り高値を更新。
東証1部の値上がり率1位は明治海運<9115>(東1)の80円高25.0%ストップ高となり海運株物色に乗り再騰、2位も共栄タンカー<9130>(東1)の16.3%高となり仕手性発揮し再動意、3位にはツカモトコーポレーション<8025>(東1)の15.9%高が入り昨日の値上がり率1位に続き仕手性を増し大幅続伸。
TAC<4319>(東1)は四半期決算の事業概況を朝発表したことを材料に再騰し15.4%高。新日本無線<6911>(東1)は日清紡ホールディングス<3105>(東1)グループでの事業再編の思惑などがあるとされて再動意の8.9%高となった。
バルチック海運指数が34営業日ぶりに高くなったと伝えられ、「海運株」指数が東証33業種の中で値上がり率1位。日本郵船<9101>(東1)が3.3%高、商船三井<9104>(東1)は4.1%高、川崎汽船<9107>(東1)は3.9%高で各々連日戻り高値を更新。
東証1部の値上がり率1位は明治海運<9115>(東1)の80円高25.0%ストップ高となり海運株物色に乗り再騰、2位も共栄タンカー<9130>(東1)の16.3%高となり仕手性発揮し再動意、3位にはツカモトコーポレーション<8025>(東1)の15.9%高が入り昨日の値上がり率1位に続き仕手性を増し大幅続伸。
TAC<4319>(東1)は四半期決算の事業概況を朝発表したことを材料に再騰し15.4%高。新日本無線<6911>(東1)は日清紡ホールディングス<3105>(東1)グループでの事業再編の思惑などがあるとされて再動意の8.9%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:15
| 市況・概況
【株式市場】為替介入の効果に模様ながめ気分ありトヨタ自動車など上げ一服
■東証1部銘柄は45%が高い
7日前場の東京株式市場は、全般小反落。財務省が朝発表した2011年10〜12月の為替介入実績では「覆面介入」を繰り返していたことが明らかになったものの、一時円高が進行したため、円高の再燃を警戒する雰囲気。昨日急伸したニコン<7731>(東1)が小反落となり、トヨタ自動車<7203>(東1)は本日決算発表を予定することもあり模様ながめ軟調。東証1部の値上がり銘柄数は763銘柄(約45%)だった。
日経平均は小反落。朝方8902円64銭(26円56銭安)まで下げたあとは小動きに転じ、前引けは8913円44銭(15円76銭安)。
東証1部の出来高概算は、10億726万株、売買代金は5296億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は763銘柄、値下がり銘柄数は678銘柄。
また、東証33業種別指数は22業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、金属製品、電力・ガス、鉄鋼、食料品、ガラス・土石、その他製品、倉庫・運輸、など。
一方、値下がり率上位の業種は、水産・農林、ゴム製品、建設、輸送用機器、情報・通信、機械、などだった。
7日前場の東京株式市場は、全般小反落。財務省が朝発表した2011年10〜12月の為替介入実績では「覆面介入」を繰り返していたことが明らかになったものの、一時円高が進行したため、円高の再燃を警戒する雰囲気。昨日急伸したニコン<7731>(東1)が小反落となり、トヨタ自動車<7203>(東1)は本日決算発表を予定することもあり模様ながめ軟調。東証1部の値上がり銘柄数は763銘柄(約45%)だった。
日経平均は小反落。朝方8902円64銭(26円56銭安)まで下げたあとは小動きに転じ、前引けは8913円44銭(15円76銭安)。
東証1部の出来高概算は、10億726万株、売買代金は5296億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は763銘柄、値下がり銘柄数は678銘柄。
また、東証33業種別指数は22業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、金属製品、電力・ガス、鉄鋼、食料品、ガラス・土石、その他製品、倉庫・運輸、など。
一方、値下がり率上位の業種は、水産・農林、ゴム製品、建設、輸送用機器、情報・通信、機械、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:46
| 市況・概況
2012年02月06日
【株式市場を検証】前週末の米国株高を好感して買い優勢、戻り歩調の可能性
【日経平均株価、TOPIXともに反発】
■東証1部市場の売買代金は5営業日連続で1兆円を上回る
6日は、日経平均株価が前日比97円27銭(1.10%)高の8929円20銭となり反発した。TOPIXは前日比9.16ポイント(1.20%)高の769.85となり反発した。日経平均株価の日中値幅は32円38銭にとどまり膠着感を強めたが、前週末3日の米国株式市場が大幅上昇した流れを受けて買いが優勢だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆2134億円となり、前週末3日の1兆2612億円に比べて減少したが、5営業日連続で1兆円を上回った。
前週末3日の米国株式市場は大幅上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比156ドル82セント(1.23%)高の1万2862ドル23セントと大幅反発し、08年5月以来の高値水準に回復した。米1月雇用統計や米1月ISM非製造業景況指数の大幅改善を好感した。S&P500株価指数は前日比1.46%高と大幅に3営業日続伸した。
またナスダック総合株価指数は前日比1.61%高の2905.66と大幅に4営業日続伸し、00年12月以来の水準に回復した。
米1月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比24.3万人増加となり、12月改定値の同20.3万人増加に比べて4.0万人増加して市場予想を大幅に上回った。失業率は8.3%となり、12月の8.5%に比べて0.2ポイント低下して市場予想以上に改善した。米1月ISM非製造業景況指数は56.8となり、12月改定値の53.0に比べて上昇して市場予想も上回った。米1月製造業新規受注は前月比1.1%増加となり、12月改定値の同2.2%に比べて減速して市場予想も下回ったが、2カ月連続で増加したことが好感された。
こうした流れを受けて日経平均株価は前日比108円06銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き370万株の売り越し観測だった。買い一巡後は伸び悩み、寄り付き付近の狭いレンジでモミ合う展開となった。また午前の終盤には上昇幅をやや縮小する展開となった。アジアの主要株式市場の上昇は支援材料だったが、高値警戒感もあって戻り待ちの売りに押される展開となった。外国為替市場のユーロ・円相場がやや円高方向に傾いたことも弱材料視された。
午後に入ると、寄り付き直後に日経平均株価はこの日の高値圏に値を戻す場面もあった。しかし積極的に上値を追う動きは見られず、再び8900円台前半でモミ合う展開となった。結局、日経平均株価はこの日の安値圏で取引を終了した。しかし終値で10月31日(8988円39銭)以来となる8900円台を回復した。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1145(全体の68%)、値下がり銘柄396(全体の24%)だった。セクター別には、機械、自動車、総合商社、メガバンク、証券、保険、そして小売やSNS・ゲーム関連の一角の上昇が目立った。一方で海運や情報通信などがやや軟調だった。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、2位のパナソニック(6752)、9位のニコン(7731)の大幅上昇が目立った。
また1位のグリー(3632)、3位のトヨタ自動車(7203)、5位のキヤノン(7751)、6位の三菱UFJFG(8306)、7位のコマツ(6301)、8位のみずほFG(8411)、10位のソニー(6758)、11位のディー・エヌ・エー(2432)、12位の三井住友FG(8316)、13位のホンダ(7267)、14位のファナック(6954)、15位の野村HD(8604)、16位の日産自動車(7201)も上昇した。
一方で、4位の東京エレクトロン(8035)は受注の先行き見通し不透明感が嫌気されて大幅下落した。また17位のシャープ(6753)、18位のソフトバンク(9984)も下落した。
取引時間中は戻り待ちの売りにやや押される形となったが、終値ベースで見ると、日経平均株価は1月25日の8883円69銭を上回り、TOPIXは1月25日の767.40を上回った。いずれも1月25日に付けた直近の戻り高値を上抜いた。日経平均株価で見れば8800円台固めが完了して上放れた形だろう。東証1部市場の売買代金も5営業日連続で1兆円を上回り、昨年12月に比べて増加傾向である。
決算で波乱がなければ、戻り歩調の展開が期待されるだろう。週後半には主要企業の11年4〜12月期決算発表がほぼ一巡するため、やや手掛かり材料難となる可能性もあるが、来期(13年3月期)を見据えたファンダメンタルズ面を意識した展開も考慮しておきたい。
■東証1部市場の売買代金は5営業日連続で1兆円を上回る
6日は、日経平均株価が前日比97円27銭(1.10%)高の8929円20銭となり反発した。TOPIXは前日比9.16ポイント(1.20%)高の769.85となり反発した。日経平均株価の日中値幅は32円38銭にとどまり膠着感を強めたが、前週末3日の米国株式市場が大幅上昇した流れを受けて買いが優勢だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆2134億円となり、前週末3日の1兆2612億円に比べて減少したが、5営業日連続で1兆円を上回った。
前週末3日の米国株式市場は大幅上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比156ドル82セント(1.23%)高の1万2862ドル23セントと大幅反発し、08年5月以来の高値水準に回復した。米1月雇用統計や米1月ISM非製造業景況指数の大幅改善を好感した。S&P500株価指数は前日比1.46%高と大幅に3営業日続伸した。
またナスダック総合株価指数は前日比1.61%高の2905.66と大幅に4営業日続伸し、00年12月以来の水準に回復した。
米1月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比24.3万人増加となり、12月改定値の同20.3万人増加に比べて4.0万人増加して市場予想を大幅に上回った。失業率は8.3%となり、12月の8.5%に比べて0.2ポイント低下して市場予想以上に改善した。米1月ISM非製造業景況指数は56.8となり、12月改定値の53.0に比べて上昇して市場予想も上回った。米1月製造業新規受注は前月比1.1%増加となり、12月改定値の同2.2%に比べて減速して市場予想も下回ったが、2カ月連続で増加したことが好感された。
こうした流れを受けて日経平均株価は前日比108円06銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き370万株の売り越し観測だった。買い一巡後は伸び悩み、寄り付き付近の狭いレンジでモミ合う展開となった。また午前の終盤には上昇幅をやや縮小する展開となった。アジアの主要株式市場の上昇は支援材料だったが、高値警戒感もあって戻り待ちの売りに押される展開となった。外国為替市場のユーロ・円相場がやや円高方向に傾いたことも弱材料視された。
午後に入ると、寄り付き直後に日経平均株価はこの日の高値圏に値を戻す場面もあった。しかし積極的に上値を追う動きは見られず、再び8900円台前半でモミ合う展開となった。結局、日経平均株価はこの日の安値圏で取引を終了した。しかし終値で10月31日(8988円39銭)以来となる8900円台を回復した。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1145(全体の68%)、値下がり銘柄396(全体の24%)だった。セクター別には、機械、自動車、総合商社、メガバンク、証券、保険、そして小売やSNS・ゲーム関連の一角の上昇が目立った。一方で海運や情報通信などがやや軟調だった。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、2位のパナソニック(6752)、9位のニコン(7731)の大幅上昇が目立った。
また1位のグリー(3632)、3位のトヨタ自動車(7203)、5位のキヤノン(7751)、6位の三菱UFJFG(8306)、7位のコマツ(6301)、8位のみずほFG(8411)、10位のソニー(6758)、11位のディー・エヌ・エー(2432)、12位の三井住友FG(8316)、13位のホンダ(7267)、14位のファナック(6954)、15位の野村HD(8604)、16位の日産自動車(7201)も上昇した。
一方で、4位の東京エレクトロン(8035)は受注の先行き見通し不透明感が嫌気されて大幅下落した。また17位のシャープ(6753)、18位のソフトバンク(9984)も下落した。
取引時間中は戻り待ちの売りにやや押される形となったが、終値ベースで見ると、日経平均株価は1月25日の8883円69銭を上回り、TOPIXは1月25日の767.40を上回った。いずれも1月25日に付けた直近の戻り高値を上抜いた。日経平均株価で見れば8800円台固めが完了して上放れた形だろう。東証1部市場の売買代金も5営業日連続で1兆円を上回り、昨年12月に比べて増加傾向である。
決算で波乱がなければ、戻り歩調の展開が期待されるだろう。週後半には主要企業の11年4〜12月期決算発表がほぼ一巡するため、やや手掛かり材料難となる可能性もあるが、来期(13年3月期)を見据えたファンダメンタルズ面を意識した展開も考慮しておきたい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:00
| 市況・概況
【注目のリリース】スズキは3月通期の予想を売上高のみ小幅減額修正
■純利益は10.7%増など据え置く
スズキ<7269>(東1)は6日の大引け後、第3四半期決算(4〜12月)を発表。3月通期の連結業績予想は、売上高のみ小幅減額修正し、各段階の利益予想は増益のまま据え置いた。3月通期の連結売上高は2兆6600億円から2兆5000億円(前期比4.1%減)としたものの、営業利益は1100億円(同2.9%増)、純利益は500億円(同10.7%増)。下期(10〜3月)の為替前提は、1ドル75円、1ユーロ105円。
関連報道では、インドでの4輪事業に関して、7割以上の顧客がローンで購入するため、金利上昇の影響がエントリーレベルの顧客に出ているとの幹部発言が伝えられた。ロイター通信によるアナリスト15人が過去90日間に出した3月通期の連結営業利益の予測平均値は1193億円で、会社予想はこれを7.8%下回ったとした。
株価は昨年9月の1468円で下げ止まり、1500円前後から1700円前後で推移。1月下旬から上向き、出直り基調を強め、本日1818円(前日比41円高)まで上げて出直り相場の高値に進んだ。1800円台は昨年8月以来となった。
スズキ<7269>(東1)は6日の大引け後、第3四半期決算(4〜12月)を発表。3月通期の連結業績予想は、売上高のみ小幅減額修正し、各段階の利益予想は増益のまま据え置いた。3月通期の連結売上高は2兆6600億円から2兆5000億円(前期比4.1%減)としたものの、営業利益は1100億円(同2.9%増)、純利益は500億円(同10.7%増)。下期(10〜3月)の為替前提は、1ドル75円、1ユーロ105円。
関連報道では、インドでの4輪事業に関して、7割以上の顧客がローンで購入するため、金利上昇の影響がエントリーレベルの顧客に出ているとの幹部発言が伝えられた。ロイター通信によるアナリスト15人が過去90日間に出した3月通期の連結営業利益の予測平均値は1193億円で、会社予想はこれを7.8%下回ったとした。
株価は昨年9月の1468円で下げ止まり、1500円前後から1700円前後で推移。1月下旬から上向き、出直り基調を強め、本日1818円(前日比41円高)まで上げて出直り相場の高値に進んだ。1800円台は昨年8月以来となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 18:48
| 市況・概況
【銘柄フラッシュ】TOBのIHI運搬機やアップが急伸しニコンは一段高
6日後場は、引き続きパナソニック<6752>(東1)が東証1部の売買代金2位の活況で6.3%高となり、前引けの7.2%高からは上げ一服となったものの売買活発。売買代金1位は前引けに続きグリー<3632>(東1)となり1.6%高。
IHI<7013>(東1)によるTOB(株式の公開買付)の石川島建材工業<5276>(東2)はTOB価格175円まで一気に上げて売買交錯。IHI運搬機械<6321>(東2)はTOB価格670円に向けて16.4%ストップ高の568円(80円高)。
ベネッセホールディングス<9783>(大1)によるTOBが2月1日から始まった学習塾のアップ<9630>(東2)はTOB価格1050円に向け昨日まで3日連続ストップ高。本日は東証が臨時に制限値幅を拡大(ストップ高のみ)としたためTOB価格に到達し、一時2円上回る1047円があった。
東証1部の値上がり率1位は前引けに続きツカモトコーポレーション<8025>(東1)の29.8%高となり1月末発表の決算を材料に前売買日のストップ高に続き大幅高、2位も前引けと同じ恋愛ゲームのボルテージ<3639>(東1)となり業績予想の増額と東証の貸借銘柄指定を材料に18.2%高、3位には大末建設<1814>(東1)が入り株価2ケタの手軽さで1月中旬に続き再騰し高値更新の16.7%高。
IHI<7013>(東1)によるTOB(株式の公開買付)の石川島建材工業<5276>(東2)はTOB価格175円まで一気に上げて売買交錯。IHI運搬機械<6321>(東2)はTOB価格670円に向けて16.4%ストップ高の568円(80円高)。
ベネッセホールディングス<9783>(大1)によるTOBが2月1日から始まった学習塾のアップ<9630>(東2)はTOB価格1050円に向け昨日まで3日連続ストップ高。本日は東証が臨時に制限値幅を拡大(ストップ高のみ)としたためTOB価格に到達し、一時2円上回る1047円があった。
東証1部の値上がり率1位は前引けに続きツカモトコーポレーション<8025>(東1)の29.8%高となり1月末発表の決算を材料に前売買日のストップ高に続き大幅高、2位も前引けと同じ恋愛ゲームのボルテージ<3639>(東1)となり業績予想の増額と東証の貸借銘柄指定を材料に18.2%高、3位には大末建設<1814>(東1)が入り株価2ケタの手軽さで1月中旬に続き再騰し高値更新の16.7%高。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:22
| 市況・概況
【株式市場】全般堅調だがソニーやパナソニックなど伸び悩む
■東証1部銘柄は68%が高い
6日後場の東京株式市場は、前場上げたまま高値もちあい。米国の失業率の改善に続き、中国株式も堅調推移と伝えられ、全般強気ムード。ただ、ギリシャの債務問題を巡るEUの協議に引き続き不透明感があるとの見方もあり、今期の赤字予想を消化済みとして上げたパナソニック<6752>(東1)やソニー<6758>(東1)は前場の高値を抜けずに一進一退。キヤノン<7751>(東1)はジリ高を続けたものの上げっぷりは一服気味。東証1部の値上がり銘柄数は1145銘柄(約68%)だった。
日経平均は堅調反発。後場は高値もちあい気味になり、前場の高値8949円32銭(117円39銭高)を抜けずに小動き。大引けは8929円20銭(97円27銭高)だった。
東証1部の出来高概算は、21億8311万株、売買代金は1兆2135億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は1145(前引けは1091)銘柄、値下がり銘柄数は396(前引けは391)銘柄。
また、東証33業種別指数は26業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、精密機器、証券・商品先物、輸送用機器、非鉄金属、機械、保険、ゴム製品、鉄鋼、空運、その他金融、ガラス・土石、金属製品、など。
一方、値下がりした業種は、鉱業、パルプ・紙、水産・農林、医薬品、海運、などだった。
6日後場の東京株式市場は、前場上げたまま高値もちあい。米国の失業率の改善に続き、中国株式も堅調推移と伝えられ、全般強気ムード。ただ、ギリシャの債務問題を巡るEUの協議に引き続き不透明感があるとの見方もあり、今期の赤字予想を消化済みとして上げたパナソニック<6752>(東1)やソニー<6758>(東1)は前場の高値を抜けずに一進一退。キヤノン<7751>(東1)はジリ高を続けたものの上げっぷりは一服気味。東証1部の値上がり銘柄数は1145銘柄(約68%)だった。
日経平均は堅調反発。後場は高値もちあい気味になり、前場の高値8949円32銭(117円39銭高)を抜けずに小動き。大引けは8929円20銭(97円27銭高)だった。
東証1部の出来高概算は、21億8311万株、売買代金は1兆2135億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は1145(前引けは1091)銘柄、値下がり銘柄数は396(前引けは391)銘柄。
また、東証33業種別指数は26業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、精密機器、証券・商品先物、輸送用機器、非鉄金属、機械、保険、ゴム製品、鉄鋼、空運、その他金融、ガラス・土石、金属製品、など。
一方、値下がりした業種は、鉱業、パルプ・紙、水産・農林、医薬品、海運、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:46
| 市況・概況
【銘柄フラッシュ】ボルテージが急伸し赤字拡大のソニーやパナソニックも高い
6日前場は、米国の失業率改善、NY株式の156ドル高、対ユーロでの円安定などを好感し、前週の四半期決算で赤字予想を大幅に拡大したパナソニック<6752>(東1)が東証1部の売買代金2位、出来高4位の活況になり7.2%高。ソニー<6758>(東1)も4.1%高。売買代金1位はグリー<3632>(東1)となり1.5%高。
電気料金の値上げに東京都や企業からの難色や困惑が伝えられた東京電力<9501>(東1)は1円安の200円で0.5%安。指名停止問題が尾を引く三菱電機<6503>(東1)は朝方3%高まで上げたものの、前引けは1円安の671円で0.2%安。
東証1部の値上がり率1位はツカモトコーポレーション<8025>(東1)の26.0%高となり1月末発表の決算を材料に前売買日のストップ高に続き大幅高、2位は恋愛ゲームのボルテージ<3639>(東1)となり業績予想の増額と東証の貸借銘柄指定を材料に17.6%高、3位は東天紅<8181>(東1)の17.0%高となり仕手色を強めて再騰し急出直り。
エフテック<7212>(東1)は3日の四半期決算を材料に急伸し戻り高値の12.0%高、ニコン<7731>(東1)も四半期決算と業績予想の増額を好感し10.5%高、もしもしホットライン<4708>(東1)も四半期決算と業績予想の増額を好感し9.2%高となった。
電気料金の値上げに東京都や企業からの難色や困惑が伝えられた東京電力<9501>(東1)は1円安の200円で0.5%安。指名停止問題が尾を引く三菱電機<6503>(東1)は朝方3%高まで上げたものの、前引けは1円安の671円で0.2%安。
東証1部の値上がり率1位はツカモトコーポレーション<8025>(東1)の26.0%高となり1月末発表の決算を材料に前売買日のストップ高に続き大幅高、2位は恋愛ゲームのボルテージ<3639>(東1)となり業績予想の増額と東証の貸借銘柄指定を材料に17.6%高、3位は東天紅<8181>(東1)の17.0%高となり仕手色を強めて再騰し急出直り。
エフテック<7212>(東1)は3日の四半期決算を材料に急伸し戻り高値の12.0%高、ニコン<7731>(東1)も四半期決算と業績予想の増額を好感し10.5%高、もしもしホットライン<4708>(東1)も四半期決算と業績予想の増額を好感し9.2%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:15
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【株式市場】NY株の大幅高を好感し今期赤字のパナソニックなども堅調
■東証1部銘柄は65%が高い
6日前場の東京株式市場は、東証1部の値上がり銘柄数が1000銘柄を超え全般堅調。NY株式が失業率の改善を映して156ドル高となり、対ユーロでの円相場も安定したため、トヨタ自動車<7203>(東1)が戻り高値に進んだほか、前週の四半期決算で赤字予想を拡大したパナソニック<6752>(東1)は7.1%高の642円(43円高)、ソニー<6758>(東1)も4.1%高の1494円(59円高)となった。東証1部の値上がり銘柄数は1091銘柄(約65%)だった。
日経平均は反発。始値から1月25日以来の8900円台を回復し、一時8949円32銭(117円39銭高)まで上昇。前引けは8924円98銭(93円05銭高)だった。
東証1部の出来高概算は、12億24万株、売買代金は6248億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は1091銘柄、値下がり銘柄数は391銘柄。
また、東証33業種別指数は27業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、精密機器、証券・商品先物、輸送用機器、保険、機械、非鉄金属、ゴム製品、鉄鋼、ガラス・土石、不動産、など。
一方、値下がりした業種は、パルプ・紙、鉱業、水産・農林、医薬品、などだった。
6日前場の東京株式市場は、東証1部の値上がり銘柄数が1000銘柄を超え全般堅調。NY株式が失業率の改善を映して156ドル高となり、対ユーロでの円相場も安定したため、トヨタ自動車<7203>(東1)が戻り高値に進んだほか、前週の四半期決算で赤字予想を拡大したパナソニック<6752>(東1)は7.1%高の642円(43円高)、ソニー<6758>(東1)も4.1%高の1494円(59円高)となった。東証1部の値上がり銘柄数は1091銘柄(約65%)だった。
日経平均は反発。始値から1月25日以来の8900円台を回復し、一時8949円32銭(117円39銭高)まで上昇。前引けは8924円98銭(93円05銭高)だった。
東証1部の出来高概算は、12億24万株、売買代金は6248億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は1091銘柄、値下がり銘柄数は391銘柄。
また、東証33業種別指数は27業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、精密機器、証券・商品先物、輸送用機器、保険、機械、非鉄金属、ゴム製品、鉄鋼、ガラス・土石、不動産、など。
一方、値下がりした業種は、パルプ・紙、鉱業、水産・農林、医薬品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:50
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